戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

2007年04月

安倍晋三にないものねだりする右翼陣営


今回の首相訪米。
読売などの報道ではさも大戦果達成のような描かれ方ですが、実際にはブッシュが安倍を儀礼的に歓迎しただけのようで、米メディアの反応とは温度差がある模様です。

米紙に首相批判の全面広告 慰安婦問題で冷たい歓迎


 【ニューヨーク26日共同】第2次大戦中の従軍慰安婦への謝罪を日本政府に要求する米市民団体は、安倍晋三首相がワシントン入りした26日付のワシントン・ポスト紙に、同首相が慰安婦問題でのこれまでの日本政府の姿勢を後退させたと批判する全面広告を掲載した。

 同日付のニューヨーク・タイムズ紙は首相の訪米について「政治的変化の中、ワシントンを訪問」との記事を掲載。米メディアの上では冷たい歓迎ぶりとなった。

 タイムズ紙は北朝鮮核問題の進展と日本人拉致問題をめぐり、日米間に足並みの乱れがあると指摘。昨秋の中間選挙での与党共和党敗北も加わって、日米関係はブッシュ大統領と小泉純一郎前首相の時から大きく様変わりしており、安倍首相が「難しい演出を迫られる」と報じた。

 また、米下院で審議されている従軍慰安婦をめぐる謝罪要求決議案をきっかけに、米国が歴史問題で日本に厳しい視線を向けているとも伝えた。

(東京新聞/2007年4月27日)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007042601000971.html


安倍総理が米議会にまで行き、従軍慰安婦の件でお悔やみの言葉を述べたことは、ウヨ厨さんの間でもかなり評判が悪いようです。
西尾幹二までが、ブツクサ言い始めました。

慰安婦問題謝罪は安倍政権に致命傷


 最初に首相のなすべきは「日本軍が20万人の女性に性奴隷を強要した事実はない」と明確に、後からつけ入れられる余地のない言葉で宣言し、河野衆議院議長更迭へ動き出すことであった。

 しかるに「狭義の強制と広義の強制の区別」というような、再び国内向けにしか通じない用語を用い、「米議会で決議がなされても謝罪はしない」などと強がったかと思うと、翌日には「謝罪」の意を表明するなど、オドオド右顧左眄する姿勢は国民としては見るに耐えられなかった。

 そしてついに訪米前の4月21日に米誌「ニューズウィーク」のインタビューに答えて、首相は河野談話よりむしろはっきり軍の関与を含め日本に強制した責任があった、と後戻りできない謝罪発言まで公言した。


 とりあえず頭を下げておけば何とかなるという日本的な事なかれ主義はもう国際社会で通らないことをこの「保守の星」が知らなかったというのだろうか。総理公認であるからには、今後、元慰安婦の賠償訴訟、過去のレイプ・センターの犯人訴追を求める狂気じみた国連のマクドゥーガル報告(1998年8月採択)に対しても反論できなくなっただけでなく、首相退陣後にもとてつもない災難がこの国に降りかかるであろう。

(産経新聞/2007年4月27日)
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070427/srn070427000.htm

言っておきますが、誰が首相になったにせよ、西尾幹二のようなガキのわがままが国際社会でかなえられる見込みはまるでありません。

西尾幹二はさらに、「自民党は真の保守政党ではすでにない。私は安倍政権で憲法改正をやってもらいたくない。不安だからである。保守の本当の声を結集できる胆力を持った首相の出現を待つ。」と言っていますが、ほとんどの新自由主義史観の持ち主と同様、状況をまるで理解してないのは明らかです。

安倍でなくても、こうする以外になかったのは強調しておきましょう。
どんな胆力をもった者であれ、日本国首脳という立場で世界と向き合った時、ニッポンの過去を正当化した発言などするわけにはいかないからです(絶対に!)
それをやろうものなら、世界中からボコボコにされる悲運が待ちうける。
首相一人がではなく、そういう指導者をいただく日本国全体が。

国内での復古主義勢力の後押しに騙され、うっかり本音を口にした安倍でしたが、わりあい初期のうちにそのことに気付き、本当に手遅れになるより先に、前言を撤回した。

これが安倍政権の土壌たる保守陣営からは裏切り行為に見えたのは致し方ありません。

それでも安倍には、変節の理由を自分の口から説明するわけにはいかないのです。
「自由主義史観のテーゼが世界の現実の前で存在できる余地はまったくない。あれは国内でだけ見える蜃気楼にすぎないのだ」などとは。

そこが右翼さんにはわかっていない。というより、わかろうとしない。
わかるはずもない。
彼らはいままで、歴代の総理が「過去を心から反省」と言いつくろう背に隠れ、大ニッポンの歴史を好き勝手に美飾し、集団性の甘い夢に浸るばかりだったのですから。

しかし、そんな「面従腹背」でさえ許されなくなる時が迫りつつあるのです。
世界中のメディアがいまや、日本の政治家の海外向けの顔だけでなく、国内での本音までチェックするようになっています。
口先だけで「過去の罪」を詫びながら、漫画や映画の世界ではカッコイイ日本軍に卑劣な敵をやっつけてもらい憂さ晴らしできた「愚者の楽園」は、グシャグシャにされるでしょう。

ぬるい温泉の中で水泳の名選手気取りでいたものが、冷たい荒海にほうり込まれて浮かび上がれるわけがありません。
国際社会という海で泳げない者は溺れるだけなのです。


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平気で嘘をつく西村眞悟


西村眞悟という衆議院にはびこるウヨ厨さんが政府に質問状を送り、返ってきた答弁書を公開しています。
西村めはこれを、「答弁ではなく、答弁の回避書」と言いましたが、そのとおりという気がいたします。

西村くんと政府くんの一問一答


西村くん 「一。政府は、いわゆる従軍慰安婦の日本政府もしくは日本軍による強制連行はなかったと認定しているのか、あったと認定しているのか、回答されたい」
政府くん 「お尋ねについては、平成五年八月四日の内閣官房長官談話のとおりである


西村くん 「二。政府は、日本軍の南京攻略戦において、日本軍が中国政府の言うように三十万人の中国人を殺害したと認定しているのか、認定していないのか、回答されたい」
政府くん 「昭和十二年の旧日本軍による南京入城後、非戦闘員の殺害または略奪行為等があったことは否定できないと考えているが、その具体的な数に付いては、様々な議論があることもあり、政府として断定することは困難である


西村くん 「三。一九九五年五月、江沢民中国国家主席は、モスクワにおいて、日中戦争において三千五百万人の中国人が犠牲になったと発表したが、政府はこの通り認識しているのか、回答されたい」
政府くん 「お尋ねの「戦争」の具体的な「中国人犠牲者数」については、様々な議論があることもあり、政府として断定することは困難である


西村くん 「四。政府は、日本軍が中国大陸に、次のように中国政府が言う数の毒ガス弾、即ち、始めの中国政府の主張は二百万発、次の主張は七十万発、最近では四十万発、を遺棄したと認定しているのか、認定していないのか回答されたい。
 仮に、政府が日本軍が毒ガス弾を遺棄したと認定しているならば、何発遺棄したと認定しているのか回答されたい」
政府くん 「中国における旧日本軍による遺棄化学兵器の総数について、政府として断定することは困難であるが、これまでの現地調査の結果等を踏まえ、現時点での暫定的数量として、吉林省ハルバ嶺に約三十万から四十万発程度あると推定しており、それ以外の中国各地においてこれまでに約三万八千発の化学砲弾等を発掘・回収している」


