この話はなかなか説得力のあるものだと思うので紹介したいと思う。

Jaines Andradesの実話。

彼女は10年前、病院で清掃の職員だったそうである。

その後、正看護師となり、そして先月ついにナースプラクティショナーになった。

画像からもわかる通り、

彼女のネームバッチにはトラウマ外科ナースプラクティショナーと書かれてある。



私がとても気に入っているコメントの一つに、

「清掃をする仕事は厳しい。でも、もし私がまた清掃業から始めることになるのなら、

 それは価値のあることだからやり直す。」

「採血を専門をしている部門(Phlebotomy)や栄養部などの全ての職業は重要なもの。

 彼ら彼女らなしにはできないから」と語っている。

彼女の言わんとしている視点は本当によくわかる。

日本でそこそこの期間、正看護師として働いていたのに

アメリカに来た当初は、正看護師の試験に合格したものの、働けないステータス。

そして英語力もない。

それゆえにずっと根気よく様々な場所でボランティアをしてきた。

病院は2つ、施設は2つ、ホームレスセンターも2つ、

その他にもコールセンターやFood Bankなどでも働いてきた。

ボランティアをしていると、特に病院では

看護師やCNA(看護助手のようなもの)との関わりのみならず

清掃の人や搬送の人、そしてキッチンの人たちと頻繁に関わることが多く、

彼らの仕事がいかに大事であるかを目の当たりにした。

こうした気づきはボランティアを根気よく続けてこなかったら経験できなかったと思う。

根本的な環境整備や患者さんの食事や、間食の確保によく駆り出され、

ナースコールや外部部門の電話の応対、

また、転倒リスクの高い不穏の患者さんとは

ずっとマンツーマンでベッドサイドに居続けて

一緒にテレビを見たり、話したり、洗顔や足拭きなど

スタッフや家族の方たちが忙しくてできないことは百も承知だったため

ボランティアとしてできることなら何でもした。

看護師の働きがわかるからこそ、率先して助っ人にもなれたこともあった気がする。

初めて語学学校の学生として留学に来た時は

まだまだ日本では看護師として働いてすぐに辞めて来たため

日本では看護師という意識が結構あった。

しかし、アメリカでは看護師として働けないことを

現地に来てからより一層 現実として受け止めていたため、

頭をしっかり切り替えて、ボランティアとして働きたいと思い、

その結果、十分に満足していろんな経験をさせて貰えた。

患者さんやスタッフに貢献できるのは嬉しかった上に楽しかった。

謙虚になれた上に、違った目で看護師の働く姿を見ることができた。


Jaines も きっと、清掃業として踏み出して、徐々にステップアップしているため

問題なく、すぐに看護師、ナースプラクティショナーなった人たちには

見えないものが見えているのだと思う。

たとえ長い年月、学校に通ったからといって、学位が上だからといって、

それで威張る必要はないと思う。

もし、そのように厳かなことをして、しっかりとチーム医療に貢献できないのなら

宝の持ち腐れ。小さなこと、どんな仕事でもしっかり尊重できることは大事だと思う。

「なんでそんなことをしなければならないの?

 私は日本で看護師だったのよ!一体私を誰だと思っているの!?」

といった態度に出るのか、

それとも、新天地には新天地でのルールや やり方、教育の制度も違うことを知り

川の流れの如く身を任せてやれることをやるのも方法の一つかな、

と個人的には思う。


この映像を見てまた勉強を 頑張ろうという気持ちになった。

新型コロナの不安定な時代であっても

それに押しつぶされることなく コツコツ頑張り続けている人たちが世の中にはいる。



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