戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

2007年07月

二つの電波塔/産経と2ちゃんども、慰安婦決議のショックで狂気全開!


産経新聞と2ちゃんねる。
お似合いのゴロツキ二人組。
真実をけっして受け容れず、妄想を発信し続ける二つの電波塔。

その2chでは、削除人どもがあいかわらず愚かなジエンをやってます。
よっぽど悔しいんでしょうねw
       

『朝日は米慰安婦決議の出席者10人である事実は報道しません。報道したのは産経だけです』
http://news23.2ch.net/test/read.cgi/news/1185876403/


見苦しい!


こいつら(産経と2ちゃん)って、米議会調査局が慰安婦問題での報告書を出した時もおなじ態度だったでしょ。
馬鹿記者の古森が報告書の内容が実際とまったく逆のように伝えたのを真に受け、お祭り騒ぎで浮かれてたんです。
ついにでた産経新聞の狂気/古森記者、慰安婦問題で大戦果発表!

サンケイ(古森)の記事が完全な捏造だったのは、右系のブログですら認めてるのに。
             
【慰安婦問題】産経vs中央日報-どちらが正確?(毒吐き@てっく)
http://tech.heteml.jp/2007/04/vs_1.html

しかし、この期に及んでも、唯一の拠りどころとするのが産経新聞の報道とは……。
『決議案の共同提案者は下院議員総数435人のうち167人に上ったものの、決議案が採決された際に本会議場にいたのは、わずか10人程度。発声による投票の結果、出席者から異論は出なかったため採択された。』

(産経新聞/2007年7月31日)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070731/usa070731001.htm
十人で票決だと具合が悪いのでしょうか?
アメリカ合衆国議会を代表する決議の正統性に変わりはないはずですが。

ちなみに、産経の報道では出席者を「10人程度」と記すだけでその理由については何も説明しませんが、読売新聞はこう伝えています。
この日の決議は、手続きを簡略化し、下院(定数435)の定足数(218)未満でも審議できる「議事規則の適用停止」が適用された。実際に出席した議員は数人で、発声による投票で異議は出されず、議長が可決と認定した。』

(読売新聞/2007年7月31日)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070731it02.htm
つまり、本会議場にいた議員が十人だったのは、支持する人がそれだけだからではなく、逆に、圧倒的多数による可決が確実な見通しで、いまさら全員が揃う必要なしと判断されたという証です。
(決議案はすでに、外交委を39対2という大差で通過している)
ひるがえして見れば、このような、わずか数人に審議をまかせられる議題は滅多とはありません。

ところが産経の記事だけ読むと、がらがらで人気のない議場にかろうじて顔を見せたわずかな数で取り決めたような寒々とした印象を受けてしまう。
はじめからそういうイメージ操作を狙った、負け惜しみ根性まるだしの書きっぷり!
それに藁にもすがる思いでしがみつき、「10人…」「10人…」と呪文のように唱えることで心のバランスを保とうと必死でいる、2ちゃんねるのウヨ虫ども!
(書き込みの大半はいつものように、削除人の虚しいジエンですが)

ほんとうに寒々とした心象風景がうかがえるのは、どっちなのでしょうか?
どこまでも、狂った集団と言うほかありません。


「出席者わずか10人」で2ちゃんども大騒ぎ!

そんなことより……
なぜ1人の反対者もいなかったのか?
そちらのほうこそ由々しいこと

十人全員が決議案を支持。
三分の二以上の賛同を満たして成立
反対者六人
で廃案にできた


安倍政権はあれほど大仕掛けなロビー活動をおこない、決議案の成立を妨害したはずなのに、「出席したわずか数人」の中に日本に味方する議員が一人もいなかったという事実こそ、すべてを語ってくれているようです。
10人の賛同者に対し、あの議場にたった6人の反対者を送りこむだけで決議を阻止することができたのに、そうならなかったとは……。

「10人…」「10人…」と声を張りあげる2chの削除人には、決議に反対する議員が「6人」すら揃わなかった理由を是非とも説明してもらいたいところです。

反対したのが、6人もいない……

ていうか、1人もいなかった!!!




まさしく、決議案を推進する側の完全勝利の図にほかなりません。




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慰安婦決議案「121」成立


可決された模様です。

米下院、慰安婦決議を採択
=本会議で初、日本に謝罪要求−安倍政権に打撃

 【ワシントン30日時事】米下院は30日午後(日本時間31日未明)の本会議で、従軍慰安婦問題に関する対日謝罪要求決議案を採択した。決議に法的拘束力はないが、参院選の与党惨敗で政権基盤の弱まった安倍晋三首相にとっては大きな打撃で、同盟強化を進めてきた日米関係に影響が出る可能性もある。

 決議の採決は発声投票により実施。出席議員から「異議」は出されず、議会規則が定める「三分の二以上の賛成」が認定され、全会一致に近い形で採択された。

(時事通信/2007年7月31日)
http://www.jiji.com/jc/s?k=2007073100048




あらゆる未熟な大人に対する、人間の心の勝利に


米下院、満場一致で決議案採択

 米国下院は30日午後3時11分(韓国時間31日午前4時11分)、日本軍性奴隷(慰安婦)決議案を本会議に公式に上程し、満場一致で通過させた。米国議会で日本軍性奴隷決議案が本会議に上程されたのは史上初めてだ。

 米国下院のトム・ラントス外交委員長は冒頭で「第二次世界大戦当時、日本軍が占領したアジアと太平洋の島々で若い女性を性奴隷として強制的に動員したいわゆる慰安婦問題について、日本政府は明白ではっきりした姿勢で歴史的責任を公式に認め、謝罪することを受け入れなければならない」と語った。決議案を発議したマイケル・ホンダ議員も「歴史には時効がない。日本政府は反人倫的人権侵害に対して明確な謝罪を行うべきだ」と述べた。

 ファリオマベガ議員は「これまで日本が慰安婦問題について謝罪したという内容はすべて個人の見解であり、日本政府と首相の公式の謝罪ではなかった。過去の過ちを認めよ」と促した。

 トマス・デービス議員は「性奴隷事件は人間が人間に犯し得る最も残忍なことだった。この地球上で再びそのようなことが起こってはならない」と強調した。

 スティーブ・ピアス議員は「日本はわれわれにとって重要な友邦だ。友人よ、今は事実を認めて謝罪する時だと言いたい」と述べた。

 ウルシー議員は「一つ重要な教訓は、女性は戦利品ではないということだ。これまで忍耐をもって最後まで戦ってきたイ・ヨンスさんのご苦労に感謝する」と述べた。ジャクソン・リー議員も「慰安婦問題は女性を性奴隷としたものだ。今日この日を迎えることができず、すでにこの世を去った慰安婦女性のためにこの決議案をささげる」と述べた。

 米下院関係者たちは「下院指導部が友邦である日本の選挙を考慮し、先月に下院外交委員会を通過したこの決議案の本会議上程を、今月30日に延期した」と述べた。

 日本政府は、日本軍性奴隷決議案通過阻止のため米議会に対して執拗にロビーを繰り返してきたが、米国下院は議事進行中に日本政府が心からの謝罪をしていないと非難した。

 この日、本会議に上程された決議案は、日本軍性奴隷問題を20世紀最大の人身売買事件と規定し、日本政府は日本軍性奴隷強制動員を否定する主張について公式的に反論すること、今の世代と未来の世代に対して教育することなどを要求した。