西村くん 「五。当職は、歴史的事実の歪曲が、単なる現在の損害賠償額の増減に関わることに止まらず、子々孫々にわたる民族の名誉を汚すことになるならば,まさに今、真正面から敢然と断固としてその歪曲された事実の是正に取り組み民族の名誉を守らんとすることは、政治の神聖かつ重大な責務であると思料する者であるが、政府は如何に考えられているか回答されたい」
政府くん 「お尋ねの「歴史的事実の歪曲」の意味が必ずしも明らかではないが、政府としての認識は、平成七年八月十五日および平成十七年八月十五日の内閣総理大臣談話等において示されてきているとおりである

西村眞悟ホームページ・眞悟の時事通信
http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=283


西村議員の言うことはいかにも歴史修正馬鹿まるだしですね。
一方、現政府が歴史修正主義に染まってるのは誰でも知ってる事ですが、そんな本音は包み隠し、西村のような裸の恥はさらすまいとの一貫したお役所仕事。

西村は有権者にええカッコ見せねばならず、政府はアメリカから復古主義と見られては困る。
なんだかキツネとタヌキが示し合わせ、内外の人をだまそうと漫才やってる気がします。

西村くんは他にも、ツッコミどころ満載な毒舌をいろいろ吐いてるんです。


「実態と反することを堂々と述べることができるのは中国人の政治的素質・政治的能力である」

「日本政府および日本軍は、慰安婦を強制連行していない」

「戦闘前の南京の人口二十万人、戦闘終了直後の人口二十五万人、どうして三十万人も死ねるのか」

「日本軍は天皇陛下の命令により、粛々と全武装を解いてそれをソビエト軍、中共軍、国民党軍に引き渡したのである。この引渡しを受けた各軍隊が、国共内戦の中で毒ガス弾をどうしたのか日本政府が知るはずが無かろう。今中国大陸の地中から出てくるのは、日本軍が遺棄したものではなく、引渡しを受けた彼等が遺棄したものである」


ここまで言うことが愚かだと、本人でさえそう思ってるか疑わしくなりますが……。
ネット右翼がそのまんま国会議員化したような厨っぷりというか、いい年こいてみっともないったらありゃしない。

あ。 うがったことも言ってますよ。政府に噛みついた台詞。
              
「しつこく強硬な相手にはすぐに謝り、要点を誤魔化しはぐらかしながら責任を回避することができるのは、日本官僚の卓越した技術的素質・技量である」
(by 西村眞悟)
笑っちゃったい♪


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平気で嘘をつくネット右翼


この表題には彼らを知る人はみな同意してくれると思うのですが。

なんでも、長崎市長を射殺したのは在日の男だといいはるウヨ厨さんがいて、それが悪意だけのデマカセだと証明されてしまい、ボコボコ状態だったそうです。
(だいたい、犯人が在日の男だからどうだというのでしょう? 在日朝鮮人は聖人のようでなければいけない。日本人と同じ悪いことするのはケシカランと言いたいのでしょうか?)

それから、731部隊関係者の生体解剖の証言が捏造だといいはるウヨ厨さんもいたけど、これもウヨ厨側の反証こそ虚妄である事が暴かれて、やっぱりボコボコだったそうです。

しかも、二人のウヨ厨さんは同一人物なんだそうです。
ダブルパンチで、さぞ大変だったでしょうね〜♪


平均的なウヨ厨さんの歴史認識
日韓併合は
韓国のほうが望んだ


進駐軍は米兵用の
慰安所を要求


在日の五人に一人
は生活保護者


神風は命中率56%
米艦隊に大被害

うそ八百〜〜っ
戦後の日本は
自虐史観が支配


従軍慰安婦は好待遇
強制連行の証拠なし


便衣兵は見つけ次第
殺してかまわない


マッカーサー、米議会
で日本を弁護演説
「真実はけっして語らない」よう訓練されてるのでは、と疑いたくなります


いったいネット右翼と呼ばれる集団はどうしてこう、自国のネチズンの知性と良識を侮った内容の発言をして平気でいられるのでしょう。

口先だけでない本物の「愛国心」があり、同胞たる日本人に心からの敬意を寄せていれば、すぐ見破られる嘘などつけるはずがないのですが。
彼らの精神構造はまったく、理解を絶するというほかありません。


きな子
今日インターネットで、いろんなサイトや掲示板まわったけど、ウヨ厨ってかわいそうだね。どこ行っても迷惑がられてる。
現実世界で笑われて、ネットでも馬鹿にされ……行き場あるのかしら?
あずさ
自業自得でしょ。嫌われる事ばかりしてるんだから。
きな子
たとえば?
あずさ
荒らす…侮辱する…差別する…自惚れる…謝らない…反省しない…償わない…猿真似ばかり…自分で考えない…平気で嘘をつく…文句が出ると、逆に言い返す…屁理屈でごまかす…それで複ハンつかって、ジサクジエンの連続……もう、嫌われる条件だらけという、ゴミ溜のような奴らだもの。

あいつらはよく在日の人を馬鹿にするけど、自分達の悪魔みたいな姿を弱い立場の人達に投影してるだけなのよ。
きな子
そっか♪
ウヨ厨のいう在日の人の悪口って、鏡に映ったウヨ厨自身だったんだ。

ネット右翼の目に映るのは、攻撃する対象に投影された自己の邪悪さそのもの。
そういう意味では彼らは、「目で見たまま」を語ってるだけなのかも……。


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【口先だけ?】「慰安婦問題は人権侵害」安倍首相、米誌で謝罪【一時しのぎ?】


海外メディアを前にした日本のトップが慰安婦問題に責任ありと認めたのは、本来なら喜ばしいニュース。
でもな〜。あの首相閣下の発言だもんな〜。
訪米を控え、米国世論を鎮静させるための面従腹背に思えてならんのさ。安倍の次の首相はなに言い出すかわからないし……。

首相「慰安婦問題は人権侵害」、責任認め改めて米誌で謝罪

 安倍首相は、26日からの訪米に先立ち米ニューズウィーク誌のインタビューに応じ、いわゆる従軍慰安婦問題について「慰安婦の方々に人間として心から同情する。日本の首相として大変申し訳ないと思っている」と改めて謝罪した。

 さらに、「20世紀は人権が世界各地で侵害された世紀で、日本にもその責任があり、例外ではない」と述べ、慰安婦問題を人権問題と位置づけ、日本の責任を明確に認めた。

 また、「我々は歴史に常に謙虚でなければならない。彼女たちが慰安婦として存在しなければならなかった状況に我々は責任がある」と語ったうえ、1993年の河野洋平官房長官談話を継承する考えを重ねて表明した。訪米を前に、米メディアの批判の鎮静化を図ったものだ。

(読売新聞/2007年4月21日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070421it04.htm


もっとも、安倍晋三が心を入れ替え、善良な人間になったとか余計な心配することないかもしれません。
中山成彬のバカモノめは相変わらずというか、こんなこと吐いてますし。

自民・中山元文科相が暴言
「従軍慰安婦、もうかる商売」「ほとんど日本の女性」


 自民党の中山成彬元文部科学相は二十日の衆院教育再生特別委員会で、米下院が「従軍慰安婦」問題で日本政府への謝罪要求決議案を採択しようとしている動きを強く非難し、「『美しい国』は強くなきゃいかん。間違ったことに反論していく勇気、強さが必要だ」と述べました。

 中山氏が会長を務める自民党の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、米下院の決議案阻止のため今月下旬から訪米を予定しましたが、米国内で「従軍慰安婦」問題の批判が高まるなか、「火に油を注ぐ」として訪米延期を決めたばかり。しかし、この日の質問は中山氏の本音をあらためて示したものです。

 中山氏は「当時は公娼制があり、売春が商行為として認められていた。慰安婦はほとんど日本の女性だった」などと述べ、日本軍による「従軍慰安婦」強制を否定。さらに「(慰安婦は)もうかる商売だったことも事実だ」と暴言を吐きました。

