米国ナースプラクティショナー(NP)になるために

アメリカの看護大学院に通っていました。Board certified ナースプラクティショナー になれるように勉強中。日々のこと、勉強のこと、アメリカの看護大学院に入るまでの過程、アメリカの医療職や日常について、研究や、将来の仕事のことなど、順序は関係なく、気ままに書いていきます。

カテゴリ: NP Board Exam

アメリカのナースプラクティショナーの試験練習問題には

研究に関することも出てきます。

臨床の薬理作用や病気の所見や検査、治療法のみならず、

研究用語や研究方法、統計などの用語も

本番の試験では知っておくことが求められるんだなーと感じております。

私の通っていたナースプラクティショナーの学校では

ニュージーランドから来てた教授が看護研究の授業を担当されていて、

オーストラリアやニュージーランドの方が話すような英語の訛りがありました。

脳神経学の博士だったので看護のことはあまりわかっているようではなかったのですが

やはり研究の仕組みや用語は同じだから、

かつ彼の研究は結構素晴らしいものだったようで

(授業でもしょっちゅう話してました。笑)

しっかり研究できるだけの基金を得て、大学にも利益となる存在感であり

頻繁に研究を発表されていたのを覚えております。


さて、今回ふと「あれ?この用語の意味することは何だっけ?」と思うことがあったので

ちょっと面白いかな~と(勝手に)思ったので書き留めておきます。


その名も" Hawthorne Effect" ホーソン効果 と言います。

これは1924年から1933年の期間に、アメリカのシカゴで行われた研究です。

Western Electric Telephone Manufacturing Factoryという工場がホーソンという地域にあり、

何が行われたかと言えば、

どうしたら(どんな因子が)工場で

はたらく労働者たちの生産性が高まるかを調べたようです。

照明がもっと明るくなったらいいのか、など  

様々な介入をして、一体何が効果を上げるのか?と検討されたようなのですが

実はそこには人の心理が影響していたそうです。

どういうことかといえば、

人の目があると、人は頑張る傾向にある、とのことです。


このシカゴで行われた研究の最中、

照明は暗いのに生産性が上がったり、

悪条件のはずなのに、いい結果になったりと、

人の心理的なものが左右して、環境が悪くても予想外にいい結果が生まれたそうです。

つまり研究をしているため、その労働者たちは研究者たちに見られている

という意識が働いたのでしょう。

きっと研究に参加していなかったらなぁなぁになっていたことも

よっしゃーいっちょやったるか~!となったのかもしれませんね。

なんだか人の心理って本当に面白いですね。


ホーソン効果について調べている間に出会った研究論文がこちらになります。

このホーソン効果をしっかり吟味していないことを謳っていらっしゃる

イギリスのシステマティックレビューを行った文献です。



個人差はあれど

人ってきっと見られていたり、注意を向けられていると、

ある程度、心理として 頑張ろう って思うのでしょうね。




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おそらく認知症と言われたら

誰もが年齢を重ねるとかかりやすい病気であることはわかると思います。

英語で認知症のことをDementia ディメンシィア と言います。

このカテゴリーにもいろんな種類の認知症があり、

アメリカで最も多い認知症はアルツハイマー型認知症。

次に多いのは脳血管疾患、たとえば脳梗塞などの頭部の血管の疾患によるもの。

そして稀だけれど

アメリカのプライマリケアナースプラクティショナーの試験に出て来るものの一つに

Dementia with Lewy Bodies レビー小体型認知症という認知症があります。

これはアルツハイマー型の認知とは異なった所見が見られるのですが

8割の患者さんに見らえるものの一つに幻視があります。

α‐ シヌクレイン タンパク質が原因と言われてます。


医療の世界に興味を持ち、いくつかの海外の映画を見ていた中で、

