戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

2009年06月

超大作『南京!南京!』がネットで観られる!

速報! でもないけど……
あの『南京!南京!』がネットで観られる
わたしはもう、三回観てしまいました


「演出力のある監督だなあ。その才能を見込んでこれだけの制作費を投資した奴らもえらい」
「死を飾らない映画ですね。大殺戮場面、それも中国人が大勢殺される場面なのに、大写しでとらえ、淡々と処理してる」



こちらのブログ様の記事で知って、驚きです。
日本語の字幕ありません。途中でコマーシャルが入ったりしてウザイですが、とにかく話題の映画『南京!南京!』を、自宅に居ながら完全なかたちで視聴できます。



《南京南京》
(高清在线观看-搜狐视频)
http://tv.sohu.com/s2009/nankingnanking/





関連リンク

映画「南京」上映のお知らせ
(海外メディアはこう見る「南京の真実」)
http://nanjingfilm.blogspot.com/2009/06/blog-post.html

映画・「南京!南京!」
(人民網日本語版)
http://j.people.com.cn/94478/96695/6642806.html




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バカウヨの壁

バカウヨの壁
(「ROOSTER ROOST」より転載)




「この壁は、誰が、何のためにつくったんだろ?」
「バカウヨさんが。外の世界と日本を隔てるために」
「こんな壁、誰にでもよじ登れるぜ」
「内側からよじ登る人はあまりいません。壁があるのに気づくことさえ、少ないんです」


インターネットの日本語圏には「バカウヨの壁」が築かれている。
外部の者には、その中に入ることも、内側でのやり取りをうかがうことも出来ない。
壁の中は、まったくの狂熱的愛国者だけの世界、充満した排他意識で爆発寸前の袋小路となった状態だ。

ここで言うのは、「バカウヨの壁」である。
日本の壁ではない。

気の利いた日本人ならば壁などは意識しないだろう。
流暢に、あるいはぎこちなく外国語を使って(ときには日本語だけでも使って)、外国人と意思疎通をはかり、人の輪を広げていくことができる。

けっして、日本人ばかりで意思疎通しあうのが悪いと言うのではない。
同じ国の者にしか通じない話をするからといって偏狭とはかぎらない。それはどこの国の人もやることだ。
ネット右翼のように、病理人格者にしか楽しめないような話題でいい大人同士がかたまり合うことに問題があるのだ。

「日本は無実だ、侵略国家なんて濡れ衣だ」
「日本人はむかしから温和で、日本軍は規律正しかった。虐殺や強姦などありえない」
「戦争に負けたので、悪役にされただけ」
「南京大虐殺なんて中国の捏造だ」
「東京裁判は戦勝国による不正な裁き」
「従軍慰安婦問題は中韓が仕組んだ」
「真珠湾攻撃は米国大統領の陰謀だ」
「アメリカは原爆を投下したくて、日本の終戦を妨害した」
「悪いことなんて、どこの国もやってる」
「ナチスは絶対的な悪だが、日本の侵略は相対的な悪にすぎない」
「普通の国なら、核武装しよう、核武装!」
「中国人も朝鮮人も、日本を貶めようと世界中で暗躍してる」
「お。日本人になりすました在日がまた俺たちに文句いってるぞ」
……。


外国人なら不思議に思うに違いない。

 いったい、こいつらは何をやってるんだ?
日本語しか話せない者ばかり三千人も群れたって、世界に対するなんの訴えにもならず、自分たちの間での空回りじゃないか。

 まさにしかり。

そういう「議論」があるのを知られることさえないのだから、諸外国の対日史観は、彼らバカウヨどもに具合の悪い状態でいつまでも固定されたままだ。
そんなに祖国日本の「濡れ衣」を晴らしたいなら、海外に打って出て、あの大戦の戦勝国民すべてに「日本は侵略国」という共有史観の修正を迫るべきなのだ。
(アメリカ、イギリス、オーストラリア、オランダ、フランス、中国、フィリピン、ロシア……世界は広い)

もちろん、「ヒトラーはヨーロッパを共産主義から守るため、ソ連に攻め込んだ」「イタリアはリビアやエチオピアを侵略しなかった」という類の暴論同様、受け入れられるものではなかろうが。
そして、2ちゃんねる流の屁理屈では歯が立たない世界の現実の前に粉砕されてしまえと言いたい。

