2019年、マナティーズオリジナルカレンダー作成できました。
一年そばにおいていただき、またマナティーズと一緒に過ごしましょう

1月・2月-[マナティーズ]

1・2月 ヘレン島とTIDA again号(パラオ・ヘレンリーフ)
「ヘレンリーフ」 
 パラオのコロールからTIDA again号で2日間、570km南下すると、訪れる人もないヘレンリーフに到着する。ここは北緯2度、東経131度。縦25km、横10kmの環礁の中にポツンと浮かぶヘレン島は15分も歩けば一周してしまう。島にはうるさいほどの海鳥とサンゴの密漁を監視するレンジャー4人が常駐している。
 このツアーでは300km南下したソンソロール付近のダイビングで指に大怪我をしてしまい、ダイビングできずにいたが、ヘレンリーフには2度と来る機会は無いだろうと、ビニール手袋でシールして潜水。水深が増すと痛みも増すことを知ったほろ苦い旅でもあった。
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3月・4月-[マナティーズ]

3・4月 ロウニンアジ(パラオ・ペリリューコーナー)
「ロウニンアジ」
 成魚は180cm、体重80kgに達する。通称「GT」と呼ばれ、釣り人やダイバーに人気の大型魚で、採餌のために魚群に突っ込む姿は凄味を覚える。時には水面近くを飛ぶ鳥さえ襲うそうだ。 
 名前の由来は、成魚が単独行動をすることから浪人鰺とする説と、厳つい顔つきと鰓蓋に刀傷のような筋があることから命名されたとする説がある。若魚は群れを作って行動するが、ペリリューコーナーは激流地帯だけに千匹を超える大群に遭遇する確率が高い海だ。それだけに強烈なダウンカレントが発生しており、撮影に気を取られたら、あっという間に水深40mに引きずり込まれてしまった。
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5月・6月-[マナティーズ]

5・6月 ナカモトイロワケハゼ(石垣島川平・ナカモト団地)
「ナカモトイロワケハゼ」
 沖縄本島、石垣島、パプアニューギニアに生息する。大きさは成長しても2cmほど。ミジンベニハゼに似るが背に白線があることで区別できる。生息水深は深くて40mほど。2001年に和名が付けられた。目がキョロっとして、とても可愛いが臆病で警戒心が強く、住みかにする貝殻や空き瓶の中にすぐ隠れてしまう。幼魚が見られるのは4月下旬から6月だが、ここ川平では年間を通して産卵、ハッチアウトを繰り返しているとか。一匹ハッチアウトすると、それに気づいた親は稚魚を口中に含んで集め、住みかの外へ「ぺっ」と吐き出して大海原へ旅立たせてやるそうだ。
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7月・8月-[マナティーズ]

7・8月 ウミヒルモ(館山市坂田・カロウ根南)
「ウミヒルモ」
 インド洋から西部太平洋の熱帯を中心に温帯域まで広く分布するが北限は日本。アマモの仲間と同様に海中で花が咲く種子植物で、胞子で繁殖する「海藻」と区別するために「海草」と呼ばれる。環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されている
 ここ館山では水深16mの砂地の海底に地下茎を伸ばし、緑色の楕
円形の小さな葉が2枚ずつ対になって出ており、7月頃に透明感のある花弁に紫色の模様が入った花をつける。3枚の花弁がゆっくりと開くときに花粉のような粘液を放出する。その後、花は次第に反り返って、開花は終わってしまう。花の大きさは5mm程度だが、アマモの花などと違って、海底に咲く花らしい花だ。
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9月・10月-[マナティーズ]

9・10月 アカククリ(インドネシア メナド・Fukui point)
「アカククリ」
 奄美大島以南、インド洋、西部太平洋、紅海に分布。若魚は流木などに付いて外洋で単独生活をするが、やや成長すると沿岸に定着するようになってサンゴ礁内でまとまって行動することが多い。成魚になるとサンゴ礁斜面の底近くを単独ないし2、3匹で生活する。
 幼魚時代は黒い体色に赤色(橙色)の縁取りが「赤で括った」ように見えることから名前の由来となっている。
 このポイントの群れの編隊飛行は実に見事で、人間が近づくと危険を察知するのか一糸乱れぬ動きで深場へと急降下して行った。
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11月・12月-[マナティーズ]

11・12月 ニシキフウライウオ(館山市坂田・松根)
「ニシキフウライウオ」
 房総半島以南、インド洋、西部太平洋に分布するが冬場の低水温で死滅してしまう季節来遊魚のひとつ。沿岸の岩礁域に棲み、ウミシダやトサカ類の側で頭を下にしてのんびりと泳いでいるが、擬態をしているらしい。 一匹見つかると、次の日にはペアになっていたり、卵を孵化させると片方がいなくなったりで、孵化後に雌雄は別れてしまうようだ。雄は雌の体長の半分ほどの大きさで、これは7cmほど。求愛や威嚇のために綺麗な尾鰭を全開にすることがある。
 黒潮に乗って流れ着いた彼らが、なぜ広大な海中でペアを作れるのだろうか。とても一緒に流されてきたとは考えられない。きっと長い旅のドラマチックな物語があるのだろう。
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表紙-[マナティーズ]


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