2020年04月26日
Spring Snails
これを書いているのは実際に2020年4月26日です。
本ブログを再開した先週から今日までに2014年11月分と12月分が書けたので、
だいたい1週間で2ヶ月分書けるようです。あと5年と4ヶ月分あるので、64ヶ月。
これを全部書こうとすると、えーと、32週間かかるんですね。8ヶ月弱。
つまり幸か不幸か、このまま休職状態が8ヶ月続いても、やること自体はある。
という言い方ができなくもないのですが、8ヶ月もこのままでは大変です。
わたしは前々から時折、ミュージックビデオの仕事というのは、
恐らくなくなることはない仕事だと思っていました。
もちろん、人工知能の進歩などで、マニュアル化された編集などは、
ひょっとすると人間に代わられてしまうかもしれないとも思いつつ、
いわゆる人間が出すアイデアの世界は、少なくともわたしが生きている間は、
AIには負けないと思っていたし、もう一つの「もしも」としての懸念は、
「何らかの要因で音楽自体が法律で禁止された場合」ひょっとすると、
職を失うのかなと、考えたりもしました。現実的ではない仮定の話のつもりでした。
しかしながら、現状の世の中は若干、このディストピア調の仮定の世界に、
ちょっと近いものになってきてはいて、法律で禁止とまではいきませんが、
実際、ライブコンサートは軒並み中止となり、CDのリリースですら、
レコード店の休業や、外出制限の要請などによって、多数延期になっています。
何となく、現在進行中の不確定な歴史の中を生きている、という感覚があり、
数週間前の常識と現在の常識が大きく異なってしまうこともしばしばあります。
それゆえに、わたしは何となく、これこそが正解である。という確証がないままの
行動というものが出来ず、とはいえ、恐らく不正解ではなさそうな、
ほとんど外出をせず、自宅で過ごすという選択を取り続けています。
自宅で過ごすことができる社会に感謝もしています。
できれば本当に全員の市民が自宅で過ごせる数週間が実現して欲しいとも思います。
それにしてもここまで、寝て、起きて、炊事、インターネット、風呂、くらいを
延々と繰り返す生活というのは、恐らく学生時代の最終年次、ほぼ卒業制作も終えた、
実家での自堕落な生活以来のようで、ちょっとした背徳感というか、
無為にカレンダーに×印をつけていく囚人のような感覚というのでしょうか。
何となく、棒に振っているような感覚といいましょうか。
とはいえ、あんまり「この期間を無駄に過ごさないようにしよう」という気持ちにも
ならなかったりもしてまして、殊更、勉強をしようとか、映画をたくさん見ようとか、
物語の執筆でもしようとか、そういう感覚にもならなかったりしているので、
これはもう仕方がないですね。やりたくなったら自然にやるのだと思います。
事実、わたしの部屋や台所は、かつてより、少し綺麗になりました。
ズボラなわたしですら、時間が余って掃除や洗濯をマメにする始末です。
これがもしかすると唯一の良いことかもしれません。
本ブログを再開した先週から今日までに2014年11月分と12月分が書けたので、
だいたい1週間で2ヶ月分書けるようです。あと5年と4ヶ月分あるので、64ヶ月。
これを全部書こうとすると、えーと、32週間かかるんですね。8ヶ月弱。
つまり幸か不幸か、このまま休職状態が8ヶ月続いても、やること自体はある。
という言い方ができなくもないのですが、8ヶ月もこのままでは大変です。
わたしは前々から時折、ミュージックビデオの仕事というのは、
恐らくなくなることはない仕事だと思っていました。
もちろん、人工知能の進歩などで、マニュアル化された編集などは、
ひょっとすると人間に代わられてしまうかもしれないとも思いつつ、
いわゆる人間が出すアイデアの世界は、少なくともわたしが生きている間は、
AIには負けないと思っていたし、もう一つの「もしも」としての懸念は、
「何らかの要因で音楽自体が法律で禁止された場合」ひょっとすると、
職を失うのかなと、考えたりもしました。現実的ではない仮定の話のつもりでした。
しかしながら、現状の世の中は若干、このディストピア調の仮定の世界に、
ちょっと近いものになってきてはいて、法律で禁止とまではいきませんが、
実際、ライブコンサートは軒並み中止となり、CDのリリースですら、
レコード店の休業や、外出制限の要請などによって、多数延期になっています。
何となく、現在進行中の不確定な歴史の中を生きている、という感覚があり、
数週間前の常識と現在の常識が大きく異なってしまうこともしばしばあります。
それゆえに、わたしは何となく、これこそが正解である。という確証がないままの
行動というものが出来ず、とはいえ、恐らく不正解ではなさそうな、
ほとんど外出をせず、自宅で過ごすという選択を取り続けています。
自宅で過ごすことができる社会に感謝もしています。
できれば本当に全員の市民が自宅で過ごせる数週間が実現して欲しいとも思います。
それにしてもここまで、寝て、起きて、炊事、インターネット、風呂、くらいを
延々と繰り返す生活というのは、恐らく学生時代の最終年次、ほぼ卒業制作も終えた、
