米国ナースプラクティショナー(NP)になるために

アメリカの看護大学院に通っていました。Board certified ナースプラクティショナー になれるように勉強中。日々のこと、勉強のこと、アメリカの看護大学院に入るまでの過程、アメリカの医療職や日常について、研究や、将来の仕事のことなど、順序は関係なく、気ままに書いていきます。

カテゴリ: 米国医療・医療者

DNPって何ですか?

このDNPはDoctor of Nursing Practiceと言います。

看護の学位の中で最高レベルにあたるものの1つです。

その中の1つということは他にもあるのでしょうか?

はい、いくつかあります。

今回はあえて看護界で最高レベルの学位の主流である

Ph.DとDNPだけに絞って語っていきましょう。

まず初めにPh.DとDNPは全く違うものだとお伝えしたいので

Ph.Dのことから話します。

これは Ph.D とは Doctor of Philosophy と言います。

この学位は どの分野であっても学術的な最高レベルの学位になります。

例えば、

看護学を専攻する場合にはDoctor of Philosophy (Ph.D) in Nursing 

生物学専攻ならDoctor of Philosophy (Ph.D) in Biology.

文学専攻ならDoctor of Philosophy (Ph.D) in Literature.

つまり看護のみならず、

他分野の最高レベルの学術的なレベルがPh.Dであると言えます。

現在、友達数人がこのPh.D in Nursing に通っているのですが

話を聴いていると、

「とにかく勉強が好きな人がたくさん集まっている」と言ってました。笑

何か1から自分でデータ収集をして日々感じる疑問を

研究テーマとして分析してみたい、改善策を

自分で編み出したいと思っていらっしゃる

パイオニア(開拓者)のような方にお勧めです。

また将来、教鞭を執る方たち、研究に従事していきたい方たち

にも向いていると言えます。


では、DNPの場合にはどうか?

このDNPはよくよく見ると
 
Doctor of Nursing Practice と書かれていますよね。

つまりDNP=NP(ナースプラクティショナー)とは一概に言えません

このDNPとは学位のことを指しており、

日本語でいうところの看護実践博士号であり、

ナースプラクティショナーという資格のことを指していません。

ではどのような人たちがDNPの学位を取得できるのか?

アメリカの看護大学院のサイトに行くと、

主に3種類のコースが目につきます。

1)ナースプラクティショナーの資格をもっており、

かつ修士号(MSN)を持っている人がDNPを取るコース。

2)ナースプラクティショナーではなく

正看護師 RN としてマネージャー(主任や師長)レベルで働いている人たち、

専門看護師 CNS の領域で活躍している人たち、

Certified Registered Nurse Anesthetist (CRNA) 麻酔看護師の方たちや、

助産師さんであるCNM (Certified Nurse Midwife) の方たち

看護教育の修士を保持されている方たち

なども進学することができます。

もちろんマネージャーレベルでなくても入学資格はあります。

何を研究したいかが鍵のようです。

ゆえに、看護学士 BSN を持っていれば

看護学修士号 MSN がなくても入学条件が満たされており

臨床での経験を重視されている傾向があります。


3)ナースプラクティショナーや麻酔看護師になりたい、かつDNPも取得したい場合、

この看護学士 BSNから直接DNPになれるコースが急激に増えています。

つまりMSNは要されないですぐにDNPとなるわけです。

通常、フルタイムの学生であればDNPのコースは最短で3年で取れます。

この場合には、正看護師でBSNだった人たちが

3年後にはナースプラクティショナーもしくは麻酔看護師の資格が取れるのみならず

学位が最高レベルであるDNPの看護臨床博士を授与することができます。

今までならMSNで2~3年通って

ナースプラクティショナーや麻酔看護師になっていたのが

今ではDNPというコースだけで3年のみでOK。

もちろんパートタイム学生として少数のクラスをゆっくり取る場合には、

おそらく3年+αになるとは思います。

既にアメリカでの労働許可がある方ならできることだといえるのですが

留学生として学生ビザ(F1 Visa)で通う場合、
 
  学校によっては学生ビザでは受け付けないという学校もあります。

  しかし、規制を出してくる学校もあれば、

  留学生でも受け入れるという学校もあるので

  諦める必要は全くないと思います。


さて、このDNPの学位を取るのに一体何をしたら学位授与できるのか?

私もやったことがないのでわからないのですが

調べたり、修士学生だった頃、DNPの学生がいたので聞いたところ

自分が興味のある研究テーマを働いている現場に重視しているそうです。

既存する最新の根拠に基づいた論文を調べ上げて

そこから自分の働いている現場で問題となっていることを

どうしたら改善できるかを

研究論文や理論を用いてどう改善できるかなどをすると言っていました。

現場でデータ収集を取り、

介入前と介入後にどのような結果が出たか、

つまり臨床の現状をさらに良くしていきたい、

それにはどう研究を現場に投入するか。

研究を行うという上でどちらの学位も変わりはないのですが

Ph.Dの方が学術的なものであり

DNPの方が臨床に即したものだと言えそうです。

(もちろんPh.Dの方たちの中でも職場の問題点を上げた

    研究をされている方たちもいます。)


DNPの学位を授与するのに必要なものは

合計の臨床実習時間が1000時間近く

(MSNでは500時間以上なのですが)

求められるということからもDNPは臨床重視なことがわかるかと思います。

ちなみにDNPの場合、

DNPプロジェクトという学位取得のための卒論を書くそうです。


余談になりますが、

私が当時、アメリカのナースプラクティショナーの大学院に入るのに

選択肢として修士号のナースプラクティショナーのコース(MSN)にするか

それとも博士号のナースプラクティショナーのコース(DNP) にするか

悩んだことがあります。

私立大学に3年間通えるかいろんな因子を考えて、

まずはMSNでナースプラクティショナーになれたらいいなと思い、

公立大学だけ2校 受験しました。

資金的なもの、そして看護師の資格のことなどいろいろ考えた上での結果です。

 最後に、

こちらのサイトがDNPまでの流れが簡潔に書かれてあります。

英語が得意な方やそうでなくても翻訳機能で一読されたら

さらにDNPのことがわかるかと思います。

AACNという看護組織からのものです。



なぜ今回この記事を書こうかと思ったか。

それはある方が全く違う回答でDNPのことを説明されていたためです。

実のところ、アメリカの看護の世界で働いている人たち、

かつアメリカ人であっても

DNPのことをわかっていない方たちがいます。

私もナースプラクティショナーのプログラムに入るまでは

なんだかよくわからなくて、とりあえず長い期間学校に行くってことかな?

