米国ナースプラクティショナー(DNP)になるために

今年からアメリカ看護博士課程(DNP)のプログラムで勉強中

February 2021

アメリカには一年に一回スーパーボウルというものがあります。

Super Bowlって食べ物やボールのことではなく、

アメリカンフットボールのTOPのチームが戦う

最終戦のことです。

通常2月の上旬にあります。

今年のスーパーボウルで優勝したチームは

フロリダのチーム

Tampa Bay Buccaneers

タンパベイ・バッカニアーズなのですが


実は今回、フロリダのチーム@タンパベイを優勝に導いた

アメフトの選手のことが

看護の世界で悩んでいる新人看護師などの心情と

似ている気がしたのでそのことについて書いてみます。


おそらく日本では

初めて学生から看護の世界に入ると、

どうしても患者さんの命に直結している仕事ゆえに、

角の緊張もする上に、ストレスも多く、

昼夜の逆転した生活ゆえに体内リズムも崩れ、

それに加えて

まだ経験が浅いがゆえに

非常に心身共にストレスフルな職場環境下に置かれると思います。


私も新人の時には、よく先輩方にフォローをしてもらいながら

外科&内科病棟で経験を積ませて頂きましたが

最初はそれなりに苦労の連続でした。

経験不足ゆえに、判断力も劣っており

最初の6か月くらいは学ぶのが楽しい反面

それでも精神的に辛い部分も多々あり

ありがたいことに理解のある先輩が多かったり、

共感できる仲間がいたため、

そうした周囲からのサポートのお陰で

最初の一年を乗り切りことがができたと思っています。

それでも、同じ病棟には

新卒として採用された子の中には心的に病んで、

中には円形脱毛症に悩まされる子もおり、

どんなに彼ら彼女らの相談に乗っても

やはり 非常に心的に辛い とのことで

辞めていく子たちもいました。

いなくなってしまうことは悲しいものの

それでも私は、彼ら彼女らにとっては

それがベストの選択だったのではないか、と感じていました。

自分という大切な人が心を病んでまで

頑張る必要はないと感じたからです。

日本のわずか1つの病院の1つの病棟にいて、

あぁだこぅだ悩んで、

心が病んでいくよりは

潔く次なる道に進むことも

新たな人生の始まりとなり、

おそらくその病んでいる人にとっても

幸せなことなのではないでしょうか。

看護師だって患者さんと同じ人間なのですから。

スーパーウーマン・スーパーマンなんていない訳です。

自分に余裕がない中で

一体どうやって笑顔で他人のケアができるのか、とも感じました。

ただ、個人的な経験ではありますが

激務が続いた時に、身体的にきつくてふらふらしながら勤務した時、

それでも休むことなく頑張っていて良かったと思えたのは

なんと自分がケアするはずの患者さんたちから

逆に声をかけてもらったり、支えてもらったこともあり

看護師って患者さんにしてケアをしてあげている感があるけれど

実は、持ちつもたつなんだな、と実感したことがあります。


話は戻って、

今回、このフロリダのアメフトのチームを優勝に導いた

ロブ・グロンコウスキー

Rob Gronkowski

という選手は

実は2年前に 29歳という若さで 引退を表明したことがあります。

彼の当時の引退を決意した理由は

" I needed to recover. .. I was not in a good place.

Football was bringing me down, and I didn't like it. 

I was losing that joy in life.... I could play right now if I wanted to play. 

I'm feeling good. Physically, I could do it. Mentally-wise, desired-wise, it's not there...."

1分25秒のインタビューです。もしご関心があれば 00:20 あたりから見てみて下さい。
ESPN
のサイトより Gronkowski - Football was bringing me down (espn.com)


でした。

おそらくプロの選手になるくらいであれば

アメリカンフットボールが大好きだったであろうにも関わらず

アメフトが嫌いになり、人生の楽しみも失い、

もし今、試合にでてプレーをしたいと思うならば、

身体的にはすることはできるけれど

でも精神的には、またやりたいという要求はないんだ。。。

と語られていました。


では、なぜこんなにも心が病んでいる状況であった底辺から立ち上がって

今回のスーパーボウルでチームを優勝にまで導かせることができたのか?

