戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

従軍慰安婦

慰安婦問題と泰緬鉄道


慰安婦問題では右派の間に、20万もの女性を「連行」するのがはたして可能だったか怪しむ声さえ出ている。
自分にも慰安婦の正確な人数は答えようがない。ほんとうは十万人かもしれないし、五万人かもわからない。もしかしたら御用学者の秦郁彦が見立てたように(計算の間違いが指摘される)、二万人だった可能性すらある。
けれども、もしネット右翼らが通州事件の犠牲者二百人で驚天動地の大騒ぎを演じるのなら、「慰安婦制度」の被害者が同じ規模でしかなかったとしても問題視する価値をもつことなのだろう。

ともあれ。「何十万もの動員が可能だったか?」との疑問については、現に日本軍がそれだけの人数を一箇所に集めて使役した実例を挙げるだけで答えになるとは思う。
その実例とは、あまりも有名な泰緬鉄道建設工事だ。

なぜ世界は、旧日本軍に対して暴虐な軍隊との印象を強めることになったのか? 
真珠湾奇襲やバターン死の行進、そして中国大陸でのことをすべて除外するとしても。
連合軍兵士、それから日本軍の制圧下におかれた地域の人々が大々的虐待を受けた事実において、その否定できない出来事がこれだったのではと思う。




泰緬鉄道建設工事とは

第二次世界大戦中に、日本軍がビルマ・インド侵攻作戦のために建設した、タイとビルマを結ぶ鉄道。
1942年6月から工事開始、43年10月に約415kmが開通した。この工事では日本軍が約1万2千、連合国軍捕虜が約6万5千、東南アジア日本軍占領地域からの徴用(実質的な連行)による労務者はマレー方面から8万、インドネシア方面から4万5千、ビルマ方面から18万、タイから数万、合計40万を超すと推定される。ジャングルの中の工事は難航を極め、捕虜の1万5千、労務者の半数が未帰還という大惨事となった。
http://www.y-history.net/appendix/wh1505-069_2.html




こうした数字を見ると、「14万5000の朝鮮人慰安婦が死んだ」との(荒船清十郎による)不確かな話が国連報告者から疑念もなく信じられてしまったのもうなずける。
アジア人労務者の死亡数については例によって「もっと少ない」との見方が右派の側から出ているが、数の問題で皇軍の責が赦免されるものでないのは南京事件と同様だ。
アジア諸国の「ロウムシャ」の場合も、強制連行された者は稀である。だいたい応募で集められ、賃金による報酬を受け、任期が終われば帰還が許された。ただし現地で過酷に扱われた。

ご多分にもれず泰緬鉄道の件でも、皇軍を擁護する言い訳がいくらでもなされている。
死者が多く出たのは虐待ではなくコレラが原因だ。糧食が乏しかったのは補給の不備による。上層部が工事の完成を急がせ、現場で厳しくせざるを得なかった……しかし結局は、言い訳として通るものがひとつもないというか、ようするに日本軍の体質に責が帰せられる事ばかりなのだ。
常識的見地からすれば、補給も期限も無理が多く、犠牲も甚大になりそうならば、日本の戦争に役立つだけの鉄道工事なんかやらなければよかった。
日本軍でない者ならそう考える。

さて。
慰安婦問題での欧米人の認識はたぶんに、この「泰緬鉄道の虐待」を従軍慰安婦制度に置き換えて見たものだろう。たしかに、タイ・ビルマ国境の限られた地域に何十万ものアジア人労務者が動員できたとすれば、皇軍占領下の全域で20万人の女性を連行するのはわけもないように思える。
「あの軍隊ならそれくらいの無茶はやる」との固定観念はアジア太平洋での日本軍自身の振る舞いによって培われたところが大きい。これは認めなければ。

ところで、ひとつの仮定だが。
もし泰緬鉄道建設工事に英米軍の捕虜を使わず、すべての労力を日本軍と現地徴用の「ロウムシャ」でまかなったなら、戦後になってこれほどの怨恨を持ち越すことになっただろうか? 工事自体が惨劇としてかくも世界的な脚光を浴びせられていただろうか?
(すくなくとも、『戦場にかける橋』という映画は作られなかっただろう)
不謹慎かもしれないが、興味のあるところだ。







関連リンク

秦郁彦氏の慰安婦推定方法について
(天に代わりて不義を討つ)
http://tarari1036.hatenablog.com/entry/2013/07/03/212224


「」
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少女像と日本軍の虚像


「少女像」でまたもめている。
釜山市が日本領事館の前からいったん撤去させた像の再設置を認めたからだ。
仏ルモンド紙はこれについて、稲田防衛相の靖国参拝が韓国側の反発を招いたせいと因果関係を指摘(欧米では、だいたい同じ見方らしい)。
しかし安倍普三(あべ・ふみ)は、相手方に問題があるかのよう言い立て、駐韓大使の召還という挙に出た。
成立して一年そこそこで、「合意」はどうやら破棄されそうな成りゆきである。

さて。
真性のネット右翼はもう手が付けられないので、ほっとくが。
それでも、ネトウヨ思潮に影響された人々の思うことはわかっている。
「御国のため命を捧げた日本の兵隊さんは金めあての売春婦なんかよりずっと気高い存在なのに、海外の声ときたら「いわゆる従軍慰安婦」の身ばかり気遣い、皇軍のほうは性犯罪者のように見て、まったくリスペクトがないのはどうしてだ?」

なるほど。なぜ海外の論調は、いつまでも安倍政権やネトウヨ諸氏の思う通りにならず、慰安婦たちに味方し日本側を悪く言うのか?

そりゃ、あなた。娼婦は身を売って金を得るだけの無害な存在だけど、日本軍のほうは力付くでアジアを奪おうとした有害きわまる武装集団だったからですよ。
まして、「いわゆる従軍慰安婦」は無理やり娼婦にされた日本軍国主義の犠牲者なんだから同情されないわけないでしょ。


いや、身も蓋もない答え方になった。
でも、本当のことだ。
ぶっちゃけ、日本兵を売春婦よりも上位に格付けするのは世界中で日本の国家主義者しかいない。「日本軍像」というものに、海外の人と国内の右翼さんとで根本的なずれがある。

結局のところ外国人はこの問題を、「日本軍が慰安婦に何をしたか」よりも「日本軍が世界に何をした」という歴史上の予備知識をもってまず受け止める。当然、右側の連中が躍起となって国内でのみ存在の余地をあらしめた「美しい日本軍」の虚像など通りはしない。
世界の目に日本の軍隊は、暴虐な侵略者であり、時の政府の命令にしたがい支配と略奪を遂行した集団、精いっぱい好意的に見ても無理やり動員された軍国主義体制の犠牲者であるにすぎないのだから。

実際、今の日本人もイスラム国やナチの軍隊をそういった目で見る。なぜ日本軍に対してだけは海外と評価を同じにできない、つまり客観的に見られないかといえば理由はただ一点、大日本帝国の軍隊が僕らの父や祖父、さらに曽祖父によって成り立っていたからである。血縁者をかばうのは人として当然かもしれないが国外の人々にとってはどうでもいいことで、彼らはあくまで日本軍を実際の事績で評価する。

「慰安婦が性奴隷だったなんて嘘だ。自由意志で、高給取りで、一財産きずけたんだ」
こうしたネトウヨの常套句を外国人に向けたとしてどれだけ説得力をもつか?

