節分祭の吉田神社を後にして、京大正門から北門へ抜け、今出川通にあるカフェ進々堂や百万遍知恩寺へ。


2015年2月3日(火)ときどき節分

節分祭で賑わう吉田神社の帰り道。
露店の隙間、参道に面した京都大学(本部・吉田キャンパス)の正門前です。
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時計台前あたりから吉田神社の鳥居が見えます。
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ここから構内を北門に抜けて今出川通に出ます。
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前総長新城博士像です。キョロキョロ…しながら歩いています。
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ん。前方に「37 工学部土木工学教室本館」が。
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うん。北門が見えてきました。
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今出川通を渡って撮影した北門。
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徒歩3分ほどで「カフェ進々堂 京大北門前」に到着。
新潮文庫『森見登美彦の京都ぐるぐる案内』 amazon を読んで行ってみようと思っていた…
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森見さんの作品『夜は短し歩めよ乙女』 amazon にも登場するカフェです。

 やがて私は喫茶「進々堂」までやって来ました。
 緊張しながら喫茶店の硝子扉を押し開けると、
別世界のように温かくて柔らかい空気が私を包みました。
薄暗い店内には、黒光りする長テーブルを挟んで人々が語り合う声、匙で珈琲をまぜる音、
本のページをめくる音が充ちています。


ほぅ。描写通りながら、話し声がまばらで想像以上に閑静な店内でまず目に飛び込むのは…
木工芸の人間国宝になった黒田辰秋が若い頃に手がけた8組のテーブル群と同じ長さのイスがズラリ。
ナラ材の木目の美しさを引き出す「拭漆」という手法で仕上げた長さ約2メートル、幅74センチ。

お店のお兄さんに「お好きな席にどうぞ」と言われ、
奥に進もうかとも思ったけれど、先客がぽつぽつ見えたので、
今出川通が見える扉近くの窓際の空席に座ることにした。よっ!と長イスを跨いで着席。
写真撮影NGなので感想などを少し。
オーダーは森見さんの真似をして「ミルク入り珈琲」と「バタートースト」。
「ミルク入り珈琲」にはスプーンに角砂糖が2つ載って出てきた。量はやや少なめ。
ひさしぶりに食べた「バタートースト」は2枚。お腹が空いていたのでペロリ。
お皿に敷いてあったナプキンを捲ると、サケを狙うクマの可愛いイラストが

近くの席で脇目も振らずひとり勉強している女子大生の背中を眺めていた。
若い頃に勉強することの大切さに気づかなかった私はおバカさん。
平日の午後ということもあってか、ゆるやかな雰囲気が漂い、BGMもなくただ静かに時が流れていく。
ここでゆっくり読書などもしてみたいけど、新幹線の発車時刻も迫りつつあり…
今日のところは森見さんの世界をちょっと覗けたことに満足して「進々堂」を出たのだった。


進々堂の近所に「百万遍知恩寺」。
法然上人の念仏道場で、知恩院とともに浄土宗の由緒ある古寺。浄土宗七大本山のひとつ。
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寺宝は常時宝物館で展示。
墓地には、徳川の忠臣・鳥居元忠の首塚や絵師の土佐光起など著名人の墓も多い。
4月の法然上人御忌大会には円周110m、重さ320圓瞭本最大級の大念珠で
「百万遍大念珠繰り」が行われることでも知られる。

時間に余裕がないので、いつか再訪してゆっくり拝観させていただきます、と、
境内の参道からそっと掌を合わせる。
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こちらは京大百万遍門。
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百万遍交差点」。
都で疫病が流行った1331(元弘元)年のこと。
知恩院の住職だった空圓(くうえん)上人が7日間100万回の念仏を唱えたところ疫病が治まったという。
その功績により後醍醐天皇から「百万遍」の称号を与えられ、このあたりの地名「百万遍」の名の由来に。
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京阪線「出町柳」駅から「京阪七条」駅に向かいます。
七条からJR京都駅までの道のりはタクシーを拾うつもり。

5泊6日の冬の京旅に終わりが近づいています。
毎日のように雪がちらつく寒い日々でしたが、行く先々でいろんなことを学んだ実りの❝冬❞でありました。