October 2004

October 31, 2004

Portsmouth vs Manchester Utd

 余裕で負けました(笑)ぐうの音もでません。アーセナルに完勝して気分よく今週を迎えることができましたが、何もできませんでした。どんどん悪い方向へ行ってますね。

 前半のチャンスを生かせなかったのがすべてでしょう。厳しい言い方かもしれませんがロナウドには腹が立ちました。というか完璧切れました( ;゚Д゚)もっと味方を使ってくれませんか。あなたのおかげで4点くらい失ってます。サッカーは一人でやるものじゃありません。そんな基本的な部分をわかっていない選手がユナイテッドにいるのは非常に悲しいです。

 ガットゥーゾがこんなことを言っていました。「サッカー選手で最も大切なのは己の実力を知ることなんだ。」と。ロナウドのプレーをみるとどう判断しても無理な場面でも一人で突破しようとします。これは己の実力を理解してない証拠です。無理なら簡単に戻しますから。ポテンシャルは一流なのにこのままではこれ以上の選手にはなれませんよ。ファーガソンやケイロスなどのコーチや、キーン、ファン・ニステルローイなどの選手は彼に対して何も言わないのでしょうか。警告とかじゃなくてアドバイス的な要素を。一年前から何も成長していないのは彼自身が変わらないからです。波がある選手を使い続けるリスクは大きすぎます。あまりにもなじまないようなら新しい右サイドの選手を獲得して欲しいですね。頼むよ、ロナウドちゃん。

 まぁ彼だけじゃありません。全員が悪いです。全員のせいです。もう一度自分をみつめなおして今後につなげてください。もう優勝なんて口が割けてもいえませんよ。

 得点シーンだけ説明しておきます。1点目はPKでした。ファーディナンドが後ろから引っ張りました。明らかにユニフォームをつかんでいましたので弁解の余地なしです。ただ審判の笛が遅れたのは選手を混乱させるだけなのでやめてください。2点目はカウンターからヤクブの個人技でした。キャロル動くの速すぎじゃないかな。まぁ仕方ない。

 ポーツマスの印象は黒かった。まるでNBAを見ているようだった。アフリカンパワーは強いね。フィジカル、テクニックで負けていた。でもそれだけのチーム。負ける理由はどこにもありませんよ。


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October 29, 2004

Juventus vs Roma

 昨年シーズンの同カード(ローマのホーム)でローマはユベントスに4−0という派手な試合を披露しました。その試合で思い出されるのはカッサーノのハットトリック。3点目を入れた後のコーナーフラッグ蹴り倒すパフォーマンスは記憶に新しいところです。

 ユベントスにとってカペッロは宿敵から最も重要な人物に移行するし、この世界は複雑すぎて日本人には受け入れがたいな。それにエメルソン、ゼビナもビアンコネーロ(白黒)のユニフォームを身にまとっているし。その2人がこの試合でも大活躍でした。

 この試合の勝敗の分かれ目は中盤の差でした。エメルソンとアッピアーが完全にフィルターとなっていましたのでボールがなかなか前線の選手(トッティ、カッサーノ、モンテッラ)にわたりませんでした。また、たとえわたったとしてもコースを消していたのでディフェンダーが対処しやすかったと思います。前半一本も決定的な場面(シュートすら少なかった)。それに大雨の影響も少なからずありました。ローマは足元でキープする選手が多くいますから雨でボールがすべるのはマイナスでした。

 逆にユベントスはイブラヒモビッチが起点となっていい動きをしていましたね。彼は点をとるだけでなくキープ力を生かしてポストとしての役割を果たせるので、回りの選手から信頼高いです。先制点の場面はクロスボールをイブラヒモビッチがヒールで落として、さらにカモラネージがデル・ピエロに「シュートしてくださいと言わんばかりのポストプレー」からデル・ピエロが右足を振りぬきゴール右隅に叩き込みました。彼の豪快なシュートは久しぶりですね。これもチーム状態がよいので相乗効果によってうまれているのでしょう。

 後半に入ってもユベントスは手堅かった。負けないサッカーを展開しつつもきっちりフィニッシュまでいく。中盤から前線の運動量が多いからこれだけ鉄壁な守りを構成できるのです。素晴らしいね。さらにカペッロ采配も見事でした。デル・ピエロにかえたサラジェタが入ったらすぐにゴールを決めました。イブラヒモビッチのラストパスもよかったですが、オリベイラもワンフェイントでフェラーリを振り切るテクニックはよかった。交代した選手がすぐに活躍することほど監督にとって喜ばしいことはないでしょう。気持ちが悪いくらいユベントス冴えてます。