(しんぶん赤旗/2007年4月21日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-21/2007042102_04_0.html


中山の発言自体、バカモノ丸出しの内容ですよね。


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米国政府、「銃撃事件は国内問題。韓国政府からの弔問使節は不適切」と断る


韓国系の若者によって大勢が生命を奪われたバージニア工科大学の惨劇。
全世界を震撼させた今回の出来事での韓国人の反応は、こうした場合の日本人とよく似ています。
一人の犯罪を国全体の恥と捉えているのです。

実際、韓国では、政府も国民もマスコミも激しく動揺しているサマがうかがえます。
大げさに例えれば、訪日したロシア皇太子に日本人警官が斬りつけ、国中が大騒ぎとなった明治期の大津事件直後のような混乱状態と言っていいでしょう。

この事件で、韓国の国際的評価が失墜したのではないか、在米韓国人が報復を受けたり、海外で韓国人が避けられることはないか……まるで被害妄想に近いほどの深刻な心配ぶりです。

しかし、アメリカの国務省は「今回の事件は個人的事件であって、米韓関係に影響を及ぼすことはない」と言い切りました。

移住すればアメリカ人――韓国政府からの弔問使節は不適切、と断られる

 韓国政府は、バージニア工科大銃撃事件の犯人が韓国系だと明らかにされた後、政府次元の弔問使節団を送る案を積極的に検討、多様な外交チャンネルで意思打診をした。しかし、米国当局者は「米国文化と国民情緒上適切ではない」という理由で弔問使節団派遣提案を固辞した。
 以下は、韓国政府当局者と米国務省担当者間の対話だ。


韓国側「深い哀悼と弔意を示す。弔問使節団構成を検討している。いつごろ行けばよいか」
米国側「そんな必要はない。韓国系移住者が事件を起こしたのであって、韓国が事件を起こしたのではない。母国が状況に割りこむことは良くない」

韓国側「韓国政府の懸念は深刻だ」
米国側「米国は他民族・多人種で成り立っている国家だ。しかし移住者の母国から、責任を痛感する、自省するという反応を見せられると、米国政府としては困る」

韓国側「どうしてか」
米国側「各地から米国に移住しても米国領土に根付いて生きる基盤を磨けば彼らはすべて米国民だ。幾多の民族が米国という溶炉に流れこんでくる。彼らはこの溶炉で溶けて米国人になる」

韓国側「それでも政府次元の弔問が世論悪化を阻む道ではないのか」
米国側「民族ごとに排他的な集団をつくれば社会・国民統合の障害となるのではないか。移民の母国が出ればそうした傾向が生じる。韓国系移住者が事故を起こしたのであって韓国が起こした犯罪ではない。これが核心だ。米国社会の問題なのだ。韓国政府が介入するのを広く印象付けられたら困るというのが米国政府の態度だ」
(2007年4月19日)

(『中央日報』より。記事を抜粋、再構成)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=86690&servcode=400§code=400

自国人による犯行に責任を感じて弔問使節の派遣を申し入れた韓国政府と異なり、米国側は永住権者が起こした国内問題だと見ているのです。そして、「今回の事件は個人的事件であり、国家間や人種間の紛争とは違う。両国関係に影響を及ぼすこともない」と強調したといいます。

韓国政府は、米国当局とのこうした協議結果をもとに弔問使節団を派遣しないことに決め、国と国の次元ではなく、なるべく控えめに民間レベルでの対応策を練っていくようにしたということです。

考えてみれば禁酒法時代、アル・カポネがどんな悪事を働いたにせよ、それでカポネの母国イタリアを敵視するようなアメリカ人はいませんでしたよね。
ところが、日本軍の真珠湾奇襲によって米国内の日系人は、多くのアメリカ人から恨みを買い、収容所に隔離までされました。

二つの事例は、今回の銃撃事件が真珠湾とはまったく性質が異なることを教えてくれるでしょう。
カポネの場合は個人による悪事。一方、真珠湾は国家的な意思による敵対行動と受け取られ、そこで関係するグループへの扱いをめぐる決定的な違いがあらわれたのです。

この辺りが個人主義で多民族国家のアメリカ合衆国と血統主義の根強い日本や韓国との意識の差なのかもしれません。



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銃社会と従社会


長崎市長、死んでしまいました。
会ってもないのに「心から哀悼の意を」とか空々しい事いうのも何だけど、核兵器廃絶を訴えるなど、現政権に都合の悪い発言をさかんにしてきた立派な人だったらしい。
惜しい人を奪われたのは確かなようだ。

それはともかく、安倍総理がここぞとばかり、「いっそうの銃規制を」とか言ってる。

今の日本で銃の規制だって?
おい、おい。
この国で必要なのはまず、暴走する現政権への規制だろ。

銃さえ取り上げれば平和な社会をもたらせるっていうのか。
殺す気さえあればナタだって虐殺に使えるのは、ルワンダでの出来事が証明してるし、逆に言えば、使い方をわきまえた者に護身道具を所持させても危なくはない。

治安を良くするとかの口実で国民の権利ばかり奪っていくなんて、国民は政府の従者かい? 本物の自由主義国家であるならば、国民が武装する権利も認められてしかるべきじゃないか。

政府は国民を守るばかりとはかぎらない。
指導者の裏切りや他国による乗っ取りなど、国体がいざとなった場合も想定し、国民自身にも圧政から身を守る道具が必要だ。
それがアメリカ人の発想であり、銃規制の必要が叫ばれながら奏功しないひとつの理由となっている。

アメリカの場合は極端だし、銃を持たせろと言う気もないが、日本国民もなんらかのかたちで、政府が道をはずしたときに備え、個々の身を守るという意識をもつことは必要だと思う。

「銃を規制して平和な世の中に」
聞こえはいいが、安倍晋三のような人物がその言葉を口にする場合、意図は見えすいている。
やることは態のいい「刀狩り」にほかならない。
国民から政府に抵抗できる爪を剥ぎ取ってしまおうというわけだ。

昨今のこの男のやることなすことからすれば、そう思わざるをえない。
ますます国民を政府に従わせる、「従社会」にしてしまおうというのだ。



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八つ墓村とバージニア大乱射事件


バージニア工科大学での乱射事件の報を聞き、たちどころに横溝正史の小説『八つ墓村』が思い浮かんだ。
女おっかけて関係ない人32人も殺したあげく、自害しちゃうところなんか、ソックリじゃん!

しかも『八つ墓村』で描かれた惨劇って、実話にもとづいてるんだよな〜。
バージニア工科大で乱射、32人死亡 米最悪の銃撃事件

 米バージニア州ブラックスバーグにあるバージニア工科大学の2カ所で16日午前(日本時間同日夜)起きた銃乱射事件は、大学によると学生ら32人が死亡、15人が負傷し、病院に運ばれた。2カ所目の事件の男性容疑者は自殺した。2件とも同一犯との見方もある。AP通信によると91年にテキサス州で23人が死亡した事件を上回り、犠牲者数で米史上最悪の銃撃事件となった。

 大学の記者会見などによると、最初の事件は同日午前7時15分(日本時間午後8時15分)ごろ、キャンパス南部の学生寮「ウェスト・アンブラー・ジョンストン」で発生し、学生の男女2人が撃たれて死亡した。午前9時45分ごろにはキャンパス北部の教室棟「ノリス・ホール」に拳銃と銃弾で武装した男が侵入。複数の教室などで発砲し、確認できただけで30人の学生・教員らが死亡、容疑者も自殺した。

(朝日新聞/2007年4月17日)
http://www.asahi.com/special/070417/TKY200704160329.html


それでこっちが、小説『八つ墓村』のモデルになってる昭和期におきた惨殺事件。
津山30人殺し事件(八つ墓村事件)

