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「先祖が眠る土地に愛着」

地震で大きな被害を受けた益城町の杉堂地区で生活しています。

集落は多くの家が壊れてしまい、

住民も仮設住宅に移りました。

寂しいですが、集落に愛着を持っている人も多く、

にぎやかな地区に戻ってほしいです。
 
私は杉堂で生まれ、

この地区から75年間ほとんど離れたことがありません。

地区を流れる川は水が澄み、

小学生の頃は友達と川遊びをし、ホタルもいました。

ついたり消えたりするホタルの青白い光がとてもきれいで、

たくさん飛び交うと幻想的でした。

夏になると、クワガタを捕りに近くの山によく出かけましたね。

中学を卒業して家業の養蚕や稲作をやっていました。

しかし、1990年ごろにやめ、

釣り堀やヤマメを提供する料理店「神水荘」を始めました。

自宅があった集落から500メートルほど離れた場所です。

夏には流しそうめんをやり、

町外の人たちが大勢訪れてくれました。

親に連れられた子供たちがそうめんを

おいしそうに食べる姿にやりがいを感じていました。

地震では集落の先祖が眠る納骨堂も

灯籠(とうろう)が倒れるなどの被害を受けました。

先祖から受け継いできたこの土地で暮らしてきた人が多いので、

やはり修理したい。

だから、納骨堂を管理する集落の役員たちが

仮設住宅などから駆けつけてくれ、片付けを進めてきました。

住民にとっては先祖が生きた証しであり、

今後は自分も入るだろうとても大切な納骨堂だから、

責任感を持って守りたいという気持ちが強いのです。

地震で店に隣接する自宅は大規模半壊し、

店は全壊でした。

自宅はいまだに修復できていませんが、

そのまま住んでいます。

ここで自宅を再建したいのです。

やっぱりこの風景や先祖が暮らしてきたこの土地に愛着がある。

離れたくない。

妻と2人暮らし。

愛犬のポン太もいますが、

集落の人たちと杉堂でまた一緒に暮らせる日を信じ、

私はここで待ち続けたいと思います。



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