 この決議案はさらに、日本軍性奴隷問題について十分に謝罪したという日本政府の主張に対する疑惑が解消するよう、日本の首相が公式の声明を出すべきと促した。(ワシントン=崔宇晢特派員)

(朝鮮日報/2007年7月31日)
http://www.chosunonline.com/article/20070731000007
「歴史には時効がない」「女性は戦利品ではない」「友人よ、今は事実を認めて謝罪する時だ」……。
さすが、ほんとうに高い教育を受けた人々の発言にはストレートな説得力があるものです。
2ちゃんねるでみられる、ねじれた論議に引きずり込んで煙に巻くような真似は誰もしていません。
実に、気持ちが良いものだと思います。



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「121」をめぐる二つの戦い


参議院「121」議席をめぐる日本での戦いは終わりました。
決議案「121」通過をめぐって、米下院での戦いが始まります。

米下院、慰安婦決議案30日に本会議に回付

【ワシントン29日聯合】第二次世界大戦当時の日本軍慰安婦強制動員に対する日本政府の公式謝罪、歴史的責任を求める日本軍慰安婦決議案が、30日に米下院本会議に回付される予定だ。米議会消息筋が伝えた。同決議案は26日に米下院外交委員会を通過したが、回付時期は日本の参議院選挙への影響などを考慮し先送りとなっていた。
 米上院はもちろん、下院で日本軍慰安婦決議案が本会議に回付されるのはこれが初めて。日系三世のマイケル・ホンダ議員(民主党)が一月に発議した同決議案は、下院全議員435人の三分の一以上が共同発議者として参加した。米国内では日本の慰安婦問題歪曲に対する批判世論が高まっており、通過の可能性は高いと思われる。

(YONHAP NEWS/2007年7月30日)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2007/07/30/0800000000AJP20070730000400882.HTML
時差の関係上、30日といっても、これから始まるわけです。
本会議の模様は、以下のサイトにて、リアルタイムで伝えられます。
http://support121.org/

2ちゃんねるのような屁理屈もジサクジエンも通じない場所で、従軍慰安婦問題はどう審議されるのでしょうか?



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日本、最後の切り札も効き目なし


やっぱり、「イラク協力やめちゃうよ」とほのめかしても効き目なかった(つうか逆効果)らしいです。
だいたい、イラク復興と旧日本軍の婦女虐待とは次元の違う問題じゃありませんか。
歴史上の落ち度を蒸し返されると不都合だから今現在の対外協力をやめると言い出すとは、意識は旧軍のままなのかと疑ってしまいます。

アメリカも日系人の強制収容では非を認め、謝罪と賠償をしています。
そのことはアメリカの威信を貶めることにはなりませんでした。

「日本はそんなことしない」「他国も悪かった」で切り抜けるって、狭い日本の一部の人にしか通じないやり方なんですよね。
まこと、国外では負け続けの歴史修正主義であります。


イラク派兵
WP紙
広告
2CH
ゴー宣
121
米 議 会
日本軍
性奴隷制度
非難決議案

日本“慰安婦決議案”阻止のためにあがくが…

日本政府が米国下院の日本軍の慰安婦決議案処理を阻止するために総力をあげている。

日本側は米下院リーダーたちに「米国との関係を考え直す」という内容の書簡を送った。また大型ロビー会社を動員し、議員たちを個別攻略している。しかしこのような脅迫やロビーはむしろ逆効果を生んでいるようだ。

◆日本、恥辱避けようと必死のあがき=加藤良三駐米日本大使は先月22日、民主党所属ナンシー・ペロシ米下院議長を含む下院リーダー五人に「決議案を可決するな」と要求する書簡を送った。

決議案発議を主導したマイク・ホンダ(民主)議員はこの事実がマスコミを通じて知られた直後「日本の参議院選挙が終わる翌日の30日、下院全体会議で決議案を表決する」とした。参議院選挙敗北が予想される安倍晋三首相は決議案が通過されれば窮地に追い込まれる見通しだ。

 19日現在、決議案に署名した下院議員は全体435人中160人だ。決議案通過運動をしているワシントン汎民族対策委側は「決議案は出席議員過半数の賛成で通過される」と見通した。

ワシントンポストが18日に公開した加藤大使の手紙は「決議案を可決すれば日米両国の友好関係と信頼、広範囲な協力に悪影響を及ぼす」とし「日本は米国のイラク戦に協調してきた政策を見直すことがある」と脅かす内容を記した。新聞は「決議案が通過された場合、年金スキャンダルなどにより就任一年で支持率が30%以下に落ちた安倍首相にとってまたひとつ悩みのタネとなる」と報道した。

日本と韓国通であるマイケル・グリーン元ホワイトハウス国家安保会議アジア担当補佐官は「日本政府は米行政府を相手に『決議案が破棄されるよう議員たちに圧力をかけてくれ』というロビーが失敗すると、下院リーダーたちに直接攻撃的な内容の手紙を送ったもの」と説明した。

日本政府は決議案通過阻止のために二つのロビー会社と一広報会社を動員している。

◆日本ロビーむしろ逆効果=ワシントンポストは「今年、安倍首相が『慰安婦動員に強制性があったということを立証する記録がない』と述べると多くの米国議員が怒りを示した」と報道した。日本のやり方は米国の社会では通じないと冷ややかにあしらった。加藤大使の書簡も日本の考えと違い、逆効果を生んだものとみられる。彼が手紙を送った四日後の先月26日、下院外交委が圧倒的な票差(賛成39、反対2)で決議案を可決し、その直後、ペロシ議長は決議案を支持するという態度を発表したからだ。

下院消息筋は「加藤大使の書簡がかえってペロシ議長を刺激した」とし「30日の決議案表決の際、ペロシ議長が賛成の意思をまた明らかにするとみられ、それが雰囲気に大きな影響を及ぼすだろう」と話した。

書簡は最近「決議案が通過されれば日米関係が危なくなる」と主張した日系ダニエル・イノウエ(民主)上院議員の声明と相通ずる。
(ワシントン=イ・サンイル特派員)

(中央日報/2007年7月20日)
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=89464&servcode=200§code=200


慰安婦決議案の共同提案者、米下院議員164人に

【ワシントン19日聯合】米下院の外交委員会で可決され下院本会議での採決も近いとみられている慰安婦決議案に対し、共同提案者として加わることにした議員は19日までに164人に増えた。慰安婦決議案の採択を目指すワシントン汎同胞対策委員会が明らかにしたところによると、この日さらに三人の議員が慰安婦決議案に共同提案者として加わることを約束したという。委員会は来週も議会への働きかけを続け、本会議開催までに共同提案に加わる議員数を議員全体数435人のうち170人にまで増やしたい考えだ。
 米下院外交委員会は先月26日、旧日本軍による従軍慰安婦問題について、日本政府による公式謝罪や歴史的な責任などを求める決議案を賛成多数で可決した。

(YONHAP NEWS/2007年7月20日)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2007/07/20/0800000000AJP20070720000500882.HTML
この件で、つまりアメリカが日本の極右勢力を締め付けることで「日米関係が悪化する」というのはまるでナンセンスです。
むしろ、真の平和と友好を尊ぶならば、日本の歴史修正主義は一刻も早く潰さねばなりません。
うわべでアメリカの顔色をうかがい、腹の内では反米意識をたぎらせる「靖国派」の正体ほどあきらかなものはないからです。

「米軍への協力」という名目で憲法を改め、軍備を増強、いずれアメリカと渡り合える力をつけた日本は、かならずや公然と牙をむくことでしょう。
アメリカはけっして、日本の歴史修正主義と宥和してはいけません。
すでに政権を掌握するまでに跋扈した「靖国派」を放置し、彼らをこのうえのさばらせることで日米関係はほんとうに悪化してしまいます。

そうして「第二の太平洋戦争」が起こる、そんなことになるよりはずっといいのです。
アメリカにとって、世界にとって、そして日本にとって。



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「従軍慰安婦戦争」は、いよいよクライマックスだ!


