豆ブログ

クルマとレースと雑感と

ハイブリッドは、未来かあるいはイカルスか

1989年6月9日、まだユノディエールが二つのシケインによって3分割される前
時のザウバー・メルセデスC9は、予選で3分15秒04を記録しポールを奪った。

それから28年の歳月が過ぎた2017年6月15日、件のシケイン追加以外に
ガソリンにはエタノールが20%ほど混ざり、使用総量や瞬間流量の規制もされる中
小林可夢偉が駆るトヨタ TS-050ハイブリッドは3分14秒791でサルトを駆け抜けた。

2017_LM_TS-050
24時間レースにおいて予選順位がどこまで意味のあるものか分からないが
制限が幾重にもかけられたにもかかわらず、史上最速を刻んだのだ。

2.4リッターV6エンジンは、前後2基のMGUからのアシストを得ることで
化石燃料だけで走っているLMP2マシンは得られない平均速度を実現していた。
トップスピードはどちらも大差はないのに、1ラップで10秒もの差を築いたのは
ひとえにコーナーからの立ち上がりに秘密がある。
ちなみにライバルであるポルシェ919は、排気からの回生も利用しており
予選ではトヨタに負けたものの、こちらも3分17秒259と、前年を上回るタイムを刻んでいる。

そんなメーカーワークスによるハイブリッドの最新進化形が見られるのが
現在のル・マン24時間レースのトップカテゴリーLMP-1Hである。

手に入れた地上最速の技術は、乗用車におけるハイブリッドの可能性を
真っ先に鍛え上げる実験場で、ライバルと共に磨かれた珠玉のレベル。
火力発電所もかくやというほどの熱効率を追い求め、積み重ねたもの。
同時に、そのあまりの急速な進歩に、ル・マンにおわす勝利の女神は
警鐘が鳴らしたのかもしれない。そう感じざるを得ない今年のル・マンだった。

その秘密が詳らかに収録されているのが毎年の風物詩であるこの本。



決勝では、度重なるトラブルやアクシデントがLMP-1Hの2メーカー5台を襲い
真っ先にトラブルで優勝争いから去ったと思われたポルシェ2号車が
最終的には這い上がり、ル・マン3連覇を実現させた。

そんな死闘を繰り広げたトヨタとポルシェの両マシンのみならず
昨年、惜しくもこの世界を一旦は去ることになってしまった
アウディのR18についてまで、この書にあった事は嬉しい。
170415_audiR18_01

百花繚乱のLMP2、MR化した911RSRも含めた
現状のレーシングテクノロジーの先端を突っ走るWECの勢いを
これでもかと真空パックしてあるので、今はその興奮をそっと享受しよう。

まだ買ったばっかりなので全部は読めていませんが必読の一冊。略して必冊。

ほぼ1年ぶりのアテンザ燃費記録

長らくやっていなかったアテンザ君の燃費記録を更新しておきますね。
昨年6月からのほぼ一年分。

前回
2016/06/15_1057.9km_54.2L_19.5km/L(19.5)@86

今回
2016/08/12_1057.3km_54.2L_20.2km/L(19.5)@84
2016/10/10_725.9km_39.98L_18.1km/L(18.2)@82
2016/12/14_961.4km_52.6L_18.2km/L(19.0)@94
2017/02/12_918.0km_53.2L_17.2km/L(17.6)@92
2017/04/14_903.5km_53.1L_17.0km/L(17.7)@98 リコール2件対処(燃料系、トランクのダンパー)
2017/06/23_854.3km_52.2L_16.4km/L(16.5)@94

総距離 :5420.2km
総給油量:305.3L
燃料費:27781円
軽油単価:90.9円
期間内燃費:17.75km/L

こんな感じでした。
後半はロングドライブが少なく買い物のチョイ乗りが多かったので燃費が伸び悩みましたね。
1年で乗った距離としても従来よりもちょっと減っていますが
こうしてプロットするとやはり燃料費のかかり方と給油回数がだいぶ変わりましたね。

