米国ナースプラクティショナー(NP)になるために

アメリカの看護大学院に通っていました。Board certified ナースプラクティショナー になれるように勉強中。日々のこと、勉強のこと、アメリカの看護大学院に入るまでの過程、アメリカの医療職や日常について、研究や、将来の仕事のことなど、順序は関係なく、気ままに書いていきます。

カテゴリ: 学校・授業

今回はナースプラクティショナーの話ではなく

アメリカの保健師の話をしたいと思う。

日本で保健師になるのには4年制の看護大学を卒業するか

保健師の養成学校に通う必要があると思う。

調べてみたら今でも日本ではそのような形のようである。

私も日本で看護大学生だった時には、保健所などで実習をしたのを覚えている。

それはまた別の学びとなり、貴重な経験となった。

一瞬、保健師になるのもいいかな、と思ったくらい

実習先の方たちから得るものがあった。

結局はならないでペーパー保健師のままアメリカに来てしまった。

私の仲良くしていた子たちの中の2人は、

絶対に看護師ではなく、保健師として働きたいと宣言し、就職活動をして

実際に卒業後には保健師として活躍をしていた。

そのうちの1人のクラスメイトは英語がとても流暢に話せて、

当時は彼氏だったアメリカ人の旦那さんと結婚した。

彼女曰く、語学力を活かすというか、頼られすぎるために、保健師になってから

超過で課される仕事があると愚痴っていた。


では、アメリカではどうしたら保健師になれるのか?