「日本政府ならやりかねない」ことをやってくれました。
「米国議会で何百も成立する法案のひとつ」とうそぶいた割には、ずいぶん極端な対応をするものです。
窮鼠猫を噛むというか、とうとう本音をさらけ出しましたね。
日本政府が警告「決議案可決すれば日米関係悪化」
米ワシントン・ポスト紙報じる

 日本政府は、旧日本軍の「慰安婦」強制動員に対し日本政府の正式な謝罪を促す決議案が来月、米下院で可決されれば、日米関係は悪化するだろうと警告した。米ワシントン・ポスト紙が18日、報じた。

 同紙はこの日、加藤良三駐米日本大使が先月22日にペロシ米下院議長ら下院の指導者5人に書簡を送り、「慰安婦決議案可決は日米両国の深い友好関係と信頼、広範囲な協力において長期的に良くない影響を及ぼすことは明らか」と述べたことを伝えた。

 同紙が入手したこの書簡によると、加藤大使は決議案が可決されれば米国の対イラク政策を支持してきた日本の方針が変わる可能性もあることを示唆している。加藤大使は、このほど日本政府がイラク再建関連支出を2年延長したことに触れ、「決議案が可決すれば米国に良くない影響がある」と指摘した。日本は米国に次いでイラク再建に最も多く寄与している。

(朝鮮日報/2007年7月19日)
http://www.chosunonline.com/article/20070719000000
すると、数万の婦女を虐待した責任を有耶無耶にするためのイラク派兵だったわけですか?
こうもストレートなかたちで揺さ振りをかけるのが、どんな結果を招くかわからぬわけではないでしょう。

あいにく、日本から脅して応じるような米国議会じゃありません。
「日米関係が悪化」していちばん困るのが安倍政権なのは、アメリカ様も知り抜いてますし。

ついでに、記事をもう一件。
議会の慰安婦決議案、日本が下院回付阻止活動

【ワシントン18日聯合】米議会の「慰安婦決議案」下院本会議回付が迫る中、これを防ごうと日本側が盛んにロビー戦を行い、ワシントンの外交筋に波紋が広がっている。

 加藤良三・駐米日本大使は先月22日、ペロシ下院議長ら下院指導層五人に対し、「慰安婦決議案の通過が両国の深い友好関係と信頼、広範囲な協力に対し、持続的に悪影響を及ぼすことは明らか」と警告する書簡を発送していたことが明らかになった。ワシントンポストが18日に報じたもので、イラク政策支持へのかかわりなども示唆する内容となっている。

 慰安婦決議案阻止活動の総指揮を取ってきた米上院のダニエル・イノウエ議員は、決議案が通過すれば日米関係は危ぶまれるとの公式声明を上院に提出している。また日本政府は、年初からワシントンの大手弁護士事務所を雇用したり広報会社と契約を結ぶなどロビー活動に力を入れている。

 一方、決議案を主導してきたマイケル・ホンダ議員(民主党)が18日、慰安婦決議案が30日に下院本会議に回付され採決にかけられる見通しだと明らかにしたと、ロイター通信が報じた。

(YONHAP NEWS/2007年7月19日)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/society/2007/07/19/0800000000AJP20070719000500882.HTML
ダニエル・イノウエ議員は、ハワイ州選出の上院議員。戦時中は日系部隊442連隊で奮闘、祖国に片腕を捧げた勇士ですが、彼にしても、日本軍の犯罪性を否定するわけではなく、決議案の成立が日米関係に悪影響をおよぼす懸念から反対するのでしょう。

しかしイノウエ議員の努力にもかかわらず、下院での「決議案121」への賛同者は現在、160名にまで増えているのが実情です。


関連リンク
Support 121 Coalition
http://support121.org/

米下院に提出された非難決議案共同提案者の増加努力
(13日の水曜日)
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-174.html



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原爆投下を裁く国際民衆法廷


遅まきながら、お伝えいたします。
面白いニュースがありました。
とりあえず論評は控えます。
原爆投下を裁く国際民衆法廷
米国に有罪宣告

 広島市中区の平和記念資料館地下メモリアルホールで十六日、原爆投下を裁く国際民衆法廷の判決公判があり、レノックス・ハインズ裁判長(米国ラトガーズ大法学部教授・国際法)は、アメリカ政府と原爆投下当時の大統領や政府閣僚、開発した科学者、投下を実行した軍人など十五人に有罪を宣告しました。

 同ホールで昨年七月十五、十六の両日に開かれた同法廷が有罪とした判決要旨を、ハインズ裁判長らが一年がかりで文章化。判決文はアメリカ政府に対して、原爆投下が国際法違反であることを公的に認め、犠牲者と遺族に謝罪と補償をするよう勧告しています。

 開廷にあたって、同法廷実行委員会共同代表の田中利幸広島市立大教授は「民衆法廷なので法的拘束力はないが、法的正当性には何ら不備がない。アメリカ政府が真摯に耳を傾けることが、核兵器廃絶への一歩であると信じる」と報告しました。

 法廷には約三百人が参加し、アメリカのブッシュ大統領あてに勧告内容を忠実、誠実に実行するよう求めるアピールを採択。被爆者を代表して、日本被団協の坪井直代表委員が判決文を受け取りました。その後「判決の意義と今後の核兵器廃絶運動」をテーマにした記念シンポジウムを開きました。

(しんぶん赤旗/2007年7月18日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-07-18/2007071804_03_0.html
「日本には『戦争を終わらせなかった罰として原爆を落とされた』と負い目を感じる人がいるかもしれないが、これほど多くの人たちが犠牲となる罰を受けるいわれはない。核兵器の使用が国際法違反なのは明らかだ」
(判事を務めたコスタリカの国際法学者カルロス・バルガス)


関連リンク
「原爆投下を裁く国際民衆法廷・広島」
http://www.k3.dion.ne.jp/~a-bomb/indictment-petitionjp.html



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早い話、日本軍自体が「巨大な奴隷制度」だったという話


「(非難決議案の下敷きとなった)ゲイ・マクドゥーガル報告の記述は極端すぎる」との反論はごもっともです。

日本国政府及び軍が第二次世界大戦中にアジア全般における強姦所の設置に直接関与していたことは今日明らかになっている。これら強姦所で旧日本軍により奴隷化された、多くは11歳から20歳であった女性は、日本支配下のアジア全体の各地に住まわされ、毎日、数回に亘り強制的に強姦され、身体的虐待の対象となり、また性病に犯された。これら女性の約25%のみがこの毎日の虐待から生きのびたと言われている。これら「慰安婦」を得るために、旧日本軍は身体的暴力、誘拐、強要及び欺聴を用いた。

(「人類猫化計画」さんコメント欄にて『ゲイ・マクドゥーガル特別報告書』外務省仮訳/13日の水曜日)より一部を抜粋
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-114.html

ぼくがなにより驚くのは、「第二次大戦中に14万5000人の朝鮮人性奴隷が死んだ」との荒船清十郎による不確かな発言が報告書作成者によってなんの疑いもなく信じられたことの凄さです。