とりあえずこの週末に少し遠出をする予定なので、3年目を迎える8月後半には
もう少し距離が伸びてると思います。

そしてこの春、少しだけアテンザ君の見た目に手を加えました。
おとなし目の雰囲気を少しスポーティに。
つや消しアルミは今年のトロロッソインスパイアという感じです。

やっぱりこのラインだよね。
2017_atenza

そしてフロントにはエンブレムをつけようかと計画中です。
2017_atenza_emblem
XDのロゴね。

あとはホイールのガンメタ化(Lパッケージの高輝度塗装でも可)かな。

陽はまた昇る

2017_takuma_Indy500Win

ついにこの日が来た。
俺たちの佐藤琢磨が、またしてもモータースポーツの歴史にその名を刻んだ。

インディ500、日本人初優勝!

2012年のインディ500では、最終ラップで1位を走るダリオ・フランキッティに
仕掛けたもののスピン、クラッシュ。
その闘志は、詰めかけたアメリカの人たちの記憶に刻まれたものの
インディカーでの初優勝は翌年のロングビーチまで待つしかなかった。

そしてついに2017年、トップチームであるアンドレッティオートスポートに移籍。
インディアナポリスに来てからは、練習走行から上位につけ
予選も4位のセカンドロウ(インディ500は1列3台)
そして200周の決勝では、荒れる展開の中、粘り強く上位に食らいつき
最後のイエローコーションがとかれた残り13周からは
抜くか抜かれるかのシビアな展開にテレビの前で震えるしかなかったけど
この緊張感が得られるポジションって、それだけで素敵だよなぁ
昨年のWEC富士での可夢偉のラスト8分を思い出すような張りつめた時間でした。

ゴール後、マシンからの無線で、絶叫する琢磨の声は
91年のブラジルGPで母国優勝を果たしたアイルトン・セナを思い出すよう。
そもそも琢磨がこんなに絶叫するのを見たことなかったので
少し意外でしたが、それだけこの舞台が持つ意味が重かったんでしょう。

北朝鮮が弾道ミサイルを撃ったことで、今朝は話題がかき消されがちですが
とても元気なニュースが来てくれてうれしいです。
思わずオフィシャルTシャツを購入してしまいました。

そんなわけで、この歴史的な瞬間を、目撃できて幸せです。
琢磨、おめでとう!

ミニカーは出ることはわかっているので
ここは田宮かエブロが、マッハで商品化してくれると嬉しいんだけどな。

SSK4プロジェクト



しばらく書いていませんでしが、モーターファンイラストレーテッドの好調を受けてか
昨年から「モーターファン」が復活しました。モーターファン別冊モーターファン?
書籍界隈では、休刊などを目にすることが多くなっている中で
定期刊行される本が出てくるのは嬉しいことです。

2か月に1冊ずつ刊行される新制「モーターファン」ですが
編集スタッフの構成的にも、GENROQやオートスポーツなどの編集部も
混ざっていて、それぞれの得意分野が誌面上に集結した
三栄書房版アヴェンジャーズといった感じでしょうか。

そんな誌面の中で毎号楽しみに見ているのが「僕らが、作る。夢の軽スポーツカー」
俺たちの林さんこと、童夢の林みのる氏肝いりのプロジェクト
舞台裏を毎回追っている連載で、今回は童夢の制作ではなく
フヂイエンヂニアリングという鈴鹿にある会社。
制作のレポートを見ていると、かつての林さんの著作「童夢へ」を思い出す
昔ながらの雰囲気を感じさせながら、最新テクノロジーも織り交ぜている印象を持ちます。

軽規格というと、3400mm×1400mm×2000mm(全長×全幅×全高)の枠内。
毎号試行錯誤を繰り返していますが、どんな形で出来上がるのかとても楽しみです。
フヂエンのブログでもこのマシンについて触れられています。

出来上がったら鈴鹿でも京都でもいいので展示してほしいですね。
ぜひ観に行きたいですな( ^ρ^)