アメリカで正看護師となるためには必ずNCLEX-RNという試験を受ける必要がある。

しかし、保健師の場合、Certification(認定証)という形になる。

つまり日本では保健師の資格は、看護師の資格がないとなれないのと同じで、

アメリカでも 正看護師の資格を持っている上で保健師になれるのだけれど、

NCLEX-RNのような試験はない。なんとラクなのことか。

というのも、アメリカでは、

保健師の場合License資格ではなくCertification となるからなのかと予測する。

それゆえに、べつに国家試験を受けなくとも、実習をしっかりこなして

クラスを修了すれば保健師となることができる。

そうは言っても、大学側は何もしてくれないため、

卒業してから 自分でしっかり成績証明書を取り寄せて

Board of Nursing に提出すると 保健師となることができる。

因みに保健師のことをPublic Health Nurse (PHN) という。


私の経験談を話すと、

アメリカで看護学士を取るために、4年制大学で勉強をしていた時、

夏(6 週間) に集中的に保健師になるための 講義と実習が同時進行であった。

講義はオンラインでのやり取りで、先生が録画した授業を見て

たしか毎週、時間制限のあるオンラインの試験を受け、

週に2回ほどディスカッションフォームという課題があった。

これは先生が提示した課題に対して、

自分でしっかり調べて、どう考えるなどを授業のサイトにアップデートし、

それが水曜日までに掲載(ポスト)することが必要だった。

そして、自分の書いたものをポストすると、

他のクラスメイトの書いているものも見ることができ、

そのうちの2つに対して

自分の思うこと、感じたこと、考えたことを一定の文字数以上

締め切りまでに(通常日曜日の夜)ポストをすると

それに対して先生が後々点数をつけて来た。


保健師の実習には一定の時間が定められており、

たしか130~140時間こなす必要があった。

実習のクラスと講義のクラスは別であり、

教員も別だった。

実習のクラスには学生が 9人いた。

講義のクラスには20人程度いた。


実習グループは、3つに分けられ、

私の実習メンバーは、1人はアルメニア人と アルメニア系アメリカ人だった。

先生が2人いて、担当地域をグループごとに課された。

そして、地域センターに行くことになったのだけれど、

そこは主に避難場所 (シェルター)と言われる、

家庭内暴力を受けた女性とその子どもたちが来るところだった。

そして学校などもあり、ボランティアやスタッフが子供たちに勉強を教えたり、

スポーツや遊び、イベントを提供していた。

また、虐待を受けた多くの女性たちは英語が第二ヶ国語の人たちが多く、

職を探すための支援もされていた。

その場所にずっといられるわけではなく、

私が実習に行っていた頃は100日までいられるとのことだった。

この地域のことを3人で視察し、何が問題になっているのか、

疫学的なもの、統計学的なもの、などデータを集め、

シェルターのスタッフやそこのいる人たちにインタビューをし、

健康問題を抽出して、そこからどのように介入していくか などを行った。

また、週末には果物や野菜、食品なども配布され、

イベントをすることで、このセンターが

基金を集められる(ファンドレイジング)ように工夫されていた。

そのセッティングや手伝いを私たちも参加する必要があった。
W3
下水から上水道までの過程を一部始終みられる現場にもヘルメットを被って参加した。
W2
個人的には本当に素晴らしいシステムになっていて、楽しかった。
W1

このような大きな設備の工場で、たった一人だけ産業看護師が働いていることが

とても興味深くて、看護師かつ保健師としての役割にも

様々な現場があることを痛感した。

そういえば、日本でも保健師の実習で、

会社の産業保健師さんに付いて回ったのを思い出した。

こうしたいろいろ書いていると、過去のことをいろいろ思い出す。笑

他にも自分の行けるものに参加してノルマを果たす必要があり、

実習のミーティングの最終日に先生たちに

どれだけ活動をできたか、最低限の時間数を達成したかの

報告書を提出する必要があった。


話が長くなってしまったのだが、

アメリカで 保健師になるには、どうしたらいいのか?

アメリカの4年制大学に行く、

もしくは、看護大学院に入ってから正看護師になるためのプログラムに行き、

(このプログラムのことを "Master's Entry Program in Nursing" などと言う。

 学士は看護ではなく、別のものであること。

 例えばエンジニア、音楽、ビジネス、文学などなど。
 
 こうした看護を勉強したことのない人たちが

 看護師になりたい+別の専門の学士を持っている場合

 看護学士 BSN を超えて、

 直接 看護学修士 MSNのプログラムに入るプログラム。

 卒業すると看護学修士と正看護師の受験資格がもらえる。

 そして保健師の申請に必要な書類を出せばなることができる)


