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3月15日(日)LGBT系学生サークル向けの講座を開催!

教科書を変えよう!署名&拡散のお願い
同性カップルの法的保障のためにできることリスト

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昨日から、しんぶん「赤旗」にエッセイを連載することになりました。
毎週金曜日に掲載で、全4回。
掲載許可を得たので、こちらのブログでも内容をご紹介します。

「赤旗」は昨日は池内さおり議員がLGBTについて質問した記事も出てました。
動画も見たけど、マジかっこいいよな〜(ただのミーハー)

以下、転載
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フクザツな性別 らしさを巡って

男性?それとも女性?
 

友人と沖縄を旅行していたときのこと。市場を歩いていると、魚屋の店員から声をかけられた。「お客さんはおにいさん?それとも、おねえさん?」。いきなり見ず知らずの人から性別を訊かれるのは、面倒くさいなと思った。黙って通り過ぎようとしたら、きっと私たちが日本語を理解できなかったと思ったのだろう。店員の彼は「ニイハオ?アニョハセヨ?」と話しかけてきた。これには友人と共に、思わず噴き出した。外見が性別不詳だとはよく言われるが、国や民族の壁も超える日がやってくるとは思わなんだ。
 

私はトランスジェンダーで、生物学的な性(からだの性別)と、性自認(こころの性別)が一致しない。女性として生まれたが、性自認は男性だ。テレビによく出てくる「おネェ系」の逆パターンと言えば便宜上わかりやすいだろうか。
 

ある人には、私の外見は男性に見える。女子トイレを使おうとしたら、中にいたおばあちゃんが腰を抜かしそうになったり、レンタルビデオ屋で「性別欄:女」の身分証を出すと首を傾げられたりする。身分証の性別が違うので、なりすましだと思われることもあるが、まぎれもないご本人様である。一方で、ある人からは、私は女性とみなされる。好きな男性のタイプや結婚の予定などを訊かれた日には、こちらが腰を抜かしそうになる。


ここに在るのは同じひとりの人間なのに、他人はあれこれ勝手に判断をする。男か、女か。はたまた正常か、異常か。日常生活のあちこちでトランスジェンダーの説明などいちいちしていられない。だから言葉に詰まってしまう。性別を聞かれたら、本当はこう答えたい。そのことは、大切な人には教えます。でも、私は、市場を自由に歩き、用を足し、DVDを借りたいだけなんです――と。