軽自動車の世界というと、K4GPも有名ですよね。
このレースに以前出ていた子紫電にはいつのまにか孫紫電なるものまで登場しているようです。
実際どのくらいの予算で出ているのかとか興味ありますね。

BDレコーダー、堕つ

BDR-T70

我が家のREC史上、燦然と輝くユーザビリティを誇った「PSX」を継ぐ存在として
2007年に購入したのがこのソニー BDZ-T70。

今にして思えばHDD容量も320GBと、心もとないのですが
F1をはじめとしたモータースポーツ、ドラマ、映画、アニメをはじめ
こどもたちが見る番組の連続録画と、大活躍してくれました。

この春、いつも利用しているJCOMから、セットトップボックスが
刷新されるという案内を受けて、新型に交換してもらったんですが
そこで導入されたセットトップボックスは
なんと3番組同時録画多機能も入った500GBHDD内蔵モデル。

裏の回線の取り回し等があって、このソニーBDレコーダーで
直接録る機会が減った矢先、気づくとLED文字表示に「SYSTEM ERROR」の文字
そして排気ファンが目いっぱいうなるという事態が発生。

電源長押しでひとまず再起動したものの、通常起動はしてくれず
リモコンの「見る」ボタンでできるクイック起動では何とか起動するという状態。
しかもそこからBDを焼いたり、録画したりしても数時間後には「SYSTEM ERROR」

10年働き続けてきてくれたので、もう寿命なのかもしれません。
10年前を振り返ると、2007年はスーパーアグリF1が2年目を迎えていた時。
スペインでの入賞、カナダでのアロンソぶち抜きなんて事がありました。

もうとんでもなく昔という印象さえある。

後継機についても色々悩ましいところですが
ひとまずはセットトップボックスでの録画でしのげそうなのでよく考えてみようと思います。

まずはお疲れ様でした。

フェイバリットWECマシンズ集結!

170415_audiR18_04
友人から誕生日プレゼントをいただきました。

2016年のル・マン24時間耐久レースで3位表彰台に上った
アウディR18 etron Quattro 8号車です。
とっても大好きな一台なのでめちゃうれしい!

170415_audiR18_07
特徴は何といってもこのナローアンドハイノーズ。
気流をまず床下に導きたいという意図が分かりやすいですね。

170415_audiR18_01
そして規定いっぱいまでボリュームを前方に伸ばしてきた
フロントの顔つきがル・マン仕様の特徴でもあります。

170415_audiR18_05
こうしてみるとわかりますが、フロントフェンダー後端に
サイドミラーが収まってます。
こういう些細な心遣いがマシン全体に及んでいるので
F1並に見どころ密度が高いのが近年のWECの人気の一つだったりしますね。

170415_919hybrid
これは2015年モデルのポルシェ919 hybrid富士ラウンド仕様。
今期の919はヘッドライト周りの造形が大型化して
これまでの「マッコウクジラ」から「エイ」っぽくなりましたが
この2015ミッドダウンフォースモデルが個人的には
最もきれいにまとまっていると思うWECマシンの一台かなと思い
手元に置いてあります。

170415_GT-RLMnismo
そして忘れられないもう一台がこれ。
2015年に現れては消えてしまったGT-R LM nismo。
(ちなみにこれも以前プレゼントでいただきました)

一応当初の目論見からすれば「フロントエンジン+モーター駆動」
「リアモーター駆動」という4WDにしたかったようですが
もろもろの準備不足もあって、ほぼモーターなしのFFマシンとして
24時間レースを戦い、散っていきました。

批判は多いと思いますが、個人的にはチャレンジングなマシンとして
大好きな一台です。日産からのル・マン撤退の報が出る2015年末には
アメリカでリアタイヤを太くしたマシンでテストもしており
現場としては頑張ろうとしていたようですが
おそらく同時期に発生していたルノーのF1ワークス復活の話と
関連したのか、こっちのプロジェクトはペンディングとなってしまいました。

