April 2015

April 30, 2015

 
 京都大学の山城健児講師
   吉村長久教授
らのグループは、近視の発症に関わる遺伝子変異を発見した。

 日本人の2〜3人に1人は近視であると言われている。
 強度近視は日本人の失明原因の上位5つの疾患に常に入っている。

 
 研究では、9,800人の日本人データを解析することによって、WNT7B遺伝子の変異が近視の発症に影響を与えていることが分かった。
 
 さらに、1,000人の日本人強度近視患者の追加データを解析したところ、WNT7B遺伝子の変異は、強度近視の発症にも影響を与えていることが明らかになった。

 
 
 
 
     

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April 29, 2015

 
 慶応義塾大学 湯浅慎介専任講師らは、筋力が次第に衰える難病の
   筋ジストロフィー
に、がん治療の副作用を抑えるために使う薬が効果があることをマウスの実験で確かめた。


 実用化に向けて臨床試験(治験)を早期に実施したい考え。
 

 見つけたのは「G―CSF」というたんぱく質が主成分の薬剤で、抗がん剤の投与や放射線治療によって白血球が減少した患者に使われている。

 このたんぱく質が筋肉を再生する働きがあることを見つけた。
 
 筋ジスの中でも国内の患者が最も多いといわれる「デュシェンヌ型」の治療に使えるか試した。
 
 
 遺伝子を操作して筋ジスを発症させたマウスを使って実験したところ、そのままだと生後180日ほどで死んでしまうが、G―CSFを注射すると約280日まで生き延びた。
 
 
 
 
  

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April 28, 2015

 
 順天堂大学医学部の池田勝久教授らの研究チームは、ヒトの
   遺伝性難聴
に等しい疾患モデルマウスの作製成功した。
 
 また、このマウスへの遺伝子治療によって聴力の回復にも世界で初めて成功した。

 この疾患モデルマウスはヒトの遺伝性難聴の最大の原因であるGJB2(コネキシン26遺伝子)を変異させており、周産期のGjb2変異マウスの内耳に正常のGjb2遺伝子を導入することで、聴力と内耳細胞の発育の改善がみられたとのこと。

 

 先天性難聴は出生時からの高度な聴覚障害を示し、先天性疾患の中で最も高頻度に発生する疾患の一つ。

 言語発育の障害や明瞭な会話の制限といった著しいハンディキャップをきたすとされる。


 1000出生に1人の発症で、その半数以上は遺伝子異常が原因とされている。

 
 治療として補聴器や人工内耳によって会話能の向上がなされているものの、根本的な治療とはなり得ていない。

  
 ヒトの遺伝性難聴の仕組みに等しい疾患モデルマウスの聴覚を回復できたことは、ヒトの遺伝性難聴の根本的治療法の開発に貢献することが期待される成果。 

 
 
 
   

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April 27, 2015

 
 東京大学の古澤明教授とNTT先端集積デバイス研究所による研究グループは、量子テレポーテーション装置の心臓部である量子もつれ生成・検出部分の光チップ化に成功した。
 
 
 情報処理技術の性能は原理的限界に近づきつつあると言われている。
 一方、量子力学の原理を応用した新しいタイプの情報処理(量子情報処理)には、従来技術の限界を超える究極的な大容量通信(量子通信)や超高速コンピューター(量子コンピューター)が実現できると予測されている。


 量子情報処理の実現へ向けた最重要課題の一つが、光子に乗せた量子ビットの信号をある送信者から離れた場所にいる受信者へ転送する量子テレポーテーションがある。

 
 研究では、量子テレポーテーション装置の心臓部である量子もつれ生成・検出装置の光チップ化に成功した。


 この光チップは、これまで約1平方メートルの光学定盤上に非常に多くの光学素子を配置して構成していた量子もつれ生成・検出部分を、約0.0001平方メートル(26ミリ×4ミリ)のシリコン基板上に半導体微細加工技術を用いて作製される石英系光導波路回路として実現した。
 
 従来と比べて1万分の1の大きさに縮小したことになるという。

 今後は、量子テレポーテーション装置全体を光チップ化することを目指す。
 
 
 
 
  

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April 26, 2015

 
 東北大学の宇井彩子博士・安井明教授らのグループは、ヒト細胞で、放射線の最も深刻な影響であるDNAの二本鎖切断が生じた
   近傍の転写(DNAの情報をRNAに読み取る過程)
が止まる仕組みを解明した。

 放射線が人間に与える影響として、DNAの二重鎖切断が最も深刻で、細胞死や発癌の原因になると考えられている。

 ほとんどの場合、DNA上の傷はそれを修復する蛋白質の働きによって細胞死や癌化から守られている。
 これまで、その詳しい機構の多くは分っていなかった。

 
 研究では、RNAポリメラーゼに結合して転写を活性化するENL蛋白質に、細胞内で転写を抑えるポリコームと呼ばれる蛋白質が結合していることを発見した。


 二重鎖切断が出来るとATMと呼ばれる蛋白質がまず現場にやって来て活性化され、ENLにリン酸化という修飾を施すこと、そしてENLにポリコームがくっつき、そのポリコームが近傍のDNAに結合するヒストンにユビキチン化という修飾を施すことにより、その場の転写を止めてしまうことが分かった。

 
 研究チームは今回発見したDNA修復の仕組みが、ヒト細胞が持つ細胞死を免れる高度な機構であり、細胞分化や細胞老化一般に重要な意義を持っているとしている。



 
  