だが、無理だろう。
彼らは、外には出て行かない。

語学力は別にしても、バカウヨどもには外国人と対話するのに必要なディベートの才がない。
国内で反対意見とやりあう場合でさえ、ずるい真似をしまくって勝ったようなフリだけさらし、徹底的に自分を甘やかしてきたのだから。

「議論」とは多人数で同じ台詞を繰り返し、相手側の主張を封じてしまうことだと信じ込んだ連中である。
そして「論破」とは、ヤフー掲示板やら2ちゃんねるのような「交流の場」を管理する身となり、都合のよいジサクジエンを押し通すことだと決め込んだ連中である。

こういう論客が多民族のつどう場で、パーソナリティーの魅力によって支持を広げるなどあり得るわけもなく、「論争」を見守る他国人からなんの共感も得られないのは目に見えている。

「日本人ってエライんだぞ。欧米人のやることは何でも真似できるんだ。西洋化も、富国強兵も、アジアの植民地化も、ファシズムだって、お手本どおりにしてやった。どうだ、すごいだろう。でも戦後ドイツの真似だけは真っ平ご免で、侵略の罪なんて反省するもんか」

これまでにバカウヨどもがおこなった天文学的な量の能書きを要約すれば結局、こう言ってるようにしか聞こえない。
日本人であることなど他人の状態にすぎない外国人には、興味も関心も引かない内容だろう。

だからこそバカウヨどもは、インターネットの日本語圏に壁を築き、壁の中にひきこもる。
外部から遮られ、外人の目のおよばない安全地帯で、寄り合って、日本という祖国と一体化した快感のうちに集団性のナルシズムにふけるのだ。

「ニッポン、良い国、神の国」
「世界中が日本に拍手する」
「日本人は白人みたいにカッコいい」
「ああ、国のためなら死んでみせる」
「見ろ、テキサス親父も応援してくれる」

たいへんな愛国者たちと言うしかない。
韓国の「ネット右翼」が、世界中の地図や教科書の版元に「日本海 ⇒ 東海」へと表記修正を迫り、それなりの成果を挙げているのとはまったく対照的であろう。

バカウヨどもが自分らの願望と食いちがう史的認識を表明され、「反日だ」「自虐史観」だと文句をつけるのはすべて、国内のメディアや個人ブログに対してだけ。
それで、欧米など自由世界で「真珠湾のだまし討ち」や「性奴隷」、「南京での蛮行」が規定事実となっていることにはダンマリを決め込むという腰抜けぶり。

「祖国の汚名」をそそぐことなどどうでもよく、国の中で永遠に、自分らだけの夢に浸ろうという算段でいるようだ。
それこそ彼らのほんとうの望みかもしれない。



インターネットの中にはバカウヨの壁が築かれている
(ROOSTER ROOST)
http://www3.ocn.ne.jp/~storm/now/rooster_roost1.html




キルロイ見てるぞ



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人権団体の抗議、実る。性暴力ゲームの製造と販売、禁止に


性暴力ゲームの製造と販売、禁止
人権団体の抗議、実る


ニッポンがまた、やりました。

以前、この問題をあつかったエントリーで、「日本を愛する人なら、これを放っておいていいはずがない」と書きましたが、思いをさらに強くします。
一部の、レイプをゲームに仕立てて金を儲ける輩のため、日本全体が「女性の敵」「変態の国」として見られるのでは、たまったもんじゃありませんからね。

もっとも、なぜかバカウヨ系の人にかぎって、「規制には大反対」というコメントを連投してましたが(笑)。
やっぱり連中は、倫理も道理もあったもんじゃない。



関連リンク

「日本の変態ゲームに海外で抗議の嵐」
(拙ブログ)
http://fine.ap.teacup.com/warandpeace/167.html




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欧州人の共有史観「米軍がナチズムから解放してくれた」

欧州人の共有史観
「米軍がナチスから解放してくれた」
ノルマンディー上陸作戦65周年


歴史的出来事の解釈には、世界的に通用するものと一国でしか通用しないものがある。

「米軍がナチズムからヨーロッパを解放してくれた」
これこそ米国人のみならず、欧州諸国での共有となった認識にほかならない。

たしかに第二次大戦におけるアメリカ軍の場合、ファシズムからの解放者としての身上を大きく備えていた。
それについては英国、カナダ、オーストラリアなど英語国民はもちろん、フランス、ベルギー、オランダ、北欧諸国、ユーゴ、チェコ、イタリアなど欧州諸国民も認めており、国際的に共通の了解ができあがっている。

