戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

創作家の心構えについて思うこと


創作家には何が必要だろうか?
いちばん大事なのは、よく眠ること。
創作家は夢の世界と絆を保っていなければダメだと思う。

みならってほしいのは、小説家のロバート・スティーブンソンだ。
スティーブンソンは寝る前に、「よいネタくれ」と祈り、夢に出てきたものをそのまま話にしていったという。
なんたる苦労なし。
いや、あなたの言いたいことはわかっている。
「は? スティーブンソンが何ほどのもの書きじゃい!」と。それはたしかに……。
だが侮ってはいけない。
ジキルとハイドのような、今日では世界的普遍性を備えたものとなったキャラクターをあなたに創造できるか?
わたしには三日三晩徹夜して、逆立ちしても出来るとは思えない。

それだったら三日三晩、ぐっすり眠ったほうがいい。
ハイド氏の作者にはなれなくとも廃人にはなれるだろう、と余計なオチまでくわえる気はないが。






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オンライン文芸創作講座


ずっと以前に書いた「オンライン文芸創作講座」と「続・オンライン文芸創作講座」を読み直してみた。
なかなかいいこと言ってるな、と感服。
(いまじゃ、これだけのものはハッタリでも書けない)

だいたい昔に書いたものを読み返せば恥ずかしくなるのが相場だが、これに限っては、書いた人自身がこの通りにしていたらひとかどの文筆家になれたのにと悔やまれる。
それほどの名コンテンツ。






関連リンク

「オンライン文芸創作講座」
(文芸新世紀)
http://www.geocities.jp/ondorion/bungoo/novel-question.html


「続・オンライン文芸創作講座」
(文芸新世紀)
http://www.geocities.jp/ondorion/bungoo/novel-question2.html





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「夏夜の出来事」(仮題)


 少女の部屋に幽霊があらわれた。
「お墓はどこでしょうか?」
 少女は幽霊に電磁収束砲を向け、言い放つ。
「うるせえ! ここが、てめえの墓場だ!」

――というようなお話。
長篇化をもくろむホラー系コメディーの発端の部分ですが。
短編ものとして、「小説家になろう」で公開しています。
https://t.co/we78HLIlYJ




関連リンク

「夏夜の出来事」
(文芸新世紀)
http://www.geocities.jp/ondorion/bungoo/natsuyo.html





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国民の証明


南軍司令官の銅像撤去がひき起こしたバージニア州シャーロッツヴィルでの騒乱に関連する大統領発言が炎上を招いている。

トランプの言いたいのはこういうことらしい。
建国の父として崇敬されるジョージ・ワシントンやトマス・ジェファーソンでさえ奴隷所有者だったのだから、奴隷制の擁護者ゆえに南軍司令官リー将軍の像を撤去するというなら、ワシントンやジェファーソンの像も撤去すべきではないのか?

騙される人はそうとう頭が悪いと思う。
トランプの言は誰でも論破できるような、2ちゃんねる水準の屁理屈に他ならないからだ。
リー将軍は、アメリカ合衆国の倫理基準が建国当初より進化を遂げ(←ココ重要)、ついに黒人奴隷制度の廃絶が叫ばれるようになったまさにその時、なお奴隷制を維持せんとする「南部連邦」側に立って祖国があらたに求める正義に刃向かった。
だからこそ擁護するわけにいかず、けっして建国の父たちと同列に並べてしまってはいけないのだ。
それでもトランプの立場では、たとえ合衆国を再度分裂させても共和党の地盤である南部地域での支持を強固なものにしておきたいのだろう。

しかしトランプ大統領って。
もはや考えなしに何を言っても周囲が反応して「話題」を集めてしまう人になってる。
ある意味うらやましい。

もっとうらやましいのは、米国民の過半とマスコミの態度。
おまえは俺たちの大統領だから、俺たちの言うことを聞け。
トランプ就任以来一貫して、政権に楯突くのをやめない姿はまったく立派である。
「国民の証明」だ。






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映画『ダンケルク』の戦果


やれアイマックスだ、ノーラン旋風だ、と前評判で賑わったけど、蓋を開けてみれば結局、北米で公開されるイギリス映画の一本として落ち着きそうな『ダンケルク』。

カナダ・アメリカでの週末興行成績5000万ドル。
(『ワンダーウーマン』のまさに半分)
米国興行サイトの見積もり「週末三日で6000万ドル」には若干およばない結果となった。そのサイトでは北アメリカでの最終収益を「2億4000万ドル」としていたが、現状、二億ドルの線も危ぶまれる。

とはいえ大ヒットには間違いない。
専門家の予想より二、三割低い集客になったとしても、なかなかのものだ。






しかし気になるのは、このサイトのページ。
http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=main&id=chrisnolan2017.htm
製作費を1億5000万ドルと記してあったのがいつの間にか、1億ドルに変更されている。
理由はわからない。興行成績が思ったほどいかなくて「赤字だ」と噂が立ち、『ヴァレリアン』の製作会社のように株価を落とすのを案じての措置だろうか?

いや、むろん『ダンケルク』が赤字だなどとは誰も思わない。なんといっても『猿の惑星: 聖戦記』に等しい世界的ヒットを実現させている(映画が公表された額よりずっと安く出来るのは業界人はみんな知ってるし)。
おそらく映画作りに疎い証券市場の過敏な反応を警戒してのことに違いあるめぇ。

かたや『猿の惑星: 聖戦記』。
http://www.boxofficemojo.com/movies/?page=main&id=planetoftheapes16.htm
『ダンケルク』と同じペースの稼ぎ高なのに、「製作費1億5000万ドル」のままにしてあるフォックス映画は太っ腹だ。
商品としての『ダンケルク』は、この『猿の惑星: 聖戦記』ともに、1億4000万〜1億7000万ドルくらいの最終益(北米のみ)で収束するだろう。

さて。
『ダンケルク』が、マーペルヒーロー映画のような飛びぬけたヒットにならなかった理由。

英国で初日に観た人のツイートだが、この映画に女性客が集まらないヤバさがすでに暗示されている。
これは由々しい。
女性に敬遠される内容だと(そう思われるだけでも)、家族映画やデート映画の客層が成立しなくなるからだ。『ワンダーウーマン』に大きく水をあけられる結果となるのは早々と見通せることだった。

戦争映画には「男だけのイヴェント」というイメージが根強い。実際、男の集団同士で殺しあうわけで、女性はどうしても作中世界から疎外された気持ちを味わう。
そこがたぶん、いけない。
女性が出てきても、兵士たちに守られるか銃後で男たちを励ます脇役として。まるで男の力で歴史が作られてるかのようだ。

『ダンケルク』に「なんだか時代遅れ」なところがあるとしたら、けっして第二次大戦を扱ったからではない、そういう男の世界の物語として成立させてしまったことだろう。
(『ワンダーウーマン』なんか第一次大戦が背景だぞ)

いまや戦争映画とは、古風な女性からは自分は女だからと引かれ、進歩的な女性からは男ばかり活躍すると忌まれ、彼女らと関わる男や子供も集客できないという非常にリスクの高い売り物なのである。
それにクリストファー・ノーランは挑み、一定の戦果を挙げてみせた。
批判など誰にも出来はしない。




関連リンク

『ダンケルク』は果たして、北米で大受けするか?
(当ブログ)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/52064883.html






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