その一つの要因はトム・ブレイディの存在があります。



彼は経験豊富な43歳という年齢的にはチームの中でも上の方だと思うのですが

このトムとは 以前にも同じチームでもあったのですが

お互いフロリダのチーム@タンパベイ・バッニッカーズへ移籍し

再度、共にプレーをすることができたのも

彼の精神的な健康が向上した要因だといえそうです。

また2019年から1年間ブランクを開けて

アメフト選手としてのポジションから

あえて離れてみたのも

逆に復帰するエネルギーとなったのかもしれませんね。

きっとロブは自分が心的に病んでいることが

しっかりわかっていたからこそ

あえて大好きなアメリカンフットボールの選手の役割から

一度離れる勇気をもって決行し、

それが吉と出たのではないかと予測します。

こうした決断って勇気がいるかもしれませんが

長い人生の中では非常に大切なことだと思います。


だからこそ、新人看護師さんの中でも

もし彼のように、

もし心が病んでいる時には、

頑張る以上に、自分というものを見つめ直して

その場にもう少し残るのも選択肢の一つだとは思いますが、

一旦引いてみると、

このアメフト選手のロブのように、

再起動できることもあるのかなと感じます。

それは " 諦める "とはまた違ったものだと思います。

世の中には様々な仕事、チャンス、人との出会いがあるもの。

日本以外にも様々な世界があり、国連加盟国だけでも193カ国だと

外務省のホームページに書かれてあります

世界の国数|外務省 (mofa.go.jp)

そう考えてみたら、自分の居場所や

やっていることって

ちっぽけなものだなと感じることも多々あります。

もちろん、無責任かつ自分勝手に自分の利益ばかりを追求し、

相手に被害や多大な迷惑を与えるとかでなければ

まずは

自分を大事にする

ことも人生を有意義にする鍵なのかと感じています。


私も、自分が本気でやりたいものがあり、

挑戦的なものであればあるほど

困難も多々あり、

眠れなくなるくらいストレスフルなこともあり

心が病みそうになることもありますが

それでもアメフト選手のロブが選択した引退との大きな違いは

おそらく辛い中にも、

どこか 楽しい Joy と思える部分があり、

自分で決断してやりたいと思ったブレない初心があるから

行動ができているのかと思います。

彼はインタビューの中でJoy がなくなった

話されていましたので。


心が病んでいる時は、頑張るというよりは

一旦時間をおいて冷静に自分をみつめて

復帰するのもあり、辞めるのもあり、全く違う道を行くのもありだと思います。

そんなことを今回のスーパーボウルの勝利チームの選手から

教えてもらった気がします。





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通常、アメリカのナースプラクティショナーになるには
  • 正看護師の資格があること(アクティベイトになっていること)
  • 看護学士【BSN】を持っていること
  • 看護師としての経験が1年以上あること
などが一般的なのですが

アメリカでは現在、最短で3年の内に

看護師RNの資格を1年で取り、

そのまま続けて2年間でナースプラクティショナーNPのプログラムを終えて

3年でRNとNPの両方の資格を取るコースがあります。

その名もGraduate Entry Pre-Specialty in Nursing (GEPN) と言うそうです。

リンクはこちらに貼っておきます 

https://nursing.yale.edu/admissions-requirements/graduate-entry-pre-specialty-nursing-gepn

なぜそのことを知ったというと、

結局、出願手続きは完了させずに

他の学校に進むことを選んでいる最中なのですが

看護学博士課程の出願の手続きをしている時に

イェール大学にも興味があり、

アプリケーションを作成していた際、

博士課程以外の別のプログラムにも目が行き

このコースは一体なんだろう?と気になったため

参考までに読んでみて知ったプログラムです。

学校のサイトによれば

GEPNプログラムはフルタイムのコースで

基礎的な看護の勉強と上級看護師の両方の勉強ができるプログラムだと書かれてあります。

卒業したら看護学修士号+RN受験資格+NP認定試験受験資格を

取得できるプログラム。

もちろん、留学生でも、出願することは可能です。

出願条件としては
  • GRE
  • TOEFL もしくは IELTS
  • オンラインの願書
  • 履歴書
  • 3通の推薦状
  • エッセイ(400~600字)
  • ショートアンサーのエッセイ問題(150~300字)
既にナースプラクティショナーNPになりたいと思っている学生さんには