くらいにしか思っていませんでした。笑

この記事を読んで

DNPとPh.Dは違うということをわかっていただけたら幸いです。

大学院の中にはDNP/Ph.D コースもあります。

これはDNPとPh.Dの両方の学位を授与することができるコースです。

一体どのくらいの年数がかかるのでしょうか。。。

以前書いた記事もご参考下さい。




さて、いよいよ来週はアメリカ ではThanksgiving 感謝祭。

店内ではTurkey 七面鳥が販売されてます。

残念ながら、今年はコロナゆえに、パーティーもなく

感謝祭もあっけないものになりそうです。

正直、自分の時間が必要過ぎて

逆にパーティーなどの集まりがないことが幸いしてます。

参加しようと思えばできるのかもしれませんが

この大事な時期に感染のリスクは取りたくないので

おとなしく家で勉強と書類と~。

あぁ1日が24時間では足りない!(なんでブログ書いとるねん)

TJ

最後まで読んで下さり 有難うございました。




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アメリカで生活をしているとアメリカの看護の情報は入ってくるけれど

逆に日本の看護のことや医療の現状などを知る機会から遠のく。

それでもやはり日本人として日本で生まれ育って、

日本でずっと看護師として働いてきたため

日本の看護や医療に関して興味は持ち続けている。

先日、初めて学んだ日本でのナースプラクティショナーの詳細情報を聴講することができ

非常にためになった。

大分県で初のNPの養成が始り、現在では500人近くの方たちが

急性期やプライマリーケアで活躍されている。

アメリカほどの細かな専門性には分かれていないことを知った。

これから精神(メンタルヘルス)の専門や、小児や新生児の専門、

女性の健康(ウィメンズヘルス)の専門なども出て来るのかな?と期待する。

日本の急性期をメインとしたナースプラクティショナーの学校のプログラムは

アメリカのフィジシャンアシスタントのそれと似ている印象を受けた。

一方で、アメリカのナースプラクティショナーの大学院の場合、

臨床や試験もあるものの、

それ以上にかなり看護理論や毎学期ペーパーが多いため、

文献詮索や文章を書く訓練をかなり受ける。

前に一度だけ、電子カルテシステムを学ぶオリエンテーションで

フィジシャンアシスタントの学校に通っている子たちと受ける機会があり、

話したことがある。

彼らは論文を提出する必要はなく、卒業前にグループでプロジェクトがあり、

それを発表し終了すれば修士を取ることができると言っていた。

その代わり、6週間ごとに、手術室や、救命救急病棟、皮膚科、整形外科、内科などの

様々な急性期病院内、外来・クリニックでの実習が

月曜日から金曜日までみっちりあると話していた。

それゆえに、日本のナースプラクティショナーのプログラムは

アメリカのフィジシャンアシスタントの訓練と似ていると感じた。

実技を強化されていて、実践を強化されている印象を受けた。

その方が、きっと臨床を出てから、とても役に立つ学びができるのかと思う。

(日本のナースプラクティショナーの学校に関する修士論文のことはわからないため、記載を控えます)


もちろんアメリカのナースプラクティショナーの実習先でもいろんな実習先で学ぶ機会はある。

通常、実習頻度はフィジシャンアシスタントほど多くはなく、

初期は週に1回、そして2回、最終的には3回となっていく。

プライマリーケアの場合に関しては、急性期病院ではなく、

外来やホームヘルスなどの急性期病院での実習はなかった。

Outpatients と言われる患者層を中心に診てきた。

因みにこの実習のカリキュラムも学校によって変わってくる。

1年目は座学や実技、そして2年目は臨床実習をメインとする学校もある。


ただ、一つ書いておきたいこととして

アメリカの場合、

フィジシャンアシスタントの学校に入学する人たちの中には

全く急性期病院での経験のない人たちもおり、

看護師になるために要求される勉強や実践を受けてきていない人たちもいるため、

(その代わり他の医療職、クリニックで働くメディカルアシスタントや

 施設などで働くナーシングアシスタントなど)

ナースプラクティショナーに入る人たちの背景とは

また違うことを書き留めておきたい。

ただ、ナーシングアシスタントの人たちの中には

急性期病院で働いている人たちも結構いる。

私もボランティアをしていた時には、

このナーシングアシスタントの人たちとよく働いていた。

日本の正看護師がする業務の一部を彼らはしている。

話がずれてしまったのだが、

それゆえに、フィジシャンアシスタントのプログラムは

こうした背景を持たない人たちもいることを考慮して

濃密な臨床強化がなされているのかと予測する。


日本のナースプラクティショナーのことを学ぶ中で面白いなと思ったのは、

アメリカではFamily Nurse Practitioner(家族ナースプラクティショナー)