実家での自堕落な生活以来のようで、ちょっとした背徳感というか、
無為にカレンダーに×印をつけていく囚人のような感覚というのでしょうか。
何となく、棒に振っているような感覚といいましょうか。
とはいえ、あんまり「この期間を無駄に過ごさないようにしよう」という気持ちにも
ならなかったりもしてまして、殊更、勉強をしようとか、映画をたくさん見ようとか、
物語の執筆でもしようとか、そういう感覚にもならなかったりしているので、
これはもう仕方がないですね。やりたくなったら自然にやるのだと思います。
事実、わたしの部屋や台所は、かつてより、少し綺麗になりました。
ズボラなわたしですら、時間が余って掃除や洗濯をマメにする始末です。
これがもしかすると唯一の良いことかもしれません。
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2020年04月19日
Domo Arigato, Mr Reboot
このブログの管理画面を見るのも大変ご無沙汰でございましたが、
およそ5年半ぶりに新規記事を投稿してみようと思います。
目下、世の中はCovid-19の猛威により世界の感染者は233万人、死者16万人超という、
当ブログが無言で休止した2014年の10月から考えるとホラーSFのような様相で、
我が国の感染者も約1万人を超え、当分は増え続けるんじゃないかという予想と、
それどころか、イタリアやニューヨークのように医療崩壊の可能性すらあるという、
現実感のないフワフワとした不安定な現実がずうっと続いているような感覚です。
「不要不急」という、初めて聞いたような四字熟語もだいぶ耳に慣れてきましたが
「音楽ビデオの制作」という、わたしの仕事に至ってはもう不要不急の極みなので
「3密」を防ぐために、4月の撮影は全て延期としたわけであります。
編集待ちのビデオも、先日公開されたBALLOND'ORの"DIENER"を最後に、
全部完成してしまったため、すっかり、暇になってしまいました。
その手遊びにでもと、このブログを再開させようと思った次第です。
再開といっても、リアルタイムで日々を書きつけていくというよりは、
2014年10月25日以降の出来事を、現在の視点から、記憶にあるところを優先して
(最終的には全ての日付を埋めることを目的とはしていますが)
ライフ・ログを書きつける、といったことが中心になると思います。
今年の頭にあったCzecho No Republicの優心くんとマイさんの結婚式でも
当ブログの写真を会場で使ってもらったり、存外、役に立つことがあったらしく、
なんとなく、過去の出来事が日付別に保管されている場所、ということに、
自分で読み返せる楽しみも含めて、一定の価値が存在するような気がしたんですね。
twitterやinstagramなどの投稿で過去を遡ることができますので、
頑張って5年分の色々を埋めていけたらいいなと思っています。
およそ5年半ぶりに新規記事を投稿してみようと思います。
目下、世の中はCovid-19の猛威により世界の感染者は233万人、死者16万人超という、
当ブログが無言で休止した2014年の10月から考えるとホラーSFのような様相で、
我が国の感染者も約1万人を超え、当分は増え続けるんじゃないかという予想と、
それどころか、イタリアやニューヨークのように医療崩壊の可能性すらあるという、
現実感のないフワフワとした不安定な現実がずうっと続いているような感覚です。
「不要不急」という、初めて聞いたような四字熟語もだいぶ耳に慣れてきましたが
「音楽ビデオの制作」という、わたしの仕事に至ってはもう不要不急の極みなので
「3密」を防ぐために、4月の撮影は全て延期としたわけであります。
編集待ちのビデオも、先日公開されたBALLOND'ORの"DIENER"を最後に、
全部完成してしまったため、すっかり、暇になってしまいました。
その手遊びにでもと、このブログを再開させようと思った次第です。
再開といっても、リアルタイムで日々を書きつけていくというよりは、
2014年10月25日以降の出来事を、現在の視点から、記憶にあるところを優先して
(最終的には全ての日付を埋めることを目的とはしていますが)
ライフ・ログを書きつける、といったことが中心になると思います。
今年の頭にあったCzecho No Republicの優心くんとマイさんの結婚式でも
当ブログの写真を会場で使ってもらったり、存外、役に立つことがあったらしく、
なんとなく、過去の出来事が日付別に保管されている場所、ということに、
自分で読み返せる楽しみも含めて、一定の価値が存在するような気がしたんですね。
twitterやinstagramなどの投稿で過去を遡ることができますので、
頑張って5年分の色々を埋めていけたらいいなと思っています。
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2015年02月09日
City of Angels pt.12
LA出張日記;7日目篇その1