そうした大学や大学院に通うとクラスさえ

しっかりパスできれば誰でもなれる。

留学生だろうが、国籍がアメリカでもなく、

永住権がなくてもプログラムを終えることはできる上に

保健師のCertificationも取れる。

おそらく当時は、クラスメイトで留学生として実習に行っていた子は

フィリピン出身の子1人と私の2人だけだった。

少なくとも私の通っていた公立の大学では、

卒業をしてBSN看護学士を取得してから

その成績証明書と実習時間をBoard of Nursingに申請し、

また資格の手続き自体にも一定の金額が求めらえる。

実は今日、正看護師の免許の更新の知らせのはがきが来たのだが、

同時に保健師の方もやらないとな、と思っている。

保健師の更新費はいくらかな、と調べたら$125だった。

アメリカの正看護師、保健師、ナースプラクティショナーの資格やCertificattionsは

通常、有効期限が切れる2か月前から更新ができる。

ナースプラクティショナーの授業も、この看護師と保健師の更新をする際に

必要な継続教育の要求するものに当てはまるため、

今回は、大学院の成績証明書を提出すれば、大丈夫なはずなんだけど。

因みに、保健師のCertificationも年に2回の更新となっている。


いろいろやることあるな~。ぼちぼちやるか~。

長くなり、失礼いたしました。

ではっ 



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教授に確認したくてメールをしたけれど

ここ最近 夏学期を教え始めていることもあってか、

また博士課程の学生たちの世話など

かなりいろんなことをされている方なため

新型コロナだろうが、彼女に関しては

常に多忙な方であり、なかなか返事が貰えなかった。


そのため、私の単純な質問には

いちいち答えている暇がないんだろうと思っていた。

気長に待つのみ、と思っていたら、今朝メールが来ていた。



そんな日に限って、こちらは 朝から夕方までバタバタしていたから

しっかり読んでなくて一瞬焦った。

いつも私が忙しくなる時に、意外とメールが来ていることが多い気がする。



彼女曰く、結局のところ、キャンパスでの仕事は

やはりリモートにしていくことになった。



今日も夜になって落ち着いてパソコンの前に座れてから

ニュースを読んでいたところ、

University of North Carolina at Chapel Hill という公立の大学では

まだ学校が始まって1週間目だけれど

新型コロナの件数が 2.8% から 13.6% へと急上昇したため、

on-lineに切り替える決定が下された。

リンクはこちら

https://www.unc.edu/posts/2020/08/17/shift-to-remote-cm/


このノースカロライナ大学の学長のコメントによれば、

やはりコロナの件数が上昇していることは

学生だけの問題ではなく、彼らを取り巻く同僚や家族、

ご近所やコミュニティまでにも

悪影響を与えることを懸念しているらしい。



きっと学生たちはてんやわんやになっているだろう。

通常、新しい学生生活を送りには、

学校生活に必要な物品を揃えたり、と

いろんな準備が学生たちにも必要だと思う。

やっと準備が整って始まったかと思ったら

学校がすべてオンラインに変更だとは。



大規模な機関(大学)のトップが下す判断は多大なる影響を与える。

「やってみてダメならどうするか考える」という

個々の挑戦とは全く違うアプローチが必要。



こうした公衆衛生的な問題の場合には、

あまり軽率にならず、しっかりと慎重に対応をすべきだと思う。

最悪の場合を想定して、

あまり積極的にリスクは取らない方がいいといえる。

もちろん学生たちがキャンパスに戻って

勉強やアクティビティーをしたい気持ちは痛いほどわかるけど。

でも根底には健康、安全がなくしてできるものではないと思っている。



それゆえに、

私も教授のおっしゃる通り、

今までは難しかったけれど

研究のプロセスも変わってきたため

学校に出勤をしないでやっていくことに賛成。

やっと その必要がなくなりホッとしている。



もちろん、何かまた頼まれたら できることであれば

しっかり対応するつもりである。

この教授は本当に憧れる素敵な方。

ナースでもあり博士でもあり、経験豊富な教授。

厳しさもあるけれど、表立って見せるのではなく賢くアプローチをしてくれる。

そして 困っている時に手を差し伸べてくれる とても優しい方。

看護学科だけではなく、他学科でも教えている。

疫学やQuantitative study にも長けていて 研究者としても魅力的。



先生の連絡を受けてから どうしても

しないとまずいことが2つあって、

緊急に片づけることを終えた時には結構な時間になっていた。


なんと驚いたことに、結構な学生がキャンパスにまだいて

皆、マスクをしないで大人数でワイワイ集まっていた。


やはり これだから拡散するのだろうと痛感した。

まだまだ気が抜けない時期である。








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私の所属していたアメリカの大学院に以下の専攻があった。

成人高齢者急性期ナースプラクティショナー
成人高齢者プライマリーケアナースプラクティショナー
ファミリーナースプラクティショナー
小児プライマリーケアナースプラクティショナー


英語でいうところの

Adult Gerontology Acute Care Nurse Practitioner 
Adult Gerongoloty Primary Care Nurse Practitioner 
Family Nurse Practitioner 
Pediatric Primary Care Nurse Practitioner 





私たちが学校を卒業する前には

Pediatric Acute Care Nurse Practitioner も開設された。


これらすべての専攻が一緒に取る授業が3つあり、


プログラム開始の1年目にある。



Advanced Pathophysiology 病理学
Advanced Pharmacology 薬理学
Health Promotion 健康増進



そして

専攻によって 授業の形態、内容は違うけれど
受けなければならない授業の一つに

Advanced Physical Assessment フィジカルアセスメント

がある。



成人高齢者急性期ナースプラクティショナーの専攻は、

メインとして学ぶことは

ICUなどで症状管理かできるくらいの授業内容で、
心疾患や脳血管疾患など、非常に強化されると友達が言っていた。

とにかく細かい投薬の管理、電解質、画像診断の味方など
Pharmacological Intervention が重視され、
救急、クリティカルケアの講義は濃厚だとのこと。

