戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

原爆

ネットに出回るデマ画像

ネットに出まわるデマ画像。
「アインシュタインが撮影した1945年の広島」とされるが、かの天才物理学者が終戦直後に被爆地を訪れた記録はない。
事実を明かせば、「LIFE」誌の記事に併載された写真で、撮影者はアルフレッド・アイゼンシュタットという人。






ただしこれは、「マッカーサー証言」のような日本限定のガセネタと違い、海外サイトでも流布している。
「アインシュタイン=原爆」の印象が強いせいか、アルフレッド・アイゼンシュタット(Alfred Eisenstaedt)の名前が、アルベルト・アインシュタイン(Albert Einstein)と混同されたらしい。
むろん撮ったのが何者だろうと、写真資料の価値を損じるものではないが。

とはいえ、ネトウヨ流の難癖はいくらでも付けられよう。
「1945年9月に撮影された? 終戦の翌月に、よりによって広島の日本人が、原爆落とした米国人からカメラを向けられ、廃墟の中での撮影に応じたりするもんか。こんな写真は捏造だ」と。
つまり被爆まもない時期の広島市民なら米占領軍をもっと憎むはずという論法で。

しかしこれは間違いなく、実際に撮られたものである。
私見ではこの一枚だけで、歴史修正主義者が軍部の検閲写真をもちだして吹聴する「ほんとうに虐殺があったなら、南京の市民が日本軍にこんな親しく振舞うわけがない。南京大虐殺はなかった証拠だ」という糞理屈への確たる反証を提供してくれている。





関連リンク

Hiroshima: Portrait of a Mother and Child in an Atomic Wasteland, 1945
http://time.com/3881060/wasteland-mother-and-child-hiroshima-1945/





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原爆トランプ




原爆投下を称賛 トランプ氏支持の元バスケ代表監督(16/04/29)

アメリカ大統領選挙で共和党候補者指名争いのトップを走るトランプ氏の支持者が
広島と長崎への原爆投下をたたえたうえ、「トランプ氏も同じ行動を取る」と発言しました。
この発言をしたのは、バスケットボール元アメリカ代表監督のボビー・ナイト氏です。






ああ。あきらかにオバマの広島訪問にあてつけて言ってるな。
「原爆投下の判断は正しかった」のだと強調、ヘタすれば謝罪すらしかねないオバマ大統領のヒロシマ行脚を快く思わぬ層から喝采を受けようとの魂胆だ(実際、受けた)。
わかりやすい図である。

むろん彼らが叩いているのは日本ではない。

ボビー・ナイトはシリアで跳梁するISISを念頭に言い、そこからオバマの弱腰ぶりを際立たせんとするわけだが、多くのアメリカ人の間に、ISISが大戦中の日本人とおなじで話の通じる相手とは到底考えられない、究極的な対処が必要との共有認識があればこそだ。

ISISは降伏するまでの日本と変わらぬ、アメリカ人には理解を絶する敵なのだ。
逆に言えば、戦時中の日本はアメリカ人から、今の我々がISISに対して感じるように意思の疎通が不可能な、何かわからぬ目的のため命を賭ける集団に見られていたのだが。

最後通牒を受けながら降伏の態度を鮮明にしなかった敵国に対するトルーマンの決定について「虐殺」「人種差別」「国際法違反」といくらでも非難はできようが、原爆投下は当時の日本が敵陣営(というより世界全体)からいかに特殊に思われ、それゆえ招いたところが大きい惨禍なのをまず認めないかぎり双方が納得する議論は成り立つまい。

いったい大日本帝国とは、今になって相手側の非道行為を責められるほどの国だったのか?
たしかに、連合国側の攻勢に追い詰められた八千万もの国民が民族的自決を遂げても戦い抜かねばと感じたのを、普通の状態とするかでは意見が割れるに違いない。
しかし当時の日本は、対外的にはとうてい普通の国とは思えない戦いぶりを見せていた。とっくに白旗かかげる情勢なのに武器を捨てない相手と戦い続ける米国側に、味方の損失だけでも抑えるべく新型爆弾の使用を決断させたのはそうした日本の態度である。

「日本は終戦のため和平工作をおこない、アメリカもそれを知っていた」と言う人もいる。
当然、知っていただろう。
けれども、「日本人の一部は降伏する気があったのに、トルーマンはそれを知りながら原爆を投下した」と非難できるかといえば日本の前歴に照らすかぎり難しい。