流石に1週間もすると、ホテルの朝食には飽きてまいりました。

わたしは割と現地民化しているのか、通行人のお兄さんから
「マリファナ持ってたら譲ってくれないかい」とか、おじいさんから
「この近くのアメリカン銀行はどこじゃったかのう」とか、色々聞かれます。
また、ロサンゼルスは冬でも暖かいのでホームレス天国らしく、
歩道の真ん中でぐうぐう寝ている人を割としばしば見かけます。
若い人も結構多く、エンタメ産業の夢破れ、という人も多いのだそうです。

ハリウッドで緑茶が買える店はこちらです。
なんとなく、アメリカの個人商店の看板はフォントの色気がないというか、
デザイン性に乏しい書体なのが、逆に本場の雰囲気を感じてしまいます。

これだけ買い溜めれば安心ですが、1本3ドルくらいします。

本日はイーストウェスト・スタジオでの最後の作業とのことで、
その前にスタジオ近くの"デランシー"というイタリアンでお昼ご飯です。

どれもおいしゅうございました。ピザは巨大。
(写真奥のコップと比較すると大きさが伝わると思います)

今日はスタジオ2も空いていたので、駆け足で見学をさせてもらいました。
ホイットニーの"オールウェイズ・ラヴ・ユー"が録音されたスタジオです。
Whitney Houston - "I Will Always Love You"
他にもモンキーズの"メリー・メリー"や、デヴィッド・ボウイが
イギー・ポップの"淫力魔人(ロー・パワー)"のミックスをしたスタジオでもあり、
Guns N' Roses - "Raw Power"
(ガンズ・アンド・ローゼスによるカバーも、同じスタジオで録音されています)
さらにはR.E.M.の"モンスター"、AC/DCの"ボールブレイカー"、
チリ・ペッパーズの"カリフォルニケイション"が生まれた場所でもあります。
Red Hot Chili Peppers - "Californication"
2000年代の名作は他にも、ウィーザーの"グリーンアルバム"や"マラドロワ"、
RATMの"レネゲイズ"、オーディオスレイヴの"アウト・オブ・エグザイル"などなど、
この場所の空気を詰めて持ち帰りたいくらいでした。
(写真にその雰囲気が全然出ていないのが申し訳ないところです)
Rage Against The Machine - "Renegades Of Funk"
ちなみに1番大きく、また歴史のあるスタジオ1は改装中のため写真撮影はNGでしたが、
見学をすることはできまして、資材で雑然とした中に漂うこってりとした空気というか、
シナトラの"マイ・ウェイ"に始まり、エルビスの"68カムバック・スペシャル"、
"スパイ大作戦のテーマ"に、"ゴッド・ファーザーのテーマ"、
さらには"スリラー"に"デンジャラス"といったマイケル・ジャクソンの大クラシックなど、
数々の伝説的な作品が創造された空間は、完全に神々の領域でした。
The Monkees - "Steppin' Stone"
個人的に、スタジオ1でレコーディングされたと聞かされて、
最もテンションが上がったのはモンキーズの"ステッピン・ストーン"かもしれません。
近年だとフォスター・ザ・ピープルの"トーチズ"や、
ジャスティン・ビーバーの"ビリーヴ"など、伝説の最新頁を更新し続けている模様。
Foster The People - "Call It What You Want"
こうした圧倒的な歴史を前にすると、なんとなく、また必ず来たいです。とは、
逆に言えない気持ちになってしまった自分はいます。勿論こうした信じられないほどの
名所を訪れることができたことを限りない喜びに感じつつも、
同時に感じる畏怖故に、何かの間違いで来てしまったような感覚も大きいため、
ここに再び訪れたいと思うこと自体、偶然のワープを望む非科学的な願いのような、
頓珍漢な考えのようにも感じてしまうと言えばいいのでしょうか。
とにかく、現在のわたしにとって、このイーストウェスト・スタジオは、
仕事をしに行くところ、とは考えられなかったのです。
そして恐らく未来のわたしにとっても、ここは詣でるところだったのです。
スタジオ1の空気を忘れないようにと深呼吸をすると、
改装中のためでしょうか。めちゃくちゃ下水の匂いがしましたが、
それすら愛おしかったです。本当に貴重な体験でした。
イーストウェスト・スタジオの歴史は
こちらの公式サイトからご覧いただけます。

