August 2010

August 30, 2010

 山口県で昨年10月、助産師にビタミンK2の代わりに
   ホメオパシー療法
の特殊な錠剤を投与された乳児がビタミンK欠乏性出血症で死亡した。
 日本学術会議の金沢一郎会長は24日、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されている。医療関係者が治療に使用することは厳に慎むべきだの談話を発表した。

 ホメオパシー療法は18世紀末ドイツで始まったもので病気と似た症状を起こす植物や鉱物を何度も水で薄めてかくはんし、この水を砂糖玉にしみこませた
   錠剤(レメディー)
を服用して自然治癒力を引き出し、病気を治すというもの。
  
 欧米やインドで盛んで自然治癒力を高めるために意識への影響を与えるものだが、確実に自然治癒力だけで治療することは不可能な場合もあり危険な行為とも言える。

 なお、ビタミンK欠乏性出血症は新生児約4000人に1人の割合で発症する。乳児死亡後、厚生労働省や日本周産期・新生児医学会は、新生児にビタミンK2シロップを与えるよう医療関係者に訴えている。

  

manekinecco at 08:26トラックバック(0)よもやまばなし  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 29, 2010

 東京大学の石浦章一教授らがマウスの実験でアルツハイマー病の原因とされるたんぱく質を含む
   ピーマン
を食べると、この病気の予防につながる効果があることを確認した。 

 アルツハイマー病の患者の脳(大脳皮質)には、アミロイド・ベータというたんぱく質が沈着・凝集し、老人斑ができている。これが認知機能の低下などを起こすと考えられている。
 食べるワクチンとして臨床応用が期待される。 
 
 免疫の働きを利用し、素早く大量の抗体を作り出してこのたんぱく質を除去させるため、米国で
   アミロイド・ベータ
をワクチンとして注射する臨床試験が行われたことがあるが
   過剰な免疫反応による副作用
が問題となり、中止になった。

 注射でなく食べて腸から吸収すると、副作用が起こりにくいことに着目し、アミロイド・ベータの遺伝子を組み込んだピーマンを作り、その青葉を青汁にして、アルツハイマー病を発症するように遺伝子を操作したマウスに与えた。
 何も与えなかったマウスは発症して1年ほどで死んだが、青汁を与えたマウスは16か月以上生存、脳に老人斑は見られなかった。
 また、副作用も少なかったという。

  

manekinecco at 08:39トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 28, 2010

 ローレンス・バークレー国立研究所の研究グループが大量の原油が流出したメキシコ湾の海底で、原油を分解する新種の細菌が繁殖していることを発見し、24日の米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。

 今年5月25日から6月2日にかけ、メキシコ湾の深海底17か所で採取した試料から見つかったもので
   オセアノスピリラーレス
と呼ばれる細菌の仲間で、水温が5度の冷水環境でも、効率良く原油を分解しているという。

 細菌の繁殖によって海中の酸素濃度が低下する可能性もあるが、研究チームの観測では、濃度低下は確認されておらず、他の海洋生物への悪影響は心配ないとしている。
 
    

manekinecco at 08:21トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 27, 2010

 東京大医科学研究所と理化学研究所の研究チームがやけどや手術などが原因で皮膚が盛り上がる
   ケロイドの発症
にかかわる遺伝子を突き止めた。
 
 ケロイドは、胸部や肩などに発生しやすく、痛みやかゆみを伴う。若い女性で症状が強く出やすい傾向があり、ピアスの穴にできる場合もあり、美容の観点からも大きな課題になっている。切除や軟こうによる治療が一般だが、再発することが多く、苦しむ患者が少なくない。
 症状を抑える新薬の開発に役立つ成果という。

 研究チームでは、日本人のケロイド患者820人と、健康な人3205人でゲノム(全遺伝情報)を比較した結果、両者の間で、1番染色体と15番染色体の各1カ所、3番染色体の2カ所の計4カ所で、遺伝情報を構成する化学物質「塩基」の並び方に違いがあるのを発見した。
 
 4カ所のうち、細胞同士がくっつくのを制御したり性ホルモンに関係する計2種類の遺伝子が存在していた。
 また、1カ所でも配列が違うと、発症しやすいリスクは1・5〜2倍、4カ所すべてで異なると約10倍に高くなることも分かった。

  

manekinecco at 08:36トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 26, 2010

 アニヤ・サーリ氏(西シドニー大学)は、カリフォルニア大学と協力し、がん細胞と正常な細胞を比較し、抗ガン剤の有効性などを研究しているが、蛍光性の色素、中でも特に赤い蛍光性の色素は、組織の深い部分の観察に役立つという。
 豪本土から東へ約600キロ、ロード・ハウ島(Lord Howe Island)沖で科学者チームが、強烈な緑や青、赤色に光るサンゴの密集地を発見した。
 蛍光色の鮮やかさ、サンゴ群の規模ともにこれまで発見された中で最高の部類だという。
 