友達がよく口にしていたのは「症状管理」がメインだとのこと。

ひとたび自分たちの専門分野の治療などが済んだら、

" Go back to PCP (Primary Care Physician) と言うらしい。

つまり

成人高齢者プライマリーケア か

ファミリーナースプラクティショナー

もし、小児の患者さんであれば、

小児科プライマリーケアナースプラクティショナーに

戻ってフォローアップをするようにと言うらしい。


成人高齢者急性期ナースプラクティショナー
の実習先は

自分の希望を指導官に出せるけれど、

循環器、呼吸器、脳神経、皮膚科、救急病棟、一般外科、腫瘍科など様々。

比較的、専門分野をフォーカスにしている大学病院付属の外科などで
実習をしている子が多かった。



成人高齢者プライマリケアーの場合、

予防のスクリーニング、術前のスクリーニング、薬物管理、
血液検査や画像のオーダーの仕方と結果の分析、
高血圧管理、耳鼻科、循環器、呼吸器、内分泌、皮膚科、婦人科、
整形外科、リウマチ科、高齢者に多い疾患の勉強など広く学んでいく。

実習先は大学病院の外来もあれば、
アメリカで大きなHMO保険医療機関であるカイザーKaiser 、
開業医のクリニックや在宅医療、ナーシングホームなど。

また、一定の学生はOccupational health 産業保健も
サブで専攻している子たちがいて、

そうした子たちは工場の保健室や、
労災の書類の書き方や、
病院の雇用前の健康スクリーニングなどをする
実習先にも行っていた。



ファミリーナースプラクティショナー
の場合、

このAdult Gerontology Nurse Practitioner と取る講義は全く同じ。

それに加えて1つだけ多い授業を取るだけ。
それはファミリーナースプラクティショナー用の小児科の授業。
それは春学期にあった。

小児科のナースプラクティショナーほど細かくは学ばないけれど
子どもの成長過程や疾患、治療法など学ぶ。
予防接種に関しても結構強化されるらしい。

焦点としているのは予防、フォローアップ、スクリーニング、
そしてER や救急医療外来(Urgent Care Cinic)などに
来た患者さんの急な治療の最前線にもいる。


このファミリーナースプラクティショナーの子たちは
成人高齢者プライマリケアーよりも実習先が優遇されていて
ちょっと羨ましかった。もちろんひどいところに回されて

" I didn't learn anything" と愚痴っている子も結構いたけど。


小児プライマリーケアナースプラクティショナー


大学病院の付属の外来に行ったり、
カイザーなどの病院の外来が多いときいた。


あまり小児の子たちと重なる授業がなかったので
詳細は残念ながらわからないのだけれど。




Adult Gerontology Acute Care Nurse Practitioner 
成人高齢者急性期ナースプラクティショナー




Pediatric Primary Care or Pediatric Acute Care Nurse Practitioner 
小児プライマリケアー もしくは 急性期ケアナースプラクティショナー



の子たちだけは


CNS (Certified Nurse Specialist)
のダブル専攻ができる。

ファミリーナースプラクティショナーと
成人高齢者プライマリーケアナースプラクティショナーはできない。



学校に実際に入って経験してみないことには

一体何が違うのか正直わからなかった。


私が求めていたものは

予防医療だったので、

かつ、小児科での経験がないことも踏まえて

分の専攻を決めていった。



学んできた内容は、いろんな思いはあるけれど

この学校で学ぶことができて本当にありがたいと思っている。

もっと大学病院の外来に回してくれたら更に嬉しかったけど。

100人近くいる学生の実習先をそれぞれ確保してくれる

先生の気持ちを考えたら、仕方ないかなとも思った。



他のオンラインのナースプラクティショナーの学校などは

自分で実習先を見つけなければならないらしいので。






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最近、どうもノートパソコンの調子が悪いなぁと思っていたら、