特に気に入っていた昔の映画の一つに

パッチアダムスがあります。

このパッチアダムスは病気を患っている子どもたちに笑顔を与えてくれるお医者さん。



こんな風にユーモアと笑いで包み込んでくれる

医療者って素敵だなぁと思ったことがあります。

私もかつては患児だったので、特に映画をみてジーンとしてしまいました。

もちろん生と死の狭間で働くストレスフルな中にいる医療の世界では

医療者自身に余裕がないことも多々あるとは思うのですが

それでも、どこか余裕があって、精神的に張り詰めたものが緩む瞬間を

患者さんに与えらえる医療者って素敵だなと感じます。特に小児科では。

病は気から というように、やはり日々の想い や 心の持ち方は

身体にも大きく影響を与えるのではないかと思います。


さて、今回、ある方の話を聴いていたら、

なんとあのパッチアダムスの主役を務めていたロビン・ウィリアムズ

はDementia with Lewy Bodiesの診断をされていたそうです。

彼自身、身体の変調に気づき、

この疾患の症状が出て来ることで映画の撮影ができなくなり、

鬱になり、さらにはアルコール依存症もあったそうで、

2014年に自宅にて63歳で自殺を図りました。

この疾患と自殺のきっかけを繋げることはできない、と家族は話されていたようですが、

まさか「珍しい認知症だぁ」と思いきや

「あのロビン・ウィリアムズがかかった病気だったのか」と知り

忘れられない情報となりました。

残念ながら、この疾患に対しての完治方法はなく

なるべく悪化しないように、といった視点からの治療方法となってます。

きっとロビン・ウィリアムズにとって、認知がしっかりしていなければ

映画俳優もできなくなるため、将来が明るくないと思ったのかもしれません。

でもどんな状態であれ、生き続けて欲しかったです。


ちなみにアメリカの統計では、85 歳以上の後期高齢者場合

(ロビン・ウィリアムズは63歳なのでこのカテゴリーには入りませんが)

白人男性に自殺が多いと学びました。

Pp

どんな人でも、人種関係なく、可能性はあると思うのですが、

アメリカの場合、自宅に銃を保持されている方も多いため

それを用いて自殺なさる方も結構いるのだそうです。

最後に、今年の秋に彼のドキュメンタリー映画が公開されたようです。

余裕ができたら見てみたいなぁと思ってます。

未亡人となられた奥様がこのタイトルを選ばれたそうです。



早起き続き & 寝不足気味(やること山積みゆえ)ですが

一日一日がいろいろありながらも 迎えられることって

なんだかありがたいことだと感じております。

しっかり睡眠時間が確保できたらなお幸せなのですが。

ではまた書類作りと 勉強しよう。





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Board Examの勉強の中で

口内炎 (口腔粘膜炎) に効く薬を一度は耳にしたけれど、

まさか 本当にそういったものが存在することは、知りませんでした。

実習先で処方したプリセプターは一人もいなかったなぁ。

その薬の名は

『ミラクル・マウスウォッシュ』もしくは『マジック・マウスウォッシュ』と言います。

こんな おちゃらけな名前でいいのかな、と思ったのが最初の印象。


このミラクル・ウォッシュは市販薬のものもあれば、

処方によって手に入るものもあります。

日本にもあるのかな??

人生で何度も口内炎になったことはあるけれど、

特にこれといった薬を処方してもらうことは一度もなく

そのうち治ると思って放っておいていたため

こうした何気ない症状に対しても薬があることを知り

改めて 不確かなことを詳しく 知るのは面白いと思いました。

口内炎でもかなり深刻なものもありますからね。

特に、がん患者さんに対して使われていると説明書きがされており

治療に伴う副作用の中に深刻な口内炎を訴えて来た方たちを思い出しました。


この ミラクル・マウスウォッシュ には

リドカイン塩酸塩 + ジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン)+ マーロックス という制酸薬が