とても魅力的なプログラムなのでは、と感じました。

私はなんでも遠回りをしているため

自分なりの遠回りの選択で良かったとは思っているのですが。

看護師の経験って

どんなに将来NPになりたいと思う気持ちがあろうとも

患者さんたちや上司や後輩、同僚などのスタッフ

それ以外の部署からも学ぶことは多々あり

経験こそ財産 だと思うので。

しかし費用の面や時間の節約、

そして強い意志があり、

学力も優れている人には

こうしたプログラムが最適なのかな、とは思います。

アメリカでナースプラクティショナーになる、

または正看護師になる、

といっても

アメリカは特に様々な形態があることを知ると

一筋縄ではいかないことが逆に多様性を生み

魅力的だと感じております。

型にはまらないってなんだか自由でいいかなと。

何がいい教育方法なのか、何が劣っているのかというより、

当の本人が一番いいと思うことが

最善の選択なのではと感じてます。

他人と比べる必要なんて全くないですしね。

もともと背景も生まれ持ったものも、皆違いますし

寿命だってきっと人それぞれで

他者と比べて、勝ち負けなどと判別して

競い合う必要なんて本当に意味のあることなのかな?、と思いますし。

あまり知られていない面白い情報かもしれないと

推測したため

この場をお借りしてシェアさせて頂きました。




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今回はアメリカのナースプラクティショナーの試験は

州ごとに行われるとの情報を目にし、

その情報を書かれた方が

おそらくアメリカの正看護師の情報とNPの情報を

混合されているのかなと思い、

自分なりにアメリカのRNとNPの両方の資格を取得した経験に基づき

しっかりとした情報提供ができたらいいなと思い

この記事を書かせて頂いてます。


アメリカのナースプラクティショナーの試験は

アメリカの正看護師の試験 NCLEX-RNとは違い

州ごとに行われるわけではありません

もちろん、アメリカは広大ゆえに、

同じアメリカであっても

州によって沢山、異なった法律、制度があるのは否めないことです。

その為、正看護師の試験 NCLEX-RNに関しては

州ごとに実施されているのですが

ナースプラクティショナーの場合は異なります


私の例をご紹介すると、

ナースプラクティショナーの大学院へ通っている間に

規定の必須科目の授業

P Classes 

フィジカルアセスメント Physical Assessment
病理学 Pathophysiology
薬理学 Pharmacology

を受け、

それぞれの専門にそった授業を取りつつ

(急性期、プライマリー、ファミリー、小児など)

規定の時間数の実習をこなします。

そして、修士号取得のための

卒業論文を提出するか

もしくは

学校のよっては

修士号の卒論と同等とみなされる試験(ペーパー)を受け、

無事に合格し、看護学修士を取得すれば

自分の通っていた学校の属している州の

ナースプラクティショナーの資格を取得することができます。

ただ注意として、

もしご自分がA州のNPの学校の通っていたならば

A州のNPの資格は取れるけれど

B州でNPの資格も取れる訳ではありません。

B州の看護協会Board of Nursingに問い合わせて

移行する際には 何が必要かを確認する必要があると思います。

(私はまだやったことはないため、詳細は知りません。)

つまり、このナースプラクティショナーの資格という点でいえば

州ごとの取得となるわけですが

別にナースプラクティショナーの資格試験を受ける必要はありません

後から知ったことなのですが

ナースプラクティショナーの大学院によっては

NP大学院卒業

→ Board Certification Exam合格

→自分の通っていた州のNP資格取得の申請

という流れもあるそうです。


私の場合、

NPの大学院を卒業した段階で

学校側が書類を用意してBoard of Nursingに送ってくれて

申請手続きの支払いを自分で済ませたら、

卒業後から8週間くらいの間にNP資格が取得できていました。

おそらく州によっても、

どのNP大学院に通ったのか(オンライン VS. キャンパス通学)によっても

もしかしたら流れが違うのかもしれませんね。


ではNPナースプラクティショナーの

認定試験 Board Certification Examとは何か?

