渋谷区渋谷1丁目8番の交通事故弁護士事務所スタッフのブログ

このブログは、弁護士法人中島総合法律事務所の執筆です。 東京渋谷の宮益坂で弁護士事務所を運営(仕事内容は「マンガ交通事故相談(http://www.manga-koutsujiko.com/)の通り)しています。 交通事故に遭うと、被害者の方は、大なり小なり心身の痛みや苦しみを感じながら、社会から孤立しそうになりながらも暮らし続けていきます。 このブログは、そんな方々に対して、身体や心の痛みを少しでも和らげるヒントとなる情報交換や、お互い励ましのメッセージを伝えあう場に出来たらいいなという気持ちで作成しました。 不運にめげず、くじけず、あなたを必要としてくれる誰かのために、しぶとく、しぶとく生き抜いていきましょう。誰かを元気に出来たならば、私達にとっても励みになります。

お堅い話題が続いたので、今回の記事では、私の日常の出来事を綴りますね。

最近、渋谷のTSUTAYAでMay J.さんのアルバムCDを買ったわ。
「Heartful Song Covers」というカバーソング集なんだけど、私の好きな曲が多くて会社帰りに聞いているの。
カバーされている歌は、
・手紙~拝啓十五の君へ~
・やさしさに包まれたなら
・花~すべての人の心に花を~
・Amazing Grace
・・・といった私の好きな曲ばかりで気に入っているのだけど、Amazing Grace は、本田美奈子さんバージョンの方が良いなぁって思っちゃったわ。

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本田美奈子さんは、うちの事務所の代表者が子供時代にアイドルやっていた人なのだけれど、その後、ミュージカル、本格化歌手として活躍していました・・・・。
ところが、37歳の時に白血病が判明し、入院後、38歳で亡くなってしまったの。

美奈子さんは、入院中にも関わらず、同じく入院している人に歌を送って励ましたり、お世話になった看護婦さん達を前に声を振り絞ってアメイジンググレイスを歌っていたわ。
ユー●ューブでも動画が流れていたりするんだけど、私、心からの美しい声に泣いちゃったわ。人は、自分が出来る事を精一杯頑張って、他人のために尽くしてこそキラキラと輝くんだって。

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事務員の私も、事故にあって悲嘆にくれている皆さんに、いつかこの美声を届けたいと思っているわ。それまでは、事故後のストレスで追い詰められてしまったら、良い音楽を聞いたりして元気を取り戻しながら、楽しみに待ってて下さいね。

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この前、テレビドラマで主人公の女性が事故で失った視界を病院での治療によって取り戻すという感動の物語を見ました。実際、視界というのは失ってしまったら戻すとことはとても困難。テレビドラマのように現実世界ではそううまくはいかないだろう…と私は思っていました
しかし、現在の技術を用いればこのテレビドラマの女性のように視力というものを取り戻せるなりつつあります。今回は、この主人公のように視力を失ってしまった人々のための技術を一部紹介したいと思います!

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[今の技術で何ができるの?何ができないの?]

今の技術を持ってしてもできないことはもちろんあります。まず、何が可能で何が困難なのでしょうか?

現在の技術では眼球そのものに技術を施し、失明以前のような眼球から入る視界を取り戻すことは最新の技術を持ってしてもとても困難です。しかし、眼球ではなくカメラから捕らえた視界を眼球以外の身体の一部を通して脳(主に視覚野)に送ることは可能です。

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さて、その視力が回復する現在の技術とはどのようなものなのでしょうか?

失明の状況によって使用者に施される技術や手術は異なりますが、現在もっとも多く利用されているのは網膜装具の移植です。この装具は主に光受容体(光に反応する細胞)の退化によって視界を失ってしまった人をターゲットとしたカメラが眼となり脳に信号を送る装具で、失明以前は視界があったと言う人にもっとも移植しやすい装具だそうです。

下図はSecond Sight Medical Products, Inc.と言うアメリカの会社の商品(ARGUS II)の絵。

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http://www.sensorymedic.com/eye-and-vision/the-argus-ii-bionic-eye-helps-the-blind-to-see/


装具は大きく分けて3つの部分に分けられます。サングラスに取り付けられたカメラ、ポータブル
コンピュータ、60個もの電極で覆われた小型チップ。サングラスに取り付けられたカメラに映された画像がコードを伝ってポータブル コンピュータに送られ、ポータブル コンピュータで信号として変換された情報がワイアレスで網膜に移植された小型チップに送られ、脳に画像として送られます。


ということは、元々視界がない人や事故で網膜を完全になくしてしまった人とかはこの装具の移植を受けることが出来ないということなのでしょうか?