ウィルスにかかっていた。

ファイルも感染しているものがあり、

一つずつ削除するようにとネットで書かれてあり

やっていったけど、感染はかなり進んでいたよう。

Macでもそうなるんだ、と驚いた。



日に日に唸るようにハードディスクが動き、

昨日はついに動かなくなってしまった。

壊れてしまった。



学校のラボで使っているパソコンがあるので助かっているものの

ほんとパソコンが使えないのって不便。

テレビは必要ないけど、パソコンなしではなかなかキツイ。

ここ数日、やりたいことやノルマは全く達成できなかった

勉強も本当にわずか20問しか解けなかった。




学校のサイトまでログインできなくなってしまい、

どうもグーグルのアカウントのアクセス履歴から

見知らぬ電話からのアクセスをみた。

そんなことってあるの???!ビックリ


ゾッとする。


友達も以前、アカウントを乗っ取られて、

銀行口座まで影響を受けたとのこと。

とにかく勉強よりも  まずは生活の安全、

そしてアイデンティティーのセキュリティーの確保。



こういう時にパソコンやコンピューターに強い人っていいよなぁ。

まぁやっとなんとかなってきた。

あぁ光が。。。







話は変わって、

今日、学校から卒業式のパンフレットが来た。

今年はナイチンゲールの記念すべき200年目の誕生日。



看護師、助産師、看護職の人たちにとっては大事な年。

 "Year of the Nurses"  と言ってくれている


WHO website で確認できます

https://www.who.int/campaigns/year-of-the-nurse-and-the-midwife-2020



クラスメイトの中には、

来月の中旬には

ナースプラクティショナーの試験が受けられる許可を得た子がいるけど

自分は自分のペースで開拓していきます。

私は 彼ら、彼女たちのように まだ許可は来ない上に

他の面でも なかなか不利なところがあって

辛抱する時期だと思っている。


クラスメイトは来月試験が済んだら、

他の国に旅するって言っているけど

私はそんなお金や時間があっても

今のこの時期に 必要でないなら

旅はしないと思わないんだけどなぁ


ヨーロッパにスキーをしに旅して

コロナにかかって指先を切断しなければならなくなった

アメリカ人の男性のニュースもなかなかの警告だと思った。



とりあえず今は自分ができることを最大限にやりたいので

パソコンが壊れようが、解決策をなんとか夜な夜な起きて

みつけたので おそらく なんとかなっていくだろう。



いやぁ、それにしても ヘルプデスクのアブラ●●さん には

とてもお世話になった



さて、やれていない計画倒れだった 業務をやっていこう。


今日こそしっかり問題こなすぞ 



アメリカのナースプラクティショナー の学校に通っている時、
アメリカ人のクラスメイト、
もしくは永住権を取得してナースとして働いている移民のクラスメイトたちの
ほぼ 99% はナース(Registered Nurses)として働いていました。


一方、留学生として入学した私たちは
合法的に働けるのはリサーチアシスタント、
またはティーチングアシスタント、
さらにはキャンパス内でのカフェや本屋、ジムなどで働けるため、
何人かはそうやって働いていました。


