みなさんの大好きなイタリア軍が、戦争やってる時さかんに合唱した(させられた)唄。




映画「砂漠のライオン」より
グラッツィアーニ将軍の歓迎会の場面。
製作と監督はリビア人。ムッソリーニの侵略軍に抵抗を続けた祖国の英雄を主人公にした大作だが、
はっきり言って、イタリア軍の軍服のカッコ良さだけ印象に残った内容。




イタリアでなぜファシズムが生まれたのか?
そしてなぜ、イタリア軍はああまで弱かったのか?

これらについては詳しい人が色々と分析しているので、ぼくからの意見出しは控えますが、ムッソリーニ個人について言うなら、自国の軍隊を買いかぶりすぎた。
というより指揮者がこんなに良いのだからオーケストラも頑張ってくれると勝手に思い込んでいた。
それが敗因のすべてのように思えます。



ボーカロイド初音ミクが日本語で歌ったジョヴィネッツァ




なぜかウクライナの女性がアカペラで歌います
それが不思議だったので、「ナチがウクライナに攻めこんで、何百万も殺したのを知らないの?
その時ムッソリーニはヒトラーを支援したんだよ」と英語でコメントしたら、削除されてました。
動画のアップ主には訊かれると具合の悪いことだったのでしょうか。






馬を水辺に連れていっても飲んでくれない。
イタリア人を戦場に連れていっても戦ってくれなかった。

黒シャツ隊のような、ムッソリーニを熱烈に崇敬し一身を投げ出すのも厭わぬつわものがいたにせよ、あくまで一部でのことでした。

実際は、彼を支持する人々にしてみれば、自分たちの暮らしを良くしてくれると思ったから絶対的な権力を与えて国政を任せたはずなのに、各地で戦争を仕掛けて、男たちを戦場へ送り出し、生活はますます苦しくなるばかり。
これでは政体への不満が蓄積するのは当然でしょうが、ムッソリーニは、自身が独裁者でいられる基盤がこうした近代的な現実感覚をもつ庶民に支えられるのを忘れていたようです。

英米軍の欧州侵攻が始まり旗色が悪くなった途端、彼を政権の座から引き摺り下ろしたイタリア国民のことをヘタレのように言う人もいるようですが、独裁体制を覆すには奴隷のように従い続けるよりも敏速で柔軟な決断と実行力が要求されるものです。
(そのあと連合軍との交渉に手間取るうち、国土はナチに占領されてしまったわけですが)

ともかくも彼らは、国が滅びる前にファシスト制に「no」を突きつけた。
そうしたことも国民の強さをはかる目安ではないでしょうか。












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