昭和十三年五月二十一日午前二時頃、岡山県苫田郡西加茂村大字行重字貝尾集落(現在津山市加茂町行重)で肺患を苦に極度な神経衰弱に陥った都井睦雄(当時22歳)が、猟銃や日本刀で祖母を皮切りに近隣の住民を次々に襲撃。結果、三十人を殺害、三人に重軽傷を負わせて近くの山に逃走した。

同日午前十一時三十分頃、警察や消防、地元の青年団約1500人余りが大規模な山狩りを行っていたところ、同村青山の荒坂峠付近で猟銃で自殺している都井を発見。自宅から二通、自殺現場から一通の合計三通の遺書が発見された。

津山30人殺し事件(事件史探求)
http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage393.htm

この津山事件の犯行に使われたのは九連発の猟銃と匕首、そして日本刀でした。
それだけの凶器で身を固め、鉢巻にツノみたいに刺した懐中電灯で前途を照らすというあの有名な姿で深夜の山間を行き来し、村民三十人を連続殺人しちゃったわけです。
襲われた人々の恐怖たるやいかばかりであったでしょうか?
まあ、死んじゃったんだからわかりませんね。

後年、岡山に疎開中この話を伝え聞いた作家の横溝さんは、各地に残る落武者狩りの伝承とブレンドさせ、ミステリー小説『八つ墓村』に仕立てたのでした。
それで、『八つ墓村』命名の由来である落武者殺しについてもモデルがあったりするのです。
 武将殺しの話は日本中を探せばどこにでも転がっているようなポピュラーな話であるが、ここでは信州の例をとってみよう。

 伊那の山奥の坂部集落には「熊谷家伝書」という集落の歴史を記した稀有な書物が残っていて、そこには天正3年(1575年)5月に武田家の落武者を土民が討ち取って持ち物を奪い取り、祟りが起こった事が記されている。そこで土民の子孫は落武者の魂を鎮めるために塔を作り供養した。応永31年(1424年)には南北朝の争いに敗れ逃げて来た南朝方の落武者3人が討ち取られ、これも祟りが起きたので供養したとの記述がある。さらに文禄2年、つまり1593年6月に板倉重度という浪人の主従11人が、小沢集落と関守集落の地侍に討ち取られ、持ち物を強奪されたために祟ったという話もある。

 信州は伊那谷の1集落でさえ、記録にあるだけで3件も落武者狩りとそれによる祟りの事件が起きているのだ。「八つ墓村」の武将殺しの話に似た実話というのは、探せば幾らでも存在しているものであったのだろう。

実録八つ墓村(誰か昭和を想わざる)
http://www.geocities.jp/showahistory/history2/13c.html

さて。
バージニア大の惨事を、銃社会ってコワイとか、多民族国家だからとか、海の向こうの話で片付けてしまったら大間違いでしょう。

1938年の津山三十人殺しが朝刊一面を飾ったのは、奇しくも日本軍による徐州占領の報道と同じ日付ですが、同時期に中国大陸では、心やさしい日本の兵隊さんによって想像を絶する規模の「津山事件」が繰り広げられていたのです。
前年の南京攻略戦では、並ばせた捕虜を斬っていくやり方で短時日に百人以上を殺した例さえあります。

イザヤ・ベンダサンや小林よしのりに惑わされ、自分の国を世界では例外的に人にやさしい国だと思いこんだ日本人が結構いるようですが、実際にはずっとコワイ国だったと見直しする必要があるかもしれません。


関連リンク

津山30人殺し事件(事件史探求)
http://gonta13.at.infoseek.co.jp/newpage393.htm

実録八つ墓村(誰か昭和を想わざる)
http://www.geocities.jp/showahistory/history2/13c.html

津山30人殺し事件(事件)
www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/tuyama.htm

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お手柄! 慰安婦強制示す東京裁判の資料確認

わっはっは! 先だって、自民党の有志が「再調査」したときは、強制連行を裏付ける資料なんて「見つからなかった」んじゃありませんでしたっけ?
「見ないことにした」だけなんでしょ? いや、気持ちはわかりますw

それにしてもずいぶん、広い地域にわたってる。
ジャワ、ボルネオ、ヴェトナム、中国……。
「広義の強制」はともかく「広範囲での強制」だったのは歴然としてますな。

慰安婦強制示す調書、東京裁判に各国検察提出

 日本軍慰安婦問題をめぐり、東京裁判に提出された各国検察団の証拠資料の中から、占領支配したアジアの女性が日本軍に強制的に慰安婦にされたことを示す尋問調書などを、林博史・関東学院大教授(現代史)が確認した。17日に日本外国特派員協会で会見して公表する。裁判で証拠として採用されたもので、東大社会科学研究所図書館に所蔵されている。

 東京裁判には、日本軍によるアジア各地での住民・捕虜殺害など具体的な残虐行為を立証するために膨大な証拠資料が提出された。今回、林教授が確認したのは、オランダやフランス、中国など各国の検察団が提出した調書や陳述書など。

 インドネシアで、ジャワ島やモア島、カリマンタン(ボルネオ島)で女性たちが強制的に慰安婦にされたことを示す証拠資料が提出されたことが判明したほか、アジア各地で同様のケースがあった。これまで、国立国会図書館所蔵の東京裁判関係資料から尋問調書の一部が確認されていた。

 オランダが提出した、ボルネオ島で海軍の情報機関にいた男性軍属に対する46年3月13日付の尋問調書。日本人と親しくしていた地元女性が日本軍に拘束され、警備隊長に平手打ちをされ、裸で立たされる状況に触れて、取調官が追及する。

 彼女たちを拘束した理由について、男性軍属はこう答えた。「抑留したのは彼らを淫売(いんばい)屋に入れることができるための口実を設けるために警備隊長の命令でなされたのであります」

 46年5月16日付の尋問調書では、ジャワ島の民間抑留者の収容所にいたオランダ人女性が強制的に慰安婦にされたことを証言している。

 44年1月28日、インドネシア人警察官が彼女を含め計7人の女性や少女を日本軍捕虜収容所事務所に連れていき、日本人に引き渡した。さらに車で小さな収容所に運ばれた。同年2月3日に医師による健康診断を受けた際、日本人向けの「娼楼(しょうろう)(brothel)」で働かされることを知ったという。

 「労働日には娼楼は日本将校のために、日曜日午後は日本下士官のために開かれ、日曜日の午前は兵卒等のために保留された。時々一般の日本人が来た。私は常に拒絶したが無駄だった」

 フランスが提出したベトナム人女性の口述書の抜粋には「日本人はフランス兵と一緒に生活していた私の同国人数人に、光安に設けた慰安所(brothel)へ一緒へ行くよう強制しました」とある。

 中国の「軍事委員会行政院」が46年5月27日付で作成した資料は日本軍の桂林での残虐行為に言及、「四方より女工を招致し、麗澤門外に連れ行き脅迫して、妓女(ぎじょ)として獣の如(ごと)き軍隊の淫楽(いんらく)に供した」と記す。東京裁判の判決も桂林の残虐行為に触れた中で、「工場を設立するという口実で、かれら(日本軍)は女工を募集した。こうして募集された婦女子に、日本軍隊のために醜業を強制した」と認定している。

 一連の資料について林教授は「これらは各国が作成した公文書であり、判決でも強制したことが事実認定されている。サンフランシスコ平和条約で戦犯裁判を受諾した日本には、これらの文書の意味は無視できないだろう」と話している。

(朝日新聞/2007年4月15日)
http://www.asahi.com/national/update/0414/TKY200704140400.html
偉いぞ、林さん(誰だか知らんけど)。
大学教授にもまともな人がいたんだねえ。

日本の現代史と戦争責任についてのホームページ
http://www32.ocn.ne.jp/~modernh/


嘘つき〜!  証拠はないだと〜?  広義も狭義も関係ね〜の!
おじ〜ちゃ〜〜ん!