これは全米規模、つまり全ての州のナースプラクティショナーの大学院を

卒業した人たち、もしくは卒業は近づいている人たちが

RN正看護師の資格を持っており、

少なくとも修士号の学位を取得している(予定である)人たちが

受験資格を得て受ける

いわば日本でいう大学受験の際の

センター試験のような全国規模のです。

そのためナースプラクティショナーの試験といわれたら

このBoard Certification Exam NP認定試験のことを指すわけです。

各州ごとではなく

全米規模のナースプラクティショナーの認定試験
ですので

ご注意下さい。

この試験に合格すると

晴れて

認定ナースプラクティショナーCertified Nurse Practitionerとなります。

下記のサイトに行くと

上部にはナースプラクティショナーの学校の広告がありますが、

画面をスクロールダウンすると

ステップ1から4まで

認定ナースプラクティショナーになる流れが書かれてあり

参考になると思います。



最後に、アメリカのNPになるために正看護師RN経験が

多いに越したことはないのでしょうが

別に1年だけ、もしくは1年未満でも

ある一定のNPの専攻であれば、

出願することは可能です。

これは日本でNPになるために求められる

正看護師の経験が5年必要である点とは大部違うと言えます。

こうした情報は、直接ご自分で、出願したい看護大学院のスタッフに

Emailをして確認することが

一番正確かつ最新の情報を得られると思うので

ご興味があれば大学院にEmailで連絡することを強くお勧めします。

せっかくアメリカのNPのことについて書いて下さる方がいるのであれば

もっと正確な情報を流して下さることを心から願います。

もちろん最終的な判断はネットで情報を検索する

私たち一人ひとりの責任ではあると思うのですが。

Komb
かなり酸っぱいアメリカンなコンブチャは勉強中に頭をすっきりさせてくれます。




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アメリカのナースプラクティショナーの認定試験の中でも

時々出て来る問題の一つに医療保険のことがあります。

また、医療倫理的な問題は万国共通、

どの国で働こうとも避けることのできない深刻な問題でもあります。

米国のナースプラクティショナーの修士課程にいた時に、

1学期間、医療に関する法律や制度、医療倫理に関することを学びました。

用語が聴きなれないため、最初は困難さを感じましたが、

それでも大切な内容を学べたことはありがたかったです。

なぜなら、医療に携わる看護師RNとして働くのみならず、

診断や処方をしていく立場となる

米国のナースプラクティショナーの場合、

とくに治療計画を立てていく一員であるため、

患者さんが一体どのような治療の選択をするのかを尊重することは

非常に大事なことだといえるからです。

しかし、時にはそうもいかないことが起こるものです。

どういった状況かといえば

特に高齢者を扱う医療機関で働いていると

ある一定の患者さん達の中には

認知の低下によるものであったり、

既に意識がなくなっている状況で人工呼吸器に繋がれている状況、などで

ご自分で最適な治療方針の選択ができないこともあります。

延命治療を続けていくのか、

経管栄養は続けるのか、望まないのか、

内科的な治療アプローチにするのか、外科的な手術を受けるのか、

更には経済的な管理能力もなくなり、

医療費や税金の支払い、遺産などの管理も

自立して行える能力がなくなってしまった場合、

医療者が患者さんの望む治療や社会的な支援(経済など)を提供するために

要となる書類として

Medical Power of Attorney という委任状があります。

困惑しやすい表現であるため、

私もアメリカで看護師として働き始めた頃

全くよくわかっておらず、

頭の中は???といった状況ではあったのですが

弁護士Attorney のことではありませんので、

ご注意下さい。

こちらのリンクは

とても簡潔にわかりやすく書かれてあります

https://www.nolo.com/legal-encyclopedia/durable-power-of-attorney-health-finances-29579.html


また、経済的なものに関しては

Financial Power of Attorney というものもあります。

言葉の通りMedicalに関しては

医療的な行為を決定する権利を持つのは誰かという委任状であり、

Financial に関しては患者さんが経済管理能力がなくなったとみなされた際

誰がその患者さんのために管理を続けていくかと決定し、

書類上に明記されていることがあります。

それゆえに、患者さんが判断能力がなくなる前の

認知がしっかりしている時に準備することが理想と言えます。

現実はなかなかそうもいかない症例も多いかと思いますが。

アメリカの場合、自分でインターネットで検索すると

Power of Atternyという書類がダウンロードできるようになっており、

それを記載するのに、弁護士を経て行いことの方が、

法的にも信頼性もあるため、最適な方法とはいえるのですが、

別に弁護士に必ず頼まなければならないというわけではありません。

ちょっと気になったことがあったので、

しっかりとした情報があった方がいいのかなと思い

今回はこの話題に触れようと思って

雑学的な情報を書いてみました。

どうぞ参考までに。




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正直なところ、アメリカに来る前までは

アメリカの看護大学や大学院のことについて

ほとんど周知していませんでした。

唯一知っている大学はほんの数校。

なんたる情報不足か、と思われるほど、全くの無知でした。

おそらく英語に対する構えがあり、

自分から進んで英語を使って情報収集をしておらず

全て日本語のみで調べていたからだと言えそうです。

さて、今回は、ちょっと興味深いかな?と思い

現在アメリカの大学には

一体どのような学校があるのかをご紹介したいと思います。

よく世界ランキングなどは耳にすると思うのですが

実際、”看護” を 主とするランキングって

あまり聞いたことがないのでは?と想像します。


今回この記事を書くにあたり、

調べてみたのですが、

どうやら、このU.S. News ランキングの評価の仕方は
  • 毎年どれだけ研究成果が出されているか
  • このU.S.Newsのサイトを使っている方のフィードバック
  • 各々の学校やエキスパートとの討論
  • 出版された研究論文がどれだけ他の研究に引用されているか
  • このU.S. Newsの持ち得る最新データ
  • 学校長や大学がどれだけ名の知れた学術学会で貢献しているか、
などがあると書かれてあります。

この方法は主として学術的なデータを基に

第三機関から得たものを計算して

それぞれのチェック項目のランキングを評価しているらしく、

学術的な要素以外のこと

たとえば学生のソーシャルライフの質や

スポーツ選手の活躍などは含まれていないそうです。

このランキングの計算はビジネス関連で贔屓をして

ランクを付けているものではないとのことしっかり記載されてあります。

賄賂で格上げとかはないってことなのでしょう。

とにかくこの評価は

学術的なものが主であることを知りました。



では早速ランキングに移りたいと思います。(2021 年)