1:1:1の割合で配合されております。


なんと、愛する犬を飼われている方にも朗報があります。

同じ名前の『ミラクル・マウスウォッシュ』が存在するようです。

配合されているものは違う上に、

人間の場合には、ミラクル・マウスウォッシュ OR マジック・マウスウォッシュは

飲むものではなく、口の中で少し溜めておいて吐き出すというのが用途ではありますが

犬の場合には 別の用途(口内炎ではなく)で売っているようです。

ちなみにこの愛犬用の商品の場合には、飲み水に入れてそのまま飲めるそうです。

口臭が取れたり、歯磨きも必要なく、歯も白くなると書かれております。笑


これを使用すれば アメリカの犬たちもの

口を開けた時に 白い歯がキラッと輝かしいものになるのかもしれませんね。



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今日は 友達がくれたオンラインの練習問題を

朝8時からずっと解いていた。

B

このサイトが友達からの頂き物 Board Vitals という。



1ヶ月または3ヶ月、もしくはそれ以上の期間、

アクセスしたい期間を決めることができ、それに則って支払い額が変わる。

自分で購入しなかったため、詳細の額はわからないのだけれど$100ちょっとだときいた。

友達曰く、1ヶ月も3ヶ月もそこまで変わらないから、3ヶ月のものを購入したそうである。


今日は 心を入れなおして 椅子からほとんど動くことはなく、

段々と試験モードになる身体(一体どんな?)になるよう

自分なりに意識付けをしながら解き続けてみた。

解き終えた後に答え合わせをする上で、一気に続けて200問で設定するよりも

10問ずつを20回繰り返すことにした。

その方があとで見やすいと思ったため、そういった設定で解いていった。

あえて休憩は取らないようにした。


答え合わせの際に、各問題の難易度がEasy, Moderate, Difficult と表示されている。

Difficultが以外にも簡単な時もあり、

逆にEasyと書いてあるのに問題にトリックがあり間違えたり

上向きになってみたり、下向きに点数が落ちてみたりといろいろだった。


成人高齢プライマリーケアナースプラクティショナーの場合、

同じナースプラクティショナーでも2つの認定組織(ANCCとAANP) があり、

それらの組織から全米で統一されたナースプラクティショナーの認定試験がある。

ANCC(American Nurses Credintialing Center)も

AANP (The American Assosication of Nurse Practitioners)も

ナースプラクティショナーの認定証に変わりはない。

取得した後の書き方が違うのと試験の傾向が違うだけ。

また、まだ詳細は知らないのだけれど、

更新の際の要求される条件も違うらしい。

いつか調べたらお伝えしていけたらとは思っている。

更新する日が来ることを夢見て。。。。


ANCCの場合なら

Adult Gerontology Primary Care Nurse Practitioner- Board Certified =AGPCNP-BC

AANPの場合であれば

Adult Gerontology Nurse Practitioner- Certified=AGNP-C。

なぜAANPには成人高齢プライマリーケアと加わらないかと言えば、

AANPには成人高齢急性期ナースプラクティショナーの認定試験はなく

3つのみに限定されているからである。

因みにANCCの成人高齢急性期ナースプラクティショナーであれば

AGACNP-BC となる。 


その3つとは

1. Family Nurse Practitioner (FNP-C) ファミリーナースプラクティショナー

2. Adult Gerontology Nurse Practitioner (AGNP-C) 成人高齢ナースプラクティショナー

3. Emergency Nurse Practitioner (ENP) 救急ナースプラクティショナー

この3つ目の救急ナースプラクティショナー(ENP)の認定はまだ歴史は浅く、

基盤としてFamily Nurse Practitionerであること、

そして、更に救命救急に関する授業と実習をこなすとなれるようである。

もし将来、アメリカの救命救急の現場で活躍をしたい人がいるならば

このEmergency NPも一つの選択肢に入れてもいいのかと思う。

下記にAANPの詳細サイトを添えておくので参考にして下さい




では Adult Gerontology Acute Care Nurse Practitioner の人たちは

AANPの選択肢はないと言うことは?