和平工作。
開戦前夜、日本はそれをアメリカに対しておこない、平和を求めているように装った。そうやって、空母機動部隊がハワイまで迫るのを隠しながら、真珠湾攻撃の当日までずるずると交渉を引き延ばしたのだ。これにより米国民には日本が信用ならない国で交渉してはならない相手だと刷り込まれる。
(ダメ押しするが。開戦の閣議決定は秋のうちにおこなわれ、連合艦隊がハワイに向け進発したのもハルノートを受け取るより前だ。そもそもアメリカの対日圧力は、中国やインドシナでの日本軍の暴走に歯止めをかけるのが目的だった)

連合国が日本に求めたのは講和の条件を並べてごねるような時間稼ぎではなく、すみやかなる停戦だ。
本当に戦争をやめたければ「終戦工作」など必要ない、即時に無条件降伏すればよかった。天皇の地位を保ちたいなどとは身の程知らずな求めにすぎず、その天皇の名において日本側から吹っかけた戦争の相手に通用するものではないだろう。

いや、話がそれた。
さて。
だが仮にトランプが合衆国大統領になっても、ISISを核攻撃するなどと本気で言い張ったら周囲が猛反対、抑え付けられるに決まっている。
トルーマンの頃とは時代が違う。
1945年のトルーマンの決断をやむを得なかったと擁護はできるが、21世紀の今、トルーマンのやり方を踏襲するとしたらとんでもないことだ。

たぶんトランプ自身、それはわきまえてる。
多くのアメリカ人がやりたくてもできずにいる不満をつかみ取り、あいつなら成し遂げてくれると期待させここまで支持を広げた男だから、無茶としか思えないこともずいぶん公言してきたが。
なんやかやで、彼が唯一やりたいのは自分が大統領になることだけだろう。







関連リンク

トランプ氏の外交政策、ロシアで好評
(CNN.co.jp)
http://www.cnn.co.jp/world/35082020.html


「共和党内で広がるトランプ氏支持、「皆勝ち馬に乗りたい」
(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版)
http://jp.wsj.com/articles/SB11079931825679564690504582035211962029538





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原爆投下に対するJoe Kilroyの見解

Twitterでの投稿のまとめと増補
「原爆投下に対するJoe Kilroyの見解」
(ROOSTER ROOST)




今のアメリカ人なら、「原子爆弾の投下は必要なかった」と言うこともできる。
われわれは、現在の日本国民全般が、民主主義社会の成員にふさわしく良識があり、平和の価値をよくわきまえ、軍国主義とも排外主義とも縁がなく、そして合衆国に好意的だと知っており、そうした人々の父祖に甚大な惨禍をこうむらせたのを悔やむ心を持つからだ。

だが第二次大戦中の日本は、違っていた。
国民の半数を犠牲にしても敵軍の半分を道連れにするほど理性をなくした人間の集団と思われていた。
そのことは、南洋の各地、サイパンやフィリピン、硫黄島、沖縄で示された戦いぶりからあきらかだった。
当時の日本と今の日本とは、まるで別々の国なのである。

第二次大戦とは、それまでのような国同士の戦争とちがい、ファシズム諸国とその侵略を阻止するため結集した国々からなる国際秩序との闘争だった。
アメリカ合衆国 大英帝国 中華民国 ソヴィエト連邦 オーストラリア ニュージーランド カナダ フランス オランダ フィリピン メキシコ、ブラジル ペルー、ボリビア、エクアドル、エジプト、トルコ イラン、イラク、エチオピア……こうした国々が日本の敵となった。

日本帝国は1931年の満州占領以来、国際社会に背を向けたまま中国への一方的な侵略を続けていた。
そうして蹂躙される中国を思いやった英国と合衆国の対中援助や日本への締め付けが、行き詰った日本の軍国主義者をして英米との開戦に踏み切らせる動因となったのだ。

以上が国際的に共有される日米戦争開幕までの歴史認識である。
日本帝国が「自存自衛」「アジア解放」といったスローガンを掲げたのは南洋資源強奪を正当化するためにすぎない。

やがて、「解放」とは裏腹にアジア太平洋の全域で暴虐を重ねた日本は、数年におよぶ連合諸国との消耗的な闘争に敗れ、無条件降伏を受理する瀬戸際に追い込まれた。
しかし彼らは、戦うのをやめなかった。

連合諸国は、この世界の秩序からも人道からも逸脱したうえ狂気に染まったようにしか見えない国に対し、どのような仕方で大戦の最後の日をもたらすかの選択を迫られた。
日本は、たとえ民族が滅びても連合諸国と戦い続けるよう、国民に呼びかけていたのだ。
アメリカの立場では、さらに何ヶ月も戦争の終結を遅らせ、数十万もの連合軍将兵の血で日本の土を染めるわけにはいかない。

