August 2014

August 31, 2014

 岡山大学の
   工藤値英子助教
   高柴正悟教授
らによる研究グループは、歯周病細菌の一つである
   ポリフィロモナスジンジバリス菌
に対する免疫抗体が多い患者は、動脈硬化に関わる
   悪玉コレステロール
の値が高いことを明らかにした。

 

 これまで、歯周病が動脈硬化に関連することが指摘されてきている。
 
 また、マウスを用いた実験では、歯周病細菌の感染が脂質代謝に影響することで動脈硬化を悪化させることが示されていた。
  

 
 今回の研究では、平均年齢60歳の男女各45人の血液成分を調べたところ、歯周病の原因細菌の一種であるポリフィロモナスジンジバリス菌に対する免疫グロブリンGの値が高い患者では、悪玉コレステロールである低比重リポタンパク(LDL-C)の値が高いことが分かった。

 

 歯周病が影響を与える疾患として、動脈硬化、心血管障害、糖尿病などが考えられてきた。
 
 
 今回の研究成果によって、ポリフィロモナス ジンジバリス菌の感染度を血液で検査することの有用性が示された。

 

 研究チームの検査方法で歯周病との関連を調べることで、これらの疾患の原因解明につながると期待される。
 
 また、成人のほとんどが罹っている歯周病の重症度を調べる検査指標として使用することで、適切な治療を行うことができる。
 

 



   

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August 30, 2014

 東京大学の岡部繁男教授らによる研究グループは
   自閉症スペクトラム障害
を持つモデルマウスの脳内では、
   神経細胞
同士の繋がりが過剰に形成されては消失していることを明らかにした。
 

 
 研究では、遺伝的背景の異なる3種類のモデルマウスを用いて実験をおこなった。
 結果、いずれも早期にシナプスを過剰に形成し、それを壊していることが分かった。

 今後は、自閉症スペクトラム障害に対する治療薬の探索などに応用できると期待されている。


 
 自閉症スペクトラム障害は、幼児期から小児期に発症する疾患で、近年
   神経細胞の繋ぎ目(シナプス)
の接着や形成と関連があることが分かってきた。
 
 
 
 
 
   
  

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August 29, 2014

 ハチドリは花が誘引に使う蜜の甘味を感じるが、そのしくみはこれまで全く予想できなかった。

 このグループの鳥は甘味受容体を持っていない。
 
 その事実からは甘味を感じることが全くできないだろうと思われる。



 今回新たに発表された研究で、ハチドリでは旨味受容体がその用途を変化させ、蜜の甘味を感じられるようになっていることが明らかになった。


 
 ハチドリの味覚にまつわる謎は、10年前初めてニワトリの全ゲノム配列が公表されたときに遡る。


 ニワトリは全ゲノム配列が決定された最初の鳥類で、そのデータによって多くの秘密が明らかになった。
 
 驚くべきことに、ニワトリは機能する甘味受容体を持っていなかった。





 このグループの鳥は甘味受容体を持っていないので、その事実からは甘味を感じることが全くできないだろうと思われるとのこと。


 しかし今回新たに発表された研究で、ハチドリでは旨味受容体がその用途を変化させ、蜜の甘味を感じられるようになっていることが明らかになった。
 


 この形質は鳥類の様々なグループで共有されているので、小型四足恐竜のような鳥の祖先も甘味受容体を欠いていたのではないかと科学者たちは考えている。

 今回の研究の主著者でハーバード大学博士課程学生の
   モード・ボールドウィン(Maude Baldwin)氏
ら鳥類学者たちは、ある問題に気付いた。糖の味を感じる能力がなくても虫を食べる鳥類にとっては特に問題ないだろうが、ハチドリなど多くの鳥が完全に花蜜だけで生きていて、花蜜はほとんど糖でできている。


 新しい遺伝子配列解析の手法を用いて、ハチドリを含め10種の鳥のゲノムをくまなく調査した結果、調査した全種が実際に通常の甘味受容体を欠いており、また全種が甘味受容体に近縁な旨味受容体の遺伝子を持っていた。