そのこと自体、海外の人が日本軍(現代の日本国でなく)というものにどんな印象を抱くのか、日本軍が実際にどんなことをしたかを解き明かすものでしょう。

戦地で慰安婦となった女性を消耗品のように扱った日本の兵隊さん。
結局は、彼らもまた、国家の消耗品だったのです。
およそ人権らしい人権の保障されない点では、日本兵が慰安婦より恵まれた身分とはとうてい思えません。

彼らは、よく言われるように「赤紙一枚」で集められたのち、拷問にひとしい訓練によって服従と加虐の精神を叩きこまれ、一個の皇軍兵士として成型されたのです。

「だから強かった」という評価もありますが、そうやってストレスを溜め込まれたことで「弱者には容赦なく振るまう」下地がつくられました。
日本軍の強さと規律、命令一下の非道ぶりや憲兵のいない場での蛮行、これらは表裏一体のものとして捉えねばなりません。

そうして大陸や南方の戦地に送られ、まずい作戦とひどい補給、しばしば大局のための捨て駒となって、凄惨な様相のうちに屍をさらしたのです(半数は、餓死)。

まさに「軍国日本による兵奴隷制度」と呼ぶのがふさわしい図ではないでしょうか。

性奴隷と兵奴隷
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50955423.html

あの時代、日本だけで二百万を超える「兵奴隷」が国のため命を捨て、さらに日本の占領を被ることで、すくなくとも数百万の他国民が命を奪われました(フィリピンだけでも百万人以上)。
とにかく、日本軍を「人命を粗末にする世界の中でも特異的な組織」とみなすための根拠には事欠かないのです。

南京事件、真珠湾のだまし討ち、バターン死の行進、泰面鉄道、三光作戦、万歳突撃、集団自決、神風、731部隊、捕虜の生体解剖……。
「慰安婦14万死亡説」が疑問なく受け容れられたのは、そんな残虐な連中では性奴隷の十万や二十万殺されても不思議はないと思われた証にほかなりません。

「日本軍ならやりかねない」
それこそ、マクドゥーガル報告の成った経緯、それで米国の議員らが慰安婦制度へのイメージをかためた由だと思います。
慰安婦制度の実態はどうあれ、「吉田証言」という虚構の中の出来事でさえ日本の軍政下では起こり得ることが、他の局面での皇軍の行状によって十二分に裏付けられていたからです。

「日本軍は多くの面において正常な軍隊ではなかった」
これが世界の人々の、われわれの父祖に対して抱く基本的な認識です。
そこには、小林よしのりの漫画だけ読んで得意になった連中が入り込む余地はまるでありません。

強調しておきますが、報告書の作成者が日本に対する特別な悪意や偏見をもっていたわけではないのです。
報告書はむしろ、心身に傷を受けたアジアの女性たちへの善意によって貫かれています。

ただ、大日本帝国が徹底して人権を蹂躙する国家だったから、今日、その遺産と負債を受け継いだわれわれが責を問われるのです。

従軍慰安婦問題は、こうした土壌の上に積み上げられた厚い層であり、平凡な人が電車の中で痴漢の言いがかりをつけられた類の突発的な災厄のように思ってはいけません。



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こんな幼稚な内容の「抗議書」ははじめて読みました(汗


チャンネル桜代表の米議会への抗議文、とても恥かしいものでした。
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50975681.html
あれでも一人のウヨ坊の身でやるなら被害は軽いんですが、見栄なのか臆病なのか、おなじ精神状態のお仲間多数から協賛を取り付けたから、もういけません。
読んだ外人さんは、「日本の知識人や政治家って、こんなのばかり?」と思うことでしょう。
そして、日本を席捲する歴史修正主義の脅威について、警戒の念を強めるようになるのです。

まあ、「121」のためにはかえって良いことなんですが。

すでに当ブログでもしつこく書きましたが、日本軍性奴隷システムの件は、歴史問題ではなく人権問題として認識されています。
現実に性奴隷として扱われた女性三人が苛酷な実体験を語った米下院聴聞会での反響は圧倒的なもので、アメリカでは政治家もマスコミも彼女らが受難の時をくぐり抜けた姿から繰り返してはならない旧時代の制度的欠陥を見出しているのです。
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50901824.html

しかるに、それに抗議する側の倫理的な幼稚ぶりは際立っています。
慰安婦:日本の極右学者ら「金を稼ぐための売春行為」
米国大使館前で抗議デモ

 日本の国会議員13人や学者、ジャーナリストなど保守派の知識人約200人は13日、今月中に米国下院で行われる、旧日本軍の「従軍慰安婦」問題に関する決議案の採決をめぐり、駐日米国大使館の前で抗議デモを行い、「米国下院外交委員会を通過した決議案は、歴史的事実とは完全に異なる、誤った情報に基づくものだ」と主張した。

 また、旧日本軍の「性奴隷」である慰安婦を「売春婦」と呼び、米国による原子爆弾投下こそが大量虐殺につながる人権問題だ、と訴えた。

 上智大の渡部昇一名誉教授は、「米国はこの問題を“人権問題”と主張し続けるが、だったら(第二次世界大戦中に)東京などに対して行った無差別爆撃は何だというのか。原爆投下は何だというのか。あれこそ一般市民を計画的に殺害する大量虐殺にほかならない。これに対して戦場での“売春行為”は単なる商行為に過ぎない」という主張を展開した。また渡部氏らは、米国大使館宛てに送った書簡で「日本軍による“性奴隷”は存在しなかった。“慰安婦”だったと主張する女性たちは、実際には金を稼ぐために売春行為をしていた」と述べた。

(朝鮮日報/2007年7月14日)
http://megalodon.jp/?url=http://www.chosunonline.com/article/20070714000003&date=20070714153828
たしかに、渡部昇一はオツムが弱いとしか言いようがありません。
大学生に教授する身分にして、この倫理観の低劣さ。
(変な大卒者が増えてるのも致し方なしか)

「被爆」を日本側のどんな罪も赦される護符のように振りかざす真似は謹んでもらいたいものです。
「日本も原爆を開発していた」という事実を指摘されるだけでひっくり返されてしまいますから。
http://www.geocities.jp/torikai007/war/1945/japan-atomic.html

おまえはもう、大学なんか辞めて、2ちゃんねるで削除人でもやったほうがお似合いさ。
「マッカーサー、日本の開戦を自存自衛のためと証言」というでっちあげの大元もこいつなんだし。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1596912

そもそもアメリカ人は、日本で幅を利かせる時代遅れな男尊女卑勢力とちがって、古風な男でさえ悲運な女性の味方にまわることを男らしさの証とわきまえているところがあります。
強制されたかどうかは関係ない。日本以外では誰もその点に関心はない。問題は慰安婦たちが悲惨な目に遭ったということであり、永田町の政治家たちは、この基本的な事実を忘れている」
日本通で知られるマイケル・グリーン前国家安全保障会議上級アジア部長の言葉です。
グリーンはさらに、こうも言いました。
「慰安婦問題の被害者はか弱い女性たちだ。日本に同情する者は誰もいない。この点は、保守もリベラルも共通している}
こうした状況で「抗議」するのがいかに愚劣な事か。
いまさら、罪の当事国である日本から頭のたりない知識人や愛国者気取りのチンピラが「強く要求」したところで形勢を覆せるものではありません。
まして悔やむ気もないまま、被害者の女性を蔑むような態度を見せでもしたら、これ以上はないはまり役の悪党として印象付けられるだけのこと。(結局それが、水島代表の役どころ)

