米国ナースプラクティショナー(DNP)になるために

今年からアメリカ看護博士課程(DNP)のプログラムで勉強中

タグ:アメリカ

もし現在、日本からアメリカの機関とのやり取りをされている場合に

日本との大きな違いとして、アメリカの場合、

たとえ政府機関と関わりのある書類手続きであったとしても

とにかく 辛抱かつ、根気よく訊き続けることが要されます。

なぜなら、アメリカの場合、

こちらがしっかりと郵送したとしても、

先方は受け取っていない、と言い張ることも多々あり、

逆に口では

「あと2週間以内には届くようにするから」などと言われても

一向に書類が来ないことが多々あります。

日本から来た当初は本当にカルチャーショックで

多くの人たちが、手を抜いてしっかり働いていないことが

浮き彫りとなる出来事が私の留学生活1年目には特に多発しました。

私はアメリカで運転免許の実技試験に受かってからも

一向に免許所が郵送されなかったり、

その時のエピソード


銀行で口座を開いたはずなのに、一向に銀行のカードが届かなくて

口座から現金を引き出すことができなかったり、と

日本なら迅速かつ正確にやって下さることは

まるで信じられないくらい素晴らしいことなのだと、

渡米してから痛感しました。

それは看護師としてアメリカで働いていた時にも感じたことがあります。

言葉では「やるよ」と言っても

やらないことが当り前なのがアメリカなのかと感じてます。

ただ、そんな中でも自分の利益となること、

つまり(学業などの)成績やお金に関することとなれば

人が変わったかのように、しっかりやることもあるのですが。苦笑

それでは、そんな国アメリカの機関を相手に

もし現在、日本から何等かの手続きを

ご自分の力でされている場合に

幾つかアドバイスがあります。

1.送信したもの・郵送したものは必ずコピーや写真を撮っておくこと

2.送信したもの・郵送した日時をしっかり明記しておくこと
  その際のレシートなどは取っておくこと

3.もし、係りの方と電話で話した際には、必ずその方の名前を聴き、
  もし聴き取れなかったら名前のスペルを教えて下さい、と言い
  書き留めておくことをお勧めいたします

読者さんの中で、

これからアメリカの看護師の受験NCLEX-RNを受験される方たちも

いるのかと思います。

先日頂いた質問の中でCGFNSの申請に関する質問を受けましたが、

CGFNS https://www.cgfns.org/


昨日のブログ記事のコメント欄より

現在、CGFNSの申請をしているんですが、CGFNSより「A Valid Signature was not provided. A Valid Seal was not provided」と、メッセージがあり、なんのことか分からず、調べてみてもこの表記で先に進めないことがある方も多いようです。

 サインはどこに欲しかったのこ、学校のシールとは何かもしご存知でしたら、お力添えを頂きたいです。私の学校からCGFNSへ申請したのは私が初めてのため学校側もどのように対処したら良いかわからないみたいなんです。