 ローマの課題はやはりディフェンス。中盤にフィジカルの強いプレーヤーがいない。さらに最終ラインもミスが目立つ。これによって全体のリズムが悪くなり攻撃陣にも影響してきます。チームがうまくいかないから選手はイライラがつのり悪循環に陥っていますね。でも長い目で見てやってください。デル・ネーリは素晴らしいチームをつくってきますよ。それくらいの明確な戦術と意思決定を持った監督ですから。

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October 27, 2004

Liverpool vs Charlton

 一度はいってみたいスタジアム。リバプールのホームスタジアム・アン・フィールドロード。こんなところでサッカーがやれたら幸せだろうなと思う。逆に見ているだけでも幸せになれそうな雰囲気を醸し出している。どこからともなく流れてくる「You’ll never walk alone」と共に選手が入場してきた。

 試合はリバプールの圧勝に終わりました。結果は2−0でしたが内容的に文句のつけようがありません。昨シーズンまでのカウンターサッカーはもはや忘れ去られました。シャビ・アロンソ、ルイス・ガルシアの両スペイン人がラファエル・ベニテス監督のやりたいサッカーをそのまま反映してくれます。ショートパスをくりかえして繋いで相手を崩す。ファンもこのフットボールに満足しているようで、ひっきりなしにOle!Ole!と叫び続けました。

 先制点は52分と遅かったですが、それ以前にもバロシュやシセが何度もシュートを放ちゴールを目指していました。2人のコンビネーションも以前に比べると(お互いが尊重し始めてきている)スムーズになってきていて、お互いがそれぞれの持ち味をだしています。ただあれだけチャンスをつくっているのに決められないのは不満が残るかもしれませんね。ちなみに先制点はクロスからのこぼれ球をリーセがどかんとぶち込みました。久々に彼の左を拝めました。3シーズンくらい前はこんなのは頻繁に見れましたが、なんか最近地味になったなぁと思った矢先のゴールでした。

 さらにルイス・ガルシアのミドル!彼の素晴らしさは左利きであるにもかかわらず右足でも正確なキックができること。それくらい勉強しとこうね、高木さん。だから右サイドから右足でのクロスもできるので彼みたいなタイプは重用されやすいのです。バルサはアホです。こんなに才能がある選手を簡単に手放さないですよね。

 リバプールいいですよ!今シーズンはまだ発展段階ですが、近々3強に肉薄するレベルになりそうです。ジェラードも戻ってくることですし、チーム状態は上向き加減です。ただ選手層が薄いので冬の移籍市場でディフェンスライン、右サイド、FWの補強をしたほうがよさそうです。モリエンテスなんていかが???

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October 25, 2004

Manchester Utd 1-0 Arsenal

 試合内容はほとんど覚えていません。ただ勝ったことしか頭にない状態でした。この一戦はまさに意地と意地のぶつかり合い。技術よりも気迫でマンチェスター・ユナイテッドが上回っていました。2得点に絡んだウェイン・ルーニーはすばらしいと言えますが、彼の活躍だけではこの勝利は得られません。イングランドの盟主として勝敗にこだわったマンチェスター・ユナイテッドに拍手を送りたいと思います。昨日は勝利を収めた余韻で興奮して眠れませんでした。

 たかが一戦であり一勝。ただ国内リーグ49戦無敗のアーセナルとの一戦となれば話は別です。なによりうれしかったのはアーセナルがユナイテッドを相手にするときは他のチームと異なるモティベーションを持って望んでいたことです。アーセナルにとって負けても影響の薄い一戦でしたが、彼らは100%でぶつかってきてくれました。イエローカードの多さから判断しても本気だったと言えるでしょう。

 おそらく現地でもキャンベルのルーニーに対するPKで、いざこざが起こるのは目に見えています。ボクの目でもファウルではない(PKではない)と思いましたが、審判のファウルという判定を下したらファウルと認めざるを得ないわけです。これは理不尽かもしれませんが、今に始まったことではありません。そのPKを蹴ったファン・ニステルローイの精神力の強さにも賞賛を与えます。昨シーズンのアーセナル戦で彼は同じような状況で失敗しています。きっと彼が一番良く覚えているでしょう。決めたときの喜びようをみればその重圧がどれほどのものかわかります。素晴らしい。