願わくば、黒歴史とせずに、動態保存して、ニスモフェスティバルや
グッドウッドみたいな場所で再び走る機会を作ってほしいですね。

170415_audiR18_03
そして同じアングルでR18。
フロントのボディワークの造形が、規定いっぱいまで
伸ばしてあるのがよくわかります。
結果的に2016年のR18はチャンピオンにはなれませんでしたが
長きにわたりLMPマシンのトップをけん引してきた王者としての
威厳を感じずにはいられません。
170415_audiR18_08
かっこいい、かっこわるいとかのレベルではないこの顔。最高です。
本来は2017年にはさらに進化したモデルもあったんですが
モックアップどまりとなってしまいました。

170415_audiR18_02

これで近年のWECで大好きな3台のワークスが手元に揃いました。



え?ワークスならもう一台あるって?

それは今年の6月に優勝するマシンのミニカーをゲットすれば
いいんじゃないでしょうかね(ニヤニヤ)

本日はF1バーレーンとかぶりますがWEC開幕戦シルバーストンも
あるので、今シーズンの動向を占う大事な一戦となりそうです。

Boot

長らく放置してしまいました。

多忙にかまけて更新していなかったんですが
常にクリエイティブな姿勢を貫いていきましょう。

170406Atenza

アテンザ君も1万キロを超え、元気に走ってくれてるので
今年はちょっと見た目をいじってみようかと思います。

きらめくアニメーション

「響け!ユーフォニアム」という作品がある。

京都アニメーションによる制作で、昨年の4月からTVアニメとして13話が放送され
今年の10月からは、いわゆる”二期”が放送されていて今週いよいよ最終回になります。


↑は今年の春先に公開された一期をまとめた劇場版の予告

音楽は聴くだけ。弾くことも吹くことも、ましてや楽譜の読み方なんかも苦手な
門外漢レベルの自分ですが、ここで描かれている吹奏楽部はたいそうリアルに見えるんです。
そしてこの作品があまりにも素晴らしいので、改めていま記しておきたい。

昨年はじめて”一期”を見始めたときは「京アニ新作か」くらいのテンションだったんですが
観る度にぐいぐいと惹きこまれてしまい、第8話で完全に魂が掴まれてしまいましたね。

これまで拙ブログで触れた「桐島、部活辞めるってよ」や「幕が上がる」といった
実写映画で描かれたような、青さ、にがさ、眩さの様な瑞々しい表現を見せてくれる作品が
ついにTVアニメでも来た、という感じです。いや、もうアニメの中で、とかのくくりは必要ない。
単純に映像作品としてとてつもなく優れている。

二期が始まってから原作小説も買って、TVアニメの進行を追い越さないように
一週分ずつ読み進めながら今に至ります。








1巻が一期、2巻と3巻が二期に収録されつつ、最後の「〜ヒミツの話」には
短編(サイドストーリー)が複数収録されていて、TVアニメにいくつか織り交ぜてあり
まとめて読むととても立体的になりますね。(この他にもスピンオフ有)
今年大ヒットした「君の名は。」もサイドストーリーの短編小説が素晴らしかったので
自分はこう言うのに弱いんでしょうね。

本作の著者の武田綾乃さんは、自身の吹奏楽部経験に加え、取材もした上で描いているので
読むだけで吹奏楽部がいかに大変なのか分かった気になります。
この手の小説なのでイラストてんこ盛りなのかと思ったら、挿絵は一切なし!
まさにハード吹奏楽小説といえるでしょう。

文字だけでも、情景が目に浮かぶくらい繊細な描写は、それだけでも充分すごいけど
トップクラスのアニメーションスタジオ・京アニが見事に映像化。
原作の時点であった描写もあるし、原作にはなかった変更点も味わえるので
両方を見ておくのはおすすめです。
しかも女性の視点で描写される小説での表現と
女性スタッフが多く、その着眼点と表現力に定評ある京アニなので
毎回切り取られる画面に惚れ込んでしまう引力があるんですよね。
作画が綺麗とか女の子が可愛い絵で描かれてる、みたいな評価もありますが
僕が賞賛したいのはそこじゃないんです。