右へ参ります



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ついにでた産経新聞の狂気/古森記者、慰安婦問題で大戦果発表!

大本営発表というものは昭和二十年の敗戦と共に廃れたとばかり思ってましたが……。

「組織的強制徴用なし」 慰安婦問題 米議会調査局が報告書

【ワシントン=古森義久】米国議会調査局は日本の慰安婦問題に関する決議案に関連して議員向けの調査報告書をこのほど作成した。同報告書は安倍晋三首相の一連の言明を「矛盾」と批判しながらも、焦点の「軍による女性の強制徴用」については軍や政府が全体としてそうした政策をとってはいなかったことを認める見解を明らかにした。

(産経新聞/2007年04月12日)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070412/usa070412000.htm

とにかく言うことが、中央日報や赤旗が伝えるのと正反対なんですよ。
おそらく米国議会調査局が伝えた内容とも正反対ではないかと思われます。まあ、どちらを信じるかは人間としての品格によるでしょうけど。

ともあれ、この報に接したネット右翼がいつもの下卑た悦びをあらわすサマには、「大戦果発表」のデマに踊らされ、狂喜する戦時中の皇国臣民を目の当たりにする思いさえしてきます。

でもこいつら、旧時代の日本人と違って、情報にも教育にも恵まれてるはずなんです。
いったい何が足りなくて、人間としての出来ワルぶりをこうもさらして恥じずにいるのでしょうか?

まあ、論より証拠。
長く、読みづらい文章ですが、米議会調査局による問題の報告書を、各章の結論部分だけ妙訳したものがあるので、以下に引用します。


日本軍慰安婦制度


結論その1

第二次大戦前と戦中の慰安婦制度を日本軍と日本政府が全面的に中心となって設立し運営したことについて、1992年以降の日本政府が認知していることについて疑いの余地はほとんどない。
しかしながら、安倍総理の議論を呼んだ2007年3月の声明以前から、認知している筈だということの説得力は、多くの人にとって弱くなっているように見える。
それらは多くの議論を呼んだ日本の歴史問題、小泉総理の靖国神社参拝(日本の戦死者が祀られる、また14人のA級戦争犯罪者も祀られている)、歴史教科書問題、上記に引用したような文部大臣をはじめとする多くの日本の政治家による発言などが原因だ。
歴史認識に対する論争は日本で現在も続いている。歴史教科書問題は主要な論争の場所だ。そして、何人かが教科書から慰安婦問題に関する論争を排除しようと主張している傾向からは、日本の総理大臣が慰安婦たちに送った手紙の中の「過去の歴史に正面から向き合い、それを将来の世代に正確に伝えます」という約束についての懐疑を増す結果となっている。


結論その2

日本において、慰安婦問題は、1930年代と第二次大戦中の日本の歴史についてどのように見るか、といったより大きな論争の中の一つである。
自民党の「日本の歴史教育を考える会」に代表される日本の歴史修正主義者たちは、この期間の日本の戦争犯罪的な行為に対して、無実であることの証拠を探している。
歴史修正主義に反対する人は、日本歴史の否定的側面を認識し、それを日本の未来の世代に教えていくべきだとしている。
最近のこの論争の例として、他の歴史問題を含んでいるが、日本文部大臣が高校の歴史教科書から一節を削除したものがある。
その一節とは「日本軍が1945年の沖縄戦において数千の沖縄島民を自決させた」という記述だ。


結論その3

アジア女性基金は、日本政府や基金のスポンサーやリーダーたちから、元慰安婦の女性に補償をして援助をするための正真正銘の努力をしていたように見える。
既に述べたように、いくつかの政府は、アジア女性基金の協力を受け入れたように見えた。


結論その4

アジア女性基金が賠償するか日本政府が公式に金銭的な補償をするように要求するかという議論を呼んだ問題は、主に、法的責任かそれとも道徳的責任かといった問題に等しい。
日本政府は、日本の平和条約、いくつかの国と結んだ賠償条約、そして1965年の日韓基本条約を、信じられる法的根拠としているように見える。
2006年2月、アメリカ最高裁判所は「Joo対日本」裁判の裁定は、その日本の立場を強化したように見える。
しかしながら、公式な賠償の要求とは、強い道徳的な要素を持っている。
何人かのアジア女性基金の擁護者さえ、日本はドイツの例を参考にして、強制労働されたり戦争で捕虜となった人などの他の虐待されたグループに対する、総合的な民間管理の基金を設立すべきだと提唱している。
これが実現すると、いくつかの不確かなものに道を開かせる。
1945年のアメリカの焼夷弾投下(推定八万以上の日本人が死んだ3月9日の東京空襲をはじめとする)や1945年夏の原爆投下に対して、日本の市民がアメリカ政府に対して賠償を要求する可能性などだ。


結論その5

日本政府は、慰安婦に対する公式的な謝罪として二つの声明を言及している。
1993年夏の内閣官房長官河野の談話と、アジア女性基金からの援助を受け取った元慰安婦に対する総理大臣の手紙だ。
総理大臣からの手紙では、総理大臣はその手紙を「日本の総理大臣として」書いている。
どの言語でも全く同じ内容のこの手紙は、「謝罪(apology and apologies)」という言葉を使い、これらを、賠償を請け負った慰安婦だけでなく、すべての慰安婦に向けている。
評論家たちは不十分としているが、しかし、彼らは声明の不十分なところがどこであるかを具体的に言わない。
何人かの評論家は、謝罪の様式として、日本の議会による謝罪をすれば解決するかもしれないと提唱したが、全議会が一致してそのような解決策をとる見込みはあまりない。


結論その6

2007年3月の安倍総理の声明のいくつかは、河野談話と総理大臣の謝罪の手紙の再確認が含まれており、この認識と謝罪のトーンは続いている。
しかしながら、声明のほかの部分では、河野談話と総理大臣の謝罪の手紙の要素と矛盾しているように見える。
慰安婦制度の「募集」という要素に対する彼の強調は、(移動、設立、慰安所の認可、慰安所における慰安婦の管理といった)日本軍が深い役割を持っていた慰安婦制度のほかの側面を矮小化させている。
募集の殆どは軍によって直接実行されていたのではないかもしれない、とくに韓国においては。
しかし、安倍政府による、募集の際の軍の強制に関するあらゆる証拠の否定は、政府が調査した1992-1993年の報告書の証言に反している。
田中ユキの「日本の慰安婦」という本における、アジア各国とオランダの二百人近い慰安婦による四百以上の証言にも反している。