この装具の開発当時はそうでしたが、今現在では網膜がなくても装具の利用を可能とする手術が施されるようになりました。下図が装具の移植を可能とされている部位を表す図です。


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1~3は電極を眼の中に移植して網膜を刺激しますが、4では電極を視神経に移植して神経を刺激します。5では電極を脳の視覚野に移植して脳に直接電気による刺激を送ります。

4や5への電極の移植は眼球に触れることがないので網膜の必要性はありません。


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[
舌で観る視界
]

網膜装具は電極の移植可能部位が5箇所もあるので、電極の移植可能部位が自分にあるか心配する必要はないですね!しかし、世の中にはこの他に移植をなくしてでも視界を取り戻すことが可能な驚きの装具があります!

それはブレインポートシステム(BrainPort System)と言い、ユーザーは先ほどと同様カメラがつけられたサングラスをかけ、電極の並べられたロリポップ(棒飴)のような棒を口に入れます。

そうするとカメラから入った視界が舌の神経を通って脳へと送られます。この技術は移植・手術を一切行わずに視界を取り戻すことが可能なため、医療業界や科学界から注目されています。

舌で物を見る。今までには経験のない事のため送られる映像の鮮明度はあまりよくありません。しかし練習を重ねるごとに舌から得られる情報が多くなり結果より鮮明度の高い映像が脳に送られることになります!

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[
現在の価格と量産化の未来
]

網膜装具とブレインポートはそれぞれ$100000と$10000。日本円にしておよそ1000万と100万です。現在、これらの技術が見せる視界は未だ荒く、完璧からは程遠いと研究者は声をそろえて言います。しかしもしこれらの技術が未来、技術者が望む程度のものとなれば失明から苦しむ人々は今よりずっと少なくなるでしょう。失った視力、視界を取戻すことが出来ます。そんな未来が私は楽しみです!

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第3回ブログでは、最新型の義手の技術について海外で発信されている情報を基にご報告をまとめてみました。
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率直に調べた結果を述べますと、現在販売されている最新型の義手は私たちの想像をはるかに超えるもので、すごい、とにかくすごいです!

高機能と装着者の外見への抵抗の無さを兼ね備えた、実際の手に近い物となっております。下図が現在販売されている最新型と思われる義手の写真です。

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この義手の写真(上図)を見た瞬間、私は“おぉ~”っと自分の驚きを隠せずにいました。

すごい!すごい!とただ言っていても、どのようにすごいのか説明しないとわからないですよね。その理由を大きく分けて機能面と容姿について見ていきます。

(機能面)

従来型の義手は体の微妙な動作で義手に繋がれているワイヤーを引っ張り、義手の細かい操作を行うものでした。しかし最新型の義手は、複数のモーターやマイクロプロセッサを用いた、思い付きだけで操作が可能とされる義手になっています。

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(筋電性を利用した技術)


   詳しく説明すると、最新型の義手の動作は主に二つに分けられます。

一つ目は、脳から義手に信号を送り動作を可能にしています。

まず、脳からの微小の電気信号が脊髄を通り腕の破損されていない残りの筋肉に伝達されます。

次に、体内の神経や筋肉は電気を通し反応する性質があるため、その電気信号はそのまま義手内のプロセッサーに送られます。

その後、各指に備え付けられたモーターに命令がいき各指が個々に動くのです。

二つ目は、義手から脳に信号を送り感覚を与えることを可能にしています。

義手には、電極がはりめぐらされていて、まず、その電極を用いて熱や感触の情報を読み取ります。次に、読み取られた情報は、電気信号に変換され、筋肉、脊髄を通り脳に伝えられるのです。

こういった方法で最新型義手は手・指の操作、感覚を得ることが出来るそうなのです。



下の図は義手を解体した写真です。200以上もの多くの部品が使われているそうです。

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    私は、「なんと200以上もの部品」とは感じず、「現在の技術ではまだ200程度の部品しか使われていないけれど・・・」と思えてきます。