「だから、どうなんだ。慰安婦の客だった日本軍のほうはそのとき、何やってた? 中国や南洋を占領してたんだろ」と言い返されるのがオチ。旧軍を正当化したいだけの意図がまったく見透かされてる。

しかも同じ時その外人さんのご先祖はネトウヨの思う「美しい日本軍」を占領地帯から追っ払うため、すなわちアジアを日本軍から解放する目的に命を賭けており、まかり間違えば日本兵に殺されるかもしれなかった(当然、その外人さんは生まれてない)。相手にとって日本軍とはそういう存在である。
何より肝心なのは、どの外人さんもそうやって戦った自分の父、祖父、曽祖父に対しては特別の思い入れをもっていることだ。我々が日本の軍隊に特別な思い入れがあるように。
しかし「日本スゴイ教」に洗脳されきった真性ネトウヨどもにはここがわからない。おそらく永久に。
(なにしろ相手の身になって考えるのが先天的に苦手な連中)

そのうえで日本軍の無罪ばかり言い張り、相手の頭に血を上らせる。

こういう状況なのに、例のくだらない呪文「強制連行ではないから問題ない」がいかに歯が立たない空言として跳ね返されることか。なんとなれば、幾万もの女性を慰安のため用立てた日本軍自体が他国の領分に強引に押し入り、人手や資源を奪いとる存在ではなかったか?
かかる歴史上の巨悪の中で、慰安婦が「強制なく連行された」からといってどうなのだろう? マイケル・グリーンが喝破したように、多くの慰安婦が悲惨な目にあった事実に変わりあるまい。

「慰安婦は高給優遇」とか、テキサス親父みたいに真赤な嘘いう奴は引っ込んでろ。
https://matome.naver.jp/odai/2138238867118488501?page=2

ところが。日本側の自己弁護によればまるで日本軍というものが、平和な時代、友好国の求めに応じその領土に合法的に駐屯した普通の状態の組織集団であるかのようだ。
あいにく、第二次大戦での日本軍はそう見られていない。このとき連合諸国はまさに、その軍隊を占領地域から排除すべく多大の犠牲を出しながら戦っていたのだ!
日本軍とはすなわち世界の敵だった。そして従軍慰安婦制度とは、占拠した土地に居すわる連中の愉楽に女性をあてがうための仕組みにほかならない。
繰り返すが、「強制連行でないから――」は状況に合わないまったくの戯言だ。
なんとなれば日本の軍政下におかれたすべての人が、物資であれ行為であれ、皇軍のあらゆる求めに応じるのをまさしく強制された状態だったのではないか?
(占領とはそういうものである)

ネット右翼にかかるとこれが、「日本は欧米の支配から東亜を解放するため戦った。アジアの人は今でも日本軍に感謝している」という例の暗唱聖句で詠みあげる状況になってしまう。慰安婦なるものは軍につきまとい荒稼ぎした娼婦の集団にすぎないというわけだ。
むろんかくも実情と異なる認識とあっては、インターネットの中でさえ彼らの集団エゴがまかり通る勢力圏(ぼくはこれを、ニコ動でのネトウヨどもの喝采のやり方をもじり、「88圏内」と呼んでる)から外では相手にされるはずもなかろう。

日本の開戦動機や開戦作法、占領の実態がいかに弁護できないものだったかについては、ここでさんざん語ったので割愛する。
https://matome.naver.jp/odai/2138632036451261401?&page=3

慰安婦問題ほど、日本の過去に対するネトウヨ流の思い込みや勘違い、すなわち世界に突きつけたい日本軍の虚像が現実と食いちがう痛ましさとなってあらわれたものはない。
そのシンボルが少女像だ。
だからこそ安倍政権とネトウヨどもは撤去しろとゴリ押しするし、まただからこそ我々は断じて撤去などさせてはならない。反対に、彼らが崇めるよう強制してくる「日本軍の虚像」こそを徹底的に破壊すべきなのである。
それは我々の父や祖父、曽祖父のほんとうの姿ではないのだ。







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朝日新聞の慰安婦報道/渡部昇一らの「慰謝料」請求棄却


慰安婦報道、慰謝料認めず 朝日新聞への2万人訴訟
http://this.kiji.is/131332820051197956


渡部昇一というのはほら、アレだ。
「マッカーサーが日本の開戦は正しかったと米議会で証言」
あの悪名高い大デマを広めるのに一役買った人。

むろん、「朝日新聞の慰安婦報道で日本の名誉が傷ついた」も同じ程度の与太話だ。
そうした事実はどこにもない。

根元的な罪業は、慰安婦を必要とした大日本帝国の侵略行動に帰せられよう。
世界はそう見ているし、日本もその件での反省を示すことで面目が保たれてきた。
それを新世紀になって大きな問題にしてしまったのが安倍政権。
旧軍の名誉を重んじるあまり占領地での婦女虐待への関与を否定するという信じられない愚挙により今の日本国家の信用まで貶めた、安倍政権にこそ明白な落ち度がある。

これを「朝日新聞のせいで――」と言い張っても、国際社会で通るわけがない。
まして渡部昇一のような、当の本人が旧時代の正当性を言い立てる行為において戦後民主主義を踏みにじってきた、こういう者がこのうえ誰かから慰謝料まで取り立てようとは盗人猛々しいにもほどがあろう。






関連リンク

慰安婦問題について百万回でも書かねばならないこと
(当ブログ)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/52035295.html





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慰安婦問題について百万回でも書かねばならないこと


在米韓国系のロビー活動により米公立高校で慰安婦授業開始へ
(SAPIO/ライブドアニュース)
http://news.livedoor.com/article/detail/11599030/


雑誌「SAPIO」の配信記事だが、書き手の歴史認識はネット右翼とまるで変わりがない。とにかく従軍慰安婦のことを広められては困る、具合が悪い、恥ずかしいとの思いがこうしたものを書かせた唯一の動機を成しているようだ。
アメリカの公立高で来年度から、授業で従軍慰安婦のことを教えられる可能性に触れ、これが在米韓国人団体のロビー活動によるもので(正確な根拠は示されない)、慰安婦問題をもう蒸し返さないと誓い合った日韓両国の「合意」に反するとか、よくわからない理屈で文句をたれている。