 まだアーセナルとの勝ち点差は8もあります。こんな一勝で喜んではいられませんが、ひとまずこの3日間くらい勝利の余韻に浸らせてください。それだけ明るいニュースがありませんでしたし、勝利に飢えていましたから(笑)

 あ、ひとつだけ。私的MVPはP・ネビルです。センターハーフは彼が一番ですね。この一戦というか昨年もハイパフォーマンスを披露しながら、なぜ今シーズン使われないのか疑問でした。サー・アレックス様、彼をもっと起用してください。

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October 22, 2004

Leverkusen vs Roma

 ローマは完全に終わってますよ。ボールポゼッションが7:3。こんな試合を見るのは初めてですね。レバークーゼンの猛攻をローマがしのぐという形になっていましたが、負けているのに攻撃しないのはどうかと思いますね。レバークーゼン側からみても3点は少なすぎます。ゴール前までボールは持っていくのですが、そこからがただベルバトフめがけてボールを蹴るのみで、創意工夫が全くかんじられませんでした。

 デル・ネーリも困難な道を選んでしまったものです。ローマの中盤はペロッタ、デ・ロッシ、マンシーニの3人で構成されていましたが、彼らの持ち味は全く生かされていませんでした。3人とも攻撃に才能を発揮するタイプで、守備には不安があります。なのでこの3人が同時にピッチにたっても機能しないわけですよ。昨年まではエメルソンが中盤でフィルターになっていましたので攻撃を遅らせたり、ボールをカットしてしまいましたが今年はそれが全く出来ていません。さらに言えば、最終ラインもベルバトフを完全にフリーにしてしまっていたり、基本的な動作ができていません。フェラーリはもっとポテンシャルの高いプレイヤーだと認識していましたが、ちっともよくありません。

 試合に戻りますが、先制したのは意外にもローマでした。トッティのFKがベルバトフに直接当たってキーパーの頭上を越しました。トッティのキック力がこの点を生んだといっていいでしょう。しかし、ローマのチャンスは先にも後にもこれだけでした。

 後半に入ってすぐにFKからホッキ・ジュニオール?が頭ですらして同点にします。さらに右サイドのジョーンズからのクロスにレアル戦でも豪快なミドルを放ったクジヌベクがボレーで逆転します。チャンスは前半から山ほどあったのでいつかは逆転すると思いましたがあまりにも遅すぎました。この後も一方的に攻め立てましたが、一向に点が入りませんでした。すると、この状況にいらついたパヌッチがひじうち!さらにデ・ロッシが蹴りをかましローマは2人消えました。終わっているチームはこういう子供じみた行為をするのでさらに印象が悪くなるのですね。まずは精神面から立て直さないといけませんね。いい大人の集団がそのような初歩的な改革から始めなければいけないという事態さみしいものです。

 試合はロスタイムにフランサが追加点をあげて3−1でレバークーゼンが勝ちました。はっきいうともっと点数をいれてほしかったです。マドリー戦でも感じましたが、決定力が低すぎます。トーナメントにはいれば決定力が勝敗を左右しますのでこの辺りが改善点ではないでしょうか。最後の詰めが何事にも大事なんですね。

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October 21, 2004

Panathinaikos vs Arsenal

 ギリシア国内のサッカー人気にはおそれいります。あれだけ『ホーム』という環境を与えてくれれば選手はプレーしやすいだろうし、モティベーションもあがりますね。ヨーロッパのアウェー戦でどうしても本来の調子を発揮できないアーセナルはこの試合でもぱっとしませんでした。

 先手先手を奪いながらも結局引き分けにもちこまれてしまいました。プレミアシップならありえないミスも連発していましたし、どうもヨーロッパではうまくいきません。選手の経験値も高いし、一種の怪奇現象といってもいいでしょう。謎です。

 14分にレジェスからのパスに抜け出したリュングベリが落ち着いて蹴りこみ先制しました。前半のチャンスはこの一本だけでした。なぜかパス回しにリズム感がなく、ちぐはぐしていました。運動量も少なく中盤のチェックがプレミアシップに比べると甘い気がします。前線からのプレッシャーが持ち味なのですが、アンリ、ピレス共に表情が冴えません。逆にパナシナイコスはバシナスが絶妙な位置からミドルを放つなど得点の匂いを感じさせました。

