「国民大行動」?
これじゃ、バカウヨ大暴動!
(おんどり音頭より転載)


前のエントリーの続きです。
NHK玄関前に押し寄せたデモ隊が、街宣右翼をおもわせる気迫でバカウヨさんの本性をさらしています。




(YouTube)


「中共の犬」とか「朝鮮に帰れ」とか「自殺しちまえ」とか……。
ものすごい人間離れのした罵詈を浴びせかける人もいますが、よく聞いてると、そういうのは群衆の中でごく少数、特定のメンバーにすぎないんですね。
そう。専任で煽る役がいるんです。
こんなデモに参加するようでも、大多数は普通の人と見分けがつかない人ばかりなのがわかってしまいます。

余談ながら、ネットでの「祭り」「炎上」もこれとおなじ。
少数の首謀者が野次馬ぞろぞろ連れてきて、ケンカ売ってるの自分らだけなのに、その場にいるのがぜんぶ手勢のような顔してますからね。

それはともかく。
今回の暴力デモ 「国民大行動」の端緒は、『JAPANデビュー』がまだ放映前だった五月始めまでさかのぼります。
案の定、都合の悪いことを隠しておきたい勢力が、なんとか放映を阻止しようと躍起になっていたようで。
それでもNHKは放映しちゃったんですね。



NHK公開討論を拒否…偏向・歪曲報道問題


 NHKスペシャル「シリーズJAPANデビュー 第1回『アジアの“一等国”』」(5日放送)の偏向・歪曲報道問題で、同局は1日までに、日台交流を進める民間団体「日本李登輝友の会」が要請していた同番組を検証する公開討論会の開催を拒否した。

 これまで友の会は「日本が一方的に台湾人を弾圧したとするような史観で番組を制作することは、公共放送として許されるべきではない」とNHKに抗議。福地茂雄会長あてに、会長や担当プロデューサーらが出席する公開討論会の共催を求めていた。

 これに対し、担当プロデューサー名で先月28日付で出された回答書では、「私たちは番組内容が偏向していたり、事実関係に間違いがあるとは考えていません。そのため、『番組を検証する』必要はないと判断しており、『公開討論会』の要請には応じかねます」としている。


(ZAKZAK/2009年5月1日)
http://www.zakzak.co.jp/top/200905/t2009050140_all.html



NHKの対応は、当然でしょう。
そもそも「偏向・歪曲報道問題」なるものは、サンケイやネット右翼が勝手に言い立ててるだけの話。

バカウヨどもによると、NHKが「台湾の元日本兵へのインタヴューから反日的な部分だけつなぎ合わせて番組を構成した」らしいのです。
もっともらしい抗議の理由付けに聞こえるでしょうが、実のところ根拠が弱いと言わねばなりません。

なぜなら、ちょっとでも報道番組の作り方を知る者にとって、収録された映像の中で実際に使われるのがごく一部でしかないことは常識のはずなので。

どの場面を選び、どの場面を捨てるかに作り手の姿勢があらわれるわけですが、『JAPANデビュー』の場合、日本の統治政策の明と暗の双方を描くのが目的だとすれば、お年寄りの楽しい昔話で終わらせるわけにはいかないのです。
(なんの問題定義にもなりゃしない)

バカウヨどもの本意では、台湾の老人らが統治時代を懐かしがる場面ばかりで構成して欲しかったのでしょうが、そうは問屋が愚か者。
まかり間違ってそんな内容で通したら、まさに完全な「偏向・歪曲報道」になってしまったこと確実ではありませんか。

バカウヨとは、「第二次大戦はファシズムが敗北した戦争」という国際通念に沿った意見を述べるだけで「自虐史観だ」と牙をむき出してくる、史的認識が戦記漫画の次元にとどまった連中。
どんな発言が彼らの基準で「反日的」なのか想像が困難なところはあります。
旧日本を賛美しない内容ならなんでも「反日発言」にしてしまうのかもしれないし。

「反日的な部分だけつなぎ合わせて」との言い分自体、そうしたバカウヨ史観を物差しにしての主観的判断によることは疑う余地がないでしょう。
まともに取り合うのもアホらしい気がするし、NHKもそう思ったようで、彼らとまともに取り合ってはいません。
いや、めでたい♪



「一方的ではない」 Nスペ「偏向番組問題」で福地会長


 日本の台湾統治を取り上げたNHKスペシャル「アジアの“一等国”」が偏向していたとして、日台友好団体や識者などから批判が高まっている問題で、NHKの福地茂雄会長は14日の会見で「あの番組はいいところも随分言っていると思った」と、内容に問題はないとの認識を示した。

 福地会長は「(当時の)産業・インフラの芽が今の台湾の産業につながっているという気がしたし、教育でも規律正しい子供たちが映っており、一方的とは感じなかった。文献や証言に基づいているし、(取材対象の)発言の“いいとこ取り”もない」と評価した。


(MSN産経ニュース/2009年5月14日)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090514/biz0905141912025-n1.htm



それにしても、自分らはどうなんだと言いたくなるのです。
マッカーサーの長大な議会演説から都合の良いところだけ抜き出して「元帥様が日本の対米開戦は自存自衛のためだったと証言してくださった」などと、土台あり得ないことをぬけぬけと吹聴して得意になるような、馬鹿まるだしの恥さらし。

真実の両面を照射した番組に「反日捏造報道」などと無体な言いがかりをつけてくるサンケイとは、ネット右翼とは、チャンネル桜とは、まさにそういう輩の集まりであることを銘記しなければなりません。



関連リンク

靖国派が大挙して、NHKに抗議デモ
(拙ブログ)
http://fine.ap.teacup.com/warandpeace/174.html

マッカーサー発言「日本の戦争は自存自衛の戦争」
(戦争を語るブログ)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50846670.html




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