そもそも書いた者はロビー活動の意味を取り違えていないか? 普通は、政府から離れた市民団体の自発的な運動を、「ロビー活動」とは呼ばない。たとえ日系人も含めたアジア系米国市民らが慰安婦を思いやっての働きかけにせよ、受け容れたのはアメリカ合衆国の教育機関だ。実際にあったこと(アジアを占領する日本軍が慰安婦を利用し、多くの女性が不幸な目にあった)を教えるのに問題はないし、その件で韓国が文句をつけられるいわれもなく、だいたいネオナチと変わらぬ日本の国家主義者に地上の誰を責める資格があるだろうか。

悔しければ日本の右翼さんも、米国の授業で日本軍がアジア解放に果たした功績を教えるよう圧力をかければいいのだ。どういう結果が出ることか。
アメリカでは何を教えるか選ぶ権利は学校側にあるわけで、どんな与太話でも数を頼みに押しまくれば思い通りになるものではないこと、すなわち米国の学校で慰安婦のことが教えられるのは「韓国系団体」の働きだけによったのではないとわかるだろう。

「SAPIO」の記事がおかしいのは、書き手が「日韓合意」の内容をまるで手前勝手に解釈していること。
「合意」の主旨は、慰安婦被害の件で韓国政府がこれ以上日本政府を責め立て問題化しないのを約するもので、当たり前だが「慰安婦の徴募に強制性はなかった」とか「性行為を強要された女性がいなかった」と認めたわけではない。
むしろ逆であり、河野談話でも示されたような認識を日韓で共有しようとの前提に立っている。

また当然、「合意」の内容はこちら側をも拘束するわけで、以後「強制ではなかった」と日本軍の罪を大っぴらに否認したり元慰安婦らに対し嘘吐きと非難(いや、侮辱)するのが許されなくなったことを意味する。
有体に言えば、敵意むき出しなSAPIOの記事のほうが「合意」の精神に背くのだ。
安倍政権の大本営発表を丸呑みするネトウヨ魂の記者くんではわかろうはずもないか。





「合意」以来ひさびさに、慰安婦問題について書かねばならないとの思いを強くする。
もう何度も言ってきたし、この期に及んでこんなわかりきったこと繰り返したくないのだが。

あれだけ派手なロビー活動(市民運動ではない、政府が金を使った正真正銘のロビー活動)を繰り広げながら、慰安婦問題で安倍政権が完敗した理由とは? それは結局、旧日本軍がさまざまな状況でみせた振る舞いへの強い印象によるところが大きい。世界のだれもが日本兵を、「そういうことをしそうな顔をしている」との色眼鏡で見たからに他ならない。

偏見だろうか? なるほど、日本軍はフィリピンだけで百万人を殺した。しかしマクドゥーガル報告にあるような、「14万5千人の朝鮮人慰安婦が死んだ」となると、このブログ主でさえ受け容れがたい感があるとはいえ、明快に否定してしまえる根拠もない。あまりにも多くの記録を終戦時に日本自ら焼却しているからだ。
これがアダとなり逆に潔白も証明できなくなった。今日、日本軍が「濡れ衣」を着せられ、後代の日本人が疑惑を晴らそうと辻褄あわせに汲々とするのは、日本軍自身が子孫らに負わせた債務といえよう。

ともあれ従軍慰安婦制度について調査した国連報告者から、「あの日本軍ならやりかねない」ことだと疑念もなく思われた。かように、日本軍は非道行為の遂行能力において万能との認識が行き渡っている。これを解消できないかぎり日本軍を好意的に見てもらうのは不可能だ。

けれどもそうした認識を払拭すること自体が絶望的に困難なのだ。それはもう、ナチの軍隊を好意的に見てもらうのとおなじほど。評価に値するだけのことを、われわれの父祖はしたと思うしかない。

第二次大戦での日本軍への好ましからざる印象が世界的に浸透していること。安倍政権の支持層がその時の歴史をすこしも悔いるようには見えないこと。この二つが組み合わさり、従軍慰安婦問題で「日本側」をあそこまで面目ない状況に追い詰める土壌を形成した。
勝ち目のない足場を自らしつらえたのだ。

仮に、だ。「総統ムッソリーニは正義の闘士だった」と吹聴するイタリア人がいたら、米国人や西欧人はどう反応する? ネオファシストの間でしか通らない道理を得々と説かれても共感を示せるか? そういう問題だ。「皇軍はアジアを解放した」と言い張る日本人がいても同じに扱われよう。

日本軍は小林よしのりが漫画で描いた通りだと信じたい連中にはここがわからない、戦争犯罪などは頭から認めない。「日本人が外道な真似などするもんか」との思い込みは強烈である。
だが見回せば、そう言い張るのは地上で日本の右翼のみ、大東亜聖戦論の「世界歴史ひとり歩き」状態だ。
そこがまた、わからないときている。
彼らにとって、テキサス親父やケント・ギルバート、マイケル・ヨンといった数人の「お雇い外国人」だけが海外の声すべてなのだから。

慰安婦問題がああまで泥沼に踏み入ったのは、日本の右派勢力があるものを執拗に守ろうとして逆効果を招いたところが大きい。
つまり安倍政権も支持勢力もあきらかに、今の日本ではなく、滅び去った大日本帝国の名誉のため慰安婦徴募での軍の関与を否定することに精出ししたのだ。

帝国日本が1940年代前期、アジア太平洋水域の覇権を牛耳ろうと国の命運を賭して大々的な軍事遠征をおこなったことは、どの国でも公認の、世界中で安倍内閣の支持層だけが認めようとしない(彼らの頭では、「自衛」と「解放」が開戦動機)歴史的大事実である。
だから今更、その企てに動員された何百万もの将兵に国があてがった「女性配給制度」の不備について、「軍は関与していない」と言い張っても仕方ないし何の免罪にもならないはずだが(すべての日本兵が押し込み強盗なのに)、「性奴隷ではない、強制連行ではない」と唱えるのがよほど意味をもつことだったらしい。

しかしこれは、西側と協調する民主主義国家としては正気の沙汰とも思えぬ振る舞いだ。まるで彼らは、旧軍と心中したがるようにさえ見えた。たとえれば今のドイツ政府がナチ軍隊の非道行為の否定に躍起となるようなもの、国際的評価という意味で大変なリスクなのである。
そういう、本来はあり得ない状況、あってはならない状況にあったのが安倍政権下の美しい国だった。
果たして、相応の結果がもたらされた。

実際、強制連行の否定からリーマンショックにいたる安倍晋三の発言で、海外から受け容れられたものはほとんどない有様だ。2007年にブッシュ大統領の前でおこなった慰安婦への「謝罪」を唯一の例外とすれば。





