今日の宿題のバーチャル患者さんは
17歳のヒスパニック系の高校4年生の女の子。

主訴は最近学校での活動に参加しなくなったり
疲れが酷く、体重が去年から非常に増え、
お酒は親に隠れて飲んでいる。
また、去年まで付き合っていた彼氏に勧められて
大麻も吸ったことがあるとのこと。でも今は吸っていない。

とにかくイライラして、妹を引っ叩くこともある。
と言うのも同じ部屋にいて、妹のやることなすことに
イライラしてしまうのだとか。

今まではGPA 成績も平均でA だった。
でも今はどんどん成績が落ちている。
親からは来年、奨学金がもらえない、
大学に入学できないなんてことはないようにとプレッシャーをかけられる。
元彼氏が自分の女友達とデートをし始めて、
自分は捨てられた感があり、もう終わったことなのに辛い、と。

先月から急に悲しくなり毎日のように泣いてしまう。
今日は親に連れられて医院クリニックにきたとのこと。


さて、ここで診断名に何か?


結果的には


いろんな血液検査やFull フィジカルアセスメント、
PHQ 9 と言うDepression Screening 鬱のスクリーニングをしたり
他の可能性がありそうな疾患が8つくらい選ぶようになっていた。

その中からオーダーした結果をそれぞれ解読し
絞っていった結果


ウツ病 が正解となった。



現在、アメリカのティーンの子達の鬱病は6% で、
年間、10歳から24歳の間に4400人の子達が命を断っているそう。
自殺未遂をする子も多く、女子の割合が高いけれど
男子の方が自殺の成功率断然高いと疫学で示されていた。


ティーンに対する治療の場合、

SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬) の内服開始か
Psychotherapy (心理療法)が同レベルで効果があるとのこと。
両方をすぐに提供するのではなく、まずはどちらからかにする。


成人のアプローチ、高齢者のアプローチとは少し違う。



ティーンの頃って本当にいろんなことが起こると思う。
おそらく今は特に 携帯や ソーシャルメディアで
余計に気持ちがブルーになることもあるのかもしれない。


でも今だけ 見えていることだけが 人生の全て ではない。


その先にはまだまだいろんな楽しいことも、
辛いけど乗り越えられることも多々ある。

年齢を重ね、経験が増えていくうちに
人生が違って見えてくると思う。


どうか少しでも、未来に対して明るい何かを見つけられる
ティーンが増えることを祈る。
日本においても、アメリカ国内であっても。


高校生活は本当に人生の一部にすぎないから。


もちろんハッピーでモチベーションの高い人もいるとは思うけれど



今が辛くても、その先のことは必ず変わってくる。



色々考えさせられる患者さんのケースだった。


明日も更に、将来 役に立てるNPになるために、
しっかり勉強していこう



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