このサイトは毎年更新されるため

最新の情報については

上記のリンクからご自分でご確認ください。


以下の順位は過去 2021年のものです。

  • 1位 Johns Hopkins University メリーランド州
  • 2位 Duke University ノースキャロライナ州
  • 3位 University of North Carolina - Chapel Hill ノースキャロライナ州
  • 3位 University of Pennsylvania ペンシルバニア州
  • 5位 Emory University ジョージア州
  • 6位 Ohio State University オハイオ州
  • 6位 University of Pittsburgh ペンシルバニア州
  • 6位 University of Washington ワシントン州
  • 9 位 University of Michigan - An Arbor ミシガン州 
  • 9 位 Vanderbilt University テネシー州
  • 11位 Case Western Reserve University オハイオ州 
  • 11位 Columbia University ニューヨーク州
  • 11 位 University of California- San Francisco カリフォルニア州
  • 14 位 Yale University コネチカット州
  • 15 位 University of Alabama- Birmingham アラバマ州
  • 15 位 University of Virginia バージニア州
  • 17 位 New York University -Meyers ニューヨーク州
  • 17 位 Rutgers University- Newark ニュージャージー州
  • 19 位 University of Illinois- Chicago イリノイ州
  • 20 位 University of California- Los Angeles カリフォルニア州 
因みに、私がまだ日本で看護師をしていた頃、

上記の20校のうち知っている名前は3校だけでした。

よく巷ではアイビーリーグ Ivy League と呼ばれる大学がありますが、

この上記では

3位のペンシルバニア大学
11位のコロンビア大学
14位のイェール大学

がそのカテゴリーに入ります。

アイビーリーグのことも

アメリカに来るまでよく把握していませんでした。

また、アイビーリーグではないけれど

隠れたアイビーリーグ (Hidden Ivies:ヒドゥンアイビーズ)と言われる

大学が何校かあり、



その例としては

1位のジョンズホプキンス大学や

2位のデューク大学があります。

私がアメリカの看護大学の看護学部時代にお世話になり、

教えることに熱心だった先生たちは

3位のペンシルバニア大学を卒業されていたり、

15位にあるバージニア大学を卒業されている方でした。

ナースプラクティショナーの大学院の修士学の時は

1位のジョンズホプキンス大学の卒業生だったり、

5位のエモリー大学

6位のワシントン大学とオハイオ州立大学

11位のカリフォルニア大学サンフランシスコ校

14位のイェール大学などを

卒業されている先生たちがいらっしゃいました。

私は未だにこの上記20校ですら精通しておらず、

先生たちの出身校の話や進学をしていった友達がクラスメイトの噂をきいて

各々の大学(院)名を知るようになりました。

きっと、教員になられる方たちは、

こうした学術的なことが好きなのだろうな、と感じます。

アメリカで看護留学を考える際、

こうした上記の大学(院)のみならず、

様々な種類の大学があるため、

ウィキペディアには看護学校のリストのリンクを添付させて頂きます。

これだけあるのか~と思うと、留学の可能性も決してないといはいえないことでしょう。


このウィキペディアには各々のランキングは書かれていませんが、

どの地域にどういったナーシングスクールがあるのかを

把握することができるかと思います。

どこの学校であっても、アメリカという異国で学ぶことって

いい経験だと胸を張って言うことができます。

私の通っていた大学名も

さすがに このウィキペディアにひっそりと載っておりました~。笑


さて今日も1日朝から頑張っていきましょう。




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先週、長年憧れていた大学院の2日目(第2日目)の面接試験を終えて

その面接官である教授と30分話をしていて、

第1回目の面接の内容と同じ質問をされました。(リンクはこちら



今回の教授の専門は看護学ではなく、

公衆衛生学の角度からのアプローチが強く、

非常におおらかで魅力的な先生なため

この先生の下で教わることができたらいいなと

夢心地になっておりました。

もともと留学を考えた頃は、

看護を学ぼうというよりは

公衆衛生学を学びたいというものが最も大きかったため、

この教授の専門は本当に魅力的でもあります。

驚いたことに、今回の面接官である先生も

なんと第一日目に面接をして下さった教授の方と同じように

英語は第二ヶ国語だとのことです。

「一体全体どうしたらそこまで上手にアクセントなく

 話せるようになったのですか?