ブッシュ大統領「安倍首相の謝罪を私は受け容れます」


2007年。第一次安倍内閣で「慰安婦の強制連行はなかった」と閣議決定したとたん、
米国議会では反発の声が高まり、抑えが利かなくなった。鎮火のため渡米した安倍晋三が、
ブッシュ大統領の前で謝罪の真似事をおこない、とりなしてもらったときの実況。




けれども帰国した安倍は、「あれは謝罪ではなかった」と言い訳し(では、何だったんだ?)、その唯一の例外さえもみずから台無しにしてしまう。
かくも国際社会での信用を潰すのに奔走した政権もめずらしい。

ようするに。安倍内閣の慰安婦問題への対処ほど、負けることが確実な相手めがけて突っ込んでいった事例もないわけだ。この件では、日本の歴史修正主義者の守ろうとしたものこそ何にもまして彼らに傷をあたえた。
それはすなわち、後代の者が誇りに思うことを許さない日本軍国主義の負の遺産であり、大東亜戦争の大義など通じるはずのない世界の中でなお旧軍の名誉にしがみつく勢力にとって、致命的な足枷となり続けたものだった。

「慰安婦戦争」で安倍政権や国家主義者が敵に回したものの正体は韓国などではない、彼らには絶対に倒せない相手、日本軍の亡霊なのである。
この亡霊は国を愛する者の味方のような振りをするが、過去の栄華にあやかろうと集まる手合いを、最後には地獄の底にまで引きずり込んでしまうのだ。







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合意

家に帰ったら、日本と韓国とで、慰安婦問題に関する「最終合意」が勝手に結ばれていた。
今は、なんとも言いようがない。
しかし「合意」って、なんだろう?
慰安婦問題は日本と韓国だけのアレじゃないはずだ。これを、二国間だけで解決してしまえるもんだろうか?
現に、台湾からはこんな突き上げがあるし。


<慰安婦問題>馬英九総統、日本に謝罪と賠償求める/台湾
http://japan.cna.com.tw/news/apol/201512290002.aspx




さらに。

慰安婦問題、中国も解決要求=日本の「言行一致」見守る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151229-00000070-jij-cn

オランダの元慰安婦、日韓合意に大きな関心、日本からの謝罪に期待
http://news.livedoor.com/article/detail/11015271/

<日韓慰安婦問題合意>インドネシア「公で議論歓迎」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151228-00000108-mai-asia

日韓慰安婦問題合意 最終決着に困惑 フィリピン支援団体
http://mainichi.jp/articles/20151229/k00/00m/030/093000c



日韓の「合意」を契機に、事実上すべての被害国で補償を求める動きが活性化したようだ。

たしかに、慰安婦問題で大きく揉めていたのは日本と韓国の二国である。
けれどもこの件での被害は韓国だけの専売特許ではない。日本軍慰安婦制度による被害はアジア太平洋戦争時に大日本帝国の制圧下にあったすべての地域に及び、したがってオランダを別とすれば東アジアのほとんどの国との間に日本政府は慰安婦問題を抱えている。
ただ韓国がもっとも激しく、元慰安婦らへの補償を言い立て、二国間に亀裂が入るのも厭わなかった。

これでもっとも困るのは安倍政権だが、アメリカの安全保障政策にとっても厄介な事態を招くことになる。
どちらも同盟国である日本と韓国には仲良くしてもらわねばならないのに、これでは有事の際に三国間でスムーズに連携できないし、まかり間違って韓国に中国側に行かれては東アジアのバランスはより不安定な向きに傾くだろう。
しかしアメリカはなお超大国であり、必要とあらば日韓の両国に対し決定的な影響を行使できる。

さほどの勘ぐり屋でなくとも今回の「合意」が、アメリカが舞台裏で動き、日韓両国に強く圧力かけた結果だというのは容易に推量できることで、むしろ大多数に共通した見方かもしれない。
アメリカにとって大事なのは極東情勢の安定がもたらす将来的な利益だから、慰安婦問題が実際はアジア全域にわたる大問題だったことにおかまいなし、とにかく日韓関係の正常化のみ急いだというのがよくわかるかたちで軋轢を招いてしまった。

ザラッと眺めたかぎりではそういう状況だと思うが、どうだろう?











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帝国の慰安婦

「帝国の慰安婦」朴裕河教授の在宅起訴に学者ら54人抗議声明
http://www.huffingtonpost.jp/2015/11/26/park-yuha-charge-remonstrance_n_8659272.html


顔ぶれが凄い。
上野千鶴子、大沼保昭、大江健三郎、河野洋平、東郷和彦、村山富市……。
慰安婦問題と植民地支配をめぐる歴史認識で線引きされた日本のリベラル派が勢揃いした印象だ。

ネット右翼の間では、河野氏や村山氏が韓国の検察と司法を相手どるような、こうした声明に賛同するとは意外という声が散見される。
国粋ネッターの頭では「リベラル」は「反日」「左翼」そして「親韓」と同義語だから致し方ないにせよ、そう感じること自体が理解不足を露呈していよう。

実のところ、意外でも不思議でもない。リベラルな知識人としてまるでぶれていないだけである。
国単位で敵味方を分けたりしない彼らは、安倍政権のすることだけでなく朴政権のおこないについても憂慮しており、それぞれが個人の立場から、国家権力の介入にさらされている韓国の知識人に共鳴の声を上げた。
リベラルとはそういうものなのだ。
逆に今回の声明は、日本のリベラル派知識人の真骨頂を示すものだろう。

しかし、なぜこれだけの面々が抗議のため集ったのか?
今まで日本のリベラル側には、慰安婦問題で日韓関係がこじれたのは靖国史観の安倍政権があくまで軍の関与を否定し続けるから、との認識があった。
それが最近、韓国政府による反政府デモへの弾圧ぶりを見るに及び、朴大統領になってからの歴史認識に起因する日韓関係の亀裂は朴政権側にも問題ありと思い直したからではないだろうか?