結論その7

ひとつには、これら慰安婦たちの証言の信憑性が、安倍政府と自民党の日本の 歴史教育を考える会の論点になっており、また一つには、河野談話と1992-1993の政府報告書が論点となっている。
河野談話と政府報告書は、部分的に、元慰安婦の証言を根拠としている。
現在の衆議院議長である河野洋平は、2007年3月30日に、彼の1993年の談話は16人の元慰安婦に対する政府の調査に基づいていると言った。元慰安婦たちには酷い苦難を経験した人だけにわかる状況を何度も説明をしてくれるよう頼んだという。
その反対側では、2007年3月16日のを含む安倍内閣の声明や、強制連行の明確な証拠は何もないと主張する日本の歴史教育を考える会の代弁者らは、彼女たちの証言を信用できる証拠とは考えられないとして拒絶しているように見える。
伝えられるところによると、すこし前(?)、安倍総理は、国会議員から元慰安婦の証言の信憑性についてどう考えているか質問されたときには、ノーコメントだったという。
安倍政府と歴史教育を考える会は、彼らの立ち場を、特に韓国において慰安婦たちの徴募の殆どは、詐欺をしたり家族を脅したりして連れてきた民間の女衒たちによって行われたものであり、物理的な強制連行ではないとしている。何人かの慰安婦たちは物理的な虐待を受けたと主張しているが。
さらに、強制連行の明白な証拠がないという論点は、オランダの戦争犯罪法廷が見つけた証拠や判決(三人の死刑を含む)を無視するか拒絶しているように見える。この裁判は、日本軍の将校と軍に雇われた4人の民間人、オランダ領東インド(現インドネシア)に住んでいたオランダ人と他の女性たに売春を強要し、レイプした事件に対するもの。
これは、安倍政府が、1951年の平和条約の11条を拒否しているのではという疑いを強く抱かせる。
11条とは、「日本は、極東軍事裁判および他の連合軍によって裁定された軍事裁判の結果を、日本国内外問わず受け入れる」というものだ。


結論その8

別の明確な、慰安婦たちの証言を拒絶したことによる結末は、1970年代に拉致された日本の市民について北朝鮮は責任があるという日本政府の訴えの国外からのサポートの目減りだ。
2007年3月24日のワシントンポストはこれを指摘して「安倍晋三の二枚舌」という記事を載せた。この記事では、安倍首相の北朝鮮の拉致に対する説明責任の主張と、「彼の平行しておこなっている、第二次大戦中に行った数万人の女性に対する日本の虐待、レイプ、性奴隷化に対する責任を撤回するキャンペーン」と対比させている。
社説では「もし安倍首相が、拉致された日本市民の運命に対する国際的な認知をしてくれるサポートが欲しかったならば、彼はまず日本自身が行った戦争犯罪への責任があることを受け入れ、彼がおこなった犠牲者への中傷の謝罪をするべきだ」と主張している。
それゆえ、元慰安婦の百以上の証言を拒絶することは、外側から見ると、北朝鮮が日本の市民を拉致したという日本の主張に対する信憑性に疑問を抱かせるように見える。


結論その9

総理大臣の矛盾する声明は、河野談話を修正もしくは撤回したいと考えていておそらくは慰安婦制度に対する日本軍のあらゆる責任を無実化させたいと考えている自民党の日本の歴史教育を考える会を支持しないまでも宥めることに役立っている。
この問題の研究(とこれらの国会議員たちが主張している)と、それに対する日本のメディアや世論の反応は、歴史修正主義者たちの現在および将来の影響範囲を示す重要な指標となっている。


結論その10

たくさんの慰安婦論争のなかで見逃されやすい論点は、連合軍や支配国の元慰安婦の女性たちは、アジア女性基金から、補償を受けたり援助を受けたりする十分な自由があるのだろうかということだ。
フィリピン、インドネシア、オランダでは十分な自由があるように見えるが、台湾では思いとどまるように言われており、韓国ではアジア女性基金からの援助を受け取らないように脅迫されている。
韓国政府自身が設立した基金の元慰安婦への支払い金額は気前がいいけれども、韓国政府と韓国のNGOはそれを、アジア女性基金から援助を受け取らないように圧力をかけたり脅迫するための道具として使ってきた。
韓国の報道は、慰安婦問題について言及するときにしばしばアジア女性基金を中傷し、それが非公式であるがゆえに多くの元慰安婦の女性たちは援助を拒否し、ほんの少しの人数の女性たちしか援助を受け入れようとしていないという。
広報と同様に韓国政府も、韓国政府が慰安婦たちが援助金を受け取らないように脅迫した1997年のエピソードを無視した態度をとり続けている。


結論その11

最後に、アジア女性基金と韓国政府および台湾政府の基金の記録が示唆するものとは、どんな補償や援助プログラムでも、元慰安婦からの反応は五百人以上は引き出せないということだ。五百人とはこれらの基金で手を挙げた人たちの人数である。
昔慰安婦であったという過去が明るみになることは、社会的な汚辱となり、それが多くの女性たちに証言させることを抑止しているように見える。

(埼玉県三銃士さん翻訳/2chニュース23板関連スレッドからの抜粋)
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1176337052/
どう贔屓目にみても、ウヨクさんを悦ばせる内容なんかじゃないですよね。
なぜに産経の馬鹿記者さん、末期癌の人にどこも悪くないと偽り、ぬか喜びさせるような真似をするのでしょう?

フツウの神経さえあれば、民主主義国家アメリカの議会が日本の歴史修正主義者に味方はしないとわかるはずですが、ここまで追い詰められると、すべてを自分に都合よく思わないと耐えられないのかもしれません……って、さっさと事実を認めて謝っちゃえば済むんだ。 ボケ!


関連リンク

[デマ]またか!産経 古森義久が印象操作?(美しい壺日記)
http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-50.html

古森義久氏、姑息な報告をする(黙然日記)
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20070412

「従軍慰安婦」での米議会報告指摘/全段階で日本軍が関与(赤旗)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-04-13/2007041306_01_0.html

慰安婦:「日本政府・軍の強制動員関与、証拠は明白」(朝鮮日報)
http://www.chosunonline.com/article/20070410000007

米議会調査局(CRS)の報告書の一部翻訳(解決不能)
http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20070412/p3


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安倍一賊(あべいちぞく)、その命運

12日、衆院で国民投票法案が強行採決されましたね。
ケッコーなことです。
それでは、今後はどうなるか?

安倍晋三と愉快な仲間達(以下、「安倍一賊」と表記)は間違いなく、参院でも強引に可決させてしまいます。
ケッコーなことです。

それで、待望の国民投票がおこなわれるわけです。
結果は言うまでもありません。
安倍一賊は、憲法九条を改め、日本をこちらから攻めていける国にするでしょう。
またまたケッコーです。

さらに、そのあとで?
いよいよアメリカが動きだします。
アメリカは、用なしとなった「安倍一賊」を潰しにかかるでしょう。
口実は、「慰安婦」であれ「靖国」であれ「南京」であれ、どこからでも見つけられます。

だって、当然じゃないですか。
安倍一賊は、アメリカに打ち負かされた過去を美化し、正当化してるんですよ。

いつでも戦争おこせるようになった国でアメリカへの怨みを忘れない連中を野放しにするなんて、アメリカのネオコンがそこまでお人好しなわけないでしょう。
ぼくがアメリカ人だとしたら、そんな国と同盟関係のままなんて真っ平御免です。

アメリカにとって安倍一賊は、日本をアメリカと協調して軍事行動できるようにするためだけに必要で、その一点でのみ利用価値があるのです。
改憲なったあとの安倍一賊はアメリカにとってウザイだけの存在。

だから、安倍一賊は確実に政権の中枢から追いやられます。
そして、アメリカに親近感をもちながら、もっと謙虚に自国の過去と向き合える政権と入れ替えさせるでしょう。

アメリカはそうやって、戦後日米関係の総決算をおこなうに違いありません。

はい。ケッコーのきわみ!