日本政府に和平交渉を進める用意があることはわかっていた。
だが日本は、真珠湾攻撃の前にも「和平交渉」の使節を送ってきたではないか。
そうして、ワシントンでの平和への道を模索する芝居と平行して空母機動部隊がハワイまで隠密裏に遠征をおこない、宣戦布告と同時にアメリカ艦隊を叩き潰すというトリックを成功させたのである。

そのため日本人は信用ならない相手だという認識が行き渡っていた。
当時の日本に許されるのは交渉などではない、一日も早く無条件降伏を受け入れることだけだった。

原爆投下が戦争を終わらせたのではない。
原爆投下にもかかわらず、戦争は終わった。
そのときまでに日本帝国は報復をする余力もないほど交戦諸国から叩きのめされていたからだ。
われわれは日本がそうなるよう戦略を立案し、遂行した。

日本は軍事的にも経済的にも、まったく疲弊しきっていた。
通常の国家ならば、とうの昔に降伏するかイタリアのような政権転覆が起きるはずの状況だった。

だが、日本の大衆は死にいたる国家への奉仕を強制されながら、喜んでそれに従う以外の道を望まないかのように思われたのである。
マッカーサーの予想では、米軍が日本本土への上陸を敢行すれば、敵の首脳に降伏文書への調印を迫るまでに25万人のアメリカ兵の戦死者のほか、さらに多くの日本軍民の犠牲が必要とのことだった。

この期に及んでの新型爆弾の有用性については政府や軍の内部でも賛否が割れたが、すくなくとも行き届いたシビリアンコントロールのもとで最高責任者が決定し、命令が下され、そして実行されたとだけは言えるだろう。

われわれに日本の一般市民がその頭上を核爆発の業火が注がれるに値する罪深い人々でないとわかったのは、かくして戦争が終わり、連合軍将士が日本に進駐した後のことだった。
多くのアメリカ人は、勝者を迎える日本人の態度が戦時中の戦いぶりからは想像も出来ないほど、従順で、礼儀正しく、好意的ですらあるのに驚かされた。

けれども、その同じ日本の民衆、彼らの中から徴用された軍人らが大戦中、連合軍捕虜や占領地の住民をまったく過酷で無慈悲に遇したのもまた事実なのである。

世界はその秩序を受け入れた日本という国をけっして過酷に遇しなかった。
国際社会は、七千万から八千万もの日本人の中から、パリ不戦協定やジュネーブ条約に反する政策をおこない、命令を下した、ごく少数を選び出し、戦争犯罪者として裁きを加えることで日本全体への断罪に替えた。

アメリカは戦後に同盟国となった日本の安全は守ってみせた。
朝鮮戦争とヴェトナム戦争はアジアでの共産主義の拡大を防ぐためアメリカ兵が血を流した戦いだった。
一方、日本人はもはや戦争を戦うことも戦場で死ぬこともなく済んでいるのだ。今日に至るまで。

最後に。
われわれは、日本でも原爆製造計画があったのを知っている。
それは幸いにも諸々の事情から実現しなかったが、もしもアメリカよりも先に製造できたなら日本こそ最初の原爆使用国になったかもしれないのだ。
世界に先駆けた大規模な戦略爆撃を、同じアジアの中国に対しておこなったのが日本だった。




関連リンク

Joe_KIlroy
(Twitter)
http://twitter.com/Joe_KIlroy

原爆投下に対するJoe Kilroyの見解
(ROOSTER ROOST)
http://www.geocities.jp/ondorion/rooster_roost/rooster_roost_ex4.html




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長崎で核廃絶についてのアンケート


長崎で核廃絶についてのアンケート





長崎市で内外200人調査
核廃絶日本人は悲観的 6割超「不可能」


 5月3日から米国で開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議を前に、市民の核兵器への意識を探ろうと、長崎市の高校生でつくる「1万人署名活動実行委員会」と西日本新聞は共同で日本人・外国人それぞれ100人にアンケートを行った。日本人の6割超が核廃絶が実現できないと悲観的な一方、外国人は4割弱にとどまるなど意識の違いが浮き彫りになった。

 アンケートは4月、長崎市の原爆資料館周辺路上で実施。質問用紙を配り、22都道府県の日本人と23カ国・地域の外国人から回答を得た。

 「核兵器は不要」と回答したのは日本人91人、外国人96人と、ともに高率だったが「核兵器なき世界は実現できない」としたのは日本人63人、外国人37人と分かれた。

 実現できない理由(複数回答)としては「戦争の抑止力のため」が日本人21人に対し、外国人は5人。「テロの抑止力のため」は日本人11人、外国人5人。北朝鮮の核開発の動きなどを背景に、日本人がなお米国の「核の傘」に依存する傾向がうかがえた。