私もティーチングアシスタントとしてクラスを受け持ち教えたり、
教授のお陰で実験室や病院の外来クリニックに行って
患者さんに関わる研究の仕事の経験も頂きました。


このティーチングアシスタントの仕事は
週にどれだけ働くかによるのですが、
50%の場合には、1学期にかかる授業料が半額になりました。


これはかなり助かりました。もちろんティーチングの時間が取られるし、
労力もいるけれど、それでもかなりの学費が免除されたと思います。


クラスメイトの中で1人、サウジアラビアからきた子がいて、
その子は政府が徹底したサポートで働かなくても大丈夫な状態だったようです。


私の学校は100% On Campus (通学派)だったので、
学校に通うことは必須でした。


私の場合、専門のNP の授業以外でも取らなければいけない授業があり、
かつ、教える授業などもあったため、週に4〜5日通っていることもありましたが


通常の アメリカ人の子達のようなRN として働いている子達の
カリキュラムの場合には、
キャンパスに来るのは

1年次は週に2回、2年次は週に1回で済みます。


一見 楽そうに思えたけれど、これは単に授業が学校内であるだけで、
実習が入ってくると、実習先へ行く日にちは、
週1日から段々と増えて
最終学期には週3回となりました。


週1〜2回でもとんでもない勉強量上に、レポートが山のよう

決して甘く考えてはいけないと思いました。


さらには実習もあるから、学校には来なくても、
学校関連の学びは常に継続されていました。



働きながらでもアメリカのナースプラクティショナー になれる
アメリカの教育状態の一つには、100% オンラインもあるんです。


American Association of Nurse Practitioners (AANP)という
団体が書いているサイトがあります。

https://www.aanp.org/student-resources/planning-your-np-education

このサイトによると

現在のアメリカのナースプラクティショナー の学校数は400校。

その中でもOn line 学校 が結構あります。

働きながら、キャリアアップしていくことが
本当によく組まれていると思います。



学校に通う時間や手間がいらない、
自分のペースでできる、
というのはメリットなのでしょう。


残念ながら 留学生は入学対象にならないのですが、
(コロナで緩和されたら門戸も広くなる?)


私がここで書きたかったのは、将来日本でも、
看護師のキャリア向上と教育レベルを上げていくのには、

こうした融通の利くオンラインの教育を
もっと広めるのもありなのではと思ったからです。




ちなみに、アメリカの100% オンライン NP Schools の不利な点は

学費が高い
実習先を自分で探さなければならない
学校にとっては認定されていないものもある


とのことです。



日本だと、看護学士がなくてもナースプラクティショナー の大学院に
入れるとウェブサイトで見受けました。


アメリカではMUST で必ず看護学士は要求されます。
やはりしっかり看護研究の知識、論文の解読、文章の作成は
学士レベルでしっかり付けておき、
大学院に来るというスタンスなのかと思います。


それぞれの国によって、
ナースプラクティショナー に求めているものが
違うのかもしれませんね。





注:私はエージェントではないので、最新情報は周知しておりません。
  個人的な経験を自分の思うがままに書いているだけです。
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今日の宿題のバーチャル患者さんは
17歳のヒスパニック系の高校4年生の女の子。

主訴は最近学校での活動に参加しなくなったり
疲れが酷く、体重が去年から非常に増え、
お酒は親に隠れて飲んでいる。
また、去年まで付き合っていた彼氏に勧められて
大麻も吸ったことがあるとのこと。でも今は吸っていない。

とにかくイライラして、妹を引っ叩くこともある。
と言うのも同じ部屋にいて、妹のやることなすことに
イライラしてしまうのだとか。

今まではGPA 成績も平均でA だった。
でも今はどんどん成績が落ちている。
親からは来年、奨学金がもらえない、
大学に入学できないなんてことはないようにとプレッシャーをかけられる。
元彼氏が自分の女友達とデートをし始めて、
自分は捨てられた感があり、もう終わったことなのに辛い、と。

先月から急に悲しくなり毎日のように泣いてしまう。
今日は親に連れられて医院クリニックにきたとのこと。


さて、ここで診断名に何か?