ところで。
Twitterなどで意見をぶちまける左派系の人々の間で、今回の声明は思いのほか評判が悪い。
朴裕河教授の著作『帝国の慰安婦』は果たして、これほどの人々が連名で抗議し擁護するほどの内容だろうかの声が目立つのだ。
ほとんど、この声明を、超人的な勇気をもって自分の身におきた性被害を名乗り出たハルモニらへの裏切りに近いものと捉えているようだ。

なんで抗議声明に賛同する人々とネットで否定的反応を示す左派とでこれほど乖離してるのかと思ったが。
結局、河野氏や村山氏は現在の日韓関係の修復のほうを重視し、左派のブロガーらはあくまで旧軍の責任追求にこだわってるということではあるまいか。

(続く)





関連リンク

<帝国の慰安婦ー植民地支配と記憶の闘い>要約
(朴裕河自身のfacebook)
https://t.co/831uO1FJ2f


『帝国の慰安婦』韓国での非難に、日米の学者ら抗議声明
(NAVER まとめ)
http://matome.naver.jp/odai/2144862881463276401





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新しいお友だちですよ〜



ソウル北公園に、あの朝鮮人少女の慰安婦像と並んで展示。
中国人美術家の手になるものだそうです。

2007年に軍の関与を否定することでみずから口火を切った従軍慰安婦をめぐる「歴史戦」に連敗を続け、もはや完敗状態の安倍政権。
南京大虐殺の件でも同様ですが歴史認識に関するかぎり、今の政府と昔の日本軍に味方する人など海外では誰もいないのです。
(マイケル・ヨン、ヘンリー・ストークス、ケント・ギルバート、テキサス親父といった、ごくごく稀な「お雇い外国人」を別にして)

ようやく実現した日韓首脳会談の後でも、安倍総理が「慰安婦問題のすみやかな合意をめざす」と言ったかと思えば、すかさず菅官房長官が「日韓条約で解決済み」の決まり文句。
いやはや。
かかる曖昧きわまりない態度の裏にある硬直しきった心胆こそ、問題をここまでこじらせた元凶です。
そのままにしておけばやがて、フィリピンやインドネシアなど旧占領地の少女たち、オランダ人少女、そして日本人少女の慰安婦像まで造られるようになるでしょう。世界中いずこの地でも。
お友だちがどんどん増えていくのは良いことだけど、安倍首相と支持者たちは金輪際、その仲間に加われませんからね。





関連リンク

Statues honoring Korean, Chinese "comfort women" erected in Seoul
(mmc-News)
http://mmc-news.com/news-statues-honoring-korean-chinese--and-quot;comfort-women-and-quot;-erected-in-seoul-292136.dbv



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安倍総理、慰安婦連行を「人身売買」と呼ぶ



八紘一宇、侵略の定義、我が軍、そして人身売買……次から次へと安倍政権の発言問題。
ブログもツイートもついていけないや。
とりあえず、このまとめ記事、読んどくれ。


安倍総理、米メディアで慰安婦連行を「人身売買」と発言
(NAVER まとめ)

http://matome.naver.jp/odai/2142756423803351401
安倍総理が米紙とのインタヴューで、慰安婦の連行を「人身売買」と言い替えた
のを受け、ネットではさまざまな観測が呟かれている。



なぜ安倍はこの期に及び、人身売買なんて言葉を使ったのか。
むろん軍の関与を暗に否定、商業問題として扱い、総理の心の中での本当の「我が軍」に責を及ぼさぬための方便に違いない。それはわかる。
しかし身売りされたというのは奴隷にされたと同義であり、これまでの政府方針「慰安婦は性奴隷ではない」に相反するものとなっている。
どう説明をつけるのか?

いや、慰安婦は鞭打たれ鎖で縛られたわけじゃない、借財を返せば家にも帰れた、多くの点で自由が認められており、奴隷とは呼べない。
そんな風に言い返すとしたら、奴隷の定義というものをまるでご存じない証だろう。

ローマ時代の奴隷にさえ外出が許されたし買い物もできた。なぜなら逃げても捕まるし、他に生きる手立てもなかったから。奴隷の中には少数ながら、財をたくわえ自由民の資格を買い取った者もいるが、これも伝えられる慰安婦の境遇とさして変わらない。
違うのは、慰安婦らはローマ期から2000年も後に、アジア解放と称してアジアを占領する軍隊に管轄されていたことである。

まさにそこが「日本軍性奴隷制度」として、問題になっているところだ。
(ごめん、続かない)




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「紙奴隷」となった読売新聞、慰安婦問題で不適切なお詫び

唐突にも読売新聞が、従軍慰安婦問題での報道で謝罪をおこなった。

本社英字紙で不適切な表現…慰安婦報道でおわび
http://www.yomiuri.co.jp/national/20141127-OYT1T50116.html

何かと思えば、『過去記事で、「従軍慰安婦(comfort woman)」を「性奴隷(sex slave)」と表記してしまい不適切でした』と、勝手に謝罪。
記事中ではいろいろ言辞を弄しているが意訳すれば、こんなところだろう。

「ごめんなさ〜い(泣)。うちの新聞はもう、安倍政権の紙奴隷なんです〜。慰安婦を性奴隷とは呼べないんです〜」


つまり国内最大の発行部数を誇るメディアが日本政府の「紙奴隷」に成りさがったということだ。
読売新聞がかかる選択をした意図はあきらかである。
安倍晋三に脅迫されたからではなく、安倍晋三と仲良くなりたいからだろう。

この夏(だいたい、安倍政権が朝日新聞叩きをはじめる直前の頃)、国連人権委の場で、性奴隷被害者へのケアが不十分なのを責められた政府代表が「慰安婦は性奴隷ではない」と楯突いた(そして、まったく相手にされなかった)のは記憶に新しい。
戦時中の慰安婦制度での日本軍の責任。これを決死の覚悟で否認を決め込む安倍政権にとって、「慰安婦」を「性奴隷」と同義に捉えるのは禁忌なのである。

いったい日本政府が「軍による強制連行はなかった」といくら言い張ってもまったく通用しないのは、強制の有無に関わらず(しかし強制でない連行があるだろうか)送り込まれた女性たちが軍の管轄下で隷属的な状態におかれたからにほかならない。
(「金を稼げた」「娯楽があった」「借金を返せば帰国できた」といった言い訳は無意味である。ローマ時代の奴隷ですら条件を満たせば自由の身になれた)
だからこそ「性奴隷」と定義されるのであり、世界はこの一点に関心を注ぎ、資料や証言で明かされた数多の女性たちの悲運に同情を寄せている。

そして、この壮大な女性たちの悲劇において名誉ある日本軍には、ヒロインらを「集団で強姦」したという卑劣にして憎むべき悪党の役割しか与えられていない。日本の極右勢力にとってはまったく有り難くないことだ。そうやって皇軍の威厳を貶めるとは、彼らが心に思い描く「美しい日本霊園」にずかずか踏み込んでこられるに等しい。
「性奴隷問題」はそうした特定的な支持層をもつ現政権にとって、一歩も引けない生命線なのだ。
だから睨みのきく範囲では、「性奴隷」は「いわゆる慰安婦」と言い換えることが求められる。

これに読売新聞は、嫌々どころか嬉々として応じた感がある。

とはいえ読売がやったのは小さな改変だ。日本の新聞が表記を訂正したくらいで国際世論が動くわけがない。
たぶん海外の人たちには、読売新聞がなぜ「性奴隷が不適切な表現だった」と謝罪したか理解に苦しむのではあるまいか。もしかしたら、「性奴隷」では被害女性らに侮辱的な呼び方になるから言葉をゆるめて「慰安婦」に改めたのだろうと好意的に解釈するかもしれないが。
ぼんやりと、そう思ったものだった。

