January 2016

January 27, 2016

 
 理化学研究所の大野博司グループディレクター・長田裕之グループディレクターらの共同研究グループは、エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因ウイルスである「HIV-1」が細胞から細胞へと感染拡大する際の新たなメカニズムを解明した。

 マクロファージや樹状細胞といった免疫系細胞は、細胞膜が細長く伸びた細胞膜ナノチューブ(TNT)を作り、離れた2つの細胞を物理的に連結して、細胞間で物質交換を素早くかつ確実にやりとりする機能を持っているが、エイズウイルス(HIV-1)は、このTNTの性質を逆手に取ることで、細胞から細胞へと移動することで感染拡大させたり、免疫機能を抑制して病態を悪化させたりする。
 
 研究では、マクロファージ細胞株にウイルスタンパク質であるNefを強制的に発現させると
   TNTの形成
が促進される。
 ただ、M-Secの発現を抑制したマクロファージ細胞株では、Nefを強制的に発現させてもTNTの形成促進が見られないことを明らかにした。

 
 また、NPDepoという化合物バンクを用いて、6,800化合物の中から、M-SecによるTNT形成の抑制活性を指標として、TNT形成を可逆的に阻害するNPD3064という化合物を突き止めた。

 この化合物を用いたTNT形成の抑制により、HIV-1の産生は約2分の1に減少することがわかった。


 この結果から、TNTの形成を抑制する化合物を応用することで、これまでの薬剤とは異なる作用メカニズムに基づく新たな抗エイズ薬を開発することが期待される。
 
 
 
  

manekinecco at 05:50トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 26, 2016

 
 慶応義塾大学の岡野栄之教授やベンチャー企業のアビー(千葉県流山市)、日本ユニシスは人間のiPS細胞から作った神経のもとになる幹細胞を凍結保存する技術を確立した。

 魚など生鮮食品の鮮度を保つために開発された冷凍技術を応用したという。
 
 これにより再生医療に必要な移植用の細胞を長期保存できるようになる。
  
 
 開発した技術はアビーが持つ技術を細胞向けに応用したもので磁場をかけて細胞内部の水分子を振動させることで、氷の結晶が大きくなって細胞が壊れるのを防ぐ。

 
 従来の凍結法では、解かした後も生きている細胞は34%しかなかった。
 
 
 今回開発した新技術なら最高で70%の細胞が生存するという。
 
 なお、細胞の増殖能力や別の細胞に変化する能力は凍結する前と同じで、生存率が2倍になったことにおより、臨床応用に使える水準になった。
 

 iPS細胞から作った神経幹細胞をいったん凍結保存し、治療に必要になったときに解凍して患者に移植することで恩恵を受ける患者が増加する成果。
 
 なお、岡野教授らは脊髄損傷の患者への臨床応用を2018年にも実施する計画とのこと。
 
 
 
 
  

manekinecco at 05:38トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 25, 2016

 
 米国カリフォルニア工科大学のマイク・ブラウン博士らの研究チームは20日、海王星の外側に新たな惑星が存在する可能性があると発表した。

 太陽系外縁部 にある天体の軌道を分析した結果、分かったという。

 実際に観測によって見つかると、準惑星に「格下げ」となった冥王星に代わり太陽系の第9惑星になると期 待される。

 
 チームの推計によると、惑星は地球の10倍程度の質量があり、太陽から海王星までの平均距離(約45億キロ)の20倍遠い軌道を回っていると見られる。
 
 
 

  

manekinecco at 06:35トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
 
 慶応大学理工学部の岡朋治教授らの研究チームは地球が属する銀河系(天の川銀河)で2番目に大きなブラックホールが存在する証拠を見つけたと発表した。
 
 地球から約2万7000光年離れた銀河系中心部で、高温・高密度のガスのかたまり(分子雲)を発見した。
 ここは巨大ブラックホールのすぐ近くにあり、巨大ブラックホールが中規模のブラックホールの合体によって生まれたとする仮説を裏付ける発見という。
 
 
  
 研究チームは、立天文台野辺山宇宙電波観測所(長野県南牧村)の電波望遠鏡などで詳しく観測したところ、中心部の分子が高速で動いていた。
 
 
 分子雲の近くに通常の天体はなく、こうした動きはブラックホールのような強い重力源がないと説明がつかないため、太陽の質量の10万倍程度の中規模ブラックホールが存在する可能性が極めて高い。

 
 銀河系中心部には、太陽質量の約400万倍の巨大ブラックホールがあるが、これまでのところその起源は分かっていない。


 今回の中規模ブラックホールは中心部から約200光年の近距離にあり、同様のブラックホールがのみ込まれて巨大ブラックホールに成長した可能性がある。
 
    
 

      

manekinecco at 05:34トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 24, 2016

 
 広島大学の黒田章夫教授は広島大発ベンチャーのシリコンバイオなどと
   アスベスト(石綿)
の有無を簡単に調べられる装置を開発した。
 
 従来は電子顕微鏡などが必要で、結果が出るまでに1週間かかった。
 
 
 アスベストだけに付くたんぱく質と緑色に光る蛍光物質を使い、顕微鏡とタブレット端末のiPadを組み合わせた装置で検出するもの。
 
 その場で結果がわかるため、アスベストが使われた古い建物の解体現場での利用を見込む。
 
 
 装置は縦30センチメートル、横20センチメートル、高さ20センチメートルで空気を通したフィルターに蛍光物質が付いたたんぱく質の試薬を1滴たらすもの。
 
 装置に入れて青色発光ダイオード(LED)で照らすと、アスベストが光って画面に映し出される。

 
 