私の友達は、ANCCの認定試験を受けている&受けるらしい。

他にもAdult Gerontology Acute Care NPの認定試験に

ANCC以外に選択肢があるのかは知らない。

AANPにしてもANCCにしても、

どちらが簡単、難しいというものではなく、どちらも挑戦的なものだときいた。

強いて違いを指摘するとすれば、

私が受ける予定のANCC は試験に写真が出て来る。そして合計200問。

AANPには写真は出てこない上に、倫理や看護研究の問題はなく、合計150問。

AANPは臨床に関する問題のみだから

こちらの試験を選ぶ人たちも多いのだと耳にした。


今日も、皮膚や眼の感染、耳の鼓膜や胸部レントゲン、

腹部の写真、などが練習問題に出ていた。

この内、解いた200問の中で写真の問題が7つ出て来た。

それを見て、何の診断名か、と問うものもあれば、

診断名は状況から汲み取った上で処方薬は何かといったものだった。

また12誘導の心電図も出てきて、波形を解析した上で、

その次に行う治療計画についても問われた。

また、食品のこともある一定の内服薬を飲んでいる人に対する指導も、何問か訊かれた。

昔になりつつある、アメリカの正看護師の試験(NCLEX-RN)でも

食事のことは訊かれたのを覚えている。

問題の中にも、答えを1つだけ選ぶのではなく

全て当てはまるものをクリックするようにとの問題もあった。

相変わらず、倫理的な状況設定問題も結構あり、

解けば解くほど、丸覚えでは対応できなさそうだなとつくづく感じる。


今日は200問の後も、更に解いていたため頭が燃焼していたため、

自分へのご褒美に、また散歩をし、

そしてプロバスケットボールの試合を1時間ほど見た。

次回の試合は日曜日。選手は疲れていると思うけれど、

見る側としては楽しみが増えた。


また、寝ることが 記憶を助けるためしっかり寝ることにする。

明日も朝からコツコツ最低200問は解こう。


注:因みにアメリカには他の専攻のナースプラクティショナーもあるのですが、
  今回は取り上げておりません。




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今日も朝から晩まで勉強ばかりしていた。

パンとヨーグルトとナッツとコーヒーと水だけ飲んだり食べたりしながら

結構 集中することができた。

途中で目が乾いたり疲れたりと、やや症状が出てきたため

目薬にお世話になりながら続けた。

E1
使用方法について読むと、充血した目に対し違和感や灼熱感がある際に
一時的な軽減として1,2滴必要に応じて使用するようにと書かれてある。
これはどの薬局でもスーパーでも売っている目薬。
写真をクリックすると拡大できる。