のことをFNPといい、この専門領域は赤ちゃんから高齢者まで全ての患者さんを対象に診る

プライマリーケアを強化されたナースプラクティショナーのことを指すのだが、

日本でのFNPは某大学を卒業したナースプラクティショナーのことを呼ぶらしい。

国が変わればで、略語の意味も全く違う意味をなすのだと感じた。


日本の友達で看護師を長年続けてきている子たちの中には、

まだまだ日本でのナースプラクティショナーの存在や役割が

わかっていない人たちも多い印象を受ける。

これから本格的に法律化されて、国家資格となったら、

更に認知度は高まるのかと予測する。


うちの母は決して医療者ではないけれど、私の影響を受けて、その存在は知っている。

しかし、ナースプラクティショナーがどう専門看護師や認定看護師と違うのかと訊かれると

私の説明もおぼつかないことに気づかされた。

日本での看護職が更なる活躍の場を広げていけるように、

様々な学校の解説、法律の改正などが着実にされていることを

耳にすることができ、とても嬉しくなった。


私はといえば、今年の残り3ヶ月弱をどうやりくりしようかと

毎日悩みながらも、いろんな状況の変化があるため、それに則って

To Do List を作って、やりべき優先順位を見極めながら

3足、4足の草鞋を履きながらいろいろと奮闘している。

相変わらず毎日勉強はしている。


人生一度きりだから、後悔なく、やれることを毎日コツコツやっている。

学問に王道なし。

Chocolate
いろんな工夫をして、チョコレートが売られていた。



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この話はなかなか説得力のあるものだと思うので紹介したいと思う。

Jaines Andradesの実話。

彼女は10年前、病院で清掃の職員だったそうである。

その後、正看護師となり、そして先月ついにナースプラクティショナーになった。

画像からもわかる通り、

彼女のネームバッチにはトラウマ外科ナースプラクティショナーと書かれてある。



私がとても気に入っているコメントの一つに、

「清掃をする仕事は厳しい。でも、もし私がまた清掃業から始めることになるのなら、

 それは価値のあることだからやり直す。」

「採血を専門をしている部門(Phlebotomy)や栄養部などの全ての職業は重要なもの。

 彼ら彼女らなしにはできないから」と語っている。

彼女の言わんとしている視点は本当によくわかる。

日本でそこそこの期間、正看護師として働いていたのに

アメリカに来た当初は、正看護師の試験に合格したものの、働けないステータス。

そして英語力もない。

それゆえにずっと根気よく様々な場所でボランティアをしてきた。

病院は2つ、施設は2つ、ホームレスセンターも2つ、

その他にもコールセンターやFood Bankなどでも働いてきた。

ボランティアをしていると、特に病院では

看護師やCNA(看護助手のようなもの)との関わりのみならず

清掃の人や搬送の人、そしてキッチンの人たちと頻繁に関わることが多く、

彼らの仕事がいかに大事であるかを目の当たりにした。

こうした気づきはボランティアを根気よく続けてこなかったら経験できなかったと思う。

根本的な環境整備や患者さんの食事や、間食の確保によく駆り出され、

ナースコールや外部部門の電話の応対、

また、転倒リスクの高い不穏の患者さんとは

ずっとマンツーマンでベッドサイドに居続けて

一緒にテレビを見たり、話したり、洗顔や足拭きなど

スタッフや家族の方たちが忙しくてできないことは百も承知だったため

ボランティアとしてできることなら何でもした。

看護師の働きがわかるからこそ、率先して助っ人にもなれたこともあった気がする。

初めて語学学校の学生として留学に来た時は

まだまだ日本では看護師として働いてすぐに辞めて来たため

日本では看護師という意識が結構あった。

しかし、アメリカでは看護師として働けないことを

現地に来てからより一層 現実として受け止めていたため、

頭をしっかり切り替えて、ボランティアとして働きたいと思い、

その結果、十分に満足していろんな経験をさせて貰えた。

患者さんやスタッフに貢献できるのは嬉しかった上に楽しかった。

謙虚になれた上に、違った目で看護師の働く姿を見ることができた。


Jaines も きっと、清掃業として踏み出して、徐々にステップアップしているため

問題なく、すぐに看護師、ナースプラクティショナーなった人たちには

見えないものが見えているのだと思う。

たとえ長い年月、学校に通ったからといって、学位が上だからといって、

それで威張る必要はないと思う。

もし、そのように厳かなことをして、しっかりとチーム医療に貢献できないのなら

宝の持ち腐れ。小さなこと、どんな仕事でもしっかり尊重できることは大事だと思う。

「なんでそんなことをしなければならないの?

