アメリカのナースプラクティショナーの試験練習問題には

研究に関することも出てきます。

臨床の薬理作用や病気の所見や検査、治療法のみならず、

研究用語や研究方法、統計などの用語も

本番の試験では知っておくことが求められるんだなーと感じております。

私の通っていたナースプラクティショナーの学校では

ニュージーランドから来てた教授が看護研究の授業を担当されていて、

オーストラリアやニュージーランドの方が話すような英語の訛りがありました。

脳神経学の博士だったので看護のことはあまりわかっているようではなかったのですが

やはり研究の仕組みや用語は同じだから、

かつ彼の研究は結構素晴らしいものだったようで

(授業でもしょっちゅう話してました。笑)

しっかり研究できるだけの基金を得て、大学にも利益となる存在感であり

頻繁に研究を発表されていたのを覚えております。


さて、今回ふと「あれ?この用語の意味することは何だっけ?」と思うことがあったので

ちょっと面白いかな~と(勝手に)思ったので書き留めておきます。


その名も" Hawthorne Effect" ホーソン効果 と言います。

これは1924年から1933年の期間に、アメリカのシカゴで行われた研究です。

Western Electric Telephone Manufacturing Factoryという工場がホーソンという地域にあり、

何が行われたかと言えば、

どうしたら(どんな因子が)工場で

はたらく労働者たちの生産性が高まるかを調べたようです。

照明がもっと明るくなったらいいのか、など  

様々な介入をして、一体何が効果を上げるのか?と検討されたようなのですが

実はそこには人の心理が影響していたそうです。

どういうことかといえば、

人の目があると、人は頑張る傾向にある、とのことです。


このシカゴで行われた研究の最中、

照明は暗いのに生産性が上がったり、

悪条件のはずなのに、いい結果になったりと、

人の心理的なものが左右して、環境が悪くても予想外にいい結果が生まれたそうです。

つまり研究をしているため、その労働者たちは研究者たちに見られている

という意識が働いたのでしょう。

きっと研究に参加していなかったらなぁなぁになっていたことも

よっしゃーいっちょやったるか~!となったのかもしれませんね。

なんだか人の心理って本当に面白いですね。


ホーソン効果について調べている間に出会った研究論文がこちらになります。

このホーソン効果をしっかり吟味していないことを謳っていらっしゃる

イギリスのシステマティックレビューを行った文献です。



個人差はあれど

人ってきっと見られていたり、注意を向けられていると、

ある程度、心理として 頑張ろう って思うのでしょうね。




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