 オバマ米大統領の核廃絶構想は日本人73人、外国人79人が支持。しかし、米政府が今月発表した核戦略見直し(NPR)でも否定しなかった「核による先制攻撃」は、日本人85人、外国人80人が「絶対に許されない」としており、米国へさらに踏み込んだ核軍縮を求めている格好だ。

 NPT再検討会議でも焦点となる北朝鮮とイランについては日本人38人、外国人34人が「原子力の平和利用は認めるべきだ」としたが、「すべてやめるべきだ」としたのは日本人51人、外国人62人。両国の核開発、核開発疑惑への強い懸念を示した。

 久間章生元防衛相の「しょうがない」発言で注目された「長崎への原爆投下の是非」では日本人でも9人が「正しかった」と回答。外国人の10人と大差はなかった。


(西日本新聞/2010/04/25日付け)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/167703




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記事名
(引用元)




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「原爆投下こそ真のホロコースト」


「ホロコーストよりも原爆投下が問題」
長崎訪問のイラン国会議長の演説


極秘に核爆弾つくってる(とかの)イランの政治家に言われたってなあ。



原爆投下は「真のホロコースト」
イラン議長が長崎訪問報告


 【テヘラン共同】イランのラリジャニ国会議長は28日、日本訪問中に長崎市の原爆資料館を見学した感想についてイラン国会で演説し、第2次大戦中のナチス・ドイツのユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)になぞらえ「原爆投下こそが米国が引き起こした真のホロコーストだ」と述べた。イランのメディアが報じた。

 27日の長崎初訪問についてラリジャニ氏は「日本にとって最も悲しい出来事の一端を知る機会だった」とした。その上で「広島に原爆を投下して核兵器の影響の大きさを知りながら、長崎にも落とした」と米国を批判。ホロコーストよりも、米国の核兵器使用を問題にするべきだと指摘した。

 イランの核開発をめぐっては国際原子力機関(IAEA)が核弾頭開発疑惑を指摘しているが、同国は発電目的だと説明している。


(共同通信/2010年2月28日)
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010022801000598.html




関連リンク

記事名
(引用元)




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「はだしのゲン」原画、平和記念館へ


「はだしのゲン」原画、平和記念館へ
作者中沢啓治さん、全作品を寄贈




中沢啓治作「はだしのゲン」の一場面



「はだしのゲン」原画、広島へ
作者が平和記念館に寄贈


 被爆後の広島が舞台の自伝的作品「はだしのゲン」で知られる漫画家、中沢啓治さん(70)=埼玉県所沢市=が、「ゲン」を含む全作品の原画を、故郷・広島市の広島平和記念資料館に寄贈することを決めた。中沢さんは「こつこつ書いてきた作品と、そこに込めた思いを多くの人に見てもらえれば、漫画家冥利(みょうり)に尽きます」と話している。

 寄贈するのは、デビューした1963年以降に発表した58作品の原画をはじめ、映像化された作品のフィルム、紙芝居などで、段ボール箱約30個分に及ぶ。中沢さんは長く自宅で保存してきたが、劣化の恐れが出てきたことから今秋、同館に寄贈を申し出た。大部分の資料は今月5日に広島へ発送した。

 94年から同館に寄託していた「はだしのゲン」の原画2735枚の所有権も同館に移す。白内障に伴う視力の衰えで今年執筆を断念した「はだしのゲン」の続編の未発表原画も追って寄贈するという。




広島平和記念館に寄贈される原画の一枚



 6歳で被爆し、父と姉、弟を亡くした中沢さんは66年、母親の死をきっかけに原爆をテーマにした作品を描き始めた。73年に連載を始めた「はだしのゲン」は単行本の累計発行部数が650万部を超すベストセラーで、10カ国語以上に翻訳されている。

 同館は寄贈された資料類を今後、企画展などで公開する方針だ。担当者は「大変貴重な資料。平和のために有効活用していきたい」と話す。(加戸靖史)


(朝日新聞/2009年12月10日)
http://www.asahi.com/culture/update/1210/OSK200912100075.html



(プロジェクト・ゲン)

