NATO軍、赤の広場をパレード
対独戦勝記念式典
ドイツと中国首脳も出席



(ロイター=共同)

メドベージェフ、胡錦濤(中国)、メルケル(ドイツ)、プーチン



イギリスやフランス、合衆国の軍隊がロシアの将士とともに赤の広場を行進することがあろうとは。
冷戦の最中では絶対不可能だった光景に平和の底知れない強みを実感させてくれる。

それにしても、日本から代表は出席しなかったのだろうか?
すでにファシズムとは決別した平和国家をアピールし、戦後を締めくくる絶好の機会だったのに。

第二次大戦とは、それまでのような国同士の戦争とちがい、ファシズムとそれを阻止する勢力との世界的闘争にほかならなかった。
したがって日本のような旧ファシズム陣営の国は、ファシズムの支配下にあったのを認め、ファシズムこそ自国に惨害をもたらした真の敵と自覚することにおいて、ファシズムを打ち負かした世界の仲間入りが果たせる。

ドイツにはその道理がわかっており、ことあるごとに自国を二度とファシズム体制に逆戻りさせない決意を示すことで反ファシズム闘争を勝ち抜いた世界から受け入れてもらおうとした。
だからこそ今日、諸国はドイツを第三帝国とは別々の国として遇するのだ。

日本も、いやしくも民主主義陣営の一員でありたければ、靖国主義のようなネオ・ファシズムの跳梁を絶対に許すべきではない。
かつて国際秩序に敵対した国はその当時を正当化する動きを徹底的に封じ込める努力を尽くした場合においてのみ、いまだうごめく敗戦の恥辱という怨霊を歴史の中に葬り去ることができるのだから。



ロシアで戦勝記念軍事パレード
NATO部隊が初参加


 【モスクワ共同】第2次世界大戦で連合国側がナチス・ドイツに勝利してから65周年を記念する式典が9日、モスクワの「赤の広場」で行われた。恒例の軍事パレードには米国、英国とフランスの部隊約200人が北大西洋条約機構(NATO)加盟国として初参加、オバマ米政権発足で関係改善が進むロシアと欧米の結束を誇示する演出となった。

 パレードに先立つ演説でロシアのメドベージェフ大統領は「共にファシズムと戦ったわれわれが連帯してこそ、現代の脅威に対抗し世界の安全を確保することができる」と述べ、国際社会の結束を呼び掛けた。

 式典にはロシアのプーチン首相のほか、戦勝国側から中国の胡錦濤国家主席やポーランドのコモロフスキ大統領代行らが、敗戦国側からもドイツのメルケル首相が出席。フランスのサルコジ大統領、イタリアのベルルスコーニ首相はギリシャ財政危機問題への対応のため直前に出席を取りやめた。


(共同通信/2010年5月9日)
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050901000623.html




関連リンク

対独戦勝記念、赤の広場で軍事パレード
(afpbbnews)
http://www.youtube.com/watch?v=Ah3rLFXGKmA




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