戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

国乱れて漫画あり


トランプ見てると、つのだじろうの大昔(60年代)の連載漫画おもいだす。
対立する伊賀忍者と甲賀忍者の子供たちが同じ小学校に通うって設定(笑)。それでさ、伊賀と甲賀の大人の忍者が交替で先生つとめるんだけど。
伊賀忍者が先生のときは伊賀の子たち贔屓して、甲賀の子を過酷に扱う。甲賀忍者が先生に代わると今度は、甲賀の子が優遇され伊賀の子は虐げられるという。
今のトランプ政権下のアメリカは、まさにこれ。漫画の世界のままじゃないか。

仮にも一国の主宰者なら、支持層も反発する層もひっくるめ大切な国民として扱い、総意を汲み取った施策により国としての統合をめざすべきなんだが、
こいつときたら、共和党の権益、自己の支持層から拍手を得るしか頭にないようで、民主党とリベラル勢力ははじめからアメリカの敵みたいに罵るばっかり。
(国民の半数にこんな態度じゃ、国が乱れて当然か)

ようは、多様性をもった国民全体をひとつに合わせて見ないし、まとめようともしない。一時的に足場を得た大統領の座にしがみついて拮抗し合う二大勢力の片側の価値観を押し付けるだけ。
チトーが多民族国家ユーゴスラビアをよくまとめあげた手腕とは雲泥の差というべきか。
間違いなく、合衆国の歴史始まって以来の愚劣な大統領だ。






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トランプのお城


ここしばらくのアメリカ情勢、いやトランプ情勢にはついていけない。
まず、「郵便投票は信用できない」とする自分のツイートが米国Twitter本舗から信憑性に疑問をさしはさむマークを付けられたのに腹を立て、SNS自体を締め付ける法案に大統領権限で署名という誰が見ても私的な報復としか思えない真似をした。
もちろんトランプが。
まったく、とんでもない暴挙であろう。

これじゃ絶対、人々の猛反発によって米国のネットと現実の街中が燃え上がるに違いないと思ったのだが。
実際は違う。

いや、炎上は起きた。
しかし火の出所は多年にわたりくすぶっていた黒人の人権問題だ。
ひとりのアフロ系の男が警官の取り調べで圧殺されたのを皮切りに抗議の嵐が巻き起こり、大挙して繰り出したデモ隊と治安のため対処する警官や州兵との衝突で騒然たる様相を呈したのである。
暴行や略奪も頻発、かくして米国全土が燃え上がった。
(デモに参加したのは国民全体の一部にすぎないのだが、それはフランス革命や十月革命もおなじだ)

まるでマッチ一本で大火事が起きたかのような光景。
余熱がさらに海を越え、欧州やオーストラリアにまで飛び火となる勢いだ。
はっきり言って、意想外としか言いようがない。

この出来事の意味についてはなお掴みかねる。
とりあえず、1968年のパリ五月革命くらいには括目的な事件なのだろう。


(続く)






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小池百合子「コロナといっしょ」


都知事の小池百合子がこの期に及んで、「ウィズ コロナ(with corona)」と言い出した。
まるで、コロナへの感染対策が日常となった新しいライフスタイルを提唱するかのよう。
つまり。
「もう、東京都では防げません」って、お手上げしたわけね。
「都民のみなさん、わたしたちはコロナに防御線を破られました。今後はみなさん一人一人がコロナと戦う戦士です」ってか。
いや。
コロナには慣れても小池さんには慣れたくないね。
都民の本音かも。






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トランプvsアメリカ


トランプ大統領、Twitter社(日本のじゃなくて、本家のほう)が自分の投稿に「根拠なし」とのラベルを付けたのを怒り、各種ソーシャルメディアを閉鎖すると息巻いてる。
https://www.afpbb.com/articles/-/3285236
「共和党は、ソーシャルメディアが保守派の声を完全に遮断しようとするのを感じている。こんなことが現実になる前に、われわれは(各種プラットフォームを)強く規制するか、あるいは閉鎖するだろう」

もう、無茶苦茶だね。
自分がTwitterで恥かかされたからと大統領権限でSNSを締め付ける。職権濫用もいいところ。
この発言だけで、米国民の大半から反発くらうに違いない。
本当にやる気なら、国民が大統領を弾劾するだろう。