 
   

manekinecco at 05:40トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 23, 2016

 
 福井県県水産試験場(敦賀市)は特産、日本三大珍味の一つ「越前うに」の原料になる「バフンウニ」の餌となる海藻を特定する新たな技術開発に成功した。

 遺伝子解析の手法を用いるもので、従来の顕微鏡で観察する手法より精度が高く、周辺にはあまりない餌を多く食べるなど意外な発見もあったという。

 県は2010年度から、同県坂井市三国町でバフンウニの放流事業に本格的に取り組んでいたが、採取された中には身が詰まっていないものが含まれているなどバフンウニが近年、漁獲量の低迷が続いているため、漁獲量の増加が課題となっており、対策としてバフンウニの餌に着目した。


 
 
 今回の発見により水産関係者は「より適切な場所に放流すれば、資源回復にもつながるのでは」と期待しているとのこと。

  
 
 
 
    

manekinecco at 02:30トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 22, 2016

 
 英国王立天文学会誌(Monthly Notices of the Royal Astronomical Society、MNRAS)に16日、これまで知られている恒星の中で最も大きいとされる「W26」の寿命が近づきつつあり、最終的には爆発するだろうとの論文が発表された。

 天文学チームは、チリにある欧州南天天文台(European Southern Observatory、ESO)の望遠鏡を用いた観測で、W26に死期が迫っている兆候を確認したという。
 

 1998年に最初に観測されたW26は、さいだん座の方角、約1万6000光年の距離にある。


 恒星の直径は太陽の約3000倍で、英国王立天文学会(Royal Astronomical Society、RAS)によると、これまで観測された恒星の中では最も大きい。

 なお、W26は、その巨大さと短命さで定義される「赤色超巨星」に分類されている。
 
 赤色超巨星は、核燃料を使い果たして超新星爆発を起こすまでの寿命は通常、数百万年以下とされている。

 
 W26は不安定化し、外側の層が流出しており、この星の寿命が近づいていることを示す。
 
 
 

    

manekinecco at 05:58トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 21, 2016

 
 イヌやイルカ、ゾウなどが、愛する者が苦しんでいる時に同情を示すことは分かっていたが、米国のエモリー大学(Emory University)
   ヤーキス国立霊長類研究センター
     (Yerkes National Primate Research Center)
の研究チームは、げっ歯類のプレーリーハタネズミも相手を慰める行動を取ることを初めて確認した。

 
 
 今回の発見は自閉症や統合失調症など、他人の感情を感じ取る能力が阻害される人間の疾患を、科学者らがより良く理解するための一助となるかもしれないと指摘した。

 

 共感行動の鍵は、母性愛や人間同士の間に芽生える愛情を促進するホルモンでもある
   オキシトシン
にあるという。

 研究では長期にわたり同じ相手とつがい、ともに子育てを行うプレーリーハタネズミを使った実験を行った。
 
 
 実験では、つがいの一方を相手から隔離し、一連の軽いショックを与えた後、再び相手の元に戻した。

 その結果、ショックを与えられていないプレーリーハタネズミはすぐに、ショックを与えられ苦んでいる相手の毛づくろいを始めたという。
 
 
 一方、隔離される前に相手を見たことがなかったプレーリーハタネズミの間には、こうした共感行動はみられなかった。

 
 研究チームは、一部のプレーリーハタネズミの脳内で神経伝達物質(オキシトシン)を遮断したところ、相手を慰める行為を行わなくなったという。
 
 
 研究により、オキシトシンが自閉症スペクトラム障害の治療に役立つ可能性を示唆していると推定されるという。
 
 
 
   
   

manekinecco at 05:56トラックバック(0)新発見  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote

January 20, 2016

 
 国立感染症研究所は
   流行性耳下腺炎
     (おたふくかぜ)
の患者が増えており「全国的な流行の兆しがある」として手洗いやワクチンの接種など、対策の徹底を呼びかけている。
 
 
 おたふくかぜは子どもを中心に流行するウイルス性の感染症で、発熱や耳の下の腫れなどを引き起こすのが特徴。
 
 髄膜炎などを伴ったりすることがあるほか、1000人に1人ほどの割合で難聴になるとする報告がある。
 
 
 今月10日までの1週間に全国およそ3000の小児科の医療機関から報告された患者数は3771人で、一医療機関当たりの患者数は1.2人となっている。
 
 おたふくかぜは、およそ4年に1回の周期で流行を起こすと考えられ、定点当たりの患者数が1人を超えたのは平成23年7月以来のこと。
   
 
 
    

    

manekinecco at 06:33トラックバック(0)よもやまばなし  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
 
 世界経済フォーラム(本部・ジュネーブ 通称ダボス会議)は、世界の海に漂うプラスチックごみの量が今後も増え続け、2050年までに重量換算で魚の量を超すと予測する報告書を発表した。


 報告書ではリサイクルの徹底を促している。

 報告書によると、世界のプラスチックの生産量は1964年の1500万トンから14年の3億1100万トンへと50年で20倍以上に急増した。
 
 今後20年間でさらに倍増するとみられている。

  
 
 
    

manekinecco at 06:01トラックバック(0)サイエンス  このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr Clip to Evernote
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