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April 25, 2015

 
 京都大大学院医学研究科の高折晃史(あきふみ)教授らの研究グループがエイズ治療薬の一つ「アバカビル」が、ウイルスが引き起こす難治性の
   「成人T細胞白血病(ATL)」
に効果があることをマウスの実験などで確認した。

 ATLの新たな治療法の開発が見込まれ、グループは今秋から臨床試験を始める。
  
 
 ATLは国内で約108万人の感染者がいるとされ5%程度が発症する。


 抗がん剤治療をしても3年生存率は22%で、造血幹細胞の移植でもあまり生存率は伸びず、極めて予後が悪いもの。

 

 ATL患者から取り出して培養した細胞株に「アバカビル」を加えたところ、腫瘍の増殖を抑えることを確認した。
 
 さらにマウスを使った実験でも同様の結果が得られた。

 アバカビルはATL細胞に取り込まれると、細胞のDNA断裂を起こし、増殖を抑制するという。

  
 
 
 
    

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April 24, 2015

 
 理化学研究所の戎崎俊一主任研究員・和田智之グループディレクターらの共同研究グル―プは
   スペースデブリ(宇宙ゴミ)
に軌道上から高強度レーザーを照射することで、地球大気に再突入させて除去できることを明らかにした。
 
 
 スペースデブリは、地球衛星軌道を周回する不要な人工物体で、その相対速度は弾丸よりも速い秒速10キロメートル(km)以上に達するため、人工衛星や宇宙ステーションに衝突すれば致命的な損傷を与える可能性がある。

 研究では、平均パワーが500kW高強度レーザーを100勸幣緡イ譴疹貊蠅らスペースデブリに10秒程度照射することで、スペースデブリの固体表面からプラズマが噴き出す現象(プラズマアブレーション)を起こし、反作用によって減速して地球大気へ再突入させることができることを明らかにした。
 
   
 
 
   

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April 23, 2015

 
 理化学研究所の辻孝チームリーダーらの共同研究グループは、ラットから摘出した臓器を長期保存し機能を蘇生する技術を開発した。

 臓器移植を希望している患者は、現在国内に約1万4,000人以上いる。

 ただ、多くの患者は臓器移植を受けることができない状態が続いている。


 研究グループは、現在の臓器移植治療の課題である、ドナー臓器の安定した長期保存と、移植不適応となった心停止ドナーの臓器を蘇生する手法の開発を目指した。

 
 生体内の立体的な臓器が血液の循環によって恒常性が維持されていることに着目し、それを再現するような臓器の血管を介して培養液を灌流させる
   臓器灌流培養システム
を開発した。


 そして、ラットから摘出した肝臓を培養し、生体へ移植することによって、同システムが臓器移植治療に応用可能であるかどうかを検証した。

 その結果、保存温度を22℃以下に設定することで、臓器障害を顕著に抑制し、細胞をあたかも「休眠」させたような状態にすることが分かった。


 実際に、培養液に赤血球を添加したラット肝臓を22℃の培養温度で24時間保存した。
 その肝臓を他のラットへ移植したところ、生存率は100%であった。

 これらの結果によって、臓器灌流培養システムを用いることで、ドナー臓器の保存時間の延長が可能になることが分かった。


 また、別の実験によって、移植が不可能であると考えられてきた長時間の温阻血による深刻な障害を受けた心停止ドナー由来の肝臓を、生体外培養により再生が可能なほどに蘇生できることも分かった。

   
 
 
   

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April 22, 2015

 
 東北大学の占部(うらべ)城太郎教授らのチームは日本に生息するミジンコは、過去に北米から侵入してきた外来種だったという研究結果を発表した。

 
 ミジンコはカニなどと同じ甲殻類で、世界各地に分布する。

 チームは、国内35か所の池や湖で採集した205匹のDNAを調べた。
 
 
 その結果、国内のミジンコの先祖はわずか4匹のメスで、いずれも北米から入ってきたことがわかった。

 うち2匹は700〜3000年前、残り2匹はそれより後に入ってきたと推定できた。
 
 渡り鳥などが運んだ可能性があるが、詳しくは分からないという。
 
 
 日本に入ってきたミジンコはいずれも交尾はせず、メスが自分の遺伝子をそのまま子どもに伝える仕組み(単為生殖)で増えていることも判明した。


 交尾をしないため遺伝子の多様性が低く、病気の感染などで絶滅する恐れがあるという。

 北米には交尾をするタイプと、しないタイプの両方が生息し、日本には一方だけが来たとみられる。

  
 
 
   

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April 21, 2015

 
 岡山大学の藤原俊義教授らは風邪のウイルスの一種を遺伝子操作し、がん細胞に感染したときにだけ増殖してがん細胞を殺すようにした。

 正常な細胞は傷つけない
   がん細胞だけを破壊するウイルス
と放射線を併用する治療を食道がん患者に実施した臨床研究の中間報告をまとめた。

 7人のうち5人でがんが小さくなったり消えたりするなど効果があったという。


 抗がん剤による治療や手術が難しい高齢者向けの新しい治療法として実用化を目指す。

 
 53〜92歳の男女7人に対し、放射線治療と並行してウイルスを3回患部に注入した。


 5人のがんが小さくなってうち2人はがんが消えたとのこと。
 治療途中では発熱やリンパ球の減少といった副作用が出たが、発熱は軽く、放射線治療を中断するとリンパ球は回復したという。

 今後は注入するウイルスの量を増やして治療効果が高まるかどうかを調べるという。
 
 
 
 
 
   

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