本来、アメリカ合衆国は善意と寛容の国です。
頭がたりないだけなら同情してもらえますが、人間らしい心が欠けた奴というのはまさに人類の敵として扱われるので、2ちゃんねるでのやり方を通せると思ってはいけません。

いや、もう手遅れですか。(下院議員すべてに抗議書を発送したというのが嘘でないなら)
残念でした。
ジサクジエンで何でも押しとおせる環境でいい気になり過ぎたのかもしれませんねw



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チャンネル桜代表、慰安婦決議案への抗議書で自爆ゲロ


やった〜〜〜っ♪
従軍慰安婦問題でのウヨさんの軽挙妄動はとどまるところを知らないようであります。
かのチャンネル桜の水島代表が慰安婦決議案への抗議書をしたため、ウハ議員・ウハ知識人多数から協賛を取り付けたうえ、米国大使館に送り届けたそうなのです。

そんな抗議文を突き付けたら間違いなく、米下院での「121」への賛同者はさらに増えてしまうこと請け合いなのに。
第二次大戦のときもそうだったけど、日本の愛国者ってどうしてこう、アメリカ側に利を得させる自滅突撃ばかり繰り返すのでしょうか。

これで、決議案は本会議での通過も確定!
地方議員ら、米下院慰安婦非難決議に抗議

 地方議員、学識経験者らでつくる「慰安婦問題の歴史的真実を求める会」(代表・水島総日本文化チャンネル桜社長)は13日、駐日米国大使館を訪れ、米下院外交委員会が先月可決した慰安婦問題をめぐる対日非難決議案に対する抗議書を大使館員に手渡した。14日に米下院議員全員にこの抗議書を送付する

 抗議書は「決議案は、歴史的事実とは全く異なる誤った情報に基づき可決された。性奴隷などという存在は全くなかった」と指摘。国会議員13人、自治体首長2人、地方議員128人、学識経験者ら80人の計223人が賛同者となった。

 これに関連し、同会賛同者のノンフィクション作家、クライン孝子氏、日本財団特別顧問の日下公人氏、上智大名誉教授の渡部昇一氏らは13日、都内で記者会見した。渡部氏は「(対日非難決議案にあるように)朝鮮半島で20万人もの女性をかき集め、トラックで運べば暴動が起きる」と述べ、決議案の荒唐無稽ぶりを指摘した。

(産経新聞/2007年7月13日)
http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070713/ssk070713003.htm
>「(対日非難決議案にあるように)朝鮮半島で20万人もの女性をかき集め、トラックで運べば暴動が起きる」(渡部昇一)

朝鮮半島で20万人もの女性をかき集め、トラックで運んだ?
対日非難決議案にはどこにもそんなことは記してありません。
米下院外交委で可決した慰安婦決議の全文
渡部昇一って人の頭が空っぽだという噂は本当だったんですね。
こんな奴が大学教授やってる日本って、愚者の楽園もいいところなわけで、珍説・妄説がやたら出まわるのも無理ないかもしれません。
(GHQが米兵用慰安所を要求したなど)

で。こっちが抗議書の内容
        ↓
抗議書

 2007年6月26日、米下院外交委員会は、慰安婦問題に関する対日非難決議案を可決した。この決議案は、我が国の首相に対して公式謝罪を要求するものであった。私たち日本の国会議員と地方議会議員、学者・言論人は、日本の最も重要な同盟国であるアメリカの下院外交委員会の多くの皆さんが、この決議に賛成したことを知り、驚きと衝撃を受けた。同時に、私たちは怒りと悲しみを禁じ得ない。この慰安婦問題に関する決議案は、歴史的事実とは全く異なる誤った情報に基づき可決されたからである。かつての日本軍の周辺には、世界の他の軍隊と同様、兵士たちを相手に商売をする売春婦が存在し、そのサービスを提供する組織と場所が存在したが、性奴隷などという存在は全く無かったからである。存在したのは、軍人相手に金を儲けようとする売春組織と売春婦のみであった。これが紛れもない歴史的真実である。

 米下院議員の皆さんにお願いしたい。アメリカ合衆国の誇りと名誉にかけて、誤って認識された慰安婦問題について、どうかもう一度、歴史的検証をしていただきたい。厳密な調査をしていただければ、性奴隷などという存在がなかったことが明かになるだろう。その上で、この決議を再検討し、撤回していただくことを私たちは希望する。

名誉と誇りを重んじる日本国民として、また、自由と民主主主義を共同の価値とする同盟国の国民として、アメリカ下院議員の皆さんに、以上、強く要求するものである。

http://www.ch-sakura.jp/files/top/ianfu-kogisho.pdf
これは、ひどい

チョー低水準。
本人は大真面目で、節度と礼節を尽くししたためたつもりかしらんけど、実態はまるで、頭にきた2ちゃんねらの作文です。
ウヨさんがコピペしてまわる宣伝書きにも等しい。

あいかわらず、慰安婦問題の本質をまるでわかろうとしない態度のままに、日本側の名誉がどうのと言い立てるばかり。
到底、知性ある人々が国際的な人権問題をめぐって議論するのに耐える文面ではありません。

「驚きと衝撃を受けた」「怒りと悲しみを禁じ得ない」……。
自分を劇画の主人公とでも思わないとできない言い方してます。
頭の中では、熱血漢が和製コミックに出てくるような悪辣な白人に挑んでるつもりでしょうか。
名誉と誇りを重んじる日本国民として」だって。
本気で名誉と誇りを持ってるつもりなら、こんな恥さらしで馬鹿まるだしな抗議文、大事な相手に読ませられるもんですか。
(ちなみに抗議書は、開封される前、爆発物探知機にかけられたはず)

「下院議員全員にこの抗議書を送付する」ようですが、こんな自己チューなだけの落書きを読まされ、水島代表とその賛同者らに共感を寄せるアメリカ人は一人もいるわけがないと断言いたしましょう。
なぜなら、彼らはそれぞれに「名誉と誇りを重んじる」だけでなく、温かい血の流れる存在だからです。

外国で通じるものは人間の心です。
まさにそれだけです。
そして、それこそが慰安婦問題や南京事件を否認する日本の歴史修正妄者には絶対に提示できなかったものです。
それゆえに彼らは全世界から叩かれるのです。

安倍は死ななきゃ治らない(2007年03月15日)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50916121.html

日本の歴史修正主義者はここでもまた、彼らにはけっして示すことのできない人間の心の前に敗れるのでした。チャン、チャン〜♪


関連リンク
米下院外交委員会への抗議書(13日の水曜日)
http://azuryblue.blog72.fc2.com/blog-entry-197.html



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映画「南京」、米首都圏で初上映

遅れ馳せすぎる話題となりましたが、7月7日が盧溝橋事件70周年だったので、それに因んで(いずれにせよ、遅れてるか)。
【ワシントン=山本秀也】日中戦争での南京事件(1937年12月)を対日批判の視点で描いた米ドキュメンタリー映画「南京」が、このほどワシントン首都圏で初めて公開上映された。米インターネット接続大手AOLの副会長で、映画制作を指揮したテッド・レオンシス氏は、上演会場で「日本は歴史の謝罪を拒み、責任を矮小化している」と発言。「10億人の人々がこの映画をみることを望む」として、事件70周年を迎えて作品の影響力拡大をめざす考えを示した。

(産経新聞/2007年6月21日)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070621/usa070621000.htm
さすがサンケイの報道です。
この記事、もっと長くて、その省略した部分はリンク先で読めるけど、「すでに架空だったことが明らかになっている「百人斬り競争」も、事実として作品に登場した。」なんて平気で書いてあります。
一体、どの辺で「架空だったと明らかに」なってるんですかwww
百人斬り将校の遺族が名誉毀損で訴えたのが最高裁で敗訴したことなら明らかになってますが。