私の手続きは相当 昔になってしまうため

最新の情報を踏まえてお教えすることは難しいかと思います。

更には、私も当時、日本で看護師として病院で働いている中で

留学の準備を進めていたため、

日本語検索からみつけたエージェントとのやり取りの中で

言われた必要書類などを揃えるために、

卒業した高校や大学などに足を運んだのは覚えております。

もし、提出した書類が認可されず、円滑に進まないのであれば

何度でもしつこく直接Emailかつ電話でCGFNSに連絡をすることをお勧めします。

また、Emailでのやり取りの際、

ご自分の学校とCGFNSが共有できるように、CCすることも有効的だと思います。

他人の体験者に訊いて参考になることもあるかもしれませんが、

年々制度も求められることも変わる可能性があるため、

CGFNSに直接尋ねた方が、何を修正すればいいのかがわかるのかと思います。

私なら、直接CGFNSに明確に改善できる策が生み出せるまで、とにかく訊き続ける。

申請者自身が高いお金を払って手続きをしているのですから

やはりしっかりわかるように、手助けするのがCGFNSの役割でもあると言えます。

また、似たような悩みを抱えている人たちがいるため、

その問題を共有されているサイト allnurses を一読するのもいいかと思います。



また、最近CGFNSの手続きをして通った人の情報が集まるSNS(Facebookなど)を利用して

今現在CGFNSの手続きをされている方たちの情報が載っているウェブサイトを見つけたり、

それでも拉致が空かず滞っている際には

お金を取るか、それとも時間を取るか、の選択になるかと思います。

日本語で検索をしてみてみると、

CGFNSの手続きを代行、

もしくは相談に乗って下さるサイトはあるようですから、

それらを活用して情報を得てみることをお勧め致します。

おそらく金銭的なことを考えると避けたいかもしれませんが

労力とストレスが増強し、不安が増すようであれば

最終的にはエージェントに頼むことも

選択肢の一つになるのかもしれません。

こればかりはご自分の判断力が最も重要といえるでしょう。

残念ながら私はエージェントではない上に、

以前、日本にいた時に書類を頼んだエージェントが

現在も存在するか調べてみたところ

すでに会社はなくなっているようでした。


上記のallnursesのリンクの中で

2019年にコメントされている Jarde76 という名前の方のコメントに

似たような問題点を指摘されていることからも

拝読されるとヒントが得られるのではないかと思います。

質問者さんご自分が母校の中で、

初めてのCGFNSの申請者であるとのことで(素晴らしいことですね!

CGFNS側は、かつて見たことがない看護学校の

Seal and Signature が本当に本物であるか否かを判断しかねるために、

おそらくRequest for Assistance という通知を

CGFNSが送るようになっているようです。

その通知を完成させると、

CGFNSが以前に送ったあなたの書類と、

そのRequest for Assistanceを比較して

Seal and Signatureが同じものかなど判断しているようです。

是非、上記に添付したリンクを、

もし英語が不得手に感じたとしても

Google や DeepLなどの翻訳機能を使ってでも読んでみて下さい。

今から英語でいろんなことを読んでおくと、

アメリカなどに渡航された際にはきっと役立つと思うので。


残念ながら私自身、当時は英語がよくわからず、情報収集にも乏しく、

日本からエージェントに委ねて手続きを行ったため

CGFNSの経過が説明できず、

かつ情報も最近の1~2年の話ではないため

力にはなれませんが、

アメリカの書類手続きは本当に辛抱を要するのは

今だけではなく、今後アメリカでの留学、

もしくは生活なさる際にも

決して避けることのできないものかと思うので、

今の内に慣れるようにして、

何度でも辛抱強く CGFNSに連絡を取ってみて下さい。

読者さん、うまくいくといいですね。

また、もしこれをご覧の読者さんで、

上記の質問に対してご存じの方がいたら

シェアして下さるとありがたいですね!




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興味深い、現在、医療者を中心に広まっているコロナのワクチン接種問題を

ハイライトしているニュースを読みました。



このニュースで面白いなと感じたのは

お金によって、接種を懸念していた介護者の意思決定の変更が

実現したというものです。

本題に戻る前に

一つお伝えしておきたいことがあります。

それはナーシングホームについてです。

アメリカで言う ナーシングホーム とは、

主として高齢者の方たち

(もしくは65歳以下でも障害など抱えている方たち)が

24時間体制で介護や医療サービスを要する施設のことで

正看護師や准看護師が常に24時間働いています。

日本でいう特養老人ホームのような所です。

老健のようなリハビリ中心とするショートステイというシステムも

ナーシングホームには通常あります。

それ故に理学療法士(PT)、

作業療法士(OT)、

スピーチセラピスト(ST) も働いています。

そして看護の介助を主に提供するのがCNAという看護助手さん達になります。

医師やフィジシャンアシスタント(PA)、ナースプラクティショナー(NP)も

回診に行きますが、急性期病院のように常にいるとは限らず、

通常、看護師(RN&LPN/LVN*)たちが電話でやり取りをして、

*准看護師のことをLPNもしくはLVNと言います。州によって異なります。
 LPN=Licensed Practical Nurse
    LVN=Licensed Vocational Nurse


