1942年に帝都空襲を敢行したドゥーリットル爆撃隊の生き残りが受勲されるという。
なんで今更とも思うが。

米国、日本本土の空襲部隊に勲章 議会で法案可決

太平洋戦争で、米軍初の日本本土攻撃となった「ドゥーリトル空襲」に加わった元兵士に対し、米最高勲章の一つ「議会金メダル」を授与する法案が20日、上院で可決された。下院でも既に可決されており、オバマ大統領の署名で成立する。

 ドゥーリトル中佐が指揮した空襲は、旧日本軍による真珠湾攻撃から4カ月後の1942年4月18日に実行。米国では対日戦争の局面転換につながる象徴的な攻撃として認識されている。

 米空軍博物館によると、空襲は東京、名古屋、神戸などが標的とされ「日本国民に恐怖をもたらし、本土防衛の必要性を知らしめた」と結論付けている。
http://www.47news.jp/CN/201405/CN2014052101000807.html




米国映画『東京上空30秒』(1945)での日本本土爆撃





これは戦時下で作られた戦意高揚映画で、監督は、『西部戦線異状なし』のルイス・マイルストン。
ラストでは中国人が、「日本を爆撃してくださり、ありがとうございました」と爆撃隊員に感謝を述べる。
しかし、これだけ規模が大きく精度の高いミニチュアワークは、今でも日本映画には不可能だろう。



いまだに多くの日本人が、だまし討ちだった真珠湾奇襲を「快挙」として受け取っている事実と照らせば、ドゥーリットル爆撃隊の東京空襲はアメリカ人にとってまぎれもない「大快挙」にほかならない。
真珠湾攻撃は和平交渉をよそおった裏で隠密に仕組まれたが、ドゥーリットル爆撃は交戦下、日本の征圧する海域を突っ切っての堂々たる遠征によっておこなわれた。

今回の受勲を、大戦初期に数多の困難を押して敢行したドゥーリットル爆撃隊に限定し、無差別殺戮の様相を帯びる後年の東京大空襲や原爆投下など大規模爆撃には適用しなかったところが肝だと思う。
それはオバマ大統領が来日時、靖国神社を避け、明治神宮を訪れた件を想起させる。

しかし今回は菅官房長官、「遺憾である」とか言わないんだよな(笑)。
中国で安重根記念館が出来たときは不快感まる出しだったくせに。





にほんブログ村 歴史ブログ 近代・現代史(日本史)へ この記事を気に入ってくれた人、よろしくね