上記のような技術をもった義手を販売している有名な会社が2社あります。有名な会社は、RSL STEEPER社という会社と、Touch Bionics社という会社です。それぞれbebionicという製品とiLimbという製品を代表的な商品として販売しています。


まずRSL STEEPER社はbebionicと言う名で独自の義手を販売しています。この会社は、90年以上の歴史を持つ信頼あるイギリスの会社ですが、北アメリカにも拠点をもち世界中に取引先があるため、製品を必要としている世界中の人々へ比較的、手頃な価格で販売を可能としている会社です。

同社の製品である「bebionic 3」は、RSL STEEPER社の最新型の義手として商品化されています。この商品は、オートグリップ(自動で未然に物を落とす等の事故を防ぐ機能)とアルミ缶を潰せるほどのグリップ力を兼ね備えているそうです。また外見を気遣ったSkinergy Plusと言うシリコン素材の義手カバーがあり、それは19色展開しており洗濯も可能なんだそうです。

一方で、Touch Bionics社という会社は機能性を重視した製品で、iLimbと言う義手を販売しています。RSL STEEPER社と同じく1963年からあるイギリスの会社で、世界初の電動アシスト式の肩を発明するなど昔から人工装具の研究に携わっている会社だそうです。

2008年にはアメリカのLIVING SKIN社を買収したことにより、より自然な容姿を兼ね備えた装具を作ることに成功したと言われています。

同社の製品である「iLimb」は2007年に世界初の指が関節接合された義手として商品化されたものです。軽量性を求めアルミ製にしたり、よりスリムでグリップ力を高めたり、またBluetoothを用い着用者の肌の色と合わせるなどの工夫が施されています。

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独断と偏見で、2社を比較してみると以下のことが見えてきました。

まず共通する事は、筋電性を利用した義手であること。

また各指にモーターが付き個々に動かせる事。

さらにはコスメティックカバー(容姿用)が共に販売され耐水性等も保証されている点です。

相違点を図にまとめてみました。



iLimb

Bebionic

持ちあげる力

90kg+

45kg

可能な手・指の動き(数)

24

14

価格(本体)

180万円

110万円




こう比べてみると互いに利用者が何を求めるかによってどちらの商品が利用者にとって最適かが何となく想像できます。

もちろん両社ともに最先端の義手ですが、機能重視の方はiLimbがおすすめなのかもしれません。しかし日常的に使う分には、本体だけでも価格が70万円程違うのでBebionicもおすすめなのかもしれません。そのへんの情報収集はニーズがあればまたの機会にしてみたいと思います。

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言いたいことは、こういった発明により、いったんは手の自由を奪われてしまった人々であっても義手により指を動かす機能まで持つ事が出来るはずだということと、また近い未来、もっと義手や義足は実際の手や足に近いものとなり、手足に限らず、目や耳、肌までも人工的に作ることが可能になるはずだと言うことです。

体の自由を失ってしまった人々の人生をより明るいものとするために研究者・科学者は日々研究を重ね、体に不自由を持つ人もそうでない人も変わらない社会を実現させようとしています。今現在ではマーケットに出ている数は限られていますが、これからの近い将来で人工装具などが大勢の人々に明るい未来と希望を持たせてくれるはずです!

私は、この義手のような存在が広まり沢山の方を救い、また事故以前のように前向きになれるきっかけになれればいいなと思いながら、日々勉学・研究に励んでいる方々を尊敬のまなざしで見つめています。

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参考文献

1.      http://bebionic.com/the_hand

2.      http://www.wpi.edu/Pubs/E-project/Available/E-project-042612-145912/unrestricted/MQP_PaulV_Complete_Final_3.pdf

3.      http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/1001/feature03/multimedia/

4.      http://bebionic.com/the_hand/features

5.      http://www.medgadget.com/2007/07/worlds_first_bionic_hand_makes_it_to_market.html

6.      http://www.touchbionics.com/products/active-prostheses/i-limb-ultra-revolution/features/

7.      http://bebionic.com/the_hand/system_components/electrodes_and_cables

8.      http://feastbowl.wordpress.com/2012/05/02/reconstructing-lives-how-does-a-prosthetic-hand-work/

9.      http://www.medgadget.com/2012/11/new-integrated-approach-to-help-improve-control-of-prostheses-video.html

10.    http://www.hollandbloorview.ca/foundation/unlimited/theunlimitedclaire.php

11.    http://premiumprosthetics.com/ilimb-prosthetic.html             


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