MAGカップ3杯目をオンラインで開催するにあたってひとつ決めることがありました。それは「カンニング対策どうするか」です。
結構悩んだのですが、「最初からカンニング許可しておけば逆に不公平感が無くなるのでは」と考え、今回のレギュレーションとしました。
ちなみに、カンニング許可に伴い「ペーパー、ボード、早押しボードの類は行わない」と決めています。

以下は検討の内容を簡単にまとめたものです。

1.オンラインである以上物理的な干渉は不可能
・参加者の良心を信用する
 →まあこれはないかな。身内の集まりならともかく、悪意もって参加する人が出た時点で崩壊します。
・謎解きなどカンニングでは対応できない問題で大会を開く
 →何問作る必要があると思ってんだ→却下

2.能動的でないカンニングをどこまで認めるか
・各自の自宅から参加するため、たとえば「部屋に貼ってあるポスター」「横に置かれた本棚の本」で答えが分かる可能性がある。これらは意図せず目に入ってしまうかもしれない。
 →参加者に部屋の様子を映してもらって目に入る範囲の情報を片付けてもらう→MAGカップでそこまで求めるか?

3.補助ツールの使用について
・Google IMEの予測変換のおかげで曖昧なタイトルでも補完してくれる、という話を聞いた。
 →仮にこれを禁止する場合、日本語入力ソフトをこちらで指定し、さらに、辞書機能の不使用、履歴のクリアを示してもらう必要がある→非現実的

じゃあ、逆にカンニング可にすればいいのでは?
→不正行為をするのが問題であれば、カンニングを不正行為ではないと決めてしまえば問題はなくなる
→カンニングをルールに組み込むことによって、カンニングをしない人の不公平感(なぜルールを守っている側が敗退しなければならないのか)が薄まる(はず)
→上でみたように、オンラインクイズでは参加者の環境や動きに干渉することは極めて困難
→「こちらから制御できないことは禁止しない」という方針にする