 旨味受容体遺伝子の1つをさらに詳細に調べてみると、ハチドリでかなり多くの変異が見つかった。
 
 研究では、タンパク質を構成するブロックであるアミノ酸が19以上変化していることが明らかになった。

  
 これらの変異によって旨味受容体が花蜜の糖の味を感じられるように変化しているのではないかという仮説を立てた。


 ニワトリ、アンナハチドリ(学名:Calypte anna)、ハチドリに近縁で昆虫食のエントツアマツバメ(学名:Chaetura pelagica)の3種で旨味受容体タンパクが実際アミノ酸と糖に対してどのように反応するかを測定した。


 その結果、ニワトリとエントツアマツバメのどちらの旨味受容体も糖に反応しなかった。
 
 
 ハチドリの受容体は反応した。アミノ酸に対しては、3種全てで旨味受容体は変わらず反応した。

 

 行動テストによって、細胞が実際に働いていることも確認された。ノドアカハチドリ(学名:Archilochus colubris)とアンナハチドリのどちらでも、水を飲む時間はただの水より砂糖を入れたほうが有意に長かった。


 この実験は他の数種類のハチドリでも繰り返し実施され、同じ結果が得られている。

 
 
 
 
 
 
   

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 群馬大大学院医学系研究科の
   石川治教授(皮膚科学)
らの研究グループは19日、寄生虫の感染で
   アトピー性皮膚炎
が改善する仕組みを解明したと発表した。


 感染でNK細胞が増加する仕組みを解明し、感染以外の方法で増やすことができれば、新たな医薬品の開発などにつながる可能性が期待される。
 
 
 仕組みを応用すれば、新たな治療法の開発につながることが期待される。
 
 
 グループでは、アトピー性皮膚炎が先進国で多く、発展途上国で少ない原因の一つとして、寄生虫の感染が関係していると考えられていることに着目した。
 
  
 
 湿疹があるマウスに、寄生虫の
   マラリア原虫
を感染させたところ、感染症状が進むにつれて湿疹が改善したという。


 
 免疫力に関係するナチュラルキラー(NK)細胞が増加していた。
 一方、NK細胞が増加しないよう薬剤を投与したマウスでは、湿疹は良くならなかった。


 また、マラリア感染で増加したNK細胞を、湿疹がある別のマウスに静脈注射したところ、症状が改善したという。

  
 
 
 
     

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August 28, 2014

田中貴金属工業は19日、
   「金コロイド」
と呼ばれる金の微粒子群を使って糖尿病かどうかを簡単に調べられる技術を開発した。
 
 
 新興国では、経済の発展から食生活の改善が進み
   糖尿病の患者
が増える。
 
 
 一方、診断が追いつかず悪化させてしまう例が多い。

 
 同社はこの技術を生かした簡易検査キットを普及させ、潜在患者の掘り起こしや早期診断・治療を目指す。
 


 
 国際糖尿病連合の2013年の推計では、世界の糖尿病患者(20〜79歳)は3億8200万人。中国とインドだけで1億6300万人以上を占めている。
 診断されていない潜在患者を含めるとさらに増えるとみられる。
 
 
  
 血糖値の指標となる血中の「HbA1c」(ヘモグロビンエーワンシー)は従来、病院や検査機関でしか調べられなかった。
 
 同社の技術を使うと、個人レベルでも検査できるという。
 
 

 歯間ブラシや針で、歯ぐきや指先から微量の血液を採取し、専用の溶液に溶かして調べる。HbA1cに金コロイドが結合して、特有の赤色を発色する特徴を生かし、診断の目安となる値「6.5%」以上で発色するよう調整した検査キットを使えば、糖尿病の可能性が10分で分かるという。

  
 
 
 
 
   

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August 27, 2014

 国立がん研究センターは18日、国内の研究機関や企業と共同で
   血液検査
で早期にがんの診断ができる新手法の研究開発を始めると発表した。

 がんになると、体内で
  「マイクロRNA」
という物質の種類や量が変化することを利用する。
 
 
 マイクロRNAは、遺伝子の機能を調節する非常に小さい物質だった。
 
 近年、がんによっては、特定のマイクロRNAが多く検出されることが分かってきた。この物質は血液中で一定期間分解されないため、検査に利用できると判断した。
 

 
 参加するのは、経済産業省所管の独立行政法人
   「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」
東レなどの企業や研究機関など。
 