作中で描かれるのは、「意思を問われ、自覚し、意志を突き通す」吹奏楽部員の生き様。
「吹奏楽」の部分を、他のテーマに変えても全く成り立つという意味では
すごく普遍的なお話の骨格になってる。

言ってみれば、F1を目指して突き進むカートとかF3ドライバーたちのドラマにも思えるし
強大な宇宙人の襲来に対して、立場の違いを乗り越えて一致団結して戦いに挑む戦争映画でもいい。

仕事柄、多人数での物作りをしてる身からすると自分の研鑽もさる事ながら
一緒に仕事に携わる人達の想いとかスキルを知って憧れたり、時に「負けられない」と焦ったり
「この人の為にも頑張ろう」みたいに思ったりする事がある。
作中の吹奏楽部員の苦悩とか情熱を自分に引き寄せて観る事が出来たと言うのも
この作品を好きになる大きな要因かもしれません。
骨格がしっかりしていて、それなりに多い登場人物の役割や位置づけも行き届いているので
作品の向こうの人物たちに生命感を強く感じるんです。

元々京都アニメーションも技術力のあるスタジオだとは思っていたんですが
今回原作と見比べながら見ていると、映像化するからこその強みをバシバシ感じる。

原作を、優れた楽譜だとすれば、TVアニメはまさに演奏。
楽譜を忠実に演奏するのと、指揮者・演奏者によって表現される音楽は別、というか
それこそ、作中で何度も何度も合奏をしながら、細部を磨いていく演奏の様な映像。

作中で演奏する曲目も最初下手で、段々練習を経て上手くなる過程を耳で実感できるし
それらの曲とぶつからない様にあえて管楽器を用いないようにした劇伴が
さらにドラマを鮮やかに彩ってくれる。

どれも演出として斬新なものはなく、オーソドックスな手法やセオリーに則っているんだけど
TVアニメで普通の演出をすると、ともすれば「地味」と切り捨てられるところ
そこに向き合ってちゃんと作っているのが、作り手の矜持を感じてしまう。
原作比でちょっとした構成の入れ替えや言葉遣いの微妙な変化、名前の呼び方の変わり方など
細部に演出が行き届いていて、この辺りは総合演出でクレジットされている
山田尚子さんの影響があるのではないかとにらんでいます。
監督作品でもある「聲の形」や、「けいおん」などを観ても、その辺りは通底しているように感じました。
これは絵を動かすという意味ではなく、本質的に「命を吹き込む」という意味での
アニメーション制作なんじゃないかと思うのです。

主人公の黄前久美子を演じる黒沢ともよの演技力はそれこそ特筆レベルで
すごく自然な演技が出来てるんですよ。生活感を感じるレベルから、魂がほとばしるレベルまで。
現在やっている二期でもその演技に毎回うなるばかりで
先日の「ほうかごオブリガード」での終盤の演技には、正直打ちのめされて
しばらく動けなくなるくらいでしたから。

そんな感じでこの1年半、どっぷりハマってしまいました。
もう最終回を迎えるのかと思ってしまうと
軽い燃え尽き症候群になりそうだし、終わってしまうのが怖くもある。
でも、1話完結のレギュラードラマではなく、彼女たちの成長の瞬間を描いた
ストーリードラマだからこその「きらめくアニメーション」だと思うので
これで良いんですよね。

なので観る方は是非第1話から観る様お勧めします。


これまで21世紀のベストアニメは、「攻殻SAC」と「プラネテス」だと思ってましたが
このユーフォは、ダントツ首位に躍り出ましたね。
アニメかどうか関係なく、なんならオールタイムベストでもいい。
こんな素晴らしい作品に出会えて感謝の気持ちで胸がいっぱいです。

今年は「君の名は。」や「聲の形」も含めてアニメ映画作品が大当たりでしたが
こうしたすぐれた作品も地上波で流れているので、豊かな文化になったなと思います。 
(「この世界の片隅で」も観に行きたい…!) 