流石に1週間もすると、ホテルの朝食には飽きてまいりました。

わたしは割と現地民化しているのか、通行人のお兄さんから
「マリファナ持ってたら譲ってくれないかい」とか、おじいさんから
「この近くのアメリカン銀行はどこじゃったかのう」とか、色々聞かれます。
また、ロサンゼルスは冬でも暖かいのでホームレス天国らしく、
歩道の真ん中でぐうぐう寝ている人を割としばしば見かけます。
若い人も結構多く、エンタメ産業の夢破れ、という人も多いのだそうです。

ハリウッドで緑茶が買える店はこちらです。
なんとなく、アメリカの個人商店の看板はフォントの色気がないというか、
デザイン性に乏しい書体なのが、逆に本場の雰囲気を感じてしまいます。

これだけ買い溜めれば安心ですが、1本3ドルくらいします。

本日はイーストウェスト・スタジオでの最後の作業とのことで、
その前にスタジオ近くの"デランシー"というイタリアンでお昼ご飯です。

どれもおいしゅうございました。ピザは巨大。
(写真奥のコップと比較すると大きさが伝わると思います)

今日はスタジオ2も空いていたので、駆け足で見学をさせてもらいました。
ホイットニーの"オールウェイズ・ラヴ・ユー"が録音されたスタジオです。
Whitney Houston - "I Will Always Love You"
他にもモンキーズの"メリー・メリー"や、デヴィッド・ボウイが
イギー・ポップの"淫力魔人(ロー・パワー)"のミックスをしたスタジオでもあり、
Guns N' Roses - "Raw Power"
(ガンズ・アンド・ローゼスによるカバーも、同じスタジオで録音されています)
さらにはR.E.M.の"モンスター"、AC/DCの"ボールブレイカー"、
チリ・ペッパーズの"カリフォルニケイション"が生まれた場所でもあります。
Red Hot Chili Peppers - "Californication"
2000年代の名作は他にも、ウィーザーの"グリーンアルバム"や"マラドロワ"、
RATMの"レネゲイズ"、オーディオスレイヴの"アウト・オブ・エグザイル"などなど、
この場所の空気を詰めて持ち帰りたいくらいでした。
(写真にその雰囲気が全然出ていないのが申し訳ないところです)
Rage Against The Machine - "Renegades Of Funk"
ちなみに1番大きく、また歴史のあるスタジオ1は改装中のため写真撮影はNGでしたが、
見学をすることはできまして、資材で雑然とした中に漂うこってりとした空気というか、
シナトラの"マイ・ウェイ"に始まり、エルビスの"68カムバック・スペシャル"、
"スパイ大作戦のテーマ"に、"ゴッド・ファーザーのテーマ"、
さらには"スリラー"に"デンジャラス"といったマイケル・ジャクソンの大クラシックなど、
数々の伝説的な作品が創造された空間は、完全に神々の領域でした。
The Monkees - "Steppin' Stone"
個人的に、スタジオ1でレコーディングされたと聞かされて、
最もテンションが上がったのはモンキーズの"ステッピン・ストーン"かもしれません。
近年だとフォスター・ザ・ピープルの"トーチズ"や、
ジャスティン・ビーバーの"ビリーヴ"など、伝説の最新頁を更新し続けている模様。
Foster The People - "Call It What You Want"
こうした圧倒的な歴史を前にすると、なんとなく、また必ず来たいです。とは、
逆に言えない気持ちになってしまった自分はいます。勿論こうした信じられないほどの
名所を訪れることができたことを限りない喜びに感じつつも、
同時に感じる畏怖故に、何かの間違いで来てしまったような感覚も大きいため、
ここに再び訪れたいと思うこと自体、偶然のワープを望む非科学的な願いのような、
頓珍漢な考えのようにも感じてしまうと言えばいいのでしょうか。
とにかく、現在のわたしにとって、このイーストウェスト・スタジオは、
仕事をしに行くところ、とは考えられなかったのです。
そして恐らく未来のわたしにとっても、ここは詣でるところだったのです。
スタジオ1の空気を忘れないようにと深呼吸をすると、
改装中のためでしょうか。めちゃくちゃ下水の匂いがしましたが、
それすら愛おしかったです。本当に貴重な体験でした。
イーストウェスト・スタジオの歴史は
こちらの公式サイトからご覧いただけます。
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2015年02月08日
City of Angels pt.11
LA出張日記;6日目篇その3