めでたいことばかりじゃありませんか。


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慰安婦問題/心のない屁理屈では世界に通じない

ウヨ厨


世界という
超えられない壁

都知事選以来、ひさびさに心が晴れやかになるニュースがきました。

慰安婦問題にかぎらず、海外で旧日本の戦争責任を問われる場面になると、日本では暴れ放題の歴史修正妄者も、いつものわがままぶりを通せず、まさに完敗状態となりますね。

ものすごく痛快です。


慰安婦:「日本政府・軍の強制動員関与、証拠は明白」

米国議会調査局は最近、旧日本軍の「従軍慰安婦」に関する報告書をまとめ、その中で「日本政府と旧日本軍が慰安婦の強制動員に関与した証拠は明白であり、旧日本軍が慰安婦の募集から慰安所の運営に至るまですべての段階に関与していた」という見解を示した。

 この報告書は、米軍がビルマで発見した約二十人の朝鮮人慰安婦らの証言や、ホレース・アンダーウッド博士が1942年に日本政府によって韓国から強制追放された直後、韓国の女性が日本軍の慰安婦として強制動員された事実について米国政府に報告した記録などを基に、このような見解をまとめた。

 今回の報告書は、昨年作成した11ページにわたる報告書の内容を23ページまで大幅に補強したもので、米国議会の議員らに配布された。昨年の報告書では、旧日本軍の従軍慰安婦問題については客観的な事実についてのみ記載していたが、今年の報告書では「日本政府・旧日本軍の過ち」について詳細に指摘している。

 報告書はまた、「証言によると、日本当局が女性たちをだまして慰安所に連れていった。彼女らの大部分が慰安所に強制的に抑留されたという点については疑いの余地はない」と記している。これは日本の安倍晋三首相が「慰安婦を強制動員したという証拠は十分ではない」と述べたのに対する公式な反論だといえる。

(朝鮮日報/2007年4月10日)
http://www.chosunonline.com/article/20070410000007
嘘つき〜!  恥しらず〜!  女をいじめる変態国家〜!
 
強制じゃなかったんだ〜!
(だまして連れてきたから)


慰安婦は高給取りだ〜!
(現地の物価は法外に高く、
支払いは軍票。敗戦で紙くず)

うよ〜〜〜っ!
日本政府は謝罪済みだ〜!
(自分はちっとも反省してない
しかも河野談話を否定してる)


物的証拠はないんだ〜!
(終戦時に処分したから)



しかし、まあ・・・。
日本のことなら何でもヨイショして甘やかすから、
こーゆー人格が形成されたんでしょうけど、
海外にまで嘘の言い訳するなんて、どこかの総理みたいで見苦しいですよ。
世界の現実って、「夢の楽園2ちゃんねる」と大違いなんだからw


関連リンク

従軍慰安婦問題・慰安婦高額報酬説のトリック(誰かの妄想)
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10030549652.html

Japanese Military's "Comfort Women" System(米国議会調査局の報告書)
http://japanfocus.org/data/CRS%20CW%20Report%20April%2007.pdf

慰安所設置は軍の指示 オランダ戦犯裁判判決文に明記(萌やログ)
http://blogs.yahoo.co.jp/j_constitutional_law/47623921.html

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ジジイのつくった死なせる映画

右も左も待望してた、石原慎太郎製作の特攻隊映画が一丁あがりです!

つくったひと

製作総指揮・脚本
石原慎太郎
監督
新城卓
ほか

でてるひと

岸恵子
徳重聡
窪塚洋介
筒井道隆
ほか

公式サイト

http://www.chiran1945.jp/

東映映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』



特攻隊を描いた映画やTVドラマ、漫画等はこれまでにも数知れずありました。
『雲ながるる果てに(1953)』『あヽ同期の桜(1967)』『あゝ決戦航空隊(1974)』『英霊達の応援歌(1979)』『連合艦隊(1981)』『ウインズ・オブ・ゴッド(1995)』『君を忘れない(1995)』『人間の翼(1996)』……。

「自虐史観」とやらを目の仇にする連中の言い分と異なり、独立後の日本で「カミカゼ」がタブー視されたことなどないので、石原慎太郎が何かスゴイこと成し遂げたとか誤解なさらぬように。


な い よ う
 太平洋戦争の末期、特別攻撃隊の編成により、本来なら未来を担うべき若者達の尊い命が多数失われていった。
 そんな中、特攻基地を持つ鹿児島県川辺郡知覧の町に、彼らが母のように慕う女性の姿があった。
 本作は”特攻の母”として知られる鳥濱トメさんの視点から、若き特攻隊員たちの青春や真実のエピソードを連ねて描いた戦争群像劇である。


ちなみにトメさんを演じる岸恵子は、若い頃、来日したデビッド・リーン監督から熱を上げられ、話題まいた人。
恋の行方がどうなったかは知りません。でもしばらくのち、リーンがロケ地セイロンから彼女に送った手紙の文面が、「きみが恋人を伴ってぼくの所を訪ねてくれたら、とても嬉しい」という内容(!)
さすが色恋の達人、口説くのばかりか別れの切り出し方までみごとだと感服したものです。
あ。脇道に逸れちゃった。 


お は な し
 本土侵攻の足がかりとして、米軍はついに沖縄に上陸。
沖縄を死守するべく、鹿児島の知覧飛行場は陸軍の特攻基地となり、そこから439名もの若者たちが飛び立っていくことになった。
 軍指定の富屋食堂を構え、若き飛行兵たちから実母のように慕われていた鳥濱トメ(岸恵子)は、二度と帰らない彼らを引き止めることもできず、複雑な想いを胸に秘め、母親代わりとして慈愛の心で見守り続けていく。


な〜んだ、つまんない!
盛大にらっぱを吹き鳴らした軍国主義大讃美の大馬鹿問題作で、お笑いかましてくれるかと期待してたのに。
毒にも薬にもならない、ただ「特攻隊、かわいそう。でも、エラいね」って泣かせるのが目的だったのか?
どうやら、たんなる凡作を一本つくりあげただけのようなのです。

脚本も手がけた石原慎太郎は、イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』について、「予想より占領に手間取ることになった米軍側の焦燥感が描かれず、島のどこで戦っているのか説明不足」とか毒づいたといいます。

では、石原の『死ににいく』のほうはどうなのか?
こちらのほうこそ、真の戦史を知るうえで必要なことが何も描かれていないのではないでしょうか。

トメさんが見た特攻兵の悲哀ばかりが「実話ダネ」として拡大され、「あの時局で大日本帝国の軍と政府が、戦争の現状を自覚し、ただちに(いや、もっと前に)継戦を放棄したならば知覧にいた若者達は死なずに済んだ」という、より大きな事実のほうは、まるで描かれない、というより意図的に省かれているに違いありません。

もしも観客に、祖国がすみやかに降伏したなら登場人物らは祖国のため命を捨てずに済んだのだとわかれば、脚本家が狙ったような感動は成立しなくなってしまうからです。



関連リンク

「俺は、君のためにこそ死ににいく」?(デザイン夜話)
http://sivaprod.exblog.jp/6693551/

あえて言う。特攻は自爆テロとどこが違う?(中村謙太郎の「フィィィル!」)
http://blog.livedoor.jp/m-11_34234/archives/50295063.html

自爆テロと特攻・真珠湾攻撃(アジア太平洋戦争インデックス)
http://www.geocities.jp/torikai007/war/terror.html

愛のカタチ(キリスト者として今を生きる)
http://blogs.yahoo.co.jp/starstory60/31256614.html

石原の戦争映画〜あの戦争は、やっぱり感動的だった(半哲学的談笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/jinne_lou/47919270.html

カミカゼ=タナトロジー(当ブログ)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50049623.html

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やな都政だなあ

都内の有権者の皆さん。
もしかして、「石原慎太郎でさえなければ誰でもいい」とか思ってません?