あいにく、そうはならなかった。もっと由々しいものと受け取られた。
読売新聞の慰安婦を「性奴隷」と呼ぶのがまるで悪いこと、許されないことだと決め付けるかのような、あてつけとしか思えない謝罪は、あくまで国内の特定層向けポーズのはずだった。それが意に反し、世界中に波紋を拡げてしまったのだ。ほとんどが、あわせて日本の枢軸時代を正当化する勢力の台頭に言及するという批判的な報じ方で。

安倍政権はさながら、間抜けな奴隷の空気を読めないお追従のせいで大恥をかかされる格好になったといえよう。
これこそ、現政府の紙奴隷となった読売新聞がなした最初の貢献である。
いや、「紙奴隷」という表記は禁句か。世界の人に誤解されるからな。これ以上日本の立場を悪くしないよう、「追従慰安紙」と呼んでやろう。













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産経「米政府が以前にまとめた戦争犯罪調査資料をザラッと見たけど、慰安婦奴隷化の証拠はなかったヨン」

産経新聞「米政府が以前にまとめた戦争犯罪調査資料をザラッと見たけど、慰安婦奴隷化の証拠はなかったよ」
http://t.co/gGSblq6VTG


「だから?」というのが唯一の感想なんだけど。
それだとあまりに簡略すぎるので、もう少しなにか言っておくか。

実は、産経記事の本当の見出しは、「米政府の慰安婦問題調査で「奴隷化」の証拠発見されず…日本側の主張の強力な後押しに」となっているのだが。
あきらかなミスリードを狙ったものだろう。
まるで「米国政府が慰安婦問題について調査したところ、性奴隷の証拠は見つからなかった」ように誤読してしまう。それどころか、「米政府が安倍政権の恥知らずな主張を強力に後押し」するかのような誤解すら招くかもしれない。

とりあえず、そういうことはあり得ないとだけ言いたい。
今回の調査結果は、産経新聞が独自にやったもの、「クリントン、ブッシュ両政権下で8年かけて実施したドイツと日本の戦争犯罪の大規模な再調査」とやらをまとめた公式文書を閲覧して(どういう閲覧のやり方だったかそれは問わないが)出したものにほかならない。
したがって、学術的な権威などあるものではない。




すでに指摘した人もいるように、記事から得られる情報にかぎっても、産経側が主張の裏付けに参照した調査資料というのが、「総計850万ページのうち、日本の戦争犯罪に関する部分は14万2000ページ」という代物なのである。
この圧倒的なまでの数字差からも、「あくまでドイツの戦争犯罪を暴くのが主眼で日本のことは付け足しに過ぎない調査」だったのだとうかがえる。産経側は意図的にそういう資料を選んで踏査したのではないだろうか。

また、当然の疑問として湧き上がるのは、「なんでわざわざ、米国での調査に依拠するのか?」ということだろう。
なんとなれば、すでに日本での実証的な研究だけで、慰安婦制度の強制性と拘束性は十二分に証明済みなのだから。
よしんば、膨大な全体量の中で日本の戦争犯罪にはほとんど言及されないに等しい例の米国側の調査報告を隅々まで閲覧して強制性の証拠がひとつも見つからなかったとしても、それで日本軍従軍慰安婦制度の免罪になどなりはしない(当たり前だ!)。





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妙薬「アベノチンキ」

どんな敵に対しても強い効力を発揮する極右勢力の万能薬「朝日の誤報」。
慰安婦問題はもちろん、反原発運動、歴史認識、人権活動と女権の拡張、対日非難決議、国連人権委の勧告、そして中韓の反日宣伝……ほんとうに何にでも効く!(と彼らは思ってる)
ダニー・ケイの喜劇『検察官閣下』に出てきたインチキ万能薬「ヤコブのゴールデンチンキ」にちなんで、「アベノチンキ」と命名したい。







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戦後最大のメディア犯罪が起きている?

「朝日新聞の慰安婦報道は戦後最大のメディア犯罪」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41467

これは一面では、真実かもしれない。
ただし朝日新聞に対する右翼政治家と右派メディアの結託した一大規模のテロリズムという意味でだが。
リンク先には、池田信夫による知識人の文章とはとても思えない、朝日新聞ならびに慰安婦制度批判派への敵意まるだしの、ゲロを吐き出したような罵詈雑言が並べてあるだけだ。

さて。
まず関係ないことから。
マッカーサーの長大な議会演説から数行だけ取り出したものを曲解し、「マ元帥が日本の開戦を弁護した」というのは有名な「大日本バンザイ」ネタのひとつである。ネット右翼の間では大人気だが、年長者の目には捏造性があきらかすぎて、右派でもそれなりの地位にある政治家や知識人はさすがに引用をはばかるところがあった。
恥というものを知っていたからだ。

だが今回――。
「朝日が強制連行を否定」ネタには、元防衛相から都知事、総理にいたるまで臆面もなく飛びついた。慰安婦問題でいかに政権側が追い込まれた気分だったかわかるというものだ。「追い詰められた獣はおのれの身に噛みつく」というが、国連や米国、韓国には刃向かえないので国内で八つ当たりしろ感が満々である。

いや、朝日は大昔の記事について一箇所訂正しただけだ。大きな特集企画の中で些細な部位にすぎないものだった。ところが、尾ひれが付いて広まってしまったのである。
詳しい説明が必要かもしれない。

このタイミングで、慰安婦問題の非を認めない勢力はまったく窮地に立っていた。
米国グレンデールでの日本の国粋主義団体が主導する慰安婦像撤去の訴えが地元の裁判所から退けられた。
さらに国連人権委員会は日本政府に対し、慰安婦問題を早急に解決するよう督促する再度の勧告を出した(日本代表による「慰安婦は性奴隷ではない」発言が「理解できない」という反応を示されたのは、この対日審査の場だ)。
これら国外からのダブルパンチに加え、国内では朝日新聞が紙面を割いてかなり詳しい従軍慰安婦問題の特集を組んだのである。

特集の中でひとつの章に、「吉田証言」として知られる韓国済州島での軍による強制連行の話は虚偽と判断するしかないという箇所があった。ここに着目した右側の人々は敗報続きで勝利に飢えていたのだろう、小さな記事を誇大に取り上げ、都合よく脳内変換させてしまう。
「朝日が誤報を訂正」 → 「強制連行はなかったと認めた」 → 「日本軍の無罪が証明された」
という具合に。それが、右側世界でたちまちのうちに拡散していったという次第なのだ。
(狭い城の中だから)

つまり。
今更どう転んでも日本を取り巻く慰安婦情勢は好転などしないのだが、「そら、朝日が誤報を認めた。強制連行なんて嘘だった」と、まるで逆転大勝利の奇跡が起きたと言わんばかりに欣喜雀躍、提灯行列の大賑わい、いやはや凄まじいまでに異常性を発露して憚らない。