 サンゴに含まれるこうした色素は、生きている細胞の働きを調べて、がん細胞内で起きていることを研究していくうえで非常に有効だという。

 色鮮やかな色素を生み出す遺伝子で健康な細胞やがん細胞を標識し、レーザー光を用いた蛍光顕微鏡を使って観察することで、細胞の成長や変化を追うことができる。

 ロード・ハウ島周辺では今年初め、海水温の上昇によってサンゴ礁が突然いっせいに脱色する現象がみられた。サンゴ礁の回復過程を研究する中で蛍光性のサンゴ群が発見された。

  

manekinecco at 08:34トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 25, 2010

 北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授(免疫学)ら研究グループが、がんの免疫治療法で、免疫細胞として知られる
   ヘルパーT細胞
   キラーT細胞
を同時に活性化させるワクチンを開発した。
 二つの働きをともに高めることで免疫力を増強させることができるといい、抗がん剤や放射線治療が効かない患者のがんを消失させる効果が確認される。

 ヘルパーT細胞はリンパ球の一種で、がんなど抗原に対する司令塔役で、がんを直接攻撃するキラーT細胞に働きかける。
 従来のワクチン療法は、キラーT細胞だけの活性化を狙いにしていたが、西村教授らは双方の活性化に着目し、アミノ酸が数個結合したペプチドと呼ばれる物質の中から抗がん作用のある約40個のアミノ酸を人工的に結合させた「H/K−HELP」(人工ヘルパー/キラー・ハイブリッドがんペプチドワクチン)を合成した。

  

manekinecco at 08:30トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 24, 2010

 関常司講師(腎臓病学 東京大学)やベルギー・ガストフイスベルグ大などの研究チームは頭がズキンズキンと痛む
   片頭痛の原因遺伝子
のひとつを発見したと発表した。
 病気の詳しい原因解明や、この遺伝子を標的にした治療薬開発が期待される。

   

manekinecco at 06:03トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
 ミネソタ州の退役軍人医療センターなどの研究で抗生物質で治療しにくい新型の
   多剤耐性の病原性大腸菌
が米国で広がっていることがわかった。
 ST131と呼ばれる型で、従来の耐性大腸菌に比べて病原性が比較的高く、感染すると重症になりやすい。
 なお、日本でも見つかり、西日本などで拡大中という。

 2007年、米国で抗生物質が効かない大腸菌の流行があったことから研究チームが入院患者127人から採取した大腸菌を調べたところ、うち54人がST131だった。

 耐性がある大腸菌は病原性が低いものが多く、病原性の高い大腸菌は抗生物質による治療が可能だったが、ST131は病原性が比較的高いうえに耐性もある。

 研究チームではこの菌がもう一つ耐性遺伝子を獲得すると、ほとんど治療不能。大変、憂慮されると警告している。

 抗生物質の乱用などによる耐性菌の発生は世界的な問題になっており、世界保健機関(WHO)は来年4月の世界保健デーのテーマを
   薬剤耐性
にする予定という。
 また、最近、インド由来とみられ、抗生物質がほとんど効かない耐性遺伝子NDM1を持つ菌も見つかっており憂慮すべき事態が発生している。
   
     
  

manekinecco at 03:24トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 23, 2010

 米国航空宇宙局(NASA)の無人月探査機
    ルナー・リコネサンス・オービター
     (Lunar Reconnaissance Orbiter、LRO)
が撮影した画像から、月がわずかながら収縮していることを示す痕跡を発見した。

 スミソニアン航空宇宙博物館(Smithsonian Museum's National Air and Space Museum)のトーマス・ワッターズ(Thomas Watters)氏率いる研究チームは、高解像度の画像を調べ、月面に
   突状断崖
を14個発見した。
 この突状断崖とは、月内部の溶解物質が冷却して月面が収縮し、その結果生まれた断層で、月面のしわのようなものだという。

 突状断崖は1970年代、宇宙船アポロ(Apollo)15号、16号、17号に搭載されたパノラマカメラにより、赤道付近に初めて確認された。
 
 今回、突状断崖が赤道に限らず全体に拡散していることが新たにわかり、月が収縮していることを示す強力な証拠となったとしている。

 なお、月は約45億年前に誕生したと推定されているが、収縮は比較的最近の約10億年前に始まったと考えられるという。
 
  

manekinecco at 05:20トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

August 22, 2010

 円形脱毛症の診療指針を、日本皮膚科学会が20日まとめた。
 軽症なら8割は1年以内に治るが、全身の毛が抜けることもあり、精神的ダメージが大きい病気と認定した。
 ステロイド注射は勧めるものの一方、漢方薬や精神安定薬、鍼灸(しんきゅう)による治療には否定的な評価をした。

 円形脱毛症は、病原体から体を守る免疫の仕組みが、毛をつくる細胞を「異物」と認識して攻撃し、毛が抜ける病気という。

 アレルギーや遺伝が原因と考えられ、ストレスとの関連ははっきりしていない。

  

manekinecco at 08:16トラックバック(0)よもやまばなし  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
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