ネット右翼って、終戦後インドネシアに居残ってオランダ軍と戦った日本兵のおかげでかの国の独立が達成されたと得意げに吹聴しますよね。

たしかに父の部隊でも、わざわざ脱走して独立運動に加わった猛者がいたようですが、そういうのはあくまで少数者にすぎず、どちらかといえば変わり者扱いでした。
(『ビルマの竪琴』の水島のようなもので)
言うまでもないですが、自分の意思で軍から離れた者の功績を軍の名誉にはできません。

実は、インドネシアで降伏した日本軍はその従順ぶりを見込まれ、独立運動の弾圧にオランダ軍が出動しガラ空きになった地域での治安維持を、オランダ軍の代わりに受け持たされました。そうやってオランダ側に協力した日本兵のほうがずっと多かったのが現実です。

そのかぎりでは、日本軍はオランダ王国の植民地を侵略はしたが、戦後に後方での保安に貢献することで罪滅ぼしはしたと釈明できるかもしれません。
実際、日本軍の捕虜がオランダの植民地政府に協力しなかったら、オランダ軍がやりづらくなった分、インドネシア独立はもっと速やかに達成されていたでしょう。




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