 先生がおっしゃるまで英語が第二カ国であることに、全く気づきませんでした」

と尋ねたところ、

某ヨーロッパの国からアメリカに来たのは

高校生の頃からだとのことでした。

様々な苦労をして、

特に高校時代は数学のクラスなどでは

公式さえわれれば簡単に解けるのに

英語の単語や数学英語の意味がわからないため

問題で何を訊かれているのかがわからず、

解答を見出すことができなかったこともある、

と話されておりました。

私もアメリカに来てからCommunity Collegeに行き、

数学のクラスを取ったことがあるので

共感できるものがありました。

彼女は今や世界のトップ校の教授として大活躍をされており、

私が日本出身だということを知っており、

「日本には何回か講演にも行きましたよ。とても素敵な国ですね」と

親日的な話をして下さり、

そんな優しい言葉をかけて下さる先生の優しさに

朝1番で面接を受けて良かったと、

その日は生物統計学の勉強をしながらも

なぜか嬉しくてニコニコしている時間が多かった気がします。

面接中に面白かったのは

先生が、学校が規定として作っている質問をしてきた時に

すぐに私にふるのではなく、

「まぁこういう質問をしてもね、既にこれだけあなたの話を聴いているから、

 あなたの考えていることや

 言わんとすることはわかってしまうのよね~。

 何という答えを言ってくるか私にはわかるわ。

 でも、この質問に答えてもらえるかしら?」

とかなりお喋りになっており

きっとこの面接の会話が話しやすいのかな?

と感じさせてもらうことができました。

先生の方が話が止まらなくなってしまい、

本当なら30分のところを40分くらいに延長してしまい

先生が急いで

「あら、次の学生の面接があるから

 じゃあこの辺で!何か質問があればメールしてね」

と言われてZoomでの面接を終えました。

この学校からの合否の通知は

おそらく3週間以内にはわかるとのことです。

もし合格できたら行きたい気持ちはあるものの、

受かる保証はまだない状況。

既にこの学校には、何人もの方が受かっているようで

残りの選抜として開催された面接試験。

20人の候補者の面接試験候補者の1人として

声をかけて頂いたのですが、

おそらく可能性はどこまであるかは謎です。

この大学院のプログラムはちょっとユニークな構成となっており、

それもまた魅力の一つだなとは思っております。

しかし、非常に悩ましいこととして

在学期間は少なくとも 3~5 年以上かかる上に、

かつ、

今の私の状況を考えた時に

様々なネックとなる要因があり過ぎて、

正直、長年ずーっとずっと行きたかったけれど、

もし合格できても、

あえてガムシャラになっていかなくても

ある程度自分の生活リズムが取りやすく、

学費に対する出費などをできる限り抑えながら、

勉強とそれ以外のことでもバランスが取れる人生を

送ることのできそうな、

現在進行中の学校へ行く選択肢の方が賢明なのかもしれない、

と感じ始めてきました。

また、今回、面接をして下さったこの大学院は

私立大学でもあり

金銭的なことや、更なる学習期間が延びる分、

どこか自分の中で

一体なぜそこまでずっと勉強をしているのか

自問自答していることが多々あります。

今回の面接試験をして下さった学校に合格したわけではないため、

本当にこんな悩みももしかしたら

無駄な悩みになる可能性も大といえそうですが。

そうなってくれたら逆に気はラクでもあります。


ナースプラクティショナーとして、

自分の周りにいる人たちが少しでも笑顔になれたり、

安心させたりできるように、

自分のもっている知識や経験を活かして

現場で苦しい症状を抱えている人たちのお手伝いをすることに

やはり興味があり、

それを果たすためには

現在進行中の手続きが進んでいる学校の方がいいのかなと

心が揺らいでおります。

以前、アメリカでナースプラクティショナーの

修士学の大学院に通っていた時、

ある外来の実習で

患者さんがとても不安がっている中、

何気ないコメントに対して

患者さんが爆笑してくれたことがありました。

その笑いをきっかけに、

一気に患者さんが心を開いてくれたことがあります。

そうしたことって、

別に学校で学んだわけでもなく

アンダーソンの理論だとか

ナースプラクティショナーの実践モデルである

シューラーモデルを意識していたわけでもなく

単に目の前の患者さんを安心させたかったのと、

少しでも患者さんの気持ちに添いたいと単純に思っただけでした。

自分らしくいること、

また本来、何のために看護の道を選んできたのか、

なぜわざわざ日本で看護師として働いていたのにあえて辞めて

アメリカで急性期ではなく、

プライマリーケアを学びたかったのか、など

自問自答している内に、

徐々に心が揺れ動き始め、

一体何が今現在自分の求めている

人生の目的であるのか、など毎日考えている最中です。

既に行こうと決めている大学院からの正式な通知の手紙も頂いたり、

学生番号や学校用のメールアドレスも作成されていたり、

いろんな準備が始まっており、

オリエンテーションの日時も決定しており

気持ちの上でも高まっているものがあるのも影響があるといえそうです。

何よりも一番の要因は

公立の大学院であり、

かつプログラム自体はスムーズにいけば2年で終わるという点も

魅力の一つだなと思ってます。

そしてその大学院はアメリカ国内でも

ちょっと変わった仕組みとなっており、

そんなところも魅力的な点でもあります。

背水の陣の想いで

最悪なことを想定しながら

6校受験してみようと準備し続けていた年末年始。

結局4校は出願途中でやめて(アプリケーション費 節約)

