今回、アメリカのセントラル時間(シカゴやミネソタ州の時間)の

朝9時からシンポジウムに参加してみました。

講演をされた方は合計6人でした。

最初に話をされた方は

スタンフォード・ヘルスケアで働かれている

疼痛コントロールをされている

ナースプラクティショナーの方で

トピックスは大麻(カンナビノイド)を

どのように医療の現場で用いられているのか、

どのような作用・副作用があるのか、

どのような症状のある人に効果的かなどでした。

因みにアメリカの州によっては

クリニシャン(医師やNP)の勧めで医療的に使われることも

レクリエーション(娯楽的)に用いる場合にも

許可されている州もあれば、

医療的なものだけなら可能な州、

そして医療的であれ、娯楽的嗜好のためであっても

禁止な州があることを知りました。

脳神経的な作用や内分泌ホルモン作用にどのような影響を及ぼし、

循環器にもどのような影響を与えるのか、

大麻の歴史や

それに関連した様々な法律などが話されていました。

一つ患者教育として大事なこととして、

錠剤で内服する際には、

たばこのように吸うものとは異なる作用時間であるため、

内服後、1~4時間すると、効果が出て来るため、車の運転は避けること、

とのことでした。

また、アメリカ合衆国の政府は大麻は違法としているため

もし患者さんが合法的な州にいたとして、

その大麻で癌痛コントロールをしていたとして、

荷物の中に入れておくと、

空港で撤収されたり、違法行為とみなされることを

知らせておくように、とのことでした。

薬物作用機序などはナースプラクティショナーの学校の薬理学などで

学んだため、記憶はまだ新しい方ではあるのですが

こうした上記のことは知らなかったため、

いろんなことを知っておくことが大事なのだと感じました。

今でもNPの学校の頃から覚えていた内容として、

大麻には400種類ほどのケミカル化学物質が含まれているということです。

使ったことも、育てたことも、処方する人も今までに見たことがないため

私自身は本と講義だけの知識になるのですが、

講演者曰く、

人によっては、

自分の庭などで育てる人もおり、

大麻栽培の場合、カビが生えたり、バクテリアも発生する上、

身体に害を駆除剤も使用する必要があるため、

そうしたものがついている自分で栽培した大麻を吸うと、

こうしたカビやバクテリアも一緒に吸うことになり、

身体に吸収されるため、

それを避けるためにも、

しっかりとラベルが張られている大麻の製品でないと危険である

と話されていました。

日本では違法であるため

どうしても馴染めない内容ではあるものの

実際、アメリカの在宅医療の実習で患者さんの家に入ったら

異様なにおいがして、それが何かわからず

そのお宅を出た後に

プリセプターが大麻のニオイであることを教えてくれました。

外科医が処方した鎮痛薬がどうしても効かないとのことで

大麻をどこかから旦那さんに購入してきてもらい

まるでタバコのように吸っていたのでした。

ベッドの横には吸い殻があったので。

しかし、患者さんはそのお陰で痛みが緩和されたと笑顔でいたため

さすがアメリカならではだなぁと感じました。


その他の講演者たちは

ミネソタ州にあるメイヨークリニックMayo clinicのナースプラクティショナーの方か

シカゴにあるRush 大学の准教授、かつ精神医療専門のナースプラクティショナー、

ニューヨーク大学医学院の臨床准教授の医師、

そして、先日、プロゴルファーのタイガーウッズが転院された

セレブがよく入院するシーダーズ・サイナイCedars Sinai病院のディレクターの方

でした。

コロナパンデミックが始まってから、何度か

オンラインで学会に参加したことはあるのですが

今回のこのシンポジウムは

100%満足度のある 非常にお勧めできる内容です。

個人的に一番好きだった講演内容&プレゼンテーションは

メイヨークリニックのナースプラクティショナーかつ教育者でもある

Mertenさんのお話でした。

甲状腺機能の話や内服のコントロールの内容、

妊婦さんの時はどう処方するか、

高齢者の甲状腺機能亢進症の場合はどうするか、

橋本病を疑った時に検査する抗体は何かなどなど、

症例ケースのように教えてくれて、

覚え込むというよりも

考えるプロセスを与えてくれて、

去年勉強したナースプラクティショナーの認定試験でも

出題される内容でもあったため

知識が更に深まった感じがします。

もちろん、知っていることもあれば、

知らなかったこともあり、

会場に出かけなくても、

好きな時に水やコーヒーを飲みながら

しっかりメモを取り、

講義が聴けるのって本当にありがたい学びの機会だと感じました。


シンポジウムの最後に、20問のクイズがありました。

きっと講義を50%くらい聴いていたら答えがわかるレベルで

全くひっかけ問題などなく難易度はかなり低い良心的な問題ばかりでした。

その後、アンケートに答えると、

すぐに修了証書がダウンロードできるようになっていました。

これはナースプラクティショナーAANPの認定証Certificateを

更新するのにも使えるそうです。

ただし、このCertificateは有効期限は4年までだそうです。

まだ5年先の更新である私には早すぎたようです。

でも今日学んだことはきっと将来役に立つものだと思うので、

受けてよかったと思っています。

こちらがCertificateです
Pccer

また、今日ライブのシンポジウムに参加できなかった方たちも

1週間後には今日の全ての講義が録画されたものが聴けるように

アップデートされるそうです。

9月上旬までアクセスは可能なため

ご興味のある方は今からでも申し込めると思います。

こちらがリンクになります

https://pcna.net/professional-development/annual-symposium/





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