 私は日本で看護師だったのよ!一体私を誰だと思っているの!?」

といった態度に出るのか、

それとも、新天地には新天地でのルールや やり方、教育の制度も違うことを知り

川の流れの如く身を任せてやれることをやるのも方法の一つかな、

と個人的には思う。


この映像を見てまた勉強を 頑張ろうという気持ちになった。

新型コロナの不安定な時代であっても

それに押しつぶされることなく コツコツ頑張り続けている人たちが世の中にはいる。



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大学院に入ってから卒業する直前まで、

とにかくよく勉強、課題をこなし続けていたためか、劇的に視力が落ちた。

少なくとも私にとっては NPの大学院は、かなりハードだったため、

夜な夜な勉強するのも当たり前な日常。

寝れない日々も多々あり、

一体どうやってあんなにも起きていられたのか不思議なくらいである。

終わりのない課題と勉強ゆえに、いつも気が張っていたためか眠気以上に

緊張感の方が増していた。それゆえに、眠気に負けず勉強をしていた気がする。

お陰で試験後や大きなペーパーの後に気が緩んだ時は、

運転自体がまるで酔っ払い運転のように

眠気に襲われ、何度も前の車にぶつかりそうになくらい危ない運転をしていた。

こうした大きな試験や課題の最中に限って、

目が疲れて乾いているため コンタクトレンズを使うことを避けたかったため

眼鏡は必須アイテムだった。

日本で作って持ってきた眼鏡は、時々使用していたものの、

この眼鏡をかけて授業を受けていたら、パワーポイントの文字が見えにくくなり、

急に視力が落ちて来たことに気づいた。

最後の学期はとにかく実習ばかりの予定だったため、

やはりしっかり見える眼鏡を準備しておこうと思い、

去年末に視力の検査をしてもらい、新しい眼鏡を作ってもらった。

そして取りに行って1週間ほど付けていたのだけれど、

とにかく逆に見えすぎて、めまいと頭痛がした。

頼んだ眼鏡は眼科医が常備3人はいて、

オフィスも同じ建物の中にあるため

眼鏡やコンタクトレンズも同時に販売されており、

そこへ再度訪れて 事情を話したところ、

快く作ったばかりの眼鏡を調整してくれることになった。

少しだけ弱めてもらった。

ちょうど年末年始ということもあり、

調整や加工に時間がかかるとのことで1月下旬には出来上がっているとのことだった。

すぐに取りに行きたかったものの、

予想以上に 今年になってから、学校での忙しさに歯車がかかり、

2月下旬には行けるかな、と思っていたら

新型コロナの拡散で、行けないまま 眼科も閉まってしまった。

それゆえに、古い眼鏡に頼って気づけば 9月ももうすぐで終わろうとしている。

そろそろ眼科も開いているかな?と先日連絡したら

「現在は眼鏡を取りに来るだけであっても
 
 予約を取らないと入室できないことになっているので予約を入れてください。」

と言われた。

一番早い予約が今日の午後だった。

早速、久しぶりに運転して行ったら、ドアには鍵がかかっていた。

表示があり、要件のある人は眼科に電話をかけるようにと書かれてあった。

マスクも単につけるのではなく、しっかり鼻も覆っているように、

と強調されて書かれてあった。

電話をかけて中にいるスタッフ話したところ、鍵を開けるから待って欲しいと言われた。

そして中からスタッフ1人が出てきて、

自動で出て来るハンドサニタイザーで手を消毒するようにと言われ

その後、3つのことに応えてほしいと言われた。

熱、呼吸疾患症状はあるか、
最近 旅行をしたか、
新型コロナに感染した人と接したか

を確認された。

どの返答も「いいえ」だったため、

次はスタッフが私の額に体温計を少し離れたところから測定した。

高熱は感知されなかったようだったので、スムーズに中に入れて貰えた。

スタッフが「ドアノブには触らないで下さい」と言って

私が通るまで ずっと ドアを開けて待っていてくれた。

1年もしない間にこんなにも眼科での対応が分かるとは、驚かずにはいられなかった。

その後、眼鏡の調整がちゃんとできているかの確認をするために、

別のスタッフがやってきた。

座る前に全てキレイにスプレーで消毒をしていた。

眼鏡をもってきたスタッフと、私が使ったテーブルの間には、

アクリルパーテーションが置かれていたあった。

その横から、眼鏡を渡され、鏡でチェックをする予定だったのだけれど

私はコンタクトレンズをしていたため、外して確認するのに

小さなコンタクトレンズ用の溶液とケースをくれた

Con1
そして眼鏡を装着した後に、横向きにもなり

眼鏡が緩くないか確認をして貰い少しだけ調節をしてくれた。

久しぶりに再会する眼鏡。

こういうデザインだったっけ?とかなり淵の存在感が大きい気がした。

これさえかけていたら、もっと真面目に見えるかな??なんて目論んでいるところ。

因みにアメリカでは眼科医にも2種類あり、

こういった視力検査、眼底検査、眼鏡やコンタクトレンズを作る専門の目医者さんのことを

Optometrist オプトメトリスト という。

眼の状態にとっては、ちょっとした目薬やマイナーな処置もできる。

プライマリーケアを中心としており、

アメリカの医学大学院 (メディカルスクール)に入って

Medical Doctor 医師の免許は必要ない。

大抵は、大学卒業後、オプトメトリストになるための

大学院 College of Optometry に 通常3~4年間通う。

Doctor of Optometry (OD) と言う。


しかし、複雑な目の疾患である白内障、緑内障、斜視など手術や複雑な処置の場合には

Optometrist オプトメトリスト (OD) ではなく

Opthamologist オプトモロジスト (MD) に診てもらう必要がある。 

このオプトモロジストは 学士卒後にメディカルスクール(MD School)に入り

通常4年間の大学院を過ごした後、卒業して4年間の間にある試験にクリアすれば

医師 Medical Doctor となる。

この状態であれば、皮膚科でも麻酔科でも一般外科でも、

メディカルスクール時代の成績と本人の希望する専門職で道が変わってくる。

オプトモロジストを目指すのであれば、

眼科の専門性を極めるために、更なる 4~7年の勉強、専門技術を習得して

最終的にBoard Examに受かれば、晴れてオプトメトリスト となる。

眼の外科専門医のようなものである。


これら2種類の眼科医のお給料の差が書いてあるサイトがあった。

手先が器用で、目の疾患、治療に興味がある人には