 後半に入ってもパナシナイコスペースでした。コンスタンティヌからオリサデベ(なつかしいなぁ)に交代した矢先、レーマンが見せてくれました。得意の飛び出しから相手のゴンザレスでヘディングのアシスト!ループシュートで頭をこされました。まさにレーマンらしい一発芸におもわずスタンディングオベーション。

 これで流れはさらにパナシナイコスへ。しかし、さすがにアーセナル。カウンターからアンリが走りこみ突き放します。なぜか得点しても喜ばない。こういうときの彼は大概調子が悪い証拠です。昨シーズンの終盤でもこのような無表情アンリを見られましたね。彼には楽しそうにフットボールをやってもらいたいなぁ。

 ここで終わったかと思いましたが、82分CKからオリサデベがドドドフリーのヘディングシュートがつきささり同点!またもレーマンは飛び出したもののボールにかすることすらできず存在を否定されました。笑っちゃいけないけど笑える。きっと粕谷っちにいじめられるんだろうな・・・。

 このグループはアーセナルが抜け出すのが大方の予想でしたがそう簡単にうまくいかないものですね。でもホームではしっかり勝ち点3をとってくるだろうし大丈夫でしょう。ベルカンプ不在は大きいということですな。

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Valencia vs Inter

 前半と後半のギャップに驚かずにはいられませんよ。前半0−0。後半1−5。前半から得点のにおいはしたけど、ここまで開くとは思いませんでした。決定力というのは恐ろしいものです。はっきり言ってバレンシアはアドリアーノ一人にやられました。バレンシアにアドリアーノがいれば結果は逆になっていたでしょう。それだけ彼の存在は大きかったです。戦術はアド。戦略もアド。すべてアドですわ。

 前半はがっぷり四つでした。バレンシアは最終ラインを高く設定してオフサイドトラップを積極的に狙っていました。結果的にオフサイドを取れたからよいものの、どこかあぶなかしいラインコントロールに不安を感じました。攻撃に関してはビセンテ不在が響き、サイドからの突破というバレンシアの武器がまったく見られませんでした。アングーロ、ルフェテともスピードがないためエリアを深くえぐってクロスをあげることは皆無で、どうしても中へよってきてしまいます。また1トップのディ・バイオはもともとサイドへ流れるプレーを得意とするため中央で消えている時間帯もありました。各選手が持ち味を発揮できていない状況にラニエリの無能さを感じました。彼の陽気な性格は好きなのですがよくわからない采配には疑問を感じます。

 後半開始早々、スタンコビッチのヘッドでインテルが先制します。ヴィエリのマークを気にしすぎてフリーにしてしまいました。さらにその2分後には、またもアドリアーノのクロスをディフェンダーがはじき、こぼれ球をヴィエリが決めました。この2点でインテルが多少引いたこともありバレンシアは猛攻をしかけました。またもラニエリさんがやらかします。ディフェンダーのカネイラをかえてフォワードのコラーディを投入しました。いくらなんでも早すぎじゃないかと疑問に思いました。しかし、短期的な見方をすればこの采配は成功しました。縦パスにディ・バイオがサイドへ開いて、折り返したところにアイマールが合わして1点差とします。

 選手交代に関してはマンチーニのほうが優れていました。その3分後にヴィエリにかわったファン・デルメイデがファーストタッチでゴールしました。これは神がかり的な直感といっていいでしょう。この1点はバレンシアイレブンにとって非常に大きいものとなりました。それは彼らの表情を見ていればわかります。落胆を隠せませんでした。81分サネッティの個人技からのクロスにアドリアーノが決めて4点。ロスタイムにもクルスにも決められ最後はボロボロでした。やはりコラーディの交代は少し早かったかもしれません。3バックに変更したことによりマークが混乱したのが一つ。サイドが薄くなってそこをつかれたのが二つ。どちらもゲームを決するポイントでした。ラニエリさん、我慢も大事。

 インテルは勝つには勝ったけどほとんどアドリアーノのおかげ。中盤から後ろのディフェンスは不安定でいつ得点されてもおかしくない。バレンシアのシュートが19本という数字からもいかに甘いかがわかります。ディフェンスを改善しないと安定したパフォーマンスは期待できませんね。これからマンチーニがどう修正するのか興味深いです。意外と開き直って手を加えない可能性もありかな。。。