「はだしのゲン」は、世界各国語に訳され、出版されている。
これは、英語版の一場面







英語版


フランス語版


韓国語版
(【はだしのゲン「ギギギ」データベース】)
ゲンの母が友子を出産する場面





「はだしのゲン」は、日本人がこうむった原子爆弾の惨害を訴える内容なのに、
バカウヨの間では「反日漫画」として、悪評が高い。
それは、こういった場面があるからだ




戦地での日本兵の鬼畜ぶりを語るゲン




「原爆での広島と長崎の犠牲が戦争を終わらせた」と語るゲン




一人の人間が生涯を通じて、一つの事を訴え続けるのはなまやさしいことではない。
まして、原子爆弾の非人道性を訴えて成果を挙げるというような真似は。

そういう意味で、原爆の地獄図ばかり描き続けた画家の丸木夫妻も敬服すべきだが、中沢啓治の場合、劇画というタイムリーな手段により年少の読者にアピールすることで被爆体験というものを「ポピュラーにした」功績が付け加えられる。

変な言い方をすれば、原爆で殺される人々のお話に漫画のジャンルとしての市民権を獲得させた。
「はだしのゲン」を通じて、広島と長崎の人々の不遇は生きた物語性を得て、日本中の人たちから共有(すくなくとも共感)されるようになったのだ。




「はだしのゲン」が被爆という深刻であるべき題材をあつかったにしては笑いをもよおす場面が多いと非難(というか揶揄)する人もいるようだが、受けた秘訣はそこにこそあったと言えなくもない。
だいいち一から十まで陰惨きわまるものにしたら、かくも広範で息の長い支持は得られなかったであろう。

この漫画家はもともと、「はだしのゲン」以前からギャグを意識せずとも、巧まずして笑わせるもの、笑ってしまうものを描く人だったのだ。
このあたり、自然な可笑しみが全然だせず、不快感ばかり残るような「愛国戦争漫画」で片付いてしまった小林よしのりとの資質の差を物語っている。

読者は漫画を、都合の良いことばかり描かれてるから愛するわけではないのである。





はてなセリフ

「はだしのゲン」はよくパロディのネタにもされる。
根強い人気を保っている証拠だろう




関連リンク

プロジェクト・ゲン
http://homepage2.nifty.com/hadashinogen/

広島平和記念資料館WEB SITE
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/

〜年忘れ!完全保存版!!【はだしのゲン「ギギギ」データベース】〜
http://www.hiroshima-kingdom.com/gen/features_hiroshima/index21.html




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被爆ファシズム

米国特使さんが何か言ったそうですね。
それに対し、今度は安倍総理がやっぱり何か言ったそうです。
米高官の原爆発言に日本政府は不快感

 共同通信社によると、ロバート・ジョセフ(Robert Joseph)米核不拡散問題特使は3日、ワシントンD.C.(Washington D.C.)での米露の核軍縮に関する記者会見で、原爆を使用した米国の核不拡散に対する道義的な正当性を問われたことについて、「原爆の使用が戦争の終結をもたらし、連合国だけでなく、文字通り日本人も含めた多くの命を救ったということに関しては、歴史家の意見が一致していることだ」と語り、広島、長崎への原爆投下に関して言及した。

 この発言は、久間章生防衛相が原爆投下に関して「しょうがない」と述べ、3日に辞任することとなった数時間後の出来事だった。

 ジョセフ特使の発言を受け、安倍晋三首相は4日、官邸での記者会見で、広島と長崎でおよそ21万人もの死者を出し、いまだに後遺症に悩まされる多くの被爆者を生み出した原爆を許すことはできないと述べ、「原爆は決して許されるものではないという気持ちに変わりはない」とも語った。

(AFPBB News/2007年7月5日)
http://www.afpbb.com/article/politics/2248858/1750460
この件からうかがえるのは、米政府も安倍政権も、原爆をダシにして日本の大衆を味方に付けたがってるんじゃないかということです。

あと、こんなこと言ってる人もいます。
        ↓
「原爆投下の歴史的評価は人類にとっての挑戦で、人道的に認められないことは明らか」(小池百合子防衛相)

よく言うよ。
慰安婦問題や南京事件になると、罪を否認しまくる奴が。
「原爆投下は人類にとっての挑戦」?
おまえが人類の代表のようなツラをするな、ボケ!

おっと……失礼しました。
我知らず、昂ぶってしまったのをお詫びします。

しかし、今現在わが国でみられる状況、国民のほとんどが一塊となったごとく、原爆投下のことを「人類史に比類なき暴虐」と評する以外は断じて許さず、反対意見は認めずという一貫ぶりには怒りをもよおすほどで、これを「被爆ファシズム」と呼ばせてほしいのです。

ここには自分達の言い分だけが正しいという盲目的確信しか見られません。
こうも「被爆」を神聖視したがるのは、日本人があの大戦で訴えられる唯一の「正義」だから?