それから、かのアイリス・チャンとこの映画をなんとか結びつけようと必死な努力をしています。
チャン氏の本に間違いが多いから、それに影響されたこの映画も間違いだらけと思わせたいのか。
作品の最後には「事件犠牲者に、そしてアイリス・チャン氏のために」と献辞が字幕で示されるなど、作品の構成や映像使用など、チャン氏の著作を裏打ちする内容となっている。

(産経新聞/2007年6月21日)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070621/usa070621000.htm
どうでしょうね。
以前、サンケイ新聞が製作者らにおこなったインタヴューでも、製作のレオンシス氏は「この映画は同書に基づいて作られたものではない」って言ってますけど。
サンケイ記者「故アイリス・チャン氏の「レイプ・オブ・南京」にはどれほどの影響を受けているのか」

製作者「チャン氏の死亡記事をみたことが制作のきっかけになったのは事実だが、同書については史実的に不正確な記述が多いと聞いている。この映画は同書に基づいて作られたものではない」

(産経新聞/2007年1月26日)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070126/usa070126000.htm
面白かったのは、映画を観にきた「地元米国人」の感想を取り上げ、この映画に拍手するのが米国在住の中国人だけで、白人層の反日感情を煽る効果はないと印象付けようとしていること。
(でもね〜、サンケイさん。中国系の人やマイク・ホンダ氏などもその「地元米国人」なんですけど)
地元米国人の観客も多かったが、連邦政府職員、ショーエル・デボーガーさん(35)は「外国人が極限的な状況でどう対応したのかに関心があった。(残虐行為などで)悪い印象は、日本にではなく、戦争に対して抱いた」とコメント。青少年福祉専門家、チャールズ・モディアノさん(37)は、「この事件で中国は虐殺の被害者だと思うが、なぜダルフールでの虐殺に今日手を貸すのか疑問に思った」と述べるなど、比較的冷静な感想が聞かれた。

(産経新聞/2007年6月21日)
>比較的冷静な感想が聞かれた。

そりゃ、そうでしょ。
海外で日本の過去を見つめなおす法案や映画が話題になるたびに、「反日だ!」「対日イメージを貶める!」と大騒ぎする、どこかの愛国ネチズンとは国民が違うようですから。

>悪い印象は、日本にではなく、戦争に対して抱いた

まさに、そういう印象をのこすような、「罪を憎んで人を憎まず」という作り方がされた映画だという事です。
あきらかに冷静さが足りないのは、外国人の手で南京事件が描かれると聞いただけで「侮日だ!」「捏造だ!」と狂熱性の愛国感情をむきだすサンケイさんやウヨ厨さんのほうではないでしょうか。

それにしても、かれら歴史修正妄者は、『南京』を日本で公開させないよう大キャンペーンを展開すること確実です。
それも悪くないかもしれません。

「日本は戦時中のことを謝罪したというが、それではなぜ日本軍の暴虐を描いた映画を国内で見せないのか?」
海外の人はみんな、疑問に思うでしょうから。

すでに三十年も前、ナチのユダヤ人殺戮を描くテレビ映画『ホロコースト』の放映に踏みきったドイツのテレビ局とは一個の大人としての品格において雲泥の差があるようで……。



関連エントリー
映画『南京』/視点が新鮮なドキュメンタリー(2007年01月28日)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50889623.html


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スイスの財団、「新・世界の七不思議」を決定


ほぼ思った通りの結果となったようです。
ピラミッド、タジ・マハール、万里の長城……この三つは、『チムチム・チェリー』の歌詞にも出てきましたよね♪
万里の長城などを選出 新七不思議、清水寺落選

スイスの財団「新・世界七不思議財団」は8日、2000年以上前から知られている「世界の七不思議」に代わる「新・世界の七不思議」として中国・万里の長城、インドのタージマハルといった歴史的建造物などが選ばれたと発表した。

 最下位グループながら日本から唯一、最終選考に残っていた京都の清水寺は世界的な知名度では及ばず、入選を果たせなかった。

 同財団がインターネットを通じて世界中から投票を募り、寄せられた約1億票の中から選んだ。

 当選したのは中国、インドの両建造物に加え、ペルーのマチュピチュ遺跡、チチェンイツァのピラミッド(メキシコ)、リオデジャネイロのキリスト像(ブラジル)、ヨルダンのペトラ遺跡、ローマのコロシアム(イタリア)。

 欧米メディアによると、7位に入らなかったものの、「元祖」の七不思議のうち唯一現存するエジプトのギザのピラミッドは特別な地位を与えられた。

(共同通信/2007年7月8日)
http://www.47news.jp/CN/200707/CN2007070801000097.html
21の候補地は昨年10月に発表されました。

アクロポリス(ギリシア)。 アルハンブラ宮殿(スペイン)。 アンコール・ワット(カンボジア)。 チチェンイツァのピラミッド(メキシコ)。 リオデジャネイロのキリスト像(ブラジル)。 コロシアム(イタリア)。 イースター島のモアイ像(チリ)。 エッフェル塔(フランス)。 万里の長城(中国)。 聖ソフィア大聖堂(トルコ)。 清水寺(日本)。 クレムリンと赤の広場(ロシア)。 マチュピチュ(ペルー)。 ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ)。 ペトラ遺跡(ヨルダン)。 ギザのピラミッド(エジプト)。 自由の女神(アメリカ)。 ストーンヘンジ(イギリス)。 シドニーのオペラハウス(オーストラリア)。 タジ・マハール(インド)。 トンブクトゥ(マリ)

ストーンヘンジやイースター島のモアイ像が選を逸したのが残念。
それから、ガウディの建築が候補にも挙がってないのはどうしたわけでしょう?

ちなみに、元祖版の世界七不思議は、以下の通り。

ギザの大ピラミッド。 バビロンの空中庭園。 エフェソスのアルテミス神殿。 オリンピアのゼウス像。 ハリカルナッソスのマウソロス霊廟。 ロードス島の巨像。 アレクサンドリアの大灯台。


関連リンク
New7Wonders of the World
http://www.new7wonders.com/index.php

七不思議の世界
http://www002.upp.so-net.ne.jp/sgun/nana/nana.html

世界七不思議
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/9448/earth/7wonders.html

新・世界の七不思議:清水寺が最終候補に…PR不足で苦戦
(毎日新聞/2007年7月6日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070706k0000e040056000c.html


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被爆ファシズム

米国特使さんが何か言ったそうですね。
それに対し、今度は安倍総理がやっぱり何か言ったそうです。
米高官の原爆発言に日本政府は不快感

 共同通信社によると、ロバート・ジョセフ(Robert Joseph)米核不拡散問題特使は3日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)での米露の核軍縮に関する記者会見で、原爆を使用した米国の核不拡散に対する道義的な正当性を問われたことについて、「原爆の使用が戦争の終結をもたらし、連合国だけでなく、文字通り日本人も含めた多くの命を救ったということに関しては、歴史家の意見が一致していることだ」と語り、広島、長崎への原爆投下に関して言及した。

 この発言は、久間章生防衛相が原爆投下に関して「しょうがない」と述べ、3日に辞任することとなった数時間後の出来事だった。

 ジョセフ特使の発言を受け、安倍晋三首相は4日、官邸での記者会見で、広島と長崎でおよそ21万人もの死者を出し、いまだに後遺症に悩まされる多くの被爆者を生み出した原爆を許すことはできないと述べ、「原爆は決して許されるものではないという気持ちに変わりはない」とも語った。

(AFPBB News/2007年7月5日)
http://www.afpbb.com/article/politics/2248858/1750460
この件からうかがえるのは、米政府も安倍政権も、原爆をダシにして日本の大衆を味方に付けたがってるんじゃないかということです。

あと、こんなこと言ってる人もいます。
        ↓
「原爆投下の歴史的評価は人類にとっての挑戦で、人道的に認められないことは明らか」(小池百合子防衛相)

よく言うよ。
慰安婦問題や南京事件になると、罪を否認しまくる奴が。
「原爆投下は人類にとっての挑戦」?
おまえが人類の代表のようなツラをするな、ボケ!

