新宿2丁目1番5号の交通事故弁護士事務所スタッフのブログ

このブログは、弁護士法人中島総合法律事務所の執筆です。 東京新宿で弁護士事務所を運営(仕事内容は「マンガ交通事故相談(http://www.manga-koutsujiko.com/)の通り)しています。 交通事故に遭うと、被害者の方は、大なり小なり心身の痛みや苦しみを感じながら、社会から孤立しそうになりながらも暮らし続けていきます。 このブログは、そんな方々に対して、身体や心の痛みを少しでも和らげるヒントとなる情報交換や、お互い励ましのメッセージを伝えあう場に出来たらいいなという気持ちで作成しました。 不運にめげず、くじけず、あなたを必要としてくれる誰かのために、しぶとく、しぶとく生き抜いていきましょう。誰かを元気に出来たならば、私達にとっても励みになります。

お久しぶりです!中島総合法律事務所の事務員青山はち子です

なんと!高次脳機能障害の専門サイトがオープンしました

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皆さん最近ニュース等で高次脳機能障害ってお聞きになりませんか?
小室哲哉さんの妻KEIKOさんやディジュリドゥ奏者・GOMAさん・・・等々

高次脳機能障害数は全国で約50万人という推計も出ています。
(参考url:http://www.rehab.go.jp/brain_fukyu/qa/ 国立障害者リハビリテーションセンター)

事故で高次脳機能障害になった方、周りの方で弁護士を依頼しようか迷っている方々や
高次脳機能障害ってどんな障害か知りたい方に向けて
マンガで分かりやすく紹介しています

もちろん弁護士ならではの専門知識もたっぷりあります

苦節ウン年・・・皆さまの参考になればという思いで作りました

こちらのサイトもご覧いただければ幸いです

青山はち子

お堅い話題が続いたので、今回の記事では、私の日常の出来事を綴りますね。

最近、渋谷のTSUTAYAでMay J.さんのアルバムCDを買ったわ。
「Heartful Song Covers」というカバーソング集なんだけど、私の好きな曲が多くて会社帰りに聞いているの。
カバーされている歌は、
・手紙~拝啓十五の君へ~
・やさしさに包まれたなら
・花~すべての人の心に花を~
・Amazing Grace
・・・といった私の好きな曲ばかりで気に入っているのだけど、Amazing Grace は、本田美奈子さんバージョンの方が良いなぁって思っちゃったわ。

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本田美奈子さんは、うちの事務所の代表者が子供時代にアイドルやっていた人なのだけれど、その後、ミュージカル、本格化歌手として活躍していました・・・・。
ところが、37歳の時に白血病が判明し、入院後、38歳で亡くなってしまったの。

美奈子さんは、入院中にも関わらず、同じく入院している人に歌を送って励ましたり、お世話になった看護婦さん達を前に声を振り絞ってアメイジンググレイスを歌っていたわ。
ユー●ューブでも動画が流れていたりするんだけど、私、心からの美しい声に泣いちゃったわ。人は、自分が出来る事を精一杯頑張って、他人のために尽くしてこそキラキラと輝くんだって。

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事務員の私も、事故にあって悲嘆にくれている皆さんに、いつかこの美声を届けたいと思っているわ。それまでは、事故後のストレスで追い詰められてしまったら、良い音楽を聞いたりして元気を取り戻しながら、楽しみに待ってて下さいね。

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この前、テレビドラマで主人公の女性が事故で失った視界を病院での治療によって取り戻すという感動の物語を見ました。実際、視界というのは失ってしまったら戻すとことはとても困難。テレビドラマのように現実世界ではそううまくはいかないだろう…と私は思っていました
しかし、現在の技術を用いればこのテレビドラマの女性のように視力というものを取り戻せるなりつつあります。今回は、この主人公のように視力を失ってしまった人々のための技術を一部紹介したいと思います!

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[今の技術で何ができるの?何ができないの?]

今の技術を持ってしてもできないことはもちろんあります。まず、何が可能で何が困難なのでしょうか?

現在の技術では眼球そのものに技術を施し、失明以前のような眼球から入る視界を取り戻すことは最新の技術を持ってしてもとても困難です。しかし、眼球ではなくカメラから捕らえた視界を眼球以外の身体の一部を通して脳(主に視覚野)に送ることは可能です。

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さて、その視力が回復する現在の技術とはどのようなものなのでしょうか?

失明の状況によって使用者に施される技術や手術は異なりますが、現在もっとも多く利用されているのは網膜装具の移植です。この装具は主に光受容体(光に反応する細胞)の退化によって視界を失ってしまった人をターゲットとしたカメラが眼となり脳に信号を送る装具で、失明以前は視界があったと言う人にもっとも移植しやすい装具だそうです。

下図はSecond Sight Medical Products, Inc.と言うアメリカの会社の商品(ARGUS II)の絵。

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http://www.sensorymedic.com/eye-and-vision/the-argus-ii-bionic-eye-helps-the-blind-to-see/


装具は大きく分けて3つの部分に分けられます。サングラスに取り付けられたカメラ、ポータブル
コンピュータ、60個もの電極で覆われた小型チップ。サングラスに取り付けられたカメラに映された画像がコードを伝ってポータブル コンピュータに送られ、ポータブル コンピュータで信号として変換された情報がワイアレスで網膜に移植された小型チップに送られ、脳に画像として送られます。


ということは、元々視界がない人や事故で網膜を完全になくしてしまった人とかはこの装具の移植を受けることが出来ないということなのでしょうか?

この装具の開発当時はそうでしたが、今現在では網膜がなくても装具の利用を可能とする手術が施されるようになりました。下図が装具の移植を可能とされている部位を表す図です。


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1~3は電極を眼の中に移植して網膜を刺激しますが、4では電極を視神経に移植して神経を刺激します。5では電極を脳の視覚野に移植して脳に直接電気による刺激を送ります。

4や5への電極の移植は眼球に触れることがないので網膜の必要性はありません。


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[
舌で観る視界
]

網膜装具は電極の移植可能部位が5箇所もあるので、電極の移植可能部位が自分にあるか心配する必要はないですね!しかし、世の中にはこの他に移植をなくしてでも視界を取り戻すことが可能な驚きの装具があります!

それはブレインポートシステム(BrainPort System)と言い、ユーザーは先ほどと同様カメラがつけられたサングラスをかけ、電極の並べられたロリポップ(棒飴)のような棒を口に入れます。

そうするとカメラから入った視界が舌の神経を通って脳へと送られます。この技術は移植・手術を一切行わずに視界を取り戻すことが可能なため、医療業界や科学界から注目されています。

舌で物を見る。今までには経験のない事のため送られる映像の鮮明度はあまりよくありません。しかし練習を重ねるごとに舌から得られる情報が多くなり結果より鮮明度の高い映像が脳に送られることになります!

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[
現在の価格と量産化の未来
]

網膜装具とブレインポートはそれぞれ$100000と$10000。日本円にしておよそ1000万と100万です。現在、これらの技術が見せる視界は未だ荒く、完璧からは程遠いと研究者は声をそろえて言います。しかしもしこれらの技術が未来、技術者が望む程度のものとなれば失明から苦しむ人々は今よりずっと少なくなるでしょう。失った視力、視界を取戻すことが出来ます。そんな未来が私は楽しみです!

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