この上記の2校だけ、手続きを完成させました。

去年末、思ってもみなかった急な新型コロナによる影響で

解雇(NPの仕事ではありません)、

ならばと意を決した博士課程への進学。

人生は、本当に負と正のバランスからなっていると痛感します。

良い事ばかりは続かないし、悪いこともまた一生続くわけではない。

悪いことがあった時にどうやって立て直すかで

人生の方向性は変わると思います。

今はまだ100%決断できた、とは言えませんが、

もし万一第一希望が受かったとしても、

おそらく既にどんどん入学の手続きが進んでいる

公立の大学院に通う気持ちの方が、

かなり強くなってきました。

博士課程はどの学校に行こうとも、

求められる博士課程の授業のペーパーなどの量&レベルが

修士号とは桁違いであり、

決して甘いものではないと警告されております。

大学院に入学できても、

全ての人が卒業できるわけではないとのこと。

環境も一因かもしれませんが

いくらでも学ぶ姿勢さえあれば、

希望する学校に行けなくても、

学会などで教授たちには会えることも可能でしょうし

いくらでも自分次第で吸収できるのかなと夢見てます。

また、いずれ学校を卒業したら、

卒業生にはなるものの、

別にもうその学校には所属しないわけで、

卒業生のネットワークはあるかもしれないものの、

おそらくそれ以上に

私の場合、

しっかり心を通わせることができるコミュニケーション能力があり、

最新の医療知識をもって、安全に治療計画の提供ができ、

少しでも患者さんたちの人生の質・スパイスが上がる介入ができれば

ナースプラクティショナーとして

最高なことはないだろうな~と思ってます。

また、今やナースプラクティショナーの場合

修士学だけではなく、

博士課程のレベルが求められ始めているのが

最近のアメリカでの傾向であるため

その波に乗っておくのも大事なことなのではないか、

という気持ちもあります。

そんなわけで引き続き、

今日も朝から、

明日も

明後日も

来週も

再来週も

ひたすら生物統計学の勉強をコツコツやっていきます。

時間をかけてわからなかったことが、

少しでもわかるようになるって

本当に楽しい上に

小さな幸せでもあります。




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今勉強している統計学で分かりにくい部分がある時に、

役立つなと思ったサイトを紹介したいと思います。

その名もKhan Academy カン・アカデミー。

先日勉強していた内容の一つにChi-Square カイ・スクエアーの内容があり、

なるほどね~と、わかりやすく説明されていて助かりました。



このKhan Academyには

米国看護師試験NCLEX-RN用に

解剖や生理学、主となる臓器の説明シリーズもあれば、

MCATなどのアメリカの医学大学院の準備試験用のもの、

更にはサイエンス(有機化学や生物など)や

世界史やアート、などもあるようです。

自分さえその気になれば、

今や学校に行かなくとも、

ネット環境さえ整えば

受動的に学ぶ時代から、

主体的に学べる時代なんだと痛感してます。

テクノロジーは学びたい人にとっても便利な時代ですね!