結果的には


いろんな血液検査やFull フィジカルアセスメント、
PHQ 9 と言うDepression Screening 鬱のスクリーニングをしたり
他の可能性がありそうな疾患が8つくらい選ぶようになっていた。

その中からオーダーした結果をそれぞれ解読し
絞っていった結果


ウツ病 が正解となった。



現在、アメリカのティーンの子達の鬱病は6% で、
年間、10歳から24歳の間に4400人の子達が命を断っているそう。
自殺未遂をする子も多く、女子の割合が高いけれど
男子の方が自殺の成功率断然高いと疫学で示されていた。


ティーンに対する治療の場合、

SSRI (選択的セロトニン再取り込み阻害薬) の内服開始か
Psychotherapy (心理療法)が同レベルで効果があるとのこと。
両方をすぐに提供するのではなく、まずはどちらからかにする。


成人のアプローチ、高齢者のアプローチとは少し違う。



ティーンの頃って本当にいろんなことが起こると思う。
おそらく今は特に 携帯や ソーシャルメディアで
余計に気持ちがブルーになることもあるのかもしれない。


でも今だけ 見えていることだけが 人生の全て ではない。


その先にはまだまだいろんな楽しいことも、
辛いけど乗り越えられることも多々ある。

年齢を重ね、経験が増えていくうちに
人生が違って見えてくると思う。


どうか少しでも、未来に対して明るい何かを見つけられる
ティーンが増えることを祈る。
日本においても、アメリカ国内であっても。


高校生活は本当に人生の一部にすぎないから。


もちろんハッピーでモチベーションの高い人もいるとは思うけれど



今が辛くても、その先のことは必ず変わってくる。



色々考えさせられる患者さんのケースだった。


明日も更に、将来 役に立てるNPになるために、
しっかり勉強していこう



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今日のノルマは

実習に行けない分、架空の患者さん達とのやり取り

面白いなと思ったのは、大学3年生の男の子の症例。



彼はPre-med(プリメッド)と言って医学部を目指している学部生。
アメリカは大方の医学部は、4年間の学部を卒業してから
医学部の4年制の大学院に行く。
多くの学部生は学部時代に沢山ボランティアをする。

どうやらこの患者さんもやる気満々なPre-med君。

彼曰く、3月からヨーロッパ圏に行きボランティアをしてアメリカに帰ってきたところ、
微熱と息苦しさと、体の節々が痛いとのこと。

咳がで始めたのは2日前。Dry cough でProductive cough ではないとのこと。

元々 既往歴に呼吸器疾患も訴えていたが、それはmildであるためコントロールできていた。
頓服の吸入器を持っていたため使用してみたものの症状は一向に変わらない。

とにかく今は咳が常に出て身体中が痛くて 疲労感大。
喉はあまり痛くないと言う。

こちらは、他の情報を訊くにしても制限があり100まで。
それを過ぎたら訊いてもいいけれど、点数には加算されない。


この100の質問の中で、誰か体調の悪い人と接したか訊いたところ

ヨーロッパにいた時にホストファミリーのところに滞在していおり
そのうちの家族のうちの1人が医者として病院に勤務しているそう。


フィジカルアセスメント 診察 の過程で

確かに両肺の呼吸音が異常であること、
バイタルサインの呼吸数が上がっていることもあり、
胸部レントゲン画像も肺炎になっている。


さて、いよいよ診断名を煮詰めていくことに。

そのことを英語で Differential Diagnosisと言う。


予測される診断名はいくつか浮かび、それに則って検査オーダーをしていった。


その後、疾患に関わる症状や薬のクイズも抜き打ちで出てくる。

この経過で大体どの疾患かはわかってくる。


最初の過程では別の肺炎、喘息、インフルエンザかなとも思ったのだけれど。

でも、やはり最近の旅行歴が気になった。特にヨーロッパの某国からの帰国。

検査データーの結果、画像の結果、なども出てくる。


そして今回の答えは。。。。新型コロナ感染症の肺炎 Covid-19 だった。


やはり。。。


正直、学校の授業でCovid-19 Test, Treatments などは学ばなかった。
(そして 現在では まだこれといったものが確立されていない)