医師たちからオーダーを口頭で取り、

新しいオーダーの下、薬などの投薬など開始します。

さて、今回のパンデミックでジョージア州のアトランタにある

ナーシングホームでは12人の入居者さんが新型コロナで亡くなったそうです。

また44人のスタッフの方もコロナによる疾患を発症したとのことです。

せっかく新型コロナに効くと言われているワクチン接種が可能になったものの、

このナーシングホームに勤める多くのスタッフの方たちは

コロナワクチン接種に懸念を抱いているそうです。

その理由として

「ワクチンを受けることで疾患に罹る」

つまりコロナワクチンを接種することで

新型コロナを発症すると思っているようです。


私事になりますが

まだコロナがパンデミックになる前に、

実習先の患者さんに

「インフルエンザ予防接種をご希望されますか?」と尋ねたら

「いや、あのワクチンでインフルエンザに罹ったから、もう受けたくない」

と言われたことがあり、

患者さんの中にも、

様々なワクチンに対する認識度があるのだなと感じました。


また、このニュースの記事に書かれているのは

別のスタッフ方たちは、

コロナワクチン接種を恐れているとともに、

アメリカ政府に疑心を抱いているとのことです。

The American Health Care Association (アメリカン・ヘルスケア協会)によると、

約50%の療養型施設のスタッフの方たちがワクチンを拒否しているとのことです。

ユタ州では57%の療養型施設のスタッフが第1回目の接種を済ませ、

一方でその施設に住んでいる利用者さんたちの86%が接種し終えているそうです。

更には、オハイオ州でも

わずか40%のナーシングホームスタッフが接種を済まされたそうです。

先週の月曜日に、最初にご紹介したアトランタのナーシングホームでは

ワクチンを接種したスタッフに対して、

抽選でボーナス$500、テレビセット、

そして、有給が貰えるというシステムを作ったそうです。

更には、予防接種を済ませたスタッフには特別なTシャツを着てもらって

宣伝する対策に出ているとのこと。

また管理職の方たちがスタッフに対して

ワクチン接種に対する質問などあればそれに応じるようにもしているとのころです。

この管理職の方たちも

ワクチンに対する作り話を何とか一掃させたいと話しているようです。

それにしてもお金で解決しようとするのは

本当にアメリカらしいなと感じました。

やはりチップ制のある国って

お金というモチベーションがあると

行動変容にも強い影響を与えそうです。


誰しもまだ前例が少ないことには

不安もあれば、慎重になるのは当前だといえます。

政府やナースプラクティショナーの管理職たちは

スタッフに対して強制はできないものの、

それでも高齢者に直接接する仕事をする職業である方たちが

今後もその現場で働くならば

高齢者だけがワクチンを接種をして、

ケアする側がしないとなれば、

新型コロナを収束するのには更なる時間が要されそうな気がします。

何事も新しいことを導入する時にはまだまだデータ不足な部分もあるため、

恐れることもあるでしょう。

しかし、現時点で高齢者を扱うスタッフとして働いているのであれば

接種を選ばない理由はない、と個人的には感じてます。

もちろん、強制するものでもないですからね。

コロナワクチンが開発され、

ワクチン接種が可能であっても、

馬を水辺に連れて行くことはできるものの、

水を飲ませることはできませんのでね。

今度いろんな副作用の症例も出て来る可能も

なきもあらずですが。

石橋を叩いても渡らない人も世の中にはいるものです。

最終的には自己の責任&判断。


一体、何人の方が$500のボーナスや有給など

貰えるのか気になるところです。

もしこの事例が成功したなら、

上記のような接種率が低い施設などでも

似た対策を講じることもCovid-19収束への第一歩かもしれません。


いろいろとぶつぶつ語っている私も、

いよいよ第1回目の接種予定が刻々と迫っております。

Tea
寒い日にはこのような可愛らしいポットを使って
様々な種類のお茶を飲んだら、ちょっぴり幸せな気持ちになれそうです♪
見ているだけでご馳走様ということで、購入せずに飲んだ気になってみました。苦笑