本物の歴史とはそういうものだ。
ここには、「勝てば官軍」などという負け犬の遠吠えが入り込む余地などはない。

ところ変わって、東半球では。
ヒトラーの同盟者であった大日本帝国が本心からの善意をもって白人による支配から東亜植民地を独立へと導いたなどと、よほどこじつけて受け取らないかぎり、そのように発言するアジア人はいない。

実際、太平洋戦争の始まるずっと以前から、アジアの人々は自立を求め、支配者との闘争を続けてきたのだ。
ガンジーらが大英帝国に挑み、ホーチミンはフランスに抵抗、インドネシア人がオランダと戦った。
多年にわたる働きかけが実ったフィリピンではアメリカから数年後の独立を約束されていたほどだ。
そして、最大の犠牲を払いながら主権を維持する中華民国が、圧倒的な軍事力で攻めかかる日本の侵略を受け止めていた!

この中国の日本軍に対する執拗な抗戦、および中国に味方するイギリスやアメリカによるさまざまなかたちでの支援こそ、大日本帝国を窮地に追い込んだ主因である。
行き詰まった日本は、「自存自衛」「アジア解放」と称し、南洋資源の奪取と海上輸送路確保のため連合国との開戦に踏み入ったのだ。
侵略国としての日本にはなんの言い抜けも許されないだろう。

以上が、帝国日本の軍事力暴発とその帰結についての世界的認識にほかならない。
異を唱えるのは、靖国派と呼ばれる一握りの集団だけ。

その靖国主義者によれば、「アジアの国々は、白人の植民地支配から解放してもらったことで、日本に感謝している。ガンジーやネールも日本の功績を讃え、そしてマッカーサーまでが日本の開戦は自存自衛のためだったと証言した」ことになっている。

むろん、これらの口上がことごとく捏造であることはすでに実証済みである。
まるで、ゲッペルスが生き残り、日本のウルトラ・ナショナリストのため宣伝文を草したかと思える無茶苦茶ぶりではないか。




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靖国派のバイブルは子供の戦記漫画という真相

靖国派のバイブルは子供の漫画
(「ROOSTER ROOST」より転載)




「日本の漫画って、子供が読むには残酷すぎるよな」
「聖書だって残酷ですよ。都市住民を皆殺しにするんでしょ」
「聖書には神様も出てくるぞ」
「神様なんか出たら、つまらなくなるじゃないですか」


外国人には信じられないかもしれないが、日本の現内閣幕僚らの先の大戦への解釈は、あくまで「皇軍は大義ある解放軍だった」とする二世代も前の子供向け戦記漫画と変わらぬ水準にある。

本当の話だ。
いい年こいたおじさん達やおばさん達が、いったい何を根拠にそんな「史観」を抱くことになったのだろう?
彼らが子供時代、こうしたアニメやドラマを見ながら育ったからにほかならない。






(YouTube - 0戦はやと)
1964年


(YouTube - 怪傑ハリマオ)
1960年代初め



いや、彼らは本気なのだ。
普通の人なら、そんな歴史認識をどんな理屈を用いたところで大人の世界で通用させられないとわかるはずだが、憲法を変えても通用させてみせるというのがこの連中の決意していることだから。

それも、「過去の歴史に誇れるものがないと、国民が自信を失い、国を愛する心がすたれる」という、とてつもなくぶっ飛んだ理由から。
とにかく嘘をつきまくって、「第二次大戦中、日本は交戦諸国の中で唯一の正しい国だった」と思い込ませようというわけだ!