正直に申し上げましょう。
ぼくは、広島・長崎の犠牲者に対しては、「遺憾に思います」という以上のことは語れません。被爆者を偶像視するわけではありませんから。
ですが。
被爆者をダシにして、過去の罪を稀釈したり、対米批判に役立てる輩に対しては、遺憾どころじゃない。
いい加減にしろよ、ボケ!」であります。

これだけだと片手落ちなので、アメリカについても言わせてもらいます。

アメリカの上層部が原爆の使用に踏み切ったのはもちろん、本土決戦で死ぬだろう数百万の日本人を救おうとしたのではなく、その道連れにされる米英軍数十万の犠牲を阻止するためでした。
日本国民が「一億玉砕」の運命から免れたのは結果的なものにすぎません。

だからといって、当時の日本が他国になした暴虐の数々を悔い改めもしない連中が、他国から日本になされた暴虐だけ「人類への罪」などと非難するとはもってのほかというものでしょう。
確実に、人類全体への冒涜であります。


関連リンク
【広島・長崎への原爆投下】(鳥飼行博研究室)
http://www.geocities.jp/torikai007/war/1945/hiroshima.html#reason

【日本の原爆開発】(鳥飼行博研究室)
http://www.geocities.jp/torikai007/war/1945/japan-atomic.html



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久間〜、みんなのために辞めてくれ〜!


「どんな大義名分があっても、核を是認するような発言は慎むべきだ」
(溝手国家公安委員長)

あ、そう?
だったらさ。こりゃ一体、どーゆーわけですか?
    ↓
「日本も核ミサイルを」 拉致被害者「救う会」会長
(朝日新聞/2003年2月18日)

四年も前から、核をもてとか発言してるじゃないですか。
マスコミさま。反核団体さま。そして、安倍総理さま。
はやく「巣食う会」のほうもぶっ潰してやってください!

久間防衛相が辞任、「原爆発言」で引責

 久間章生防衛相(66)(衆院長崎2区)は3日午後、安倍首相を首相官邸に訪ね、米国が広島、長崎に投下した原子爆弾に関する自らの発言が国民の誤解や与党の混乱を招いたとして、辞任する考えを伝えた。

 首相も了承した。参院選を控えた時期に閣僚が辞任する事態に至ったことで、安倍政権は年金記録漏れ問題に加えて大きな痛手を負った。

 久間氏は首相に辞意を伝えた後、記者団に対し、「きょう長崎の市長と会った。長崎の皆さんにも大変ご迷惑をかけた。私が思ったのと違った形で(発言が)伝えられて、理解を得られていないということで、ここでけじめをつけようということを首相に伝えた」と語った。

 久間氏が辞任に追い込まれたのは、発言の影響を懸念する参院自民党や公明党を中心に、与党内の辞任論が強まったためだ。公明党の冬柴国土交通相は3日午前の閣議後の記者会見で、「2度までも原爆被害を受けた民族として容認発言は許されない。政治家として出処(進退)を考えるのが当然だ」と述べていた。

 この日は他の閣僚からも批判が相次ぎ、溝手国家公安委員長は「どんな大義名分があっても、核を是認するような発言は慎むべきだ」と述べ、渡辺行政改革相も「適切な発言ではない」と語った。長崎市の田上富久市長らも3日午前、防衛省に久間氏を訪ね、発言の撤回を求めていた。

 久間氏を更迭する考えはないとしてきた首相も、これ以上擁護することはかえって事態を悪化させると判断したと見られる。

(読売新聞/2007年7月3日)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin2007/news/20070703it05.htm?from=top
蜥蜴の尻尾切りですか?
問題は、あとから生えてくる尻尾のほう……。

久間防衛相の後任に小池百合子氏

 安倍首相は3日、辞表を提出した久間防衛相の後任に、国家安全保障担当の首相補佐官で、小泉前政権で環境相と沖縄相を兼務した小池百合子氏(54)(衆院東京10区、自民党町村派)の起用を決めた。

 皇居での認証式は4日午後に行われる。防衛庁時代を含め、自衛隊の最高指揮監督権を持つ首相に次ぐ防衛トップに女性が就くのは初めてで、政権のイメージ回復を図る狙いがありそうだ。ただ、首相と出身派閥が同じで、首相とも近いとされる小池氏の起用に、自民党内から不満や懸念の声も出ている。