このオプトモロジストは最高の職業なのだろう。

一度だけ、白内障の手術をしているところを、

病院の日帰り手術のボランティアをしていた時に 見学させてもらったことがある。

あの医師は本当に楽しそうに手術をしていて、

自分の仕事が好きなんだろうなーと感じた。

彼の専門性であれば、今までかかった学費のローンをすぐに返せるのかもしれない。



アメリカもいろんな医療職があって、複雑だと感じる。

それと同時に、自分の極めたい専門性をトコトン深められる利点もある。


さて、明日は 新しい眼鏡にお世話になって また勉強していこう。




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昨日は友達の子どもの遊び相手をずっとした。

普段はあまり子どもと関わる機会がなく、

自分の専門領域も成人、高齢者が主であるため

高齢な人たちとの関わりの方が多い。

そのため、予想外のことをしでかす上に、ちょこちょこと動き回る

子どもと過ごすのは とても新鮮な上に楽しい。

時々、友達の子どものお世話をするため、

ある時、大病院で働いているクラスメイトが、

子どもの面倒を見るのなら、

私が病院からもらったスケッチセットを上げる、譲ってくれた。
draw

クラスメイト曰く、病院側は医療スタッフに対して、

現在の新型コロナウィルスで更なるストレスと過労が生じているスタッフに対して

メンタルヘルスの確保に力を入れているらしい。

医療スタッフが精神的にも健康的でなければ、病院もうまく起動しない。

そのため、スタッフがストレスマネージメントができるようにと、

一つの道具として、この素晴らしいスケッチセットを貰ったのだとのこと。

彼女は絵を描くよりも、自分のチェロを弾いてた方が

気分転換になるからいらないと言っていた。

たしかにストレスの対処法はそれぞれであり、

スケッチが逆にストレスを生じるきっかけにもなり得る。

それでも病院側がスタッフの精神的な健康を配慮していろいろ考えて

こういったものを配布してくれるのは、

少なくとも、病院側がそれだけスタッフのことを考えている証ともいえる。

骨折などのケガなどの明らかにケガや病気であるものなら

目に見えるため、他の人が 病んでいること ひと目で察知でき配慮されやすい。

しかし、精神的なものは なかなか他人にはわからないもの。


患者さん中心の医療などと言われるけれど、

病院側は経営のことを考えつつも、決して、

病院のスタッフとして働いてくれているスタッフのことも忘れてはならないと思う。

働きやすい職場環境が職員の定着率を上げるのだと思う。

一人でも不幸を感じるより、幸せを感じるスタッフが増えた方が

職場の雰囲気もよくなるのだろう。

昨日も、子供ちゃんには、

「くじらを描いて~。蜂を描いて~。蟻を描いて~」などと言われ

普段全く使わない脳神経機能をフル回転にさせていた。

蟻を描いたら、それは 蜘蛛(スパイダー)だ、と指摘された。

まだ小さい子どもは思ったことをそのまま口にするため、

本当に無邪気で可愛らしい。


さて今週も一週間 しっかり勉強を頑張っていこう。



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アメリカの大学付属病院やある程度のレベルの急性期病院で働きたい場合、

必ず4年制の看護大学を卒業し、

看護学士 (BSN) 以上を持っていることが必須となっている。

他の専攻で大学をいったん出て、学士は持っている場合には

それでも、看護学士を求めてくる病院は結構ある。

もし準学士や専門学校卒で看護師の免許を持っている場合、

就職先には限りが出て来る。

ただ、それは病院によりけり、おそらく州にもよるのだと想像する。

それだけアメリカでは

看護師の場合、資格ももちろんだけれど、

それと共に学位も重視されている、ということを痛感させられた。

だからこそ、アメリカの場合、

もしアメリカ人や永住権を持っている人であれば、

看護師をしながら、通信の大学や大学院の授業を取るシステムが整っている。

自分次第でいくらでも学ぶチャンスがいろんな形で提供されている。

留学生の場合には、確実にオンキャンパスの授業が提供されている学校でないと

在米のステータス(I-20:アイトゥエンティ) が貰えないのだが。


看護の学位で修士号(MSN) はいくつかあるものの、

その中でもナースプラクティショナーは段々と

看護学修士(MSN) から ゆくゆくは 臨床看護博士(DNP: Doctor of Nursing Practice)

へと移り変わってきている。


因みに DNPという文字を日本で見たら、

それは 株式会社の大日本印刷 と思うかもしれない。

ご注意頂けたら幸いである。



最近読んだ記事からも、

あと5年もしたら、これからナースプラクティショナーになる人たちは

BSN to MSNのフルタイムの2年コースもしくはパートタイムの3年コースから

BSN to DNPのフルタイム3年コースに変わっていくらしい。

もちろんMSNのままの方が、NPになりたい人たちは短くて済むため

本格的に全てがそうなるとは言えないようだけれど。

おそらく学校によってプログラムも様々だと思うので

自分の行きたい学校が決まったら、調べてみたらいいと思う。

それぞれの学校が、現在移行期に入ってきているといえよう。

留学生の場合には、自ずとフルタイムの学生でないと

アメリカ内での 合法的なステータスが保たれない。

そのためDNPとなったら 自動的に 3年コース ということになる。


私の勝手な予測なのだが、

なぜ看護職も段々と博士レベルになってきているのか?


思うに、4年制の大学を卒業して学士を取得した後に進学する

他の医療職の博士レベルの維持、移行にも影響を受けているのかと感じている。


たとえば、

4年間の 医学部大学院であるメディカルスクールもMedical Doctor (MD),

4年間の Doctor of Osteopathic (DO) Medicineの学校も 卒業すると DO

MD vs DOの記事はこちら
http://blog.livedoor.jp/manami_pn2020/archives/6568934.html


4年間の足専門の医者の学校もDoctor of Podiatric Medicine (DPM)

DPMの記事
http://blog.livedoor.jp/manami_pn2020/archives/6672344.html


4年間の薬剤師の大学院もDoctor of Phamacy Degree (Pharm D)