E2

しかし、さすがに夕方には集中力が切れてきたため、ウォーキングに出掛けた。

やはりどんなにずっと勉強したくても、あえて少し離れる時間も必要だと感じた。


さて、今回お伝えしたい内容は

アメリカのプライマリーケアナースプラクティショナーの試験の中で

必ず問われる頭痛について書きたいと思う。

頭痛を訴えて来た患者さんに対して、しっかり経過を尋ねることは大事だけれど、

その際に、危険なサインであるものの覚え方が載っていたので書き留めておきたい。

その名も ”SNOOP"(スヌープ)。

動詞では「詮索する」などの意味。

一瞬  このSNOOP ってもしかして ラッパーの SNOOP DOGG??などが頭をよぎった。

彼の2019年の曲 ”I wanna thank me" が無料で

Websiteから聴けるようになっているので ご興味のある方はこちら



さてこのSNOOPとは

Systemic symptoms or illness (fever, chills, HIV etc.) :全身性症状・疾患 

Neurologic symptoms/signs : 神経系症状・所見

Onset recently or suddenly: 最近・突然の発症

Onset after age 40 :40歳以降に発症

Progressive or different headache :進行中・今までにない頭痛

を示すそうである。

他にも

歪んで見えないか、

視覚が遮られていないか、

眠りから覚めた後にもあるのか、

運動後の突発性であるか、

乳頭浮腫はあるか、

なども危険サインと言える。


ちなみに頭痛を訴えてくる状況設定の問題で、

危険サインでないものの選択肢は

Photophobia(羞明) であった。

個人的に SNOOP よりも SPOON(スプーン)の方がしっくりくると思った。


さて、副大統領の演説は勉強をしながら聴いた。

オバマケアのことや経済、ある一定の収入の人たちには増税しないなど。

最後の女の子が二人に対してした質問はなかなか印象的だった。

それに対して 民主党ハリス副大統領候補が未来には希望はあるなどの

ニュアンスを言っていたのが印象的だった。

思うことはいろいろあるけれど、とりあえず今は勉強第一。

ペンス副大統領のハエが頭に2分止まっていたとか、

左眼が赤いのは新型コロナの初期症状だとか

どうでもいいことだと思うのだけど、

マスコミやSNSでも はやし立てられている。

きっと ペンス副大統領も、

コロナ罹患そして入院をしていたトランプ大統領のできない仕事をしたり、

ストレスも身体に応えるほどなのだろう。

ハリス副大統領候補の発言は

大統領候補であるバイデンを立て発言できることは明らかだった。

このパンデミックの中で、アメリカの次期大統領が誰になるのかは

ある意味歴史的瞬間がいよいよ来月到来する。


さて、自分のやれることを明日も全力で頑張ろう!



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今日はよく練習問題を解いた。

友達から頂いたオンラインの問題。

合計1000問以上ある。

基本として解いてきた別の参考本&練習問題よりも難しい。

クラスメイトが

「このオンラインの問題を解くと自信がなくなるから

    途中で解くのをやめた。でも合格した。」と話してくれた。

彼女の言っている意味がわかる。

このオンラインの問題の難易度には、かなりのばらつきがあり、

簡単なものもは目をつぶってでも解けるようなものであるものの、

難易度の高いものは かなり時間がかかる。そして間違えている。泣


クラスメイト達の感想をきいていると、

「そこまで勉強しなくても大丈夫だよ」という子たちもいれば、

「難しかった~。練習問題に似ている本番の問題は30%くらいしか出なかった。」

という人もいる。

主観が入るため、一体 誰の発言を信じたらいいのかわからない。

少なくとも、私の場合、「そこまで勉強しなくてもいい」、とは

鷹をくくることはできない。

すっかり気持ちは試験モードなため、できる限りとにかく1問でも多く解きたい。


このオンラインの問題のいいところは、とにかく解説が詳しい。

マニアックな話になってしまうのだが、

たとえば、

Hydrochlorothiazide  (HCTZ) ハイドロクロルサイアザイトと発音する(私的には)が

日本語ではヒドロクロロチアジドと言う高血圧の薬がある。

この最もよくある副作用は何か?

答えはHypokalemia 低カリウム症なのだが、

解説にはかなり細かく

なぜかこのHCTZという利尿薬がこの副作用を起こすのかを

生理学を交えて細かく書いており単に頭に詰め込むのではなく

その根拠は何なのか?がよくわかる説明となっていた。

もしこのHCTZという利尿薬を

一日に25㎎ 内服すると 血中のカリウムが 0.4㎎/dL下がり、

50㎎ 内服すると 血中のカリウムが 0.7㎎/dL 減少し。。。。。

と更なる情報まで書かれてあった。
 
確かに試験に受かるためだけなら、このプラスαな情報はいらないのかもしれない。

しかしいずれ臨床に出ることになったら、知っていて損にはならないこと。


さて、今回のタイトル、

二次性高血圧はどういった疾患で起こるのか?の覚え方を紹介したいと思う。

この問題は、おそらくNCLEX-RN(アメリカの正看護師の試験)

でも勉強する内容だと思う。

改めて、アメリカのナースプラクティショナー認定試験に出てくる二次性高血圧の問題。

『ABCDE』を覚えていこうとのコツが書かれてあった。

A: Apnea:無呼吸  
  
Aldosteronism:アルドステロン症

B: Bruits:血管雑音 (in renal artery 腎動脈にて) 
   Renal artery stenosis: 腎臓動脈狭窄  

C: Catecholamine :カテコールミン (excess 過剰)
     Coarctation of the aorta :大動脈狭窄
     Cushing syndrome: クッシング症候群

D: Drug :薬
     Diet :食事 

E: Erythropoietin :エリスロポエチン(excess 過剰) 
     Endocrine disease :内分泌疾患 



正直 D はあまり役に立たないかなとも思ったけれど、

主となる上記の疾患がわかっていることが解答を導いてくれると感じた。


実際の練習問題としては、

この中で、二次性高血圧の原因とならないものはどれか。

1)アジソン病

2)睡眠時無呼吸症候群

3)クッシング症候群

4)腎動脈狭窄

 このABCDEがわかれば簡単に答えがわかるはず!?