関連リンク

ツイッター、トランプ氏投稿に初めて「根拠なし」ラベル
(AFPBB.news)
https://www.afpbb.com/articles/-/3285084





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『怪奇大作戦/24話 狂鬼人間』(1969)


いにしえの時、『怪奇大作戦』なる子供を怖がらせるのが目当てのようなテレビ映画が週一で放映されてました。
捜査班が超常現象に偽装した犯罪を暴くという設定ですが、あまり怖くなかったし、円谷プロ製作なのに特撮も少なくて。熱心には見た覚えありません。面白くなくても、怪獣ブームが去った後の残り香を求める子供らから代替品のように視聴されてた感じ。
全体に上出来と言いかねる代物だったけど、時々ものすごいぶっ飛んだ回があって。

シリーズの第24話、『狂鬼人間』というお話。
これがね、精神障害者をあからさまに差別する内容で、そういう人たちの描き方があんまりなんですわ(劇中では「キチガイ」とか「狂人」とか、いけない台詞が連発です)。
案の定、心の病に苦しむ人々への差別と偏見を助長するってことでクレームが付いたのでしょう。以降、同シリーズが再放送のおりにはテレビ局もこの24話だけは自粛して放映を見合わせるという。
つまり、欠番になっているのですね。

そいつをYouTubeで見つけました。
子供の頃にも観たはずだけど、記憶に残ってない。
どんな酷い内容で、どれほど差別表現が野放しだったのか。大人の視点で今一度、期待しての再見です。
いや。
酷いというより、ヘボいです。

そりゃ欠番にもなりましょう。
なんたる「気違い」の描き方。
役者にヘラヘラケタケタ笑わせて狂人でござい、というような演出の大時代ぶり。
知恵おくれみたいに気抜けした笑い声あげながら家に押し入ったり人を刺したり……なんというか、作り手のあまりの無知蒙昧ぶりに見てるほうまで朗らかな気分になってくるじゃないですか(笑)

要は。精神異常をあつかう話なのに、描く側に精神病への知識も理解もなんもないのれす。
(アニメ『チャージマン研』での『恐怖!精神病院』といい勝負)
当然、今の世で通用するはずありません。
昔の日本でポリティカル・コレクトネスの認識がいかに未発達だったかわかる貴重な映像資料に違いないですが。







率直に述べて、シナリオ自体すでに支離滅裂なのではと。

あの女性科学者。家族を殺した男が精神異常ゆえ無罪にされたのを不服とし、それではと誰かに殺意を抱く者を探しては自分の開発した「脳波変調装置」にかけ、一時的な発狂状態つまり殺しても罪に問われぬようにして人を殺めさせるって……どうしてこうなるか道理がわからんですよ。
だって。
女性科学者にしてみれば、自分から家庭を奪ったひとりの異常者さえ殺せば(または有罪にすれば)本懐が遂げられるわけで、関係ない誰かを狂わせて、これも関係ない誰かを殺害させても無意味なのと違いますか?
わかる人、教えてください。

この物語では、人から理性を奪い取る装置の怖ろしさを描くことで「タガが外れりゃ人類みな狂人」と自覚させ、自制心や命の重み、赦しの大切さを説くべきなのに。なぜか主張が「キチガイだから無罪という法はおかしい。キチガイを野放しにするな」とか自警暴力団のスローガンに堕しちゃってるという。

だいたい、発狂をかくも短絡に傷害行為に結び付けるって。
これ。
心因性の精神疾患と外因による脳損傷とを混同してるでしょ?
実際、ゲタゲタ笑いながら狂暴性を発揮するのって、まず麻薬とか覚醒剤のやり過ぎで脳にダメージ受けた人にありがちな振る舞いですよね。
言いたくないけど。作った人の中で、実際にアレやってた人いるんじゃないかと勘繰りたくなります。

それはともかく。
蛇足ながら。
映画『カッコーの巣の上で』のオーディションで入院患者の端役に、十通り以上もの精神障害の症状を演じ分けられる人が応募したって話が思い合わされて。
つくづく日本の芝居はハリウッドに及ばんなと。大人と子供の差を見せつけられるようでした。






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