いやね。
ざらっと眺めたかぎり、そう考えてる方がけっこう多い様子なので……。
ぼくは都民じゃないし、誰が都知事になろうがどうでもいいわけですが、それでも東京といえば日本全体の顔なので、やはりキワドイ人が首長の座におさまってほしくもない。

まあ、今の奴はたしかにひどすぎます。
こいつのせいで、東京は進歩から百年も逆行し、世界でいちばん遅れた首都に成り下がりました。八年も続いた暴政に懲りてる人達が「誰が都知事でも、あれより悪いのはもう出ない」と思いたくなる気持ち、よくわかる。

けれど株価の動きとおなじで、順当な予想は裏切られるのが世の常、人の常。

たしかに浅野という人は、「石原よりはマシ」かもしれません。
(実際、ぼくが都民で選挙権があれば、まちがいなく浅野に投票するでしょう。)
しかし、浅野に代わっても、都政は右寄りのままなんじゃないでしょうか。
もともと彼は保守系の人だし、首都に垂れこめる「日本会議」の暗雲を吹き払えるほど強い風を起こせるはずがありません。

ムッソリーニの暴政が国民に嫌気されたように、石原にもう四年やらせて支持層にまで愛想尽かしさせ、ブーイングの中で退陣させるのも手かもしれないのです。
ああいう性格なので放っておけば、「拉致被害症」の安倍が慰安婦問題で世界を敵に回したように、石原もいつか、さらけ出したファシストの姿を粉微塵に砕かれる壁にぶち当たるはず。

以上はあくまで、いよいよな結果が出た場合の思いきり方です。
明日つぶれてもらえれば、それに越したことはありませんけどね。


さて。
打倒石原を叫び浅野のもとに結集した人々が喉から手が出るほど欲しいのが共産党推薦の吉田氏が抱える票田でしょう。
これが、民主党も応援するかたちとなった浅野票と合流していれば、老いぼれの税金泥棒を首長の座から追い落とすことができた。でも共産党は、浅野をいかし石原を葬るという策略に乗ってくれず、自党候補を擁立せずに身を引くことをしなかった。

だからって、共産党を責めるわけにもいきません。
どの政党にもそれぞれの事情があるのだし、なんといっても、石原の支持率をここまで低下させたのは『赤旗』の功績ではありませんか。
逆に、今の浅野の支持票を吉田票に合流させるのが筋だったかもしれないのです。

石原憎しで浅野を持ちあげる自称リベラルの中には、スペイン内戦の例を持ちだしたり、変なたとえで共産党への敵意をあおる者までいたほどで、気持ちはわかるんですが、戦いを挑む本当の敵を間違えてるのではないでしょうか。

本当の敵は誰なのか?
石原に都政をたくし、首都を今のような状態に追いやったのは、彼に票を投じた、ほかならぬ数百万都民なのです。

その都民のモラルが今のままなら、都知事の首だけすげかえても都政をいかす土壌は変わらない。なにより求められるのは、知事の任命に責任をもちながら、妙なプチブル趣味に染まった人々の意識を浄化することじゃないでしょうか。

もちろんそれは、容易なことではありません。
日本人は他人の真似は上手でも、自己のありようを根本から変えるのはとにかく苦手な人が多いですから。百万の石原慎太郎を首都から追い出すのと同じで、絶望的にむずかしいと言っていいでしょう。

けれどもそれをやらないかぎり、日本はいつになっても真の民主主義国家にはなれないし、やがて世界の秩序と相容れない日本会議ファシスト政権が諸外国から叩き潰されるというかたちで今の事態は終焉を迎えるしかないように思えてくるのです。



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油そそぐ馬鹿

 馬鹿たちがまた、火に油を注いでますよw
歴史教育議員の会が訪米へ

自民党有志の「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」(会長・中山成彬元文科相)は、従軍慰安婦問題で安倍首相の謝罪を求める米下院決議案の採択を前に、同会の中山泰秀小委員長らを米国に派遣することを決めた。決議案に賛成しないよう、議員らに働きかける。

同会は、河野官房長官談話の見直しを求めて活動してきた。26日からの首相の訪米への影響を避けるため、メンバーはその後に米国を訪れる見通しだ。

(朝日新聞/2007年04月05日)
http://www.asahi.com/politics/update/0405/TKY200704050345.html

首相がブッシュに河野談話の継承を確約したあとから、これだもんね。
ブッシュもさだめし呆れ果てるだろう。
「河野談話を継承する」とは、まさに中山成彬のような輩を野放しさせないことなのに、アメリカで口先だけの謝罪をした安倍と入れ違いに、そういう奴らが押しかける算段とは。

米政府内に「官邸は国家主義者の集まりか」と危ぶむ声があるそうだが、ぼくにいわせると、もう官邸はまるだし馬鹿の集まり〜♪


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今回の「慰安婦ショック」が教えてくれるもの


世界的な包囲網を形成した観がある慰安婦をめぐっての対日非難。
今回の件では、心ある日本人もふくめ世界中が被害女性の味方に回りました。
地球上の針の先で突いたように小さな一点、永田町をのぞいて。

「証拠はない」「強制ではない」「発言を誤解された」
永田町の声はいかにも支離滅裂で、その場しのぎの繰り返しという印象ですが、なんとかして責任の押しつけから逃れたいとの一途な思いだけは際立っています。

たぶん、安倍晋三の本音はこうなのでしょう。

「自分は兇悪きわまる拉致事件に挑んだ英雄行為により国民から崇敬さるべき存在。なぜ、海外から卑猥な言いがかりで戦犯のごとく扱われ、大昔のことで謝罪せねばならんのだ?」

日本のトップにありながら、自分の地位と過去の史実との因果関係がなにもわかってないんじゃないかと思います。
その安倍は先頃、ホワイトハウスとの電話で、「河野談話を継承する」意思をあらためて伝えたそうですが、だから今更どうした、と言いたくなります。

日本国総理が合衆国大統領に確約したからケリがつくほど簡単な問題なのでしょうか?

嘘つき〜!  恥しらず〜!  女をいじめる変態国家〜!
 
強制じゃなかったんだ〜!
(だまして連れてきたから)

慰安婦は高給取りだ〜!
(現地の物価は法外に高く、
支払いは軍票。敗戦で紙くず)

うよ〜〜〜っ!
日本政府は謝罪済みだ〜!
(自分はちっとも反省してない
しかも河野談話を否定してる)

物的証拠はないんだ〜!
(終戦時に処分したから)

すでに口先だけ慎ましくすれば済ませられる時代ではないのです。
安倍ひとりが謝罪してそれを国民が他人事のように眺めているようでは、世界はけっして納得してくれません。

また、日本人の立場にあるならば自国の指導者を非難することで片付けられる問題でもないのです。
ぼくらの祖父を、ぼくらの父を、そして慰安婦たちの苦難について無知なまま戦後を生きたぼくら自身を、罪の関与者と認め、責を受けなければならないからです。

しかも、この償いの気持ちは、今この時だけで終わらせず、日本人すべてが子々孫々にまで継承していかなければなりません。
ほんとうに幾万もの女性達がこうむった非業の運命に対して悔いているなら、次世代によっておなじ暴挙が繰り返されないよう、かたちある対応がなされなければなりません。

日本の男は女性を虐げる暴漢ばかりと思われかねない現状で、日本への信頼を回復するにはそれくらい断固たる施策が必要なのです。
安倍は、ぼくら日本の国民ひとりひとりに、過去の自国の落ち度について自覚させなければいけないんです。

「強制連行じゃなかったし、謝罪も必要ない」と言いはるバカモノを一喝し、学校でも従軍慰安婦の悲惨さを明確に教えるようにしなければなりません。
それができてこそ、立派な一国家の指導者といえるのです。

そこにおいてやっと、国家的な暴力によって青春と余生をズタズタにされた彼女達の犠牲は、無駄にならず、後世に生かされたことになるのです。


「もし仮に、強制連行が皆無で、慰安婦は全く不満を感じておらず、全てが本人の意思による売春だったとしても、国家が募集した、というただ一点において非難されてしかるべき、というのが慰安婦問題である。」

従軍慰安婦問題の論点(誰かの妄想)
http://ameblo.jp/scopedog/entry-10029994440.html



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