アメリカのカイロプラクティックの学校も

大学院レベルが普通であり3~4年かかり、Doctor of Chiropractic  と言われ、

理学療法士の場合も3年間かけて博士課程が求められ、

最終的には Doctor of Physiccal Therapy もしくはPhysiotherapy (DPT) となる。


そうした中で、看護師も博士課程と言ったら

研究と教育などを中心とする PhD と思う人もいるだろうが、

それ以外の DNP もあることをお伝えしておきたい。

このDNPはPhDよりも、もっと臨床に寄り添ったものが求められ、

政策、ポリシーの改正などにも携わるようなカリキュラムが組まれている。


アメリカでの 看護職の地位が段々と明らかに高くなっており、

やれる仕事も制限なくできるものが増えてきている。

多職種での連携にも公平に参画できるようになるのかと予測する。

どの職種も大事な一員。対等にいろいろ話し合いができ、

お互いを尊重できることはきっとチーム医療でも大事だと言えよう。



高血圧や高血圧の境界線にある患者さん、

または 体重減少を要する患者さんに対して効果的だと立証されている

食事の一つがDASH diet(ダッシュダイエット)。

その中の1つの食材は サーモン@ 鮭。


sal (2)

呟きを読んで下さり 毎度ありがとうございます。
コピペはお控え下さい。



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アメリカのCommunity Collegeに通っている時に、

夏にインターンシップがしたいと思い、

できれば医療系のことがやりたかったため

ある方から頂いた情報を基に、

家庭医のクリニックで働けないか、自分で電話連絡をしてみた。


Community Collegeは特にこのインターンシップに関しては

お給料のあり、なしは雇用者に任せているとのことで、

とにかくアメリカで働いてみる経験を与えてくれる機会となった。


さて、オーナーでもある医者と直接話して面接を受け、

採用してくれることとなり、

お給料もガソリン代も払ってくれる とのことだった。

これは書面上に書かれているものではなく、単なる口約束だった。


留学生にとって お給料が貰える仕事をみつけることは容易なことではなかった。

私のように経済的にギリギリな 学生にとって、

お給料の有無はインターンシップ先として選ぶ要因の一つでもあった。


それゆえに、クリニックで 経験もできて、かつ お給料ももらえるなんて

本当にありがたい所に ご縁を頂いたと 嬉しくなった。


いよいよインターンシップができる日がやってきた。

そのクリニックには医者が1人とメディカルアシスタント(MA)1人、

そして会計が1人、レントゲン技師が1人いた。

とても古い建物だったものの、

こういった雰囲気の中でいろいろ学べるのは嬉しかった。


朝8時には出勤するようにと言われ、

朝9時から患者さんたちがクリニックにやってくると言われていた。

スクラブを着て胸を張って出勤した。すごくワクワクした。

朝9時から患者さんがいっぱいやってくるのだろうと思って

待っていても一向に来ない。

「きっと何か変更があったのかな?」とそのまま待った。


そして、待っている間、レントゲン技師と、MAさんは

ペーパーワークやフォローアップの電話をしながら雑談をしていた。

「まぁゆっくりしたらいいよ。

 あのドクターはまず時間通りには来ないから」と言って

ドーナッツをくれた。


待てど暮らせど誰もやってこない。

「こんなに患者さんの来ないクリニックってあるの?」

と本当に本当にカルチャーショックだった。


初日はそれでもいろいろ覚えることがあったため、

物品のある場所、医者がオーダーを出したときの書類や

内服薬、ワクチン、点滴やルート、注射器やEKGなどの場所も教えてもらった。

温湿布のような小さな枕のような四角いものが布でカバーされおり、

それをお湯の溜まっている 古い機械の中に入れて準備する、などもあった。


さて午後1時になって、やっと医者がやってきた。

結構な高齢の方で、歩く姿を見るのは初めてだった。

彼の歩くバランスに不安定さが見られた。

両手にはおそらく自分で購入してきた

クリニックに補給する用に

コストコの未開封な手袋の箱 やペーパータオルを持っており、

挨拶をしたものの、あまり返事をもらうことなく、

その医者は淡々と自分のオフィスへと入っていった。


その日の患者さんは3人だけだった。

インターンシップは6月から8月までの2ヶ月間。

一体どんなことになるのかと、やや 期待外れな初日だった。


相変わらず、医者の来る時間はいつも遅かった。

たまに朝10時に来ることがあったものの、

患者さんを待たせても何ら謝罪もなく

へっちゃらな顔をする彼の気持ちが全く理解できなかった。


ある時、MAとレントゲン技師が

この医者はもう一つ違う地域にクリニックがあると教えてくれた。

それは働き出すまで知らなかった。

「もしかしたら、もう一つのところで働いて忙しいから

 ここに来るのが遅くなっているのかな?」ときいたら

そうではなくて ギリギリまで寝ていることが多い とのことだった。

ギリギリっていうか、もうそれを超過してもっと寝ているんじゃ。。。。


彼らから教えてもらったのだが、この医師の別の場所にあるクリニックには、

この医者のことをカバーする、別のプロバイダーがいるのだとのこと。

そうか、だから彼のクリニックの経営は回っているんだと思った。


ある時、朝10時頃に製薬会社の人がやってきた。

新しい薬について医者と話したいため、いつ来るのかと訊かれた。

「いつ来るかは誰にも わからないんですよね」とベテランMAが伝えた。

そして その医師は午後12時半頃やってきた。


医師は 何も挨拶をすることもなく、

その製薬会社の人のことを完全に無視。

製薬会社の人が立ちあがって、医者のところに近寄り、

丁寧なあいさつをしたところ


その医者は急に製薬会社の人を見るなり

「あ、君、もし話がしたいなら、

 1階にあるカフェでアイスティーを4つほど買って来たまえ。」と言った。


え??何??あんなに人を待たせておいて、ただでお茶を買ってこいだって??