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アメリカではコロナによって亡くなった方たちが

既に30万人を超えており

来週のクリスマスまでには

更なる死亡者の上昇が予測されています。

そんな中、夕方散歩をしていたら、

なんとマスクを着用していない人たちが増えていることに気が付きました。

きっと継続的なマスク着用がないことも一つの原因な気がしました。

もちろんスーパーなどで買い物をするにはマスク着用出ない限り

お店に入ることは許可されていないのですが。

昨日からいよいよアメリカでは

コロナ対策の鍵となるワクチン接種が始まりました。

現在は大学病院などのコロナ患者さんたちが多くいる医療機関、

特に集中治療室で働いている医療者たちを

優先にワクチンが配布されています。

アメリカで最初に認可されたファイザー社のワクチンは

1回接種をしてから、また21日後に2度目の接種が必要だとのころです。

今日、ふとやるべきことが済み、少しだけニュースを見ていたら

なんとテレビにクラスメイトが出ていました。

彼女の働く病院もアメリカの中ではかなり大きい上に

集中治療室で働いているので、

その病院で初めて接種した医療者としてインタビューを受けてました。

コロナの渦中で大活躍している姿が画面で見れて

なんだか心が熱くなり、嬉しくなりました。

「わ~頑張っているんだなぁ。素敵だなぁ。」、と。

この最初に許可されたコロナのワクチンは

特殊な冷蔵庫がないと 2~8度に保存できないため

"The vaccine can be stored for 5 days at refrigerated 2-8 ℃ conditions"

このウェブサイトより引用してます




本当なら高齢者が多くいる特養老人ホームなどのコロナが頻発して

死亡に至ってしまう方たちに配布を優先するようだったのですが

このワクチンが求める保存条件だと、

病院にはそのような冷蔵庫の設備はあるものの

それ以外の施設などではなかなか難しいのは事実かといえます。

ただ、おそらく今月末には

更に別の会社@モデナ Moderna 社のワクチンも

認可される予定です。

なんとなくいろんな文献やニュース記事を読んでいて

個人的にはこちらのワクチンが受けたいなと思ってますが

あまり贅沢なことを言っている場合でもないため、

受けられるならどちらも効果が90%以上あるため

受けられたらいいなと願ってます。

もちろん医療者以外の選択肢がある方たちの中には

ワクチンを信じない人たちもいるため、

来年の春頃には一般市民の方たちにもワクチンの接種が可能となる予定であり

その機会があっても、受けたくないという方たちも多いことが統計で出ていました。

ワクチン接種は自分のためだけの問題ではないのですが、

いろんな主張はあるものです。

さて、今月もいよいよ後半戦。

気を抜かず、

凹むような出来事が津波のように頻回に押し寄せてきますが、

それでもなんとか荒波の中を溺れることなく

交わして泳ぎながら

めげることなく

土台作りに励んでます。

どんなに嫌なことの連続でも、

それが一生続くとは思わないので。

少なくとも努力の過程に後悔はないため、

未来のことはわかりませんが

精一杯やっていくことで安心感を得ています。

クラスメイトのようにはできなくても

私は私ができる範囲でやれることを

頑張ってみようと思います。


これはホストファミリーが良く食べていた
コージーシャックプリン。
なぜか冬になると食べたくなります。
中にはタピオカが入っていて未だに好きです。

Pud





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