やれやれ……。
戦時中に正しくないことをした国だからと言ってどうなのだろう。それが今の個々人の身にとって具合の悪いことかと小一時間。
だいたい日本人だけで正しかったと呪文を唱え、あの時代の日本への国際評価が変わるなら世話がない。

ところで戦後のドイツは、日本の歴史修正主義者がやろうとするのとまったく逆のことをやってきた。
つまり、枢軸時代のことをありのままに教え、ナチズムを正当化するような行為は法で禁じている。
ドイツにとってナチスこそ最大の災厄との認識に立つなら、これは当然のことである。

それでドイツ人が自信を失い、社会や秩序を守る気概がすたれているだろうか?
ロシア、チェコ、フランスなど、旧被害国がドイツに悪印象を抱いただろうか、?
かえって、今のドイツへの周辺国の評価が高いのは、あの国がナチ体制にもはや二度と逆戻りしないのを確信できるからではないか?

日本のバカウヨどもは悪あがきをやめ、謙虚になれなくてもいいからせめて愚直になり、ドイツを見習えと言いたい。
ドイツとまるで逆のことをここ十年ばかり日本がやってきた結果を思い合わせるとき、これ以上の答えは見出せない。


いったい、かくも愚かしい為政者たちはどこから来たのだろうか?
実は、彼らとその中核的支持層は、子供の頃に『零戦はやと』や『ハリマオ』のような低級な戦記番組の洗礼を授かった世代の中から現れた。
幼少時に抱いたイメージは強烈である。

ニッポンはとにかく正しい国なのだという思いが捨てきれず、より高次元の媒体からいくら日本が侵略する側だった史実を示されても、親から悪戯を叱られた童子のようにうわべでは渋々と承服しながら、心の中では舌を出してきたに違いない。
「そんなわけないじゃん、ば〜か」

かくして、卵の殻より大きく成長できない、自分の国に責任をもつことをしない非常識国際人は育っていった。
新世紀の日本における歴史修正主義の暴走は、そうした大人になる試練から逃げ続けてきた連中が団塊となり、ついに暴発させた、世界の現実に吠えかかるシュトゥルム・ウント・ドランク(疾風怒濤)にほかならない。
(もっとも、彼らの看板役となる内閣総理大臣が公式の場でそのような本音をぶちまけることはない。
小泉以後でさえ、歴代の日本国首脳は「(侵略の罪を認めた)村山談話を踏襲する」ことを明言し続けている。
中国とアメリカを同時に敵にまわしたら日本にすら居られなくなるのだけはわかるのだろう。)


彼ら歴史修正主義政権はまた、「鎖国」や「キリシタン迫害」、「日本帝国の植民統治」といった日本歴史の暗部についても独特の理由付けで正当化するつもりでいる。

外国人なら矛盾にすぐ気づくと思うが、「正直」「親切」「謙譲」「自己集団への賛辞にはへりくだる」といった日本人の美徳とされるものは、世界史の中で描かれる日本の自画像にはまったく発揮されずなのである。

実際、日本の過去を史実どおりに論じようものなら、「自虐史観だ」「反日だ」と牙をむきだす堪え性のない連中が跋扈するのがインターネットの日本語圏だ。
「しきたり道理に振舞うのは日本人同士で居るときだけ。外国人に向かうときは図々しくしないと舐められる、それが国際流儀だ」ということらしい。

もしかしたらこの思考法こそ、「やさしい日本人」による戦時中の残虐行為を解き明かす鍵かもしれない。
そのことは置いといて。


ある程度まで生存能力の発達した人間ならば、過去の苦い経験から引き出した教訓を、先々に応用しようとするものである。
たとえば、日本が惨敗した事実が残念なら、どうしたら勝てたかということをまず考える。

戦う相手がまずかった。補給が不手際すぎた。同盟国と協調しなかった。ハリマオと零戦はやとの活躍に頼りすぎた……。
結局、昭和の軍国主義は当時の世界情勢のもと国難を乗り切るのにまったく不適格だったという答えに、普通の人ならば行き着く。
そもそも、日本を見舞った国難自体、軍国主義の暴走が招いたものではないか。

筆者の知るかぎり、そんなごく当然の全体図が見える者すらも、靖国主義に陶酔する者の中にはあまりにも少ない。
代わりに、皇軍将士のマゾヒズムのきわみともいうべき滅私忠君ぶりを讃えまくるという人格的な特異ぶりを披露してくれる。
この思想の持ち主には先天的に戦争に勝つ能力が欠落してるのではないかと確信を抱きたくなるのだ。