まぁたしかに製薬会社の人はアポイントを取っていなかっただろうし、

急に来たのだから、待つ必要はあるんだろうけど。

それでも 呆れて 開いた口が塞がらなかった。


製薬会社の人はしっかり4つ指定されたアイスティーを買ってきた。

そしてやっと話を聴いて貰えたようだったけど。。。。。

「本当に信じれない。こんな人もいるの??なんで常識的なことができないの??」

と頭を壁で叩いて、それが現実ではなく 夢なのではないかと 確認したくなった。


さて、お給料の日となった。

皆が喜んでお給料をもらっている。

私も~  と思っていたら、


なんと 私には ない とのこと。


よく訊いたら、レントゲン技師さんもMAさんも、

最初の2か月はお給料はすっぽかされたらしい。

それがこの医者のパターンだとのこと。

ってことは???

私は 2ヶ月しか働かないから、2ヶ月間 お給料が出ないということは。。。。

口約束されたことは、嘘だったのか。


「クゥゥ、一体この医者は何なんだ」と落胆した。


留学生で、金銭的にも厳しいのはわかっているのか否かは不明だが、

アメリカ人であり、医者である彼にはどうでもいい話。

きっと日本から単身で留学に来て、

どれだけ大変な思いで日々生活しているかなんて、

彼の知ったこっちゃない どうでもいいこと なのだろう。

その代わり、弱い者の足元を見て、

利用できるものは 何でもしようと思ったのかもしれない。


私の時間と労力と、ガソリン代は、一体何なんだったんだ~


でも書類での契約がない以上、私の泣き惜しみ。

口だけの約束だけだったり、

まさかこんなことになるとは想像もしていなかった。


また、アメリカでは最初の3ヶ月は 法的にも試用期間であり、

雇用者はこの期間であれば、この採用者のことを

いつでも解雇することができる。

そのことも知っていたため、

くやしさをグッと堪え、気持ちを切り替えることにした。


今回がアメリカではじめてスクラブを着て、

少しは医療のシステムを知ることができる環境にいるのだから

それだけでも許可してくれただけ 良かったのだろう、と自己肯定をした。


お金はきっと、いつかもっと稼げるけど、

でも、この瞬間のこの経験はもう二度とやってこないのだから 

それに、この医療の現場での経験を 履歴書には書けるし、

きっと次なる何かに繋がるだろうから、

それだけでも いい経験だ ということにしよう、と自分を慰めた。


さて、インターン2ヶ月目の時、

ベテランのMAさんが夏休みを取って彼氏さんとキャンプに行くとのことで、

私が彼女のやっていることをすることになった。

どんな患者さんが来て、どんな治療の指示ができるのか

ドキドキしつつも楽しみだった。

初日は、丸一日で患者数は たったの4人。

後日、一日に 2人、5人、7人などマチマチだった。


ただ、MAさんがいない時は この医者の奥様がやってきた。

彼女は医療者ではなかった。

ただ、このクリニックの経営を裏で操作している人。

私だけだとまだ信用に欠けたのか、毎日確認しに来ていた。


そして初めましてと挨拶をするなり、

「あぁ、あなたが●●さんなのね。宜しく。

 必ずやあなたにはお給料を払うからね。

  とりわけMAの■■さんがいない中、 一人でいろいろやってくれているしね」と言われ

ついにもらえるのか~~  と喜んでいた。

なんとか 2週間ノルマをこなすことができ、

自分でも よくやった と思えてちょっとだけ自信に繋がった。


そして、また給料日となった。

みんながお給料をもらっている中で、

私にだけは また なかった。

なんで??おかしいぞ、と思って、

私の給料はどこですか?ときいたら


「え?君の? はぁ?」 と医者に とぼけられた。


え~~~~~~~~!ドクター、今、何て言ったの~~???

その「はぁ?」は こっちが 尋ねたいくらいなんですけど!!


