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朝倉都知事宛ての脅迫状が届いた翌日、都営地下鉄トンネルで爆破事件が起きた。
コナンの機転で都知事含めケガ人を出すことはなかったが、支持の高かった都知事は何故狙われたのか。
都知事の経歴を調べるうちに、コナンは都知事がかつて国交省大臣時代に建設したダムに目を付けた。
ダムを造るために移転した北ノ沢村へとコナンたちは向かう。
ダムの街・北ノ沢村へと忍び寄る危機にコナンが立ち向かう劇場版15周年記念作。


さて劇場版コナン。
今年であっさり15周年の劇場版。
あれ、ついこの間10周年やってなかったっけ…と思うのは年をとった証拠でしょうか。
ここ数年は毎年思うんだが、いくつになってもコナンだけはやめられませんということなんでしょうけども。
なんかもう今更だけどテレビでロストシップやってたのを皮切りにしてコナンブームがまた来てますので、コナン検定やってみたりしてるんですけども。
この間71巻買うのすっかり忘れてたみたいでつい最近買いました(こんなんでブーム来てるといえるのか私)。
あとセブンでキャンペーンやってたのがほしかったんですよね。
過去の作品のピンバッチみたいなのが当たるやつ。
意外とあのピンバッチはかっこよくて侮れないんだが、キャンペーン期間が4月いっぱいなのでもう無理だなぁ。
近くにセブンがないっていうのが致命的だった。。。

今年の劇場版は、もしかしたら上映できるのかできないのかというところがあったように、私も思いました。
指摘されている方もいると思いますが、今回の震災を思い起こさせるもの、その他災害に触れるシーンが何度も出てきているので。
ナイーブな人はそのあたり気をつけたほうがいいと思いますね。

しっかしまー、ド派手だった!
無茶苦茶・ド派手劇場版推進派の私としては大満足。
むしろド派手すぎて逆に心配(笑)。
映画館で観なければ魅力4分の3減の作品だと思います。
以下ネタバレ
初っ端から高速道路を逆走するコナンのスケボーが唸りをあげ、地下鉄は爆破されて地上に突っ込み蛇行しながら間一髪、一般道に落ちるのを免れる。
オープニングがこれだけ迫力ある作品て過去のシリーズ見てもなかったんじゃないかな。
スケボー大活躍なのは個人的に大好物なのですが、それでもあの逆走は怖すぎます(笑)。
あと、今回の震災で災害というものがやはりこれまでより身近になっているので、制御しきれない地下鉄が高速道路のカーブに突っ込んでいく姿は福知山線の脱線事故を思い起こさせます。
とにかく、いきなり大迫力のアクションから幕を開けたこの作品は都知事関連から半ばむりやり新潟の北ノ沢村へ。
まぁこの地下鉄爆破もちゃんと関係はしてるんですけどね。
ただ、このオープニングとラストに待ち受けるこれまたド迫力の「動」の展開に見合う「静」の展開があったかというと、正直そこはあまり思い出せない。
ミステリよりもアクション寄りの作りですし、どちらに重点を置いてほしいかと言われたら私は今回みたいにアクション系に重点を置いた映画のほうが好きなので別にいいんですけど。
でもねー、あと30分とまでは言わないから、やっぱり上映時間を長くできないかなぁと思うんですよね。
漆黒の追跡者のときも書きましたが、大人が観る邦画レベルの時間にならないと、もう限界だと思うんですよ私は。
今回推理したっけ?くらいの勢いだとさすがに本末転倒な気もするので。

まぁそれでも毎年楽しんでますけど。
今回とても印象的なシーンとして、元太と光彦がケンカし出したときにコナンが、一度口から出た言葉はもう戻せない、言葉は刃物だと言うシーンがあります。
これって以前漫画でも言っていたような記憶がありますが、大切なシーンですね今回も。
コナンは泣かない、警察はかっこよく、とか確かテーマがある作品ですが、このセリフもコナンを象徴するテーマなのかなぁと思います。

しかしラストの勢いはやっぱり色々な意味で凄かった。
ダムに爆弾仕掛けられる→爆発しちゃう→ダム決壊→移転した村水没の恐れ→コナンが雪崩を起こして水の流れを変えようとするって。
「無茶」ってレベルを軽く超えている(笑)。
それでもあのスピード感と超人っぷりは大好物。
今回スケボーが改造されターボ付きスノボになってまして、それで雪崩を起こすという離れ業をやってのけるコナンくんですが、いやまーすげぇことになってました。
そしてそのあとにタイトルの「15分」が効いてくる。
雪崩に飲み込まれたときのタイムリミットが15分というところから来ているタイトルらしいですが、まさに自らが起こした雪崩に飲み込まれたコナンを蘭が涙ながらに、そして皆が必死に探すところは何気に感動シーンです。
死なないのわかってるけどちょっと泣ける。
このシーンにタイトルが集約されていると思うので、その他の様々な「15」はあんまりいらないような気もする。

今回一番残念だったのは、エンディングが終わったあとのオチ。
ちょっと今回切れ味がなかったです。残念。
あとゲスト声優がミヤネ屋と戦場カメラマン。
昨年の意味わかんねー少年とは天と地の差あってそれはよかったのですが、別に刑事役で渡部氏出さなくても、とは思いますね。その後の元太と光彦のやりとりは的を射てよかったと思いますが(笑)。
そういえば今回アフレコ体験の子供も多かった気もします。
過去に例をみなかったド迫力映像といい、監督が変わったことの影響でしょうか。

そして無事、来年も劇場版16作目が公開されるようで。
来年は、ついにスタジアムが来ちゃいますか!?
国立爆破予告とか来ちゃいますか!?(勝手な妄想)
これは期待が高まってしまいます。