TS-1

TS-1_Front_S
WEC富士6時間耐久で見事今季初優勝を飾ったトヨタTS050。
あまりの熱い展開に胸を打たれたのでここ半月で描いていました。

最近流行っている言い方で言うところの「ハイパーカー」ですね。

名を「TS-1」としました。

ちょっと前にCALTYが出したコンセプトカー「FT-1」
さらに20年ちょっと前にはTS020のロードバージョンとして「GT-one」
というのがそれぞれありましたね。
なのでそういった系譜の車名としました。

デザインについても、最新のトヨタデザインやTS050にちりばめられている
要素を組み入れてみました。

リアウィングは普段は下画像のようにテールと一体型になっており
ダウンフォースが必要な場合は、背びれを上るようにせりあがる設定。

全長4650mm、全幅1900mm、全高1050mmとLMP1とまったく同じ。
パワーユニットも同じ、という感じにしてあると”ハイパーカー”の定義に
ふさわしいんでしょうかね。

TS-1_Rear_S

というわけで、来週末はWEC最終戦です。
ポイント争いをリードするポルシェ2号車を18ポイント差で追いかける展開です。
アウディ衝撃の撤退で揺れるWECですが、ポルシェとトヨタの戦いは
いつまでも続いて欲しいし、他のメーカーの参戦にも期待したいですね。 

年に一度の祭典・WEC JAPAN写録

161015_WEC_TS050_No6
この週末、毎年恒例となったWEC JAPANこと、富士6時間耐久レースに行ってまいりました。
予選日と決勝日、二日とも観戦したレースイベントは鈴鹿のF1以外では初めてかも。

そんなたっぷりとレースを堪能しただけでもうれしかったのに
なんと可夢偉がすっごいプレゼントをくれました!
伝説に立ち会えた嬉しさに身も心も満足してます。
161015_WEC_Podium2
これは2012年、2014年の優勝とはちょっと意味が違うんですよね。
より厳しい状況の中で勝てたってのは、意外性も含めて超嬉しい。

ポルシェがWECにカムバックして以降、第3次ワークス対決とでもいえそうな
苛烈なハイブリッドウォーが勃発。

前年、いよいよ勢いを増したポルシェに惨敗を喫したトヨタは、TS050で
ついにこれまでのNAV8ハイブリッド+キャパシタという構成から
V6ターボハイブリッド+リチウムイオンバッテリーに変更。
161015_WEC_TS050_No5

一発の速さは譲るものの、しぶとく安定したペースと強さは
ル・マンにおいて23時間57分までは十分に炸裂していたわけです。
とはいえサルト以外の純サーキットではやや劣勢なシーズンを過ごしており
他車の脱落なくしては上位も厳しいかという事前予想をしていました。

161015_WEC_TS050_No6_Rear
ドラスティックな変更というよりは、TS030からの流れを
洗練させ続けたデザイン。カラーリングこそ、Gazooカラーに一新しましたが
細かな空力フィロソフィーは初志貫徹ともいえる積み重ね。

こうしてリアから見てもフロントタイヤ後ろの空間からはあまり地面が見えない。
けれどもフェンダー内は非常に凝った形状のコブがあったり
内部気流を振り分けた流路が作ってあったりと、最新LMPの見本市。

すこし野暮ったく見えたフロントカウルなんかも、勝った瞬間から
かっこよく見えてくるのがモータースポーツの魔法。
この技術を活かして早くスーパースポーツを出してほしいですね、トヨタには。

そして富士でトヨタに立ち向かったのはインゴルシュタットの絶対王者。
そんなアウディは、昨年末の早い段階で新型の宇宙戦艦を披露。
セオリーや美意識などを粉々にぶっ飛ばす破壊力抜群のデザインは
実績からにじみ出るオーラを放っているようです。
161015_WEC_R18_No7
圧倒的存在感。

