November 2009

November 30, 2009

 黒田玲子教授(生物物理化学 東京大学)が巻き貝の左巻き、右巻きは、発生初期の細胞の位置関係で決まることを初めて突き止め、実験で左右の巻きを自在に作ることに成功した。

 生物は左右が非対称になっており、左右決定の仕組みは未解明な部分が多い。

 黒田教授は、左右両方の巻き型がある

   ヨーロッパモノアラガイ

に着目、この巻き貝は、受精卵が初期段階に細胞分裂する際、巻き型を方向づける遺伝子の働きで、左巻き型は左に、右巻き型なら右にねじれるように細胞が配置されることがわかっている。

 実験では極細のガラス棒を使い、細胞にそれぞれ逆向きにねじれるよう力を加え、細胞の配置を変えた。

 その結果、左巻き型は右巻き、右巻き型が左巻きにそれぞれ成長、内臓の形や配置も完全に逆になった。

 実験で育てた逆巻き貝から生まれた子供を、自然のまま育てると、元の巻き方になった。

 発生初期に巻き型を決める遺伝子も残っており、初期の細胞の配置が巻き型を決めることが裏付けられたという。
    

manekinecco at 09:14トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
 福田恵一教授(循環器内科 慶応大学)らは、さまざまな細胞に分化できる

  万能細胞の胚性幹細胞(ES細胞)
  iPS細胞

を基に純度の高い心筋細胞を精製、それを塊にして注入し効果的に定着させる心筋再生に向けた新手法を開発した。
 
 現在は、がん化の恐れのないiPS細胞を作製したり、ES細胞やiPS細胞を目的の細胞に分化させる方法の確立が焦点となっており、実際に重症心不全の患者を治療するには、目的の細胞を高い純度で取り出し体内に入れる技術が不可欠となることから、今回の成果は実用化につながることが期待される。

 なお、万能細胞から心筋細胞を作っても、心筋細胞になっていない細胞が混じっていると体内で腫瘍になる危険性がある。
 そこで心筋細胞が、エネルギーをつくるミトコンドリアを多く含むことに着目、ミトコンドリアを光らせる色素を加えて、特に強く光る細胞を選別し、99%以上の純度で心筋細胞を集めることに、ヒトやマウスの細胞で成功した。

 製薬大手第一三共の子会社、アスビオファーマの服部文幸副主任研究員らとの共同研究

  
   

manekinecco at 06:47トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 29, 2009

 山中伸弥教授(京都大学)らによる

   ヒトiPS細胞(新型万能細胞)

の作製技術は、米国で開発された方法よりもiPS細胞ががん化しにくいことがハーバード大学の研究でわかった。

 従来は、3月にジェームズ・トムソン教授(ウィスコンシン大学)らが発表した、染色体に入り込まない方法で、7種類の遺伝子を細胞に入れる方法がより安全とみられていた。
 
 山中教授の技術は今月、国内特許が成立し、実用化に向けて弾みがつきそうだ。

 

manekinecco at 10:20トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 28, 2009

 エルバート・ファン准教授(シカゴ大薬学部)は米国内の糖尿病患者数が2034年までに約2倍に増加し、必要な医療費は約3倍に達するとの予測を米糖尿病学会が発行する専門誌の最新号で発表した。

 ただ、この数字は米国平均よりも糖尿病発症率が高いアフリカ系やラテン系の移民についても対象に含めてていないことや近年増加傾向にある糖尿病の発症リスクが高い肥満児や、太り過ぎが指摘される若年世代を除外して見積もったもので、実際はさらに大きくなる可能性が高いとも指摘している。

 予測研究をまとめたによると、米国の糖尿病患者数は現在2,340万人で、2034年までに4,410万人にほぼ倍増するという。糖尿病に直接関係する医療費は現在の1,130億ドルから3,350億ドルへ、約3倍になると見ている。
  

manekinecco at 05:46トラックバック(0)よもやまばなし  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 27, 2009

 菅沼教生教授(植物生理学 愛知教育大)らの研究チームが、マメ科植物から

  土壌細菌 根粒菌

の窒素固定に必要な遺伝子

  FEN1

を発見した。
  
 マメ科植物に根粒菌が感染すると根に球状の組織根粒を作り、この菌が、空気中から窒素を取り込む窒素固定の働きをすることから、化学肥料に頼らなくても生育に必要な窒素を獲得できることが知られている。

