キャノンボール(1981年 米・香港 合作)
806485_1

監督ハル・ニーダム
脚本ブロック・イェーツ
製作アルバート・S・ラディ
製作総指揮レイモンド・チョウ
アンドレ・モーガン
出演者バート・レイノルズ
ジャッキー・チェン
サミー・デイヴィスJr.
ロジャー・ムーア
音楽アル・キャップス
撮影マイケル・C・バトラー
編集ドン・キャンバーン
ウィリアム・D・ゴーディーン

アメリカ20世紀フォックスと、香港ゴールデンハーベスト社の合作。
警察の目を盗みながらの過酷な非合法アメリカ横断レース「キャノンボール」に挑む、各国から集まったレーサー(笑)の姿を描く、オールスター映画です。

ジェームス・ボンドでおなじみのロジャー・ムーアと、香港映画のコメディスターMR.BOO(
こちらの方は見たことありません。悪しからず)ことマイケル・ホイが出演していることもあり、吹き替えでは二人のフィクスである広川太一郎さんが、一人二役しています。

うん!ほとんどチキチキマシーン大レースですね!

このナレーションしてるのは野沢那智先生ですが、一応広川太一郎さんも出ています。

この映画、評判を聞くと「ジャッキーのハリウッド進出失敗作」という声から、「最高に楽しいオールスター映画」というお話まで、様々。
いったいどんな映画なんでしょう。


感想に入る前に、出場者の紹介です!


まず一組目!
02
マリオ・ブラザーズではありません。本作の主人公コンビ。出演作は、見たことがある映画がなかったので割愛します。(笑)
そして彼らに(誘拐されて)同行するのが
25
チャーリーズエンジェルで有名な、ファラ・フォーセット最近亡くなったのは残念でした。って、最近と思ってたら、もう5年前!?圧倒的な美しさで、不思議ちゃんを演じています。超かわいい!


そのライバルが
57
神父に化けたこの二人。サミー・デイビスJr.と、ディーン・マーティンのオーシャンズ11コンビ。旧作のオーシャンを見ていない自分は、本当にだめなやつです。しかし、いい笑顔!

あと、日本人コンビのジャッキーとマイケル・ホイや、(赤外線ゴーグルで真っ暗の中爆走するた
め、顔が見えません。)
22

ロジャー・ムーアが乗るのは、もちろんボンドカー、アストンマーティンDB5
57
ロジャー・ムーアといえば、ロータス・エスプリという気もしますが、逆に言えば、いかに世間の中でボンドカー=DB5というステレオタイプが完成しているかという良い資料といえます。スカイフォールでも、歓声が上がったっていうしね!

あと、トラックコンビとか、セクシー姉ちゃんコンビとか、アラブの大富豪が乗ったロールスロイスとか、本当に命がけのレース?っていうようなメンバーで、レースが始まります。


以下、ネタバレ含む感想です! 



もうね。ほんとにゆるゆるの映画なんです!説明の中でお話ししましたが、警察の目を欺きながら走るレースの映画であるからして、レース参加者は、もちろん途中でいろんなアクシデントに見舞われるのです。 それをいかに回避するのかが、この映画の肝であり、レースの肝なんですが。なんと、途中で警察に捕まったりしてリタイアって感じになっても、いつのまにか「ちきしょー!遅れちまった!」って感じで復帰してくるんですよね。
みんながみんな!だから、全く緊迫感がないんです!
おそらく、オールスターを集めた結果、みんなに花を持たせるための秘策なんでしょうが、もう本当に緩い!カーチェイスも全然迫力ないんです。
 そして、驚くべきことにその緩さは映画の終わりまで続き、文字通りみんな笑顔で終わってしまうという!
そう。この映画、ハラハラドキドキさせる気なんて、もとからさらさらないんですね。


だからといって、失敗作かというと、そうでもないんです。
何より、オープニングの、ゴールデンハーベストのロゴが出たあとに名曲テーマソング「キャノンボール」をバックに爆走する車の映像が、超かっこいい!!
 このオープニングの時点で、この映画のテンションの最高到達点を記録していると言っても、過言ではないでしょう。

緩さ故のスリルもあります。冒頭のキャラ説明部分では、セスナで市街地におりたり、車でプールに突っ込んだりなんて、どうしようもないシーンがでるんですけど、結構飛んでくるセスナや車の近くに平気で人がぼーっと立ってたりして!あぶねー!!

途中のこねたも、事欠きません。
ボンドカーの装備は役に立たないし、ジャッキーはアクションしないのかーと、寂しく思っていたら無理矢理そういう展開いれてくれたり、途中でレーサーたちに喧嘩を売るバイクやろうが、あのイージーライダーな名優だったり(仕事選べ!)もう!最高!!

さらに吹き替えで見たら、本当にいいんです!広川太一郎がしゃべるしゃべる!掛け合い相手のジャッキー・チェンでおなじみの石丸博也さんが、途中広川節っぽい話し方に引っ張られたりとか、「ああ、いいなあ。」とほっこりします。内海賢治さんのギャグキャラ演技も必聴!むしろ、吹き替えで見てなかったら、途中で寝てしまった自信もある!


そして、最後はジャッキー映画おなじみのあれです。本当にみんな楽しそう!
あんな多幸感に満ちた出演者たちを見ていたら、「レースの駆け引きとか、緊迫感とか、ましてや結果とかどうでもいい!」となってしまう訳です。

変な映画!嫌いじゃないわ!!発見を求めて何度も見たいです。

ジャッキーアクションなんかも、撮り方がめちゃくちゃへたくそなんだけど、その分「こういう動きしてるのか!」と感嘆できると思うので、そういう意味でも見といた方がいいと思うよ(最後の方棒読み)



スキーするボンドにはずれなし!
ジャッキー版レイダース!




にほんブログ村 映画ブログへにほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