もうビックリも何も、

既に認知力が下がっているのかと心配になりつつも、

もうこんなにも人を信じられないことってあるのか

怒りというか、怒りを超えて、

呆れてしまい、一体どうしてこうも騙されたのかと不甲斐なかった。


このボケているふりをして、どうでも良さそうな、

面倒くさそうな顔だけされたのは

信じがたくもあり 忘れがたい シーンだった。


その翌週には、ちょっと僕のオフィスに来なさいと言われ

何かなと思って話しに行ったら、

「ところで、僕には別荘があって、もうすぐ友人家族が訪れに来るんだけど、

 今週の朝7時に来て一緒に掃除してくれる?お金払うよ。」と言われた。

もう完全にこの医者のことが

人として見れない単なる ◆◆ としか見れなくなった。

下心まで出し始めるとは、

どこまでも 利用できるものなら利用し続けようというのは明らかだった。

私は笑顔で

「いやー週末は忙しいので、生憎、お手伝いはできません。
 
 それより、せめて医療の仕事の分だけでも、

 お給料払ってもらえたら嬉しいんですけど。」

と伝えたら、

何もなかったかのように 返事をもらうことができなかった。


一体この人は どこまで自己中心なんだろう。

そして、どうやって患者さんの信頼を得て来たのだろう。

本当にとぼけてお給料は一銭も払わないつもりなんだな

でも自分に利益となることなら、誰でも彼でもお願いしてくるんだ、

と悲しくなった。


でも、そんなこんなではありながらも

あとちょっとでインターンシップも終わる。

何か捲し立てて喧嘩腰になるのはよくないし、

とにかく、ちょっとでもこのクリニックにいて、

経験はできているから まぁいっか、

と またまた気持ちを切り替えることにした。


さて、いよいよクリニックでのインターンの最終日。

「お世話になりました」とちょっとしたお菓子をもってお礼を言った。

そしたら、

医者は「おぉ。もう今日で最後か」とだけ言い

後は何もコメントしてこなかった。

彼がどこかに行ってしまう前に

私は前日に 自分で作成した文章を、プリントアウトした紙を差し出し

「あの、修了書のサインだけでもしてもらえませんか?」とお願いした。

いつからいつまで、このクリニックで働きました、

といった内容を、事前に自分で準備をしておかないと

この医者は 何もなかったか のように済ませるだろうと思ったから。

また、とぼけられたら たまったものではない。


なかなかサインをくれなくて、会計の人のところに相談に行ったら

”Okay, Let me take care of it" と言って、

医者のところに一緒に行ってくれて

改めてサインをするように伝えたら、

やっとしてもらうことができた。


また、インターンシップの後には

必ずPass/Non Passの評価項目があり、

それは医者はやる気がないため、会計の人がやってくれた。

せめてもの救いで、医者以外のスタッフの方たちに支えてもらった。


この医者と出会ってから、

たとえ医療者やそれなりの教養がある人かと思えた人であったとしても、

言われたことを 鵜呑みにしなくなった。

教養があったって、心の汚い人、自己中心的な利益だけを考える人はいる。

騙された方が悪い くらいの態度を取ってくるというか。。。


この医者のおかげで、そういった人たちに出会っても

当初のような動揺はしなくなった。

職業なんて関係ない。その人柄、振舞いでの判断が大事。

だから この医者には 反面教師となってもらえて良かったのかもな、

とだけ思うようにしている。



歯ごたえよく、ミントで頭もすっきり!

mi



いつも長々書いていることを、読んで下さりありがとうございます。



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たとえば、あなたがユダヤ人だったとする。

そして何も知らないで、今日のかかりつけの医師へ症状説明をし、

診察が終了した後に 薬が処方されたとする。

通常ならこの処方薬は理由があって出されるもの。

あなたの症状をよくするためのもの。

もし本当なら A という薬が出されるはずなのに、

あなたの医師が、あなたがユダヤ人だから、という理由だけで

あえて B という薬を処方したとしよう。

その B という薬は確実に必要のない、確実に誤ったものだったとしたら

いったいどのような気持ちになるか?

そして、その過ちを医師は知っていたのに、あえてあなたに差し出したとするならば。



今週の月曜日に、オハイオ州の医師免許を剥奪された

ララ という医師のニュース。

記事はこちら






アメリカの医師の免許にも2種類あり、

ララは Osteopathic Medicine の学校を卒業しているため

Medical Doctor(MD) ではなく

Doctor of Osteopathic Medicine (DO)の免許を持っていたようだ。


過去の記事で MD vs DO に関する記事はこちら




彼女は去年、医学大学院を卒業してから

オハイオ州のクリーブランドで研修医として働いていた。

(マニアックなことを言うと 、バスケットのNBAプレーヤー レブロン・ジェームス 
 長年バスケットをやっていたチームも 同じクリーブランド今は移籍してしまったけれど) 



彼女は 少なくとも6年間に渡り ずっと ツイッターで

反ユダヤ主義を 面白おかしく発言し続けていた。


その中の最も過激的な発言が

"I'll purposely give all the yahood [Jews] the wrong meds" と書き込んでいたらしい。

「わざと 全てのユダヤ人患者に間違った薬を処方する・投与するわ」

とツイートしていたようだ。



これに驚いたクリーブランドの医療機関はララを解雇。

しかし、その後、彼女は他州に移り、

新しい病院の研修に受かるための面接で「なぜオハイオの研修を辞めたのか」と訊かれ

「家族の訃報で」と話したらしい。



この人がこのまま医師になっていたら、

いつかはユダヤ人の人たちが本当に知らないうちに

様々な危害、殺害に巻き込まれていたかもしれない。

病院内であれば、おそらく看護師がオーダー間違いに気づくだろうけれど

もし外来で患者さんと彼女だけだったら、確実に危険。



それぞれの人種には、それぞれの歴史があり、文化や風習があり、宗教もある。


それはアメリカにいると余計に感じる。

違っていいではないかと思う。

根本的にはどんな人種や国出身でも 同じ人間



どんなに歴史的なものの背景や、個人的な嫌な経験、

人種や国に対して嫌悪感を感じようとも

医療者という立場を使って、処方をして、

患者さんに危害を加えるのは

通りでナイフを振り回して、傷つけるのと同じ犯罪。



誰が殺したり、危害を与えたくて医療者になるのだろうか?

医師になったら 何でも好き勝手にコントロールできるとでも思っているのだろうか?



医療や看護という職業は、人命と直結した仕事であり、

その人のことが嫌いだろうが、人種が嫌悪感を与えようが、

同じ自分たちと 同じ人間 であることに変わりはない。



何ら自分に対して 危害を加えて来たわけでも、

パワハラや虐待、セクハラされたわけでもなく、

単に、あなたが医療者だからという理由だけで

外来や病院に来た ごく普通の患者と変わらないのに

その患者がユダヤ人だというだけで、「違った薬を処方してやろう」

などといったことをするのは。


信じがたいニュースだった。


このララは 現在、オハイオ州の医師会に

「あの記述は私という人間を示してはない」と

抗議文をしているようである。

もしかしたら裁判沙汰になるかな??



医師になりたくて必死に勉強して、研究して、ボランティアもして、

リーダーシップもして、MCATも受けて、全ての必須授業もとって頑張っている人たちが

ごまんといるのに、なぜ こんなにも殺気だった彼女のような人が医師になれたのだろうか。



この 彼女の 医学生の1スポットを、

心から患者さんのことを助けたいと思っている人に

与えるべきだったと私は思うのだけれど。



段々とハロウィーンがやってくる。

そしてテキサスとルイジアナに巨大な カテゴリー4のハリケーン Laura が。。

あまり被害が大きくなりませんように   


hal




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