おっと……失礼しました。
我知らず、昂ぶってしまったのをお詫びします。

しかし、今現在わが国でみられる状況、国民のほとんどが一塊となったごとく、原爆投下のことを「人類史に比類なき暴虐」と評する以外は断じて許さず、反対意見は認めずという一貫ぶりには怒りをもよおすほどで、これを「被爆ファシズム」と呼ばせてほしいのです。

ここには自分達の言い分だけが正しいという盲目的確信しか見られません。
こうも「被爆」を神聖視したがるのは、日本人があの大戦で訴えられる唯一の「正義」だから?

正直に申し上げましょう。
ぼくは、広島・長崎の犠牲者に対しては、「遺憾に思います」という以上のことは語れません。被爆者を偶像視するわけではありませんから。
ですが。
被爆者をダシにして、過去の罪を稀釈したり、対米批判に役立てる輩に対しては、遺憾どころじゃない。
いい加減にしろよ、ボケ!」であります。

これだけだと片手落ちなので、アメリカについても言わせてもらいます。

アメリカの上層部が原爆の使用に踏み切ったのはもちろん、本土決戦で死ぬだろう数百万の日本人を救おうとしたのではなく、その道連れにされる米英軍数十万の犠牲を阻止するためでした。
日本国民が「一億玉砕」の運命から免れたのは結果的なものにすぎません。

だからといって、当時の日本が他国になした暴虐の数々を悔い改めもしない連中が、他国から日本になされた暴虐だけ「人類への罪」などと非難するとはもってのほかというものでしょう。
確実に、人類全体への冒涜であります。


関連リンク
【広島・長崎への原爆投下】(鳥飼行博研究室)
http://www.geocities.jp/torikai007/war/1945/hiroshima.html#reason

【日本の原爆開発】(鳥飼行博研究室)
http://www.geocities.jp/torikai007/war/1945/japan-atomic.html



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「親米」を「反日」とおなじに思わせようと躍起でいる人へ

原爆発言に関連したコメントが寄せられたので、それに対する返答をまとめたものを、当ブログ別館にて公開しています。


「親米」を「反日」とおなじに思わせようと躍起でいる人へ
http://fine.ap.teacup.com/warandpeace/16.html

久間〜、みんなのために辞めてくれ〜!


「どんな大義名分があっても、核を是認するような発言は慎むべきだ」
(溝手国家公安委員長)

あ、そう?
だったらさ。こりゃ一体、どーゆーわけですか?
    ↓
「日本も核ミサイルを」 拉致被害者「救う会」会長
(朝日新聞/2003年2月18日)

四年も前から、核をもてとか発言してるじゃないですか。
マスコミさま。反核団体さま。そして、安倍総理さま。
はやく「巣食う会」のほうもぶっ潰してやってください!

久間防衛相が辞任、「原爆発言」で引責

 久間章生防衛相(66)(衆院長崎2区)は3日午後、安倍首相を首相官邸に訪ね、米国が広島、長崎に投下した原子爆弾に関する自らの発言が国民の誤解や与党の混乱を招いたとして、辞任する考えを伝えた。

 首相も了承した。参院選を控えた時期に閣僚が辞任する事態に至ったことで、安倍政権は年金記録漏れ問題に加えて大きな痛手を負った。

 久間氏は首相に辞意を伝えた後、記者団に対し、「きょう長崎の市長と会った。長崎の皆さんにも大変ご迷惑をかけた。私が思ったのと違った形で(発言が)伝えられて、理解を得られていないということで、ここでけじめをつけようということを首相に伝えた」と語った。

 久間氏が辞任に追い込まれたのは、発言の影響を懸念する参院自民党や公明党を中心に、与党内の辞任論が強まったためだ。公明党の冬柴国土交通相は3日午前の閣議後の記者会見で、「2度までも原爆被害を受けた民族として容認発言は許されない。政治家として出処(進退)を考えるのが当然だ」と述べていた。

 この日は他の閣僚からも批判が相次ぎ、溝手国家公安委員長は「どんな大義名分があっても、核を是認するような発言は慎むべきだ」と述べ、渡辺行政改革相も「適切な発言ではない」と語った。長崎市の田上富久市長らも3日午前、防衛省に久間氏を訪ね、発言の撤回を求めていた。

 久間氏を更迭する考えはないとしてきた首相も、これ以上擁護することはかえって事態を悪化させると判断したと見られる。

(読売新聞/2007年7月3日)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070703it05.htm?from=top
蜥蜴の尻尾切りですか?
問題は、あとから生えてくる尻尾のほう……。

久間防衛相の後任に小池百合子氏

 安倍首相は3日、辞表を提出した久間防衛相の後任に、国家安全保障担当の首相補佐官で、小泉前政権で環境相と沖縄相を兼務した小池百合子氏(54)(衆院東京10区、自民党町村派)の起用を決めた。

 皇居での認証式は4日午後に行われる。防衛庁時代を含め、自衛隊の最高指揮監督権を持つ首相に次ぐ防衛トップに女性が就くのは初めてで、政権のイメージ回復を図る狙いがありそうだ。ただ、首相と出身派閥が同じで、首相とも近いとされる小池氏の起用に、自民党内から不満や懸念の声も出ている。

 首相は3日夜、小池氏の起用については「私の内閣でずっと安全保障担当の補佐官を務めてもらった」と語り、安全保障政策に精通していることと、自身に近いことを理由に挙げた。

 一方、小池氏は3日午後、首相官邸で記者団に「女性初の防衛相だが、大向こうに受けようということでなく、着実に国防という重要な国の柱を担っていきたい」と抱負を語った。同日夜には日本テレビの報道番組に出演し、当面の優先課題について、「防衛施設庁を解体して新たな組織として出発することと、情報漏えいなどの不祥事をこれ以上出さず、日米関係の中で防衛省の信頼を確立することだ」と強調した。

 近年、諸外国で女性が国防担当の閣僚に就任した例は、フランス、チリ、ノルウェーなどであった。

(読売新聞記事から抜粋/2007年7月4日)
小池百合子が防衛相……悪い冗談だろ?
マジで、本格的に悪いことが起こりそうな予感が(汗



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やはり被害者でいたがる日本人


「原爆投下しょうがない」と発言した久間防衛相へのマスコミや関係団体からのバッシングは、思いのほか激しかったようです。
防衛相はのちに、「しょうがないという言葉だけ独り歩きしている。内容の前後関係で判断してほしい」と語りましたが、これは確かにその通りだと思います。

久間の発言は大筋では、マッカーサーのおかげで日本は赤色化を免れたとする赤尾敏ら親米右翼の言い分を焼きなおしたものでしかありません。
しかし、ことが広島・長崎に関わってくると右も左も躍起になってしまうようで、聞き入れる冷静さは示してもらえませんでした。
原爆発言、事実上撤回=「大変申し訳ない」と陳謝−久間防衛相