 今回の発見が、マメ科以外の植物にも応用できれば、化学肥料を減らした省エネ農業実現の可能性がある。
 
 菅沼教授らは、マメ科植物のミヤコグサのうち、「根粒」はできるが窒素を取り込めない変異体と、正常なものとを比較解析した。結果変異体の方では「FEN1」遺伝子が機能していないことが分かったという。
   

manekinecco at 05:24トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 26, 2009

 兵庫県篠山市の白亜紀前期の地層(1億4000万〜1億2000万年前)から、原始的な

  角竜(ケラトプス)類

の頭部化石の一部が見つかった。

 同類の化石発見は国内で初めてで、これまでは中国などで5例見つかっているが、地層の年代を厳密に特定するのが難しかった。

 今回の発見は、中国の地層の年代をつかむヒントとなり、角竜類の進化研究に手がかりを与える。
   

manekinecco at 23:34トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 25, 2009

 日中韓3カ国は23日、3回目となる保健担当相会合を東京で開いた。 
 日本から長妻昭厚生労働相、中国から陳竺衛生相、韓国から全在姫保健福祉家族相が出席した。

 インフルエンザ大流行対策での協力の強化を再確認するとともに、新型インフルエンザ対策、薬品の臨床研究、災害医学、食の安全などの分野で多くの合意に至った。

 3カ国は共同声明を採択し、今回初めて、食の安全での協力に関する覚書にも署名し、食の安全を今後の協力の重点分野と定めた。
 

manekinecco at 06:53トラックバック(0)よもやまばなし  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 24, 2009

 西英一郎准教授(京都大)らのチームは神経細胞同士の絶縁体として働く組織の形成にかかわる酵素を突き止めた。

 生まれつき酵素をつくることができないマウスでは、人の初期の認知症に似た行動を示すのを確認した。

 西准教授は

    多発性硬化症
    ギラン・バレー症候群

の治療などに将来役立つ可能性が期待されるという。

 この組織は神経の軸索を取り巻く髄鞘で神経伝達のスピードを上げる一方、隣の神経細胞との絶縁体として働き、伝達情報の混乱を防ぐ働きがある。

 チームでは
   
    ナルディライジン

という酵素に着目し、酵素をつくることができない遺伝子操作マウスでは髄鞘が形成されにくくなり、大脳皮質の厚さが薄くなって脳重量が減るのを確かめた。
   

manekinecco at 03:40トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 23, 2009

 ノースウエスタン大学のチームがぐっすり眠っている人の脳に刺激を与えることで、特定の記憶を強化できることを、実験で確かめた。

 睡眠学習への応用も期待できることが期待され、実験では19〜24歳の男女12人にコンピューター画面のさまざまな場所に、割れたグラスやヘリコプター、猫など50種類の絵が順番に現れ、猫の絵を表示している間には鳴き声など関連する音を聞かせて、表示位置を覚えてもらった。

 1度目のテストの後、全員が約1時間の昼寝をし、ノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠のうち、眠りがさらに深まった段階で、50個中25個の音を聞かせた。

 目覚めた後に2度目のテストをしたところ、睡眠中に音を聞かせた25個の方が、聞かせなかった25個より表示位置を正確に覚えていた。

 ただし、被験者は、睡眠中に音を聞いた認識がなかったということから潜在意識への意識の植え込み等逆の操作を行えば人格を制御することも可能ともなり注目される結果といえる。

  
  

manekinecco at 03:03トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

November 22, 2009

 ポール・セリーノ教授(古生物学者 シカゴ大学)らのチームはアフリカのサハラ砂漠で1億年前の地球に生存していたイノシシやイヌ、アヒルなどに似た風変わりなワニの化石5種を発見した。

 イノシシワニというあだ名がつけられた新種は、体長が約6メートルで3対の鋭い牙を持ち、小型の恐竜を食べていたと考えられる。

 地面をはって動く現在のワニと違い、4本の脚で立って走っていたとみられる。

 また、犬に似た形の鼻を持つイヌワニは体長約1メートル。走って敵から逃げる能力を持っていたらしい。脳が大きく、知能が比較的高かった可能性もあるという。

 アヒルワニはアヒルそっくりの平べったい鼻を持ち、水辺で魚や虫を捕って食べていたらしい。

 セリーノ教授らは体長約13メートル、体重約8トンに達すると推定される巨大な「スーパーワニ」の化石も発見し、01年に発表している。
 

manekinecco at 05:40トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
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