自分でしっかり最新の情報を学んでいかなければならない。
きっと臨床で働いていたら違うのだろうなぁ。


今ならではの症例だっただけに
この習った情報が すぐに頭に焼きついた。
検査方法も治療方法も、外来で対応する場合に何をすればわかるのはありがたい。


思い返せば、まだここまで拡散する前の実習でも、
必ず患者さんには過去2週間の間にコロナの感染が高い国に旅行しましたか?
熱、咳、喉の痛みがありますか?と必ず聞き、検温をするというプロトコールはあった。




絶対にCovid 19 の症例は ナースプラクティショナー の試験に出てくると思う。 
私が出題者だったら問題に入れる。(ってどんな立場なんだか。笑)




この課題は自分がクリニックやUrgent Care(緊急診療所:ERとは違う)で患者さんが

訴えてきた時にどう問診して、診察して、診断して、治療方法を決めるかの訓練。

今週のノルマを全部終えた。

また来週も頑張ろう。

明日はまたやることいっぱい。ありがたい。










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3月最後の授業からずっとZoom。
自粛 Self Quarantine が始まりかれこれ1ヶ月以上経った。
さすがに慣れてくる。

期待していた実習は全てキャンセル。
Covid-19の可能性がある人たちが来る実習先だったからなおのこと。
実習先も学校側ももし学生に何かあったら責任を追いかねないと思っているのだろう。
それでも、クラスメイトの中にはナースプラクティショナー の試験を受けるのに
必要最低限必要な時間が達成できていない子もいるらしい。

そうした場合には、特別 最小限の日数、
実習先が同意して受け入れてくれる際には行っても良いことになった。
行ける人たちは本当に良いなぁと思う反面、
この戦場のようにどんどん亡くなっていく患者さん達を担当するのは確かに大変。
それでも行けるのであれば、やっぱり行きたい気持ちの方が強いのが本音。

何がよくて 何がよくないのか よく分からない状況。

行けないのも辛い。行けるのも危険大。

学校側もこんなパンデミックの状況は初めてゆえに
先生たちが色々と考えた末に苦肉の策で、
オンラインで問診、診察、診断、治療をできるバーチャルの患者さん達のケースを
某会社と提携してケーススタディーをするようにとのこと。

今日早速1ケース開始。
結構な数のケースなためどんどんやっていかないと大変なことになりそう。
授業が全てオンラインになったとしても、
それは録画されていていつでも自分で見れるものではなく
その時間帯にパソコンの前に座って、
しっかり自分の画像を出し参加しないと出席にならない。

クラス全員とその教員達が一緒のZoomアカウントにアクセスすることもあれば、
実習グループだけの場合には、インストラクターを中心に6人でのZoomとなる。



今日は朝からずーっとこの実習グループだけでの授業とディスカッション。
先生も工夫してしっかり準備してくれていて、みんなでこれもまた面白い経験だねと話していた。

それぞれの部屋が見えて、時々 家族が横から何か言ってきているクラスメイトもいれば
鳥を飼っている子もいて、その鳥が参加していたりして。笑



どんなことがあっても、やはり人生、予期しないことはいつでも起きる。

今は、いざ卒業してナースプラクティショナー となるならば
やはりしっかり勉強しておこう。

Adult gerontology の患者さんを中心とした
Primary Care (Adult Gerontology Primary Care NP & Family Nurse Practitioner)を専攻している場合
主な Nurse PractitionersのBoard Exams は2つあり


ANCC(American Nurses Credentialing Center)  

AANP(American Association of Nurse Practitioners)


のどちらかを受けたらいいらしい。

詳細はまた再来週に教えてもらえるようです。

お勧めとしてはANCC の方が難しいけれど、取っておく価値があるとのこと。
どちらにも対応できるようにしておきたい。


また、研究のアシスタントの仕事もやっとこれで集中してやっていける
教授にはかなり迷惑をかけて、時間を待ってもらっていた。
これからは挽回していかないとっ。

しっかり義務を果たせるように残りの時間を悔いなくやっていこう。

宿題もどんどんやっていくぞ〜




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