戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

色々あった


ここ数日、いくつかの出来事がネットでは話題をとっている。

.肇薀鵐廚エルサレムを首都と認めた。
△気詢鮖謀人物による独白録の原本を、変わり者が高値で競り落とした。
そして
76回目の開戦記念日。


三つのうち、^奮阿呂△泙蟒斗廚犬磴覆ぁ
しかも、これから長きにわたり世界中を騒がせる案件だ。
どんな騒がせ方をするだろう?

トランプのエルサレム首都宣言に対しては、イスラム諸国はもとより同盟国イギリス、フランスやドイツ等EU諸国、そしてロシアも中国も主要国はどれも非難を浴びせているという。
事態の由々しさからすれば、この世界の反応はきわめて正常なものだ。
そんな中で唯一、姿勢を明確にしない日本政府が同日に発表したのが「軍艦島で強制連行はなかった」との認識なのだからいやはやである。
安倍政権の狂おしさは際立っている。まるで軍艦島の地下深くに居座り、自分たちを世界から隔離しているのと変わるところがない。
彼らの軍艦島で酷使されているのは一億国民なのだが。






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歴史修正派の狂気は細部に宿る




『誰が第二次世界大戦を起こしたのか
フーバー大統領『裏切られた自由』を読み解く
(草思社)


これは、渡辺惣樹(わたなべ・そうき)なる歴史修正派の一人によって「翻訳」された大著『裏切られた自由』(by ハーバート・フーバー)からの抜粋に訳者自身の解釈を加えた本という体裁をとっている。
渡辺惣樹という人は……いや、いい。

当然ながら原著者の認識を飛び越え、日本のプチ右翼層から喜ばれる内容なのが歴然だ。
細部にわたりどれほどの改変がなされたものかは想像もつけられない。もしかしたら、あの「マッカーサー証言」と同様、ネタ元から決定的に乖離した内容となっているのもあり得ること。
もっとも、マッカーサー証言の捏造ぶりは中学生程度の英語力があれば簡単にわかる(ねえ、渡部昇一さん?)。
フーバーの『裏切られた自由』については、大部であるだけに、いちいち参照して渡辺惣樹の「誤訳」を指摘するのは困難を極めよう。

でも、心配はまったく無用。
仮に百歩退いて、日本語版の『裏切られた自由』が、一語一句まったく手心を加えずに邦訳されたものであると認めたとしても。
この本に反論するには、原著を検証する必要もないのである。
なぜなら。

誰にでも断定できる事実として言えるのは、海外ではこの著作(フーバーの原著のこと)が第二次大戦へのアメリカ人ならびに西側世界の人々の認識にまったく(あるいは、ほとんど)影響を与えていないということだ。
当然であろう。
天文学的な量の文書や証言、物的証拠にあたった世界中の研究者の努力の総量として成り立っているあの戦争の通説が、本のたった一冊で変えてしまえるわけがない。
歴史家たちもこれを、フーバーなるかつて大統領職にあった人物のきわめて私的な見解(選挙で打ち負かされた政敵への怨恨のこもったぼやき)が羅列される一冊として参照する程度であり、何十年にもわたって積み重ねられた学究成果に見直しを迫るほど劇的な新資料とはみなしていない。
今後とも、FDRについての世界的評価は揺らぐことがないだろう。
ヒトラーやスターリン、大日本帝国への悪名ぶりも改めようがない。

したがって。
日本国内での歴史修正派によるこの本を盾にとっての日米戦争正当化のこじつけは、まったく一笑に付してかまわない動きである。
だいたい、中国大陸への日本の露骨な拡張政策が英米との戦争をもたらしたことは定説なのに、この渡辺惣樹の解説本が言わんとするのは、「親ソ派に操られたルーズベルトがナチや日本を敵視して――」といった感じで、あの歴史修正派の大好きなコミンテルン史観と変わるところがない。
結局、正当な資料を下敷きにしながらも、アパホテルに置かれるようなインチキ本の枠から踏み出せなかった代物だ。

しかし。自著が没後に、旧敵国の歴史修正主義者からこんなかたちで利用されるとは、フーバー本人にとって遺憾きわまりないことだろう。
この人の名誉のため言わねばならないが、彼は何よりもアメリカ人であり、その敵となったファシズム国家を擁護したことは一度もない人だった。
気の毒に思う。






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大阪くんとシス子ちゃん


ネタの尽きない感ある慰安婦問題。
維新系の大阪市長がサンフランシスコ市議会が慰安婦の悲劇を主題にした少女像の寄贈を受け入れる決議案を採択したのに逆上、あちらの市長に宛て、市議会の決議に対して拒否権を発動しなければ姉妹都市の提携を解消すると訴える書簡を送ったという。
これまでもさんざん書いてきたが、従軍慰安婦の件では、日本の歴史修正派がいつも問題をこじらせる。