しかし無意味なことだ。
右側の人々のこうした尋常ならざるお祭り騒ぎは根本的に間違った認識によるものだから。
当の朝日新聞の慰安婦特集にすべて目を通してみるがいい。
http://t.co/acmx98i9Yr
特集を終わりまで読んだならば、普通の認知力さえあるなら、「朝日のせいで」と批判する理由をまったく失うはずなのだ。




朝日新聞の読み応えある慰安婦特集からはるか以前の記事を誤報と認めた部分だけ拾い出し、「けしからん。朝日のせいで日韓関係がこじれた。国会喚問だ」といきり立った振りをみせ、寒々とした茶番劇を演じたところで慰安婦問題は解決へと一歩も進まない。

そもそも日韓関係のこじれは、二十年前には右からも左からも相手にされなくなっていた吉田証言によるものではない。
(すでに1993年、「左派」の吉見義明教授は、国連の調査官に対し、吉田証言が歴史資料としてふさわしくないことを説明し、「吉田証言に依拠しなくとも強制の事実は証明できるので、吉田証言は採用しないでほしい」と訴える手紙を書き送っているのだ)
また、吉田証言を掲載した朝日新聞や当時それに追随した読売、サンケイなど各メディアが自民党政権を苦しい立場に追い込んだわけでもない。なんとなれば日本のメディアにそれだけの力はない。

慰安婦問題が起こるべくして起きたのは日本軍に慰安婦制度があったからだという根本的な事実を抜きにしても、あきらかなこと。
この問題での国際社会の対日評価を取り返しがつかぬほど悪化させたのは、現政権の不手際きわまる対応のせいだったはずである。

どういう具合に不手際だったか?
河野談話以降の「慰安婦情勢」は、国連などから日本政府のやり方が不十分との批判は出ながらも小康を保った状態で推移していた。
(言うまでもないが、河野談話の成立には「吉田証言」はまったく関係していない)
ところが2006年に成立した第一次安倍内閣は、何を思ったか「日本軍による強制連行の有無」を確かめようと調査をさせ、かなり強引に「問題なし」との結論を出し、慰安婦問題での軍関係の責任を不問に付そうとしたのである。
むろん世界の目には、そんなことで「性奴隷」への軍の関与を否定してしまえるものではない。
この「調査」が信頼性をもって受け止められたかについては、米国議会など各方面での猛反発を招いたという結果が説明している。

ようするに第一次安倍政権こそ、藪から蛇を招いた当事者だった。

軍による強制連行の証拠がないのをいくら言い立てても日本軍慰安婦制度の弁護にならないことは世界中の人が述べてきたので、もう繰り返さない。
世界の人にとって重要なのはただ一点、慰安婦にされた女性たちの人権であり、アジアを武力で制圧しただけでも罪を負うべき日本軍が、そのとき女性を無理やり連れてきたか騙して連れてきたかはどうでもいいことなのだ。
国際社会は傷ついた女性たちへのケアと、今の日本が昔の日本と同じ真似を二度と繰り返さないという確約を求めているのである。

こうした、慰安婦制度を批判する人々が日本政府に対して語ってきた道理は、2007年に米国議会で対日非難決議が可決された後でもまったく変わっていない。
同じ年に首相の座にあった安倍晋三には、日本が非難されるこの核心部分を知らないとか理解していないなどとは絶対に言えないだろう。この期に及んで、「狭義の強制連行はなかった」というあの常套句を口にしたならば、「馬鹿」という評価以外に得られはすまい。

閑話休題。
ではなぜ安倍政権は今日に至るまで、「狭義の強制」の否定を続けてきたのだろうか?
2007年の経験から海外ではまったく通用しない言い分だとわかっていながら、それこそ「虚仮の一念」という形容がふさわしいほど意固地になって。
国内での特定支持層の要望に沿ったとしか考えられない。





そう。「皇軍の名誉」というほとんどの人には一文の価値もないものを守ろうと、あくまで「軍に責任はない」と言い張り続けて火種を燃え上がらせ、かくして世界的規模に広がった慰安婦問題に国民もろとも巻き込んでしまった。
そのうえ、自分たちの招き寄せた日本への非難、国連からの勧告、日米関係や日韓関係のこじれはすべて、朝日新聞の誤報記事のせいだと言うわけだ。
恥を知らないだけでも罰せられるべきだろう。その罪はかぎりなく重く、深い。

今日本で起きていることは、大袈裟でなくドレフュス事件と変わらぬような、特定の存在を擁護するか攻撃するかで善人悪党の試金石となる出来事である。とち狂った態度で、慰安婦問題の責任を取れと朝日を罵り、脅しつけるメディアや政治家、知識人は恥を知れと言いたい。
後年、悪名が岩に刻み付けられるだろう。
これこそが戦後最大の政治メディア犯罪でなくて何だろうか?








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誘拐と慰安婦とハーレムと強制連行

岡山での少女誘拐事件で警察が踏み込んだときの状況から、「寝転んでアニメを見てたなんて誘拐じゃない、同意の上なんだ」「都合よく少女の家出に利用されただけ」という犯人無罪論または少女同罪論がネットの一部ではまかり通っていました。

もちろん、「監禁したのは確かだし、悪いことに変わりがない」という反対認識のほうが圧倒的だったし、その後、犯人の自供で、少女を刃物で脅しての「強制連行」だと判明、家出に利用されたという弁護論は拠り所を奪われたのですが。
ここまでわかった以上、「犯人はやさしかった」「家出だった」「同意の上」などと擁護する人はいないと思います。ところが岡山での誘拐事件と同じほど弁護が困難な状況にありながら、「加害側に落ち度はなかった」と居直る人たちがいるのです。
国際的に非難される日本軍従軍慰安婦制度について、「強制ではなかったから責められるいわれはない」となおも食い下がる日本の極右集団。

おっと、誤解しないように。従軍慰安婦制度でも、これまで数えきれない資料や証言によって「強制性」が裏付けられています。植民地や戦地で徴用された女性は多くの場合、「本人の意に反して」慰安婦にされたし、現地で騙されたことに気づいても拒否して帰るなど許されない状況でした。
にもかかわらず皇軍の関与を否認し続ける人々は、まるで代わり映えのしない屁理屈と資料の曲解によって、「性奴隷と呼ぶのは不適切」と何十年にもわたり言い続けているのです。

「当時、売春は合法だった」「過酷な状況で束縛されたわけではない」「高給で優遇されていた」……彼らが呪文のごとく唱える、これら口上の数々。実際に一財産築いた女性もいたらしいので、元慰安婦に対し侮辱のかぎりを尽くす人々の口から出たことを割り引くならば、受け入れられそうに思えるかもしれません。
しかし、国際社会ではまったく通用しない。何故なのか?
実は、あまりにも多くの似通った先例があるからです。