 
 
 研究では、乳がんや膵臓(すいぞう)がんなど13種類のがんを対象に、6万5000人分の血液を解析し、がんとマイクロRNAとの関連を調べる。
 
 研究期間は5年、まずは乳がんの検査法の開発を目指すという。
 
 
 
 
  
  

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August 26, 2014

 人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経細胞を作り
   パーキンソン病
の患者に移植する京都大学の
   再生医療
について、自分の細胞を使う場合は保険診療と併用する先進医療として平成30年度に始めることを京都大学の高橋淳教授が検討していることが15日、分かった。


 パーキンソン病は、脳の神経伝達物質
   ドーパミン
を出す神経細胞が減り、手足の震えや体のこわばりが起こる難病で神経細胞の減少を根本的に食い止める方法はない。
 

 
 高橋教授は、保険診療を適用すれば、多くの患者が治療を受けられることが期待されるとしている。
 他人の細胞から作ったiPS細胞のパーキンソン病患者への移植も、30年度に治験の開始を検討する。
 
  
 チームでは27年度から、パーキンソン病の患者にiPS細胞を移植する臨床研究を始める方針。
  
 
 iPS細胞を使ってドーパミンを放出する神経細胞を作り、患者の脳に移植する研究を進めており、これまでは動物実験で効果を検証してきた。
 
 
 
 
 
  
 
 
  
 
 
   
 

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August 25, 2014

 豊橋技術科学大などの研究グループが昆虫の
   アブラムシ
を詳しく調べた結果、体内にいる細菌などから遺伝子を譲り受けた上で、それをもとに
   タンパク質
を合成して細菌側へ運ぶ
   高度な共生関係
を築いていることが分かった。
 

 同大の中鉢淳准教授(共生生物学)は
   別々の生物
が融合していく究極的な進化の形で多細胞生物でも同様の進化が起きていることが示されたと指摘した。
 
 
 10億年以上前に、細菌が単細胞生物に取り込まれ、呼吸に関わる
   「ミトコンドリア」
や光合成の場である
   「葉緑体」
となった例がある。
 

 
 
 
 
 
   

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August 24, 2014

 国立遺伝学研究所と理化学研究所、それに大阪大学などのグループではマウスの脳の中では神経の発達に関わることが知られている
   「αキメリン」
の働きを抑えると記憶力が高まることを突き止めた。
 
 このたんぱく質はヒトの脳の中にもあり、グループでは記憶力が高まることがある自閉症などの原因の解明につながる可能性があるとしている。
 
 

 たんぱく質「αキメリン」が脳の中で働かないようにした特殊なマウスを使って記憶力に変化が起きるかどうか調べた。
 
 
 結果、「αキメリン」が働かないマウスは、通常のマウスに比べ記憶力が1.5倍程度に高まることが分かったという。
 
 
 またこのたんぱく質はヒトにもあり、研究グループがこのたんぱく質を作る遺伝子に特定の変化がある人を詳しく調べたところ、計算能力が高く自閉症的な傾向がみられることも分かったという。
 
 
 
 
 
 

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August 23, 2014

 私たちが歩く時、脳から下肢歩行中枢へ精髄を通って指令が伝達される。
 このため、脊髄を損傷すると歩行障害が生じてしまう。


 自然科学研究機構の西村幸男准教授らによる研究グループは
   脳からの信号
を読み取り腰髄を刺激することで、脊髄を迂回して脳と歩行中枢を繋ぐことに成功した。
 

 今回の研究では、神経や四肢に障害のない健常者を対象にして
   脳活動の情報
を電気信号として読み取り、下肢歩行中枢へ磁気刺激で伝える実験をおこなった。


 その結果、歩行パターンの誘発と停止、そして歩行サイクルの制御も可能であることが分かった。
 

 
   
 
   

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