さて、話は変わって こちらは秋らしい色をしたラビオリ。

Pa1
今日は勉強の合間の唯一の楽しみに、このラビオリとサイドに野菜を添えて昼食とした。
(単なる手抜き)
Pa2
最後に、昨日退院をしたトランプ大統領がどのような治療を受けてきているのかが

朝ニュースで流れていた。やはり医師はまだ退院はしない方がいいと勧めていたとのこと。



どうやら来週行われる第二回目の大統領候補のディベートには出る気 満々のようである。

しかし、バイデン候補はトランプ大統領がまだコロナに感染しているなら

ディベートはするべきではないと発言している。

もし決行するなら、せめて救急カートと緊急対応のできる医療者が

ディベートのステージの後ろで待機していた方がいいような気がする。




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今日、目に留まった 印象的深い言葉(詩)を紹介したいと思う。

ウィリアム・アーサー・ワード(William Arthur Ward )の詩。

 Believe While Others Are 
 
他の人が疑っている時に 信じ、

他の人が寝ている間に 勉強をし、

他の人が先延ばしにしている時に 決断し、 

他の人が空想している間に 準備をし、

他の人が願っている時に 働き、

他の人が無駄にしている時に 節約し、

他の人が話している時に 聴くようにし、

他の人がしかめっ面している時に 笑い、

他の人が辞める時に 粘り強く続ける。


ふと、アリとキリギリスのイソップ物語に出てくる アリが頭に浮かんできた。


さて、NPのBoard Examの勉強は

高齢者に焦点をあてた各組織の特性、疾患、

そして耳鼻咽喉科をまた勉強し直した。

薬剤性聴器毒性の可能性のある薬も列挙されており、

高齢者の場合、特に注意すべき薬品なども書かれていた。


栄養に関する項目もあって、高齢者のSoft Dietには

Carnation instant breakfast

(カーネーション・インスタント・ブレックファースト)がお勧めだと書かれており、

何のことはよくわからず、

調べてみたら 高カロリー&たんぱく質入りの飲み物だった。

アメリカで生まれ育っていたら、誰でも知っている飲み物なのかもしれない。

なぜなら、1954年からの商品であり、66年続いていることになるから。

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そして耳鼻科の問題でも脳神経の話が出て来る。

このカードは、先生が勧めてくれて

フィジカルアセスメントの授業の時に少しだけ利用していたもの。

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明日もコツコツと 勉強を頑張っていこう。





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今日は女性の健康・疾患、性感染症などに関する勉強をした。

そして、最近の日本の避妊方法の現状は

どのような状況であるか知識に乏しかったため、

こちらの朝日新聞の情報を読んでみた。

どうやらまだ、日本では男性用のコンドームと、

排卵時期を見て日にちを数える荻野法、

そして膣外射精 の割合もかなり多いことを知った。

アメリカのプライマリーケアNPのクラスを取って

多種多様な避妊法が提供されていることにカルチャーショックを受けた。

こんなにも種類があって用途も違うとは知らなかった。

避妊法のことをContraceptive methods(コントラセプティブ メソーズ)という。

避妊法だけでこんなにも書くことがあるくらい、

アメリカではおそらく重要な医療ケアの一つと言えよう。
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コントラセプティブ・テクノロジー(避妊方法)の本