知らないことを知るのはやはり面白いなと感じてます。

特にこの生物統計学の知識は

今後の学問にも大きく貢献してくれる気配を感じてます。




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まだ去年の11月の時期は、

日本からEMS(国際スピード郵便)が送れない時期だったようで、

日本に住んでいる親がそれならばと配慮して船便を選び、

様々な長期保存が可能そうな食べ物を送ってくれました。

受け取るまでの期間は実に2ヶ月以上、3ヶ月未満。

箱の中身ももちろんありがたいものばかりなのですが、

それ以上にこの箱に入っていたであろう青森りんごが

さぞかし美味しかったのだろうな、と想像すると

食べたい気分にならずにはいられません。
Apl
一体最後に青森のリンゴを食べたのはいつだったのだろうか。

アメリカで食べるリンゴももちろん様々な種類があり、

アメリカ産のふじリンゴも美味しく頂けるものの、

日本のそれには叶わないと感じてます。


さて、昨日無事に提出したグループワークの評価が今日返ってきました。

この授業の担当の先生は今までにお目にかかったことがないくらい

とてもとても甘い成績を付ける方だという印象を受けます。

なんと30ポイント中30ポイント下さりました。

直すところがない、とコメントには書かれてあったものの

いや、そんなことないと思うけどな~、

しっかり指摘するところはして欲しいな

と逆に疑ってしまうくらいです。

それでも、これから待っている内容は簡単とは言えないため

今の内に点数を貯金しておかないと、

ファイナル試験(期末試験)は200ポイントなため

今回の甘い採点には将来的に救われそうです。

私が代表としてグループのパワーポイントを提出したため

私だけがコメントが読めて点数を知っている可能性もあったため、

念のため、他のグループの子たちにも点数を報告したら

皆、嬉しそうで安堵の様子でした。

何も貢献していない急性期のNPの子は

労力を使わないでパーフェクトスコアもらえたため、

相当ラッキーだといえそうです。笑

いずれにしても、グループ課題は

自分にも影響が出るため、

しっかりやりこなして提出することができて良かったと思ってます。

この調子で、親から頂いた貴重な日本の食べ物を堪能しつつ

後半戦、ラストスパートの勉強も頑張っていきます!

更なる時間をかけて新しい情報と知識を理解している過程であるため

時間があっという間に経ってしまうのですが

ずっと家にいるのも良くないと思い、

今日は散歩できそうな天候だったため

外の空気を吸いに身体を動かしながら気分転換をし、

また勉強に戻っていました。

最後に、

いつか日本に行けたら青森のりんごが食べたいです。



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今のクラスの内容が段々と難しくなってきました。

すぐに理解できない部分もあるため、

何回か読んだり問題を解いてやっと理解しています。

学部レベルの統計とはまた違った、

大学院レベルの生物統計学は単なる計算だけでなく、

その後の結果の意味合いや解釈も必須であり、

これから研究をする上では欠かせないプロセスと言えそうです。

しっかりこの授業が終わる頃には理解できていますように。

さて、このクラスの中で、先生が割り振った小グループがあります。

このグループメンバーで課題を提出するのですが

一人の子はとにかく病院でナースプラクティショナーとして

平日は働き詰めであり、

あまり勉強をする時間がないらしく、

内容を理解するまでに至っていない雰囲気があり、

全くもって余裕がないのがわかります。

そのため、もう一人の小児科のナースプラクティショナーの子と

私がほとんど課題を終わらせ、

それでも同じ問題の計算でも

答えが同じにならない部分があるため、

じゃあ、この急性期のNPの子にもやってもらって、

どちらが妥当か決めてもらおう、

となっていたのですが、

この急性期のナースプラクティショナーの子が

やはり内容を把握しきれていないようで、

「どちらの計算もきっと合っていると思うから、それでいいと思う」と言ってました。

「いや、それはないっしょ」と突っ込みどころが満載なのですが、

まぁフルで働きながら、

このとんでもなく時間の取られる短期の集中講義を取っていたら、

思わずそう言いたくなる気持ちもわかります。

でも他力本願にならないって誓約書にサインしてなかったっけ?と

頭をかしげたくもなりました。


私も自分なりの最善を尽くして、

小児科NPの子が教えてくれたソフト MiniTab

https://www.minitab.com/en-us/



を使うようにしたら、計算は確かに同じ数値になったりと、

知らなかったことを知ることができたり、

でもそれには予想以上に時間がかかったりと、

週末はひたすら理解して、とにかくなんとか課題を終わらせられるように

集中して勉強をしていました。

因みに、このMiniTabは30日間のトライアルで無料で使えるようにと

登録したのですが、かなり便利で目から鱗です。


正直なところ、グループワークをする方が

一人で淡々と書き上げるペーパー以上に難しさを感じます。

気を揉むと言いましょうか。

それぞれのメンバーにも特性があるからなのでしょう。

きっと先生からしてみれば、

3人分のペーパーや、各々のパワーポイントと評価よりは

グループで1つの方が採点しやすいのでしょうけどね。

学生は学生でまた違った大変さがあるものです。

いろんなグループ内のドラマはあるものの、

あまり他の子たちに頼りすぎないで、

自分が学びたいから、

学ばないと次に進めないから

この授業を取っているわけで

嫌でもリーダーシップを取らないといけない状況になりつつあり、

不安がちな小児科NPの子には質問があればすぐに返答し、

多忙で手がつけられていない急性期のNPの子には

とにかくわかっていることをどんどん情報提供していき、

なんとか1つの形となり、宿題を提出することができました。

また、大学院のウェブサイトからアップデートをしたものの、

アップデートしたパワーポイントの中の

チャートなどが上手く表示されないため、

グループの中の心配症小児科NPの子のことも考慮して、

かつ、提出した証拠を共有するためにも

皆のEmailをCCし、

再度先生へ直接パワーポイントを送っておきました。

そしたら数分で先生から

”I got it! Thank you"

と迅速な返信が来ました。

さて、次回はパワーポイントではなく、

課題形式はペーパーになります。

APAフォーマットかぁ。

内容が理解できていないと書けそうもないお題なため、

しっかりコツコツ勉強していきます。

どうかメンバー全てが無事に この授業を終了できますように。




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