沖ヨガ集中講座、2日目終了。


昨日は、
ヨガ的食事法の座学中心だったけれど、
今日は、動き方が中心の日。


ほぐしの重要性のお話からはじまり、
その本質に触れてゆく実技。


今日は下半身中心のほぐしだった。
じっくりほぐしてから、それに関連するポーズをひとつ。
それを、ひたすら繰り返す。


ファミリーヨガの動かし方の鉄則。

筋肉がゆるむ姿勢をとり、
指圧またはマッサージする、
それからポーズをとり、
その後に逆刺激。

これを1セットとし、ひたすら繰り返す。

そうすると、ポーズがどんどん変化し、
その変化を、必ず確認して、確かめる。
効果があるコトを繰り返す。

やってみて効果がないコトを
繰り返しても意味がないので、
やる前の状態と、やってからの状態を確かめるのだ。

命に聴きながら、
この肉体を通して実践しながら学んでゆく。

これを積み重ねてゆくから、
命の声を聴く暮らしにつながってゆき、
ヒトに言われたコトを鵜呑みにしない。
「自分で確かめる」と言う意識を常に持てるようになる。


今日は、
最近の自分の偏った動き方を、嫌と言うほど実感。
そう、そうだったと、
神業のようなほぐし術に、脱帽だった。


かれこれ、10年以上は教えていただけているのだけれど、
ついつい、自分流になってゆく。
そうじゃないと口で言われても分からないのだけれど、
股関節に対しても、背骨に対しても、
あらゆる部位に対して、
四種八行(前後屈、左右倒し、左右捻り、伸縮)を
正しく、バランスよく行って初めて、整う。

すべてに均等に、バランスよく動くコトは、
ホントに練習してゆかないと、難しい。


「逆刺激をする」というコトをひとつ意識するだけで、
動き方は大きく変わるように思う。


最近ずっと、股関節の外側が張って、
外体重になりやすいなあとは気付いていたものの、
今日のたった数時間にて、それがすっかりなくなった。

そしてそれが、
自分の動き方のアンバランスによるものだと、
つくづく痛感した。

そして、
それによってものすごくキツかった牛面のポーズが、
痛いから気持ちよいに変化した瞬間。

まさに、命の喜びを全身で味わえた。


わき腹をひとつ伸ばすにも、
腕を動かすコトで背中の筋肉を働かせてこそ、
背骨をとりまく部位ががやわらなくなり、
腰が入りやすくなってくる。

重心の置き方ひとつで、
手の置き場所ひとつで、効き方は違う。
それを、命に聴きながら学んでゆく。


「腰が入る」という状態は、
すべての動作の要となる。



ファミリーヨガには、70代の方や、
腰痛がある方、持病がある方がいらっしゃる。
それに対して、
無理しないでくださいねとのコトバがけだけでなく、
それに対応する
豊富な経験を持った先生たちがたくさんいる。


私も、そんなクラスを目指したい。

1つ聴けば100教えてくださる久恵先生のひと言ひと言、
聞き逃すまいとするのだけれど、
次に次にと溢れるくる知識を実践した上で得た、命の教え。

でもそれは、久恵先生の命に対しての答えであり、
私はそれを聴き、
信じず、疑わず、確かめてゆきたいと思う。


今回は、少人数だからこそ、
全員の顔が見え、名前を呼び合い、
ひとりひとりに丁寧なレクチャーをもらいながら進む講座。

とくに苦手なヒトがいれば、
操体法という技法を用いて、
その場で痛みが軽くなる方法を教えてくださったり。



沖ヨガと言っても、
ほぐしの実践は、ファミリーヨガ独自のメソッド。

名古屋の沖ヨガは、
ファミリーヨガとは雰囲気がまた違い
瞑想的なクラスを行う先生が多い。

どちらが良いも悪いもなく、
それぞれに良さがあるけれど、
腰が入らない瞑想は、呼吸が巡りにくい。
しっかり複式呼吸が出来ていないと、
かえって手足の先が冷えてくるコトもある。


ファミリーヨガで学ぶ「ほぐし動作」というのは、
石井三郎先生が、
自分の硬いカラダでポーズをとるコトが苦しいから、
何とかしようと考えて、実践の中でみつけたもの。

それを、出し惜しみせず、
聴けばいくらでも教えてくださる。

私はたまたまファミリーヨガにご縁をいただけたコトで、
無理なく大きな怪我もなく、
硬い体と向き合い、ここまでヨガを楽しんでこれた。

だからこそ、このほぐし」動作徹底的に学び込んで、
次の方へとお伝えできたらと思っている。



あっという間の3日間。
明日で最終日だ。


明日は、関連部位、上半身のほぐしの実践。


忘れぬよう、
このカラダで実践して落とし込み、
命の財産としたい。



ありがとうございます。