中世から近世にかけて栄えたオスマントルコの例を挙げて説明してみようと思います。
オスマン帝国皇帝のハーレムでは、奴隷として売られた女性たちが身の自由を奪われ暮らしていました。とはいえ彼女らは、一般人より衣食住において恵まれたし、皇帝の寵を得れば宝石など高価な贈り物ももらえました。皇帝の世継ぎを産み、皇后にまでなった女性さえいたほどです。
しかし……。
そうした事実があるからといって今日、ハーレム制度を擁護する人は西側にはおらず、「性奴隷」として認識されることに変わりありません。

またオスマントルコには、支配地から連れてきた子供たちを官吏や軍人に育てる(彼らはデヴシルメと呼ばれた)徴用制度がありました。
デヴシルメも農民などより暮らしは良く、とりわけイェニチェリと呼ばれるデヴシルメからなる軍団は、幼時からの洗脳教育で皇帝のため捨て身の奮闘も厭わぬ強者揃い、戦場でも厚遇されました。デヴシルメから大臣にまで成り上った者もいたほどです。
しかしこれも、今では擁護する人のいない制度です。

さて。
日本軍慰安婦制度についても、国連の対応を見るまでもなく、国際社会ではすでに「性奴隷」という認識が行き渡っています。
この件では、2007年に米国議会が対日非難決議を可決、さらに2014年、改めて決議に従うよう日本政府に求める法案にオバマ大統領も署名しています。
これに対し、「大事にされた」とか「金持ちになれた」とか「出世できた」などと、オスマントルコでの何百年も前の状況を擁護するのとあまりにも酷似した言い訳を持ちだして反論しても、まったく歯が立たないのはわかりきったこと。
ではどうしたら慰安婦制度を弁護できるかというと、弁護できないという答えしか出てきません。認めるしかない、そのことをもって二度と繰り返さないという確約とする。それ以外に選ぶ余地がないのです。

なぜなら、慰安婦制度の非道性は日本のアジア侵略の罪深さとまさに一体のものとして捉えられており、なんとしても軍国時代の過去を賛美したくてたまらない連中がどう甘言を弄したところで、占領地の将兵の愉楽に慰安婦をあてがった大日本帝国の姿を諸外国から好意的に受け入れてもらうのは第二次大戦に対する世界的評価を変えるのとおなじほど至難(いや不可能)だからです。



だいたい、「将軍なみの高収入」とネット右翼がさかんに吹聴する慰安婦の待遇ですが、彼女らの中で実際に「巨万の富を得て、皇位に列せられた」女性って、一人でもいたでしょうか?
(ハーレムの女性の中にはいました)
え? 「売春婦ごときを皇紀2600年の家柄と結び付けるとは何事か、無礼者!」ですって?
ということは。
大日本帝国の人権意識って、オスマントルコ以下ということになるのですか? そうですね? ええ、わかります。

最後に。
まったく蛇足ながら。
トルコ皇帝の親衛隊イェニチェリについて。
イェニチェリの兵士は東欧のトルコ領土から徴用されました。つまり東欧人ばかりで成り立つ軍団がトルコ帝国の尖兵となって東欧を支配、さらに中欧へと攻め込んでいったわけですが。
だからといって、「東欧の人々はトルコに支配されたと文句を言えない、むしろトルコとは欧州侵略の共犯関係だ」などと無茶苦茶な論法を振りまわす人を見たことがありません。
西側世界にサンケイ新聞はないからです、はい。







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ウィキペディアの「在韓米軍慰安婦問題」について

ウィキペディアの「在韓米軍慰安婦問題」では、ネット右翼の手で「韓国政府が被害者に補償をおこなわず、米国にも謝罪や賠償を求めないのに、旧日本軍慰安婦については日本に謝罪と補償を求め続けている」という意味の記述がされ、それが何か不公平なことだと言いたいようだが、とんでもない勘違いだ。

ちょっと考えればわかると思うが。
日本が植民地だった韓国で大勢の女性を慰安婦として徴集したのはアジアを侵略する皇軍にあてがうためである。
一方、戦後にアメリカ軍が韓国に駐留したのはあの国を占領したり搾取するためではない、韓国軍と協働して朝鮮半島を共産勢力から守るためだった。

つまり日本軍は強盗であり人さらいだが、米軍は国を守るため必要な存在だった。
まず、ここが違う。

大日本帝国は最初に韓国を餌食にし、その後も各地で侵略を繰り広げ、ついに世界を敵にまわし犯罪国家の烙印を押されたが、その大日本帝国を叩きのめした米軍のほうは戦後も国連軍として戦い、韓国を二度も救った。
今日、韓国政府の対応が日本とアメリカとで異なるのは当然だが、そこが日本をアジアの解放者と思いたいネット右翼には不服なのだ。

さらに、「韓国が日本に賠償を求め続けている」という誤り。知られる通り、韓国政府は日韓条約で賠償の請求権を放棄したため、「韓国が賠償を求める」状況は存在しない。しかし個人の身での賠償問題には適用されないので、元慰安婦は各々で訴訟を起こしている。韓国政府はそれを後押しするだけである。





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従軍慰安婦って、どのくらいの人数だったの?

――従軍慰安婦って、どのくらいの人数だったの?
――こう言えばわかるかな。御国のため戦地に行くのを承諾した日本の娼婦だけでは足りず、朝鮮半島から連れてきたり中国や南方の戦地で徴用しなければならなかったほどの大人数だって。
――どうして、そんなに大勢必要だったわけ?
――戦地に送り込まれた日本兵がそれだけ大勢いたからだよ。何百万という数の男だ。
――なんで日本軍には慰安婦制度がなければならなかったの?
――自称国民に選ばれた人も言ってただろ。「銃弾が雨嵐のごとく飛びかう中で精神的に高ぶった集団を休息させるには、慰安婦制度が必要」だって。
――ふーん。誰だっけ?
――でも、それは日本軍だけの話でね。英軍や米軍では当時から、能うかぎり将兵を「銃弾が雨嵐のごとく飛びかう」ような状況におかずに済ませる作戦の立案に心を砕いていたわけで、銃剣かまえて機関銃の前に突撃した日本軍とは用兵思想からして大違いだ。
そもそも、アメリカやイギリスでそんな制度を作ったりしたら、女性の有権者が大騒ぎして大変だっただろう。
日本軍はそういう、世界の中でも特異な軍隊。慰安婦制度はその日本軍特有のものだったんだよ。
――だから、はじめから色眼鏡で見られるんだ。




「戦時下の性的暴力は起こっても仕方のないことだから起こるのではなく、
国際社会が容認しているから起こる」
(アンジェリーナ・ジョリー)





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いらっしゃ〜い!

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