「今度は、靖国派ぬきでやろうぜ」



靖国派のバイブルは子供の戦記漫画という真相
(ROOSTER ROOST)
http://www3.ocn.ne.jp/~storm/now/rooster_roost3.html




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バカウヨどもの大嘘が世界で通用しないわけ

なぜバカウヨどもの嘘は
世界で通用しないのか?
(「ROOSTER ROOST」より転載)




「おい、そこのニワトリ。ゲッペルスと日本のバカウヨどもの共通点って、なんだかわかるか」
「丸焼きになっても食えないところとか?」
「自分の国でしか通らない嘘をついて得々としてるところさ」


たしかに。
デマゴギーの達人として名高いゲッペルスだが、実のところ彼の宣伝は、ナチ党政権下のドイツ国内でしか効果を挙げられず、国境を超えて他国民に届いた途端、笑いものとなるのが常だった。
嘘とかデマというものは、大量に発信するだけでは意味がなく、受け入れる素地のある集団に働きかけた場合のみ浸透していくのである。
同じ原理によって、日本の歴史修正主義者の言うことも外の世界ではまったく通じないわけだ。

「先の大戦は英米への正当な防衛戦争だった」
「日本は白人からアジアを解放し、感謝されている」
「皇軍はルールを守って戦ったが、敵側は絨毯爆撃や核兵器で女子供を虐殺した」
「1937年、上海に派遣された各国軍の中で、日本軍だけが内陸部へ大挙してなだれ込み中国の首都を攻め落としたのは、上海にとどまった他国の軍隊と同様、租界内の自国居留民を守るためである」
「あの戦争で正しかったのは日本だけ。アメリカもイギリスも、中国も、ドイツもソ連も、他の国はみんな間違っていた」
……。

こうしたことを大真面目でとなえる日本の極右集団は、たしかに国内で大きな影響力を振るう。
首相官邸に代表を居座らせ、国会やマスコミの半分を支配下に置くまでに勢力を拡げているが、思い通りになったのはそこまでで、国家の公式声明というかたちでは言いたいことを外に訴えることもできないのが現状だ。
なぜなら、自由世界を中心とする国際世論が許さないから。

これは、昔の怨みをいつまでも忘れない国が忘れてもらいたい昔の過ちを蒸し返すといった次元とはまるで異なる。
過去に国際社会に敵対して巨大な惨禍をもたらした国がまたもや自己正当化に捉われ、そのときの倫理水準のままで自国のなしたことを名誉ある史実のように吹聴するという、イランや北朝鮮が核武装して世界に挑むのと同次元の、そしてドイツの指導者がヒトラーは正しかったと公言するのとまさに同等の、きわめて現代的で差し迫った脅威に受け取られるということだ。

だからこそ、他の悪いことはすべてやった小泉にも、安倍にも、麻生にも、日本国総理の身で昭和前期の軍事行動を賛美するという真似だけは絶対にできなかったのだ。
日本を乗っ取った気でいる歴史修正主義勢力が確保したものは地球村の袋小路に過ぎないのである。

彼らにとっては、まるで自国を取り囲む高い壁がそそり立ったようで、それをどうしても乗り越えられずにいる。
自分たちの主張そのものが世界に対する壁だとは気付きもせず。

最近、外務省がアメリカでおこなった世論調査では、「米国民の八割が日本を信頼している」との結果が出た。けれどもこれは、こんな採点に自惚れていい気になるような愛国馬鹿がもたらした成績ではない。
日本への高い評価は、靖国派の脅威など露知らぬ米国民によって、民主主義陣営の一員として諸国家と協調する日本国民各位の健常ぶりを判断の目安にしたものである。
もしも現政権が反米、核武装というウルトラ・ナショナリストの本音を丸出しにしたら、対日評は北朝鮮なみに転落するだろう。



なぜバカウヨどもの嘘は世界で通用しないのか?
(ROOSTER ROOST)
http://www3.ocn.ne.jp/~storm/now/rooster_roost2.html




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