【質問】 大阪くんはシス子ちゃんと関係を続けるべきでしょうか?
【回答】 相手の身になって考えてみてください。
大阪市長による言いがかりにも等しい脅しに屈してサンフランシスコ市長が拒否権を発動したら(市議会での全会一致の可決にもかかわらず)、どんなメリットがあるかについて。
姉妹都市の提携とは、パートナーを縛り付けるものではないはずです。
実際の話。
「姉妹関係を解消」も何も、維新に乗っ取られて以来の大阪は市長みずから歴史修正主義をまるだしにする発言を多発、サンフランシスコの栄えある姉妹都市としての資格を放棄したも同然ではありませんか。
まあ、アレでしょう。
このまま関係を続けても双方に益をもたらすとは思えません。
別れなさい。






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高須


ヒトラー同然、悪名でしか存じあげない高須克弥という整形科医が、Twitterでのナチスへの擁護発言を理由に、米国美容外科学会(AACS)から除名措置を受けたという。
これは今年夏、日本の有志らの通報により動きだしたサイモン・ヴィーゼンタール・センターからの勧告にAACSがようやく応えたもので、事情を知る者には予期されることだった。
高須への処遇は、ついに来るべきものが来たというだけで、本来なら驚くに値することではあるまい。

彼はたしかにナチスを称賛する発言をしたが、これは現在のドイツでは違法行為にほかならない。
また、日本政府ですら認める南京での暴虐に異を唱え、そして日韓両国で問題の解決が合意に達したはずの「従軍慰安婦制度」での被害女性をあからさまに罵った。
その言動は歴史修正主義の信奉者そのもの、世界の中での居場所が得られる由もなかったのだ。

高須に好き勝手が許されたのは表舞台が自分の国だったから、すなわち人権主義を奉じる文明世界から取り残された安倍政権下の日本にいるからで、これでは憎まれ口は叩き放題と思い込んだのもむべなるかな。意識の上ではサイモン・ヴィーゼンタールなどはるか遠方で活動する特異な集団にすぎなかっただろう。
よもや家の中に踏み込んでこられて首根を抑えられる思いを味わうとは夢想だにしなかったに違いない。

高須もまた、おおかたの歴史修正派の日本人、政治家や文化人、ネット右翼と同然に、何事かを勘違いしていたのだ。
しかしサイモン・ヴィーゼンタールは勘違いしておらず、外地での高須の地位の足場となる組織に対し有効な働きかけをおこなった。

(中略)

実際、高須の反応は動揺に満ちたもので、「処刑されるくらいなら自決する」だのと意味不明なことを口走る始末である。
追放を不条理と思うなら徹底的にやり合えばいいものを、一切を見かぎり自沈してしまうとは。
憎まれっ子をあまやかす日本の土壌を離れた外地では勝ち目がないのを知っているわけだ。

高須克弥の件について一言でいえば。高名な美容整形医が調子に乗って自国の歴史まで美しく変えられると思い込んだものの、醜い心までは隠せなかった口が災いとなり国際的な名誉を失ったという。
まあ、ありがちな話なのかもしれない。






関連リンク

American Academy Of Cosmetic Surgery Has Expelled
Prominent Japanese Surgeon
For Praising Hitler, Denying Nazi Holocaust And Nanjing Massacre
(Wiesenthal Center)
http://www.wiesenthal.com/site/apps/nlnet/content.aspx?c=lsKWLbPJLnF&b=8776547&ct=15007267





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とりあえず無題


今回の民主党の分裂劇について楽観的な見通しはまったく出来ない。
この件で確定したのは、日本のリベラルはものの見事に主流から切り離されてしまったということだ。

枝野派から派生した立憲民主党はその候補者の街頭挨拶で、なんと小林よしのりに応援演説をさせているという。
世も末だと思う。
実際。長い演説を通して小林は、安倍政権をさかんに攻撃する口ぶりで結局は、立憲民主党が反米政党だと印象付ける以外の役割を果たさなかったのではあるまいか。

さて。
好むと好まざるとに関わらず、踏んではならない地雷があるのは認めねばならないだろう。
あれほど歓呼して迎えられた民主党がなぜ政権をあっけなく失うことになったかといえば、初っ端の鳩山時代にやたら強気でアメリカ離れを推し進めようしたから。
逆に、アベノ自民がかくも危険で無能なのに政権与党でいられるのは、対米協力を惜しまないから。

事実、安倍政権は自由世界の基準では最低のモラルの体現ぶりながら、アメリカの世界政策に貢献する態度により同盟国の指導者としての条件は満たすとみなされ、 そのかぎりにおいて安泰であり続けてきた。
むろんアメリカとしても、安倍とその取り巻きが最良の取引相手でないのはわかりきっている。
本音では、もっとまともな歴史認識を抱き、さらに人権と民主主義の価値をわきまえた指導者と組めたほうが望ましいに 違いない。
ずっと体裁がよいからだ。

あいにく日本では、リベラルを自称する人はおしなべて反米主義の申し子で、まれに親米派がいると左派から仲間扱いされないという状況だ。
こんなではアメリカ側も安心して組める理想の相手など見つけられるわけがない。

今度の選挙でも。
あれだけ懲りたのにおなじことを言ってる(反米的言辞で大衆の支持が得られると思ってる)ようじゃ、自民からの政権奪還なんて夢のまた夢。
覚悟したほうがいい。
なんにせよ、日本の左派が小林よしのりの反米演説に拍手喝采というのは最悪の構図である。
意図せずか意図してか、安倍政権の最大の応援団になってしまっている。






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