現在使用しているアメリカのNPのBoard Examのテキストでは

男性用のコンドームを使用した際の妊娠率(避妊失敗率)は18%、

荻野法では妊娠率は24%。

つまり、男性用のコンドームを付けても、約5~6人に1人の割合、

そして荻野法では約4人に1人が妊娠する確率があることになる。


NP のプライマリーケアの専攻のコースには

丸々一学期、Women's healthという女性の健康について学ぶ必要がある。

これは思春期から高齢者までの女性の妊娠準備や出産、産後のみならず

性感染症や更年期のことまでに女性に関することを広く学ぶ科目。

この授業の 試験は図書館のパソコンで受けたのだけれど、

制限時間が結構短くて、かつ 事例が1つ必ず出題され、状況説明と共に、

産婦人科の疾患の写真も添付されており、

解答には Differential Diagnosis という考えらえる

診断名を最低3~5つ(試験によって変わる)ワードで打ち込み、

その後、どの診断名が一番確実に考えられるものかを1つだけ選び、

それに対して、処方薬の名前、何ミリグラム、頻度、どのルートで投薬するか、期間、

いつフォローアップして、どんな患者指導をするかを書き上げる。

とにかく丸覚えをする状態だった。


また、この授業の後期には 避妊方法について事細かく学んだ。

例えば、しっかりと避妊をしておらず妊娠の可能性がある際に、

堕胎手術を受けなくても、いち早く 薬を飲むことで

妊娠が成立しないで済むピルが巷で手に入ることも知った。

アメリカでは このピルのことを Morning-After Pill といって

Emergency Contraception 緊急避妊法として使われている。

名前としては "Plan B"  "My Way" " Next choice" という名前で

市販薬として売っており、医師やナースプラクティショナーの処方箋は必要ない。

アメリカの学校によっては無料で配布しており、

自動販売機でも買えるようになっているところもある。



例としては Yale イエール大学がこうした取り組みを2年前にしていたようである。

記事は上記の通り。ちなみに、この学校でも緊急避妊ピルは無料でもらえるそうである。

この効果は 89%だとNP Board Exam の テキストには書かれている。

必ず72時間以内に飲むこと。

もし、副作用として予測されるものの一つに 吐き気があり、

1時間以内に吐いてしまった際には、改めて飲みなおすこと。

制吐薬として市販薬でジメンヒドリナート(Dimenhydrinate)や

メクリジン(Meclizine)なども売っているため、

それと共に飲むと嘔吐を防ぐことができる。 


また、IUD(Intrauterine Device)というのは

アメリカの学生と一緒にいると本当によく聞く上に、

結構使っている子たちが多い。

NP Board Examのテキストでも、

世界で第2位によく使われている避妊方法

The second most commonly used method of contraception in the world と書かれてあった。

このIUDは膣を通して挿入していくT型になったCopper(銅)

もしくは Levonorgestrel(レボノゲストレル)という

女性ホルモン(プロゲステロン)に似たものでできている。

このIUDの妊娠率はわずか0.2~0.8%。

一度挿入したら、銅でできたものであれば10年間入れておくことができる。

その為、もうこれ以上妊娠して出産したくないと思う人には最適。

また、ミレナというプロゲステロンでできているホルモン型の場合には

5年間は挿入したら入れ替えなくても平気。

もし、まだキャリアを積みたくて、妊娠したら困ると思っている人には

ピルを飲まなくても、また男性コンドームを付けなくても

このIUDがあれば妊娠を先送りにすることが確実と言える手段でもある。

しかし、このIUDの欠点もあって、それはSTDという性感染に罹る可能性は避けられない。

kit
こちらが授業のIUD挿入の実践練習をした時のキット
kit3
模型が IUDと子宮を表している

私の見解としてだが、アメリカでこんなにも性感染が多いのは

おそらくコンドームをする人たちが少ないのではないかと思っている。

というのも、このIUDのみならず、多種多様な避妊法があるからだ。

例えば、インプラントという内腕の皮下に小さな筒状になったものを挿入する方法や

注射を3ヶ月に1回するだけで避妊となるものもあるためである。


妊娠することで女性は身体の負担のみならず、経済的なものなども大きいため、

女性としての 人生の選択を迫られることもあるだろう。

世界には、日本で提供されている限られた避妊法以外にも

多様なものがあることを知っておくことは

女性にとっては キャリア構築や自己の身を守るためにも大事なことなのかもしれない。

それは女性や産婦人科医のみならず、男性も知っておく必要があると思う。


最後にこのアプリはi phone からも使える。

CDC 2
これはCenters for Disease Control and Prevention が出しているもの。

無料でダウンロードができて、もしどのような避妊方法が適しているのかを知りたい際に、

安全面も考えることができる手助けとなるアプリと言える。



例として i phone 用の場合には、こちらのサイトで確認ができる。

授業で先生が教えてくれたものゆえに、信憑性は高いと思う。




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