戦争を語るブログ

平和を愛し、いさかい好む

日本兵

『ハクソー・リッジ』(続き)


さて。
前の記事では、戦争大作『ハクソー・リッジ』が公開間近と紹介したけど。
(違う、一箇月も先だ)
言っておかねばならないが、劇中での日本兵の描き方はあまりよろしくない。




米軍の捕虜となり、ふんどし姿で土下座する兵隊さんたち




けれども作劇の縛りからいえば。
これは戦時下にあって、クリスチャンとしての生き方を貫き通した男の物語だ。
「福音書の教えと相容れぬ集団(日本軍)」に対し「福音書の教えを捨てて立ち向かう集団(米軍)」の中、たったひとり福音書の教えを守り抜いた主人公を引き立たせる映画なのだから、日本軍がああいった風に描かれてしまうのは致し方なかろう。

実はアメリカ軍も理想的な造型とは言いがたいものがある。
爆発で損壊した仲間の遺骸をハンガーみたいに吊り下げ、盾にして敵弾を防ぎ、日本兵に立ち向かうんだから。米軍兵の遺族が見たら、なんと思うだろう。
そもそも監督の狙いは戦争が野蛮人に変えた東西の男たちが衝突し殺し合うさまを見せることにあったようで、そういう意味での視点は公平なのかもしれない。







ネトウヨ、いや日本人全般は自分らを白人(の仲間)だと思っているから、こういう戦闘場面で日本兵がモップで掃いたように扱われると「人種差別じゃ〜」と珍妙な反応を示したりするが。
(『北京の55日』とか『グリーンベレー』を見ても面白がるくせに)
多くのアジアの国ではそうした描き方に、日本軍に対するものを超えたアジア人全体への白人の差別意識を感じ取り、不快な気分になってしまうようだ。
つまり日本兵というアジア人を白人の集団が殺しまくるところに抵抗があって集客できなかったことも考えられる。

韓国人にせよ中国人にせよ、自分の国のヒーローが悪役の日本人を打ち倒すから痛快なわけで、白人側から日本軍が「蛮猛なアジア人」として描かれ大量殺戮されるのを見ても、アジア全体が、自分たちがやられてる気になり楽しくなれないのかもしれない。
軍国時代のことは批判するにせよ、基本的には日本人を、同じアジア人として自分たちと一体にとらえてくれているという。

至極、妥当なありようといえるが、日本のネット右翼にはこれについての理解、なにより中国人や韓国人をアジアの同胞と思う意識がまったく欠けている。
ネトウヨ思考では日本はアジアの特別な国であり、アジアから進化しアジアでなくなった存在でなければならないのである。

これでファシズム時代の東亜新秩序や五族協和の理念を讃えるのだからあきれ果てる。






にほんブログ村 歴史ブログ 近代・現代史(日本史)へ この記事を気に入ってくれた人、よろしくね

日本兵を見分ける方法

HOW TO SPOT A JAP
「日本兵を見分ける方法」


レコードチャイナの伝えるところによれば、中国の大手掲示板「網易論壇」で、漫画をつかった大戦中の米軍用マニュアル『日本兵を見分ける方法』が大評判になってるんだそうです。




(網易論壇)
クリックすると拡大します


第2次大戦中の米軍漫画「日本兵を見分ける方法」、
ネット上で話題沸騰−−中国


2009年9月8日、中国の大手ポータルサイト「網易」の掲示板「網易論壇」で、第2次大戦中に米国政府が兵士用に作成した手帳を基にした「日本鬼子を見分ける方法」というタイトルの漫画が話題を呼んでいる。

この漫画は当時、中国で国共両党と共に対日作戦を展開した米国軍が兵士1人1人に配った「ポケットサイズ中国手帳」に収められたもの。中国兵と日本兵の見分けがつかない米国兵にその違いを説明している。「日本鬼子」(リーベンクイツ)は日本人の蔑称だが、見分けるポイントは「見た目」「足」「発音」の3つだというが…。以下はその内容だ。




(網易論壇)
クリックすると拡大します



中国人の皮膚の色は「濃い褐色」だが、日本人は「レモン色に近い褐色」。中国人の目は欧米人と似ているが明らかに「斜視」、日本人は「鼻に向かって歪んでいる」。中国人の顔はツルツルだが、日本人はヒゲ面。中国人の歯並びは良いが、日本人は八重歯だらけ。中国人は大らかだが、日本人は死を覚悟した悲壮感に満ちている。

さらに、日本人は他の東洋人のふりをするのを得意とするが、歩き方ですぐ分かる。中国人は大股だが、日本人はちょこまか歩く。それに下駄を履く習慣があるため、足の親指と人差し指の間が異常に広い。将校クラスともなれば英語を話して誤魔化そうとするが、THとRの発音が出来ないのですぐに化けの皮が剥がれる。(翻訳・編集/NN)


(レコードチャイナ/2009年9月9日)
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=35151




(網易論壇)
クリックすると拡大します



関連リンク

問題の漫画教本の見られるリンク先
(网络热传美国漫画《如何辨别日本鬼子》)
http://bbs.news.163.com/bbs/wsyz/150927183.html




にほんブログ村 歴史ブログ 近代・現代史(日本史)へ この記事を気に入ってくれた人、よろしくね
いらっしゃ〜い!

関連サイト



にほんブログ村 歴史ブログ 近代・現代史(日本史)へ
サイト内検索
powered by Google
代表記事
■山本カルトに手を焼いた話(統合版)
■ライト文芸
■ヴィジェ=ルブランが気になって
■映画の話題
■日本人でどこがよかった
■ニッポンこわい
■国民病「日本スゴイ症候群」と他人の反応
■愛国伝説
■二次元マニアの同一性障害
■「特攻隊はテロリストと違う」と言い張るゼロリスト
■13%
■アインシュタインよりディアナ・アグロン
■エジソンからアインシュタインへ
■「よそはよそ、うちはナチ」
■東京を占領した南京事件否定派、ユネスコを脅迫
■映画『聨合艦隊司令長官山本五十六』
■外国人に語らせた愛国ポルノ本の虚妄
■ノストラダムスの大予言と大東亜戦争の肯定
■侵略の定義
■慰安婦問題について百万回でも書かねばならないこと
■誘拐と慰安婦とハーレムと強制連行
■性奴隷と兵奴隷
■日米同盟はまさに保険だ
■知ってても差別をしてしまう場合
■グレンデールで慰安婦像撤去に反対、本物の日系市民が動き出した
■安重根記念館と二つの史観
■小野田少尉と真実を把握すること
■潘基文国連事務総長は安倍内閣の歴史認識を堂々と批判してかまわない
■産経新聞というネット右翼
■戦後最大のメディア犯罪が起きている?
■通州事件の記憶遺産登録は日本にとってヤブ蛇ですが
■アメリカ人の自己犠牲について
■「太陽の帝国」
■慰安婦問題、仏国際漫画祭での判定
■原爆投下に対するJoe Kilroyの見解
■愚問のきわみ! 「南京大虐殺の際、中国軍は何処で何をしていた」?
■米国保守と日本右翼の親和性?
■「西側」対「右側」/従軍慰安婦問題の特異性
■早い話、日本軍自体が「巨大な奴隷制度」だったという話
Recent Comments
Archives
QRコード
QRコード
Amazonライブリンク
  • ライブドアブログ