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October 20, 2004

Sparta Praha 0-0 Manchester Utd

 もうやってられません(涙)ここんところ全く点が入らない状況が続いています。原因を掘り出せば山ほどみつかりますが、一番は相手にとって驚異となる攻撃ができていないことです。つまり守る側からとらえると読みやすいんでしょうね。パスを見ているとほとんど選手の足元ばかりで、スペースを上手につかっていません。いったんトラップしてから回りをみて動き出すので攻撃がちぐはぐしています。ぎりぎりのところを勝負する選手が誰もいない。こんなユナイテッドははじめてみます。これ以上書く気がおきないのでこの辺にします。


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October 18, 2004

Manchester City 1-0 Chelsea

 1−0。誰もがまたこの結果なのかと思いますが、今回ばかりは1−0でマンチェスターCが勝利を収めました。ユナイテッドもそうでしたが、代表戦の疲労を残しているチェルシーと1週間休みをもらったマンチェスターCでは動きのキレが違いました。さらにドログバが負傷欠場したことにより高さと前線でのタメがなくなってしまいました。

 前半からチェルシーペースで試合が進みましたが、15分にボスフェルトの長いパスに抜け出したアネルカをP・フェレイラから後ろから押してしまいPKを与えてしまいました。これをアネルカがきっちりと決めて先制しました。チェルシーはランパード中心に攻撃を組み立てますが決定機をつくれません。中盤構成からどうしてもうちへ入ってしまうので窮屈になってしまいます。唯一のチャンスは終了間際のランパードの直接FKくらいでしょうか。

 後半になってもランパードが孤軍奮闘しているだけ攻撃に厚みはでませんでした。シティもシュートまでいく場面がほとんどなく、ライト・フィリップスやアネルカのテクニックに任せる場面が多かったです。はっきり言って内容が薄かったです。チェルシーはドログバ不在の間は苦労するかもしれません。現時点でのケジュマンはプレミアシップで通じるレベルにはない気がします。

 どちらにしても個人頼みでは限界があります。これを機にもっと攻撃的なチームを形成したらどうでしょうかね。チアゴをサイドで使っている限り、安定して勝利を収めることなんてできませんよ。負けないサッカーは簡単にできますが、勝つサッカーは難しいんですよ。これがポルトガルリーグとプレミアシップならなおさら格差がありますよ。余談ですが、シティ・オブ・マンチェスターで紙飛行機がまっていました。これは航空会社のFly Emirateがアーセナルに鞍替えすることを皮肉ったものでした。実にユーモアがありおもしろいなと思います。Jのサポーターさん達、オリジナルティーで海外の応援に負けてはいけませんよ。


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October 14, 2004

Oman vs Japan

 この試合は内容よりも結果を重視して望んでいました。おそらくつまらなかったという意見は多く出てくると予想されますが、勝てばいいんです。いやオマーン戦に限って言えば負けなければよかったのです。選手は目的遂行のために与えられた仕事を堅実にこなし見事達成してくれました。とりあえず第一段階クリアーといえるでしょう。

 前半はラインを低めに設定してカウンターに絞っていました。アジアカップでも証明済みですが、日本は守備に入っても持ち前の集中力でなんとかこなしてしまうのです。確かにシュートは撃たれていましたが、決定的なシュートはありませんでした。むしろ撃たせているようにも見えました。

 後半に入るとオマーンの動きが悪くなったことによってボールを結構回せていました。これでリズムが生まれたので得点に結びついたのでしょう。オマーンの集中力の欠如が原因でもありますが、早いリスタートから中村の個人技に最後は鈴木のヘッド。中村は中を見ていませんでしたが、おそらく誰か入ってくるだろうというパサーとしての読みが完璧なクロスとなったのでしょう。しかし、その後は川口と宮本の連携ミスによりビックチャンスを与えてしまいました。田中のファインプレーによって助けられましたがあわやのシーン。あれだけはやってはいけません。川口が広範囲でボールを処理する選手だと宮本の頭に入っていれば何でもないプレーでした。

 鈴木通訳の退場ですが、ジーコに退場処分を言い渡したと画面では見えましたがどうなんでしょうね。勝手に鈴木通訳の背中を押して誘導していました。いやいやお前もだろと思わずツッコんでしまいましたよ。とにかくあの退場劇によって選手に統一感が生まれたのは事実でしょう。もし逆転されるようなことがあれば、鈴木通訳が責任を追及されてしまいますから選手達は死に物狂いになったはずです。ある意味ファインプレーといってもいいでしょう。(通訳がいなければジーコさんはただの置物だということもわかりました)。

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