こう見ると、モノコックがどう絞られ、ノーズにつながっているか
そしてフェンダーやキャビンを織りなすラインが、他のレーシングカーが
使っている言語と全く異なっている事を感じずにはいられない。

161015_WEC_R18_No8
これはモビルスーツの一種かと見まごうばかりのデザインで
「速そうな形」のリアルをこの瞬間も歴史に刻んでいるかのよう。

161015_WEC_R18_No8_Rear
昨年のR18も相当攻めたデザインだと思ってたけど、毎年過激になる
アウディの安穏としない王者の風格は尊敬するしかない。
今回は残念ながら序盤で7号車がリタイヤになってしまったけど
ロイックが、最後にすごい追い上げを見せてくれました。

161015_WEC_919_No1_2
そして、大会期間中に今シーズン限りでの現役引退の報が出たウェーバーが
乗る、2015年チャンピオンのポルシェ919ハイブリッド。

最も美しいLMPと僕は思っているのは開幕までの「目」で
ル・マン仕様で投入されたマトリクスLEDライトを新たに組み込んだ
このハイダウンフォースパッケージの顔は若干の出目金感がある。

とはいえ、全体の優美さは3車中随一と思ってる。
161015_WEC_919_No1
特にこのサイドビューは素敵。
ポルシェがどの車種にも用いるたおやかなラインにあふれている。

161015_WEC_919_No1_3
そしてマシンサイドから覗く”スロートプリーツ”の奥にはばっこり地面がのぞく。
唯一ボディ上面に開口部を持たない空力哲学は他の部分を見ても
無理のないカウル形状に素性の良さを感じさせてくれるのが良い。

何よりもポルシェの強みは排気回生。F1でいえばMGU-H。
2L V4ターボエンジンのタービン軸で発電できるので
ブレーキ回生以外でも電力の調達口があるわけですよね。

今回ポルシェの速さは他の2車を引き離すほどではなかったですね。
引退を表明したウェーバーパイセンの4連勝がかかっていたので
ここを勝てばエンジンも含めてV4になるのになぁと思って
161015_WEC_helmet
こんなものをかぶって観戦しにいったんですけどね。

ともあれ、最後の1時間を迎えたころから、ラストストップをどうするかという感じで
場内がざわつき始め、タイヤ交換の有無次第ではトヨタの逆転も出てきて
自分も手元のストップウォッチで可夢偉のラップタイムと2位アウディとの
ギャップを測る30分を過ごしていました。
161015_WEC_Last10lap
トータルタイムは気にしないでください。

下にあるラップタイム。
画像にないラスト10周分を書くとこうなります。

1:27.11
1:26.44
1:26.58
1:25.99
1:26.35
1:27.58
1:27.03
1:27.89
1:26.89

この後にファイナルラップだったわけですよ。


アウディ#8とのギャップは計測し始めは8秒くらいだったのが
最後は1.4秒まで詰まったわけですから、改めて現在の耐久レースがスプリント化してるか
まざまざと体感した日曜日でした。ちなみにLMP2も僅差だったし
LM GTEも、フォードGT#66がスピンしなければ僅差でのゴールだったでしょう。

6時間走ってコレよ。1113.372kmを走って数十m差ですよ。
いかに優れたレギュレーションか。そして精緻な開発競争が行われ
ドライバーのクオリティが高いか。
今ラウンドではフルコースイエローやセーフティカーも出動することなく
かなりフェアなバトルが随所で見られました。

161015_WEC_FinishKamui
ゴール後、パルクフェルメに戻ってきた可夢偉はしばらくマシンからおりませんでした。
凄く印象的な時間でしたね。

161015_WEC_Result
暮れなずむ富士の裾野に燦然と輝くナンバー6。

伝説を目撃できて、僕は幸せもんですよ。

あ、別クラスはまたエントリー分けましょう。
Profile
prof2010
とりあえずクルマ大好き。
モータースポーツ大好き。
子供を目に入れるの大好き。

アテンザXDと
レンタルカートを駆る
自称・ホビーレーサー。

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