 久間章生防衛相は1日昼、長崎県島原市内のホテルで記者会見し、米国の広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」とした自身の発言について「これから先、一切そういうこと(発言)はしない」と述べ、事実上撤回した。さらに「長崎、広島、全国の皆さんに大変申し訳なかったという気持ちだ」と陳謝した。久間氏の発言に関し与党内でも参院選への悪影響を懸念する声が強まったため、事態の早期収拾を図った形だ。

 久間氏は会見で「米国は米国としてそういう選択(原爆投下)を、戦争を終わらせるためにしたんだなという感じで言った。その言葉が非常に誤解を生んでいる。ああいう言葉を使うこと自体がいけなかった」と述べ、発言が不適切だったと認めた。
 その上で「一貫して核兵器は使ってはならないという姿勢は微動だにしていない。決して米国の原爆(投下)を是認したわけではない」と表明。「米国を恨んでいるかといえば、恨んでいない。ああいうことを2度と起こさないでもらいたい。日本も先頭に立って世界の核兵器廃絶に向けて努力したい」と述べた。

 久間氏はこれに先立つフジテレビの番組では、自らの発言を訂正しない考えを示した。これに対し同じ番組で、自民党の中川昭一政調会長は「謝罪すべきところは謝罪した方がいい」と指摘。公明党の斉藤鉄夫政調会長も「日本国民の神経を逆なでする発言だ。訂正していただきたい」と求めた。

(時事通信/2007年7月1日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007070100146
実際、発言への反応は国民的にヒステリックと呼んでいいものだったと思います。
とにかく右派であれ左派であれ、久間防衛相には容赦なしという感じで、どこか狂熱的なところさえ感じたのはぼくだけでしょうか?

ぼくとしては、「日本人なのに原爆投下を認めてる」とか「日本人ならそんな発言は許せない」という方向に逸れた極論にはどうしても同調するわけにいきません。

この騒動を眺めて得たのは、やはり日本人は自分達のことを被害者にしておきたいんだなあという感慨です。
反核とか人類愛から防衛相の発言を批判した人がどれだけいたでしょう?

右翼にとって「被爆」は自国民を被害者とおもわせる最大の切り札です。それを国防のトップにいる人から「しょうがない」と是認されてしまったら、立つ瀬がなくなります。
左翼が久間を叩くのにも、安倍政権にとどめを刺す、参院選を有利に進める、さらに辺野古での恨みを晴らすなど複合した諸事情が汲み取れます。

ぼくは広島・長崎の被災について何も感じないということはないですが、あの出来事を特別視させようする姿勢では右も左も一致してしまうところがどうにも異様に思えて仕方ありません。
天皇制をめぐってはいがみ合う両者が「被爆」の旗印の下で結束しているのですから。

「日本の子どもが知っているのは原爆被害だけ」
オランダ人元慰安婦が痛烈な批判

 米国下院の外交委員会アジア太平洋環境小委員会で15日(現地時間)に行われた、旧日本軍の元従軍慰安婦に関する聴聞会で証言台に立ったオランダ人の元慰安婦ヤン・ルフ・オヘルネさんは最近、和解のために日本を訪問した際、とても失望した、と述べた。日本の子どもたちが、第二次世界大戦当時に日本軍が行ったことを全く知らなかったためだ。

 オヘルネさんは「日本の子どもたちが知っている第二次大戦当時の出来事は原爆投下だけだった。自国が受けた被害だけは知っていたが、ビルマなど海外で日本軍が犯してきた数々の悪行による被害者たちについては全く知らなかった」と批判した。

 そして「二度とこういうことが起こらないようにするためにも、日本人は過去を正しく理解しなければならない」と強調した。
(崔宇晢(チェ・ウソク)特派員)

(朝鮮日報/2007年2月17日)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/02/17/20070217000020.html






戦争をか弱い庶民を踏み潰すゴジラのような恐ろしいものとして受け止めながら、実は自分らがゴジラなど及びもしない規模の惨害を諸外国にもたらしたことに思い至らない。
そして戦後処理は、戦犯の処刑と政府の謝罪ですべて解決済みと考える。
それが偽らざる国民意識の実情なのです。

「被害者たちと被害者ぶる国」より抜粋(2007年02月18日)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50901824.html


日本には原爆の被害を言い立てれば世界を味方に付けられると誤解したような人が多いですが、実のところ、原子爆弾の投下はアジアの人々から歓迎すらされたようです。
海外から日本はどう見られているか

 最近のアジアの人は日本に警戒していますが、レジュメの1ページにあるのはフランス人が「3発目の原爆も日本に落とされるだろう」と言ったという1989年の朝日ジャーナルの記事です。日本は世界では異質で何かやらかすのでは? と見られています。エコノミックアニマルで、世界共通の倫理観が日本にはない、アジアに対する差別を戦後も総括していないと思われています。
……(中略)……

 レジュメ3ページ目は原爆投下についての教科書の記述です。「The End of the War」というタイトルで2つの原爆の絵が大きく載っており、焼け野原となった広島ときのこ雲の絵があります。よくぞアメリカは日本に原爆を落としてくれた、これで仇が討てたという内容で、被爆者にとっては大変な説明です。シンガポールでは「No More Hiroshima」ではないのです。シンガポールだけでなく、日本が占領した地域の人々はほとんどが同じ考えです。広島の人にそう言ったら、「やっぱりそうですか」と言っていました。広島の慰霊祭でアジア代表団は「No More Hiroshima」に拍手しないそうです。自分たちは被害ばかり言っているが、本当にそれでいいのかと内々に議論していたそうです。マレーシアの戦争記念館で戦争の最後の説明が広島でした。どうして広島なのかと質問したら、ガイドさんが逃げてしまいました。次に行った時には絶対に答えてもらおうと、ガイドさんをみんなで取り囲んで質問したら、日本のみなさんは気を悪くすると思うが、と前置きして、上記のようなことを話してくれました。学校でそう教えているそうで、みんなそういう考えだということでした。これはシンガポールだけではなく、日本に侵略された国はどこでもそうなのです。このことを被爆者に言わなければと思い、言いました。冷静な受け止めもありましたが、家族の死などを思い出すと、やはり抵抗感があるようでした。個々の被爆者の捉え方と社会全体の捉え方とは違って当然だと思います。
(渡辺容子)

(JANJAN記事「消せるものか沖縄戦「集団自決」 高嶋琉球大教授が講演」より抜粋/2007年6月12日)
http://www.janjan.jp/area/0706/0706117120/1.php
話を戻しましょう。

久間の演説を、従軍慰安婦決議案へのあてつけ、日本人を右も左も反米で結束させる策略ととらえる向きもありますが、ぼくはやはり、ただの失言にすぎなかったのではと思います。
騒ぎ立てる側にそういうことを企む輩がいるのは確かなようですが。

もう、被爆者達の惨状を強調して日本の侵略行為を有耶無耶にしたり、アメリカを非難する口実に使うのはやめてほしいです。

歴史的経緯からいって、原爆が落ちた責任の半分は日本側が負わなければならないのだし、もしも被爆の地獄絵を振りかざすのが加害者としての印象を稀釈する意図によるならば、それこそ被爆者への最大級の冒涜というものでしょう。

原爆で殺された数十万もの人々は全人類のための犠牲にほかならず、日本国家が利用できる駒などではないのです。



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