 首相は3日夜、小池氏の起用については「私の内閣でずっと安全保障担当の補佐官を務めてもらった」と語り、安全保障政策に精通していることと、自身に近いことを理由に挙げた。

 一方、小池氏は3日午後、首相官邸で記者団に「女性初の防衛相だが、大向こうに受けようということでなく、着実に国防という重要な国の柱を担っていきたい」と抱負を語った。同日夜には日本テレビの報道番組に出演し、当面の優先課題について、「防衛施設庁を解体して新たな組織として出発することと、情報漏えいなどの不祥事をこれ以上出さず、日米関係の中で防衛省の信頼を確立することだ」と強調した。

 近年、諸外国で女性が国防担当の閣僚に就任した例は、フランス、チリ、ノルウェーなどであった。

(読売新聞記事から抜粋/2007年7月4日)
小池百合子が防衛相……悪い冗談だろ?
マジで、本格的に悪いことが起こりそうな予感が(汗



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やはり被害者でいたがる日本人


「原爆投下しょうがない」と発言した久間防衛相へのマスコミや関係団体からのバッシングは、思いのほか激しかったようです。
防衛相はのちに、「しょうがないという言葉だけ独り歩きしている。内容の前後関係で判断してほしい」と語りましたが、これは確かにその通りだと思います。

久間の発言は大筋では、マッカーサーのおかげで日本は赤色化を免れたとする赤尾敏ら親米右翼の言い分を焼きなおしたものでしかありません。
しかし、ことが広島・長崎に関わってくると右も左も躍起になってしまうようで、聞き入れる冷静さは示してもらえませんでした。
原爆発言、事実上撤回=「大変申し訳ない」と陳謝−久間防衛相

 久間章生防衛相は1日昼、長崎県島原市内のホテルで記者会見し、米国の広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」とした自身の発言について「これから先、一切そういうこと(発言)はしない」と述べ、事実上撤回した。さらに「長崎、広島、全国の皆さんに大変申し訳なかったという気持ちだ」と陳謝した。久間氏の発言に関し与党内でも参院選への悪影響を懸念する声が強まったため、事態の早期収拾を図った形だ。

 久間氏は会見で「米国は米国としてそういう選択(原爆投下)を、戦争を終わらせるためにしたんだなという感じで言った。その言葉が非常に誤解を生んでいる。ああいう言葉を使うこと自体がいけなかった」と述べ、発言が不適切だったと認めた。
 その上で「一貫して核兵器は使ってはならないという姿勢は微動だにしていない。決して米国の原爆(投下)を是認したわけではない」と表明。「米国を恨んでいるかといえば、恨んでいない。ああいうことを2度と起こさないでもらいたい。日本も先頭に立って世界の核兵器廃絶に向けて努力したい」と述べた。

 久間氏はこれに先立つフジテレビの番組では、自らの発言を訂正しない考えを示した。これに対し同じ番組で、自民党の中川昭一政調会長は「謝罪すべきところは謝罪した方がいい」と指摘。公明党の斉藤鉄夫政調会長も「日本国民の神経を逆なでする発言だ。訂正していただきたい」と求めた。

(時事通信/2007年7月1日)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2007070100146
実際、発言への反応は国民的にヒステリックと呼んでいいものだったと思います。
とにかく右派であれ左派であれ、久間防衛相には容赦なしという感じで、どこか狂熱的なところさえ感じたのはぼくだけでしょうか?

ぼくとしては、「日本人なのに原爆投下を認めてる」とか「日本人ならそんな発言は許せない」という方向に逸れた極論にはどうしても同調するわけにいきません。

この騒動を眺めて得たのは、やはり日本人は自分達のことを被害者にしておきたいんだなあという感慨です。
反核とか人類愛から防衛相の発言を批判した人がどれだけいたでしょう?

右翼にとって「被爆」は自国民を被害者とおもわせる最大の切り札です。それを国防のトップにいる人から「しょうがない」と是認されてしまったら、立つ瀬がなくなります。
左翼が久間を叩くのにも、安倍政権にとどめを刺す、参院選を有利に進める、さらに辺野古での恨みを晴らすなど複合した諸事情が汲み取れます。

ぼくは広島・長崎の被災について何も感じないということはないですが、あの出来事を特別視させようする姿勢では右も左も一致してしまうところがどうにも異様に思えて仕方ありません。
天皇制をめぐってはいがみ合う両者が「被爆」の旗印の下で結束しているのですから。

「日本の子どもが知っているのは原爆被害だけ」
オランダ人元慰安婦が痛烈な批判

 米国下院の外交委員会アジア太平洋環境小委員会で15日(現地時間)に行われた、旧日本軍の元従軍慰安婦に関する聴聞会で証言台に立ったオランダ人の元慰安婦ヤン・ルフ・オヘルネさんは最近、和解のために日本を訪問した際、とても失望した、と述べた。日本の子どもたちが、第二次世界大戦当時に日本軍が行ったことを全く知らなかったためだ。

 オヘルネさんは「日本の子どもたちが知っている第二次大戦当時の出来事は原爆投下だけだった。自国が受けた被害だけは知っていたが、ビルマなど海外で日本軍が犯してきた数々の悪行による被害者たちについては全く知らなかった」と批判した。

 そして「二度とこういうことが起こらないようにするためにも、日本人は過去を正しく理解しなければならない」と強調した。
(崔宇晢(チェ・ウソク)特派員)

(朝鮮日報/2007年2月17日)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/02/17/20070217000020.html






戦争をか弱い庶民を踏み潰すゴジラのような恐ろしいものとして受け止めながら、実は自分らがゴジラなど及びもしない規模の惨害を諸外国にもたらしたことに思い至らない。
そして戦後処理は、戦犯の処刑と政府の謝罪ですべて解決済みと考える。
それが偽らざる国民意識の実情なのです。

「被害者たちと被害者ぶる国」より抜粋(2007年02月18日)
http://blog.livedoor.jp/manfor/archives/50901824.html


日本には原爆の被害を言い立てれば世界を味方に付けられると誤解したような人が多いですが、実のところ、原子爆弾の投下はアジアの人々から歓迎すらされたようです。
海外から日本はどう見られているか

 最近のアジアの人は日本に警戒していますが、レジュメの1ページにあるのはフランス人が「3発目の原爆も日本に落とされるだろう」と言ったという1989年の朝日ジャーナルの記事です。日本は世界では異質で何かやらかすのでは? と見られています。エコノミックアニマルで、世界共通の倫理観が日本にはない、アジアに対する差別を戦後も総括していないと思われています。
……(中略)……

 レジュメ3ページ目は原爆投下についての教科書の記述です。「The End of the War」というタイトルで2つの原爆の絵が大きく載っており、焼け野原となった広島ときのこ雲の絵があります。よくぞアメリカは日本に原爆を落としてくれた、これで仇が討てたという内容で、被爆者にとっては大変な説明です。シンガポールでは「No More Hiroshima」ではないのです。シンガポールだけでなく、日本が占領した地域の人々はほとんどが同じ考えです。広島の人にそう言ったら、「やっぱりそうですか」と言っていました。広島の慰霊祭でアジア代表団は「No More Hiroshima」に拍手しないそうです。自分たちは被害ばかり言っているが、本当にそれでいいのかと内々に議論していたそうです。マレーシアの戦争記念館で戦争の最後の説明が広島でした。どうして広島なのかと質問したら、ガイドさんが逃げてしまいました。次に行った時には絶対に答えてもらおうと、ガイドさんをみんなで取り囲んで質問したら、日本のみなさんは気を悪くすると思うが、と前置きして、上記のようなことを話してくれました。学校でそう教えているそうで、みんなそういう考えだということでした。これはシンガポールだけではなく、日本に侵略された国はどこでもそうなのです。このことを被爆者に言わなければと思い、言いました。冷静な受け止めもありましたが、家族の死などを思い出すと、やはり抵抗感があるようでした。個々の被爆者の捉え方と社会全体の捉え方とは違って当然だと思います。
(渡辺容子)

(JANJAN記事「消せるものか沖縄戦「集団自決」 高嶋琉球大教授が講演」より抜粋/2007年6月12日)
http://www.janjan.jp/area/0706/0706117120/1.php
話を戻しましょう。

久間の演説を、従軍慰安婦決議案へのあてつけ、日本人を右も左も反米で結束させる策略ととらえる向きもありますが、ぼくはやはり、ただの失言にすぎなかったのではと思います。
騒ぎ立てる側にそういうことを企む輩がいるのは確かなようですが。

もう、被爆者達の惨状を強調して日本の侵略行為を有耶無耶にしたり、アメリカを非難する口実に使うのはやめてほしいです。

歴史的経緯からいって、原爆が落ちた責任の半分は日本側が負わなければならないのだし、もしも被爆の地獄絵を振りかざすのが加害者としての印象を稀釈する意図によるならば、それこそ被爆者への最大級の冒涜というものでしょう。

原爆で殺された数十万もの人々は全人類のための犠牲にほかならず、日本国家が利用できる駒などではないのです。



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