ロウズ・ホテルに潜入しました。ロビーの吹き抜けが高くて素敵です。

サンタモニカ3番街のトリケラトプス噴水。口から水が出ます。

その反対側にはステゴサウルス噴水。口から水が出ています。

往来にある水飲み場は、コップやボトルに上から注げるようにもなっていました。

アップルストアの看板が随分大きく感じます。

そして貴族のような帽子をかぶった紅茶占いの人がいました。
ティーカップに散らした茶葉の形で占うのだそうです。

キャピタルレコーズを眺めつつホテルに戻ります。

少し仕事をした後、スーパーボウルを観ました。
街の飲み屋もパブリックビューイングで大盛り上がりでした。
ケイティー・ペリーによるハーフタイムショウも、
まさしくエンタメ頂上決戦と言えそうな凄まじさでした。
Katy Perry - "Pepsi Super Bowl XLIX Halftime Show"
登場の瞬間から巨大な黄金ライオンに乗っているのですが、
この巨体がどうやってコントロールされているのか全くわからないんですよね。
("ロア"の最後に操演スタッフが見えるものの、足先以外の仕組みがマジで謎です)
チェス盤を模したステージ床のLEDによる床の錯覚効果も、
通常のライブステージと異なる「観客が演者を上から観る」ことに特化した演出で、
感心しつつ、レニー・クラヴィッツが登場し終わる頃に時計を見ると、
まだ始まってから5分も経っていなかったことに驚きます。恐ろしい密度です。
決して生で観たわけではないのですが、ライブ中継を通して
リアルタイムで観られたことに、なんだかすごく感動してしまいました。

ロウズ・ホテルに潜入しました。ロビーの吹き抜けが高くて素敵です。

サンタモニカ3番街のトリケラトプス噴水。口から水が出ます。

その反対側にはステゴサウルス噴水。口から水が出ています。

往来にある水飲み場は、コップやボトルに上から注げるようにもなっていました。

アップルストアの看板が随分大きく感じます。

そして貴族のような帽子をかぶった紅茶占いの人がいました。
ティーカップに散らした茶葉の形で占うのだそうです。

キャピタルレコーズを眺めつつホテルに戻ります。

少し仕事をした後、スーパーボウルを観ました。
街の飲み屋もパブリックビューイングで大盛り上がりでした。
ケイティー・ペリーによるハーフタイムショウも、
まさしくエンタメ頂上決戦と言えそうな凄まじさでした。
Katy Perry - "Pepsi Super Bowl XLIX Halftime Show"
登場の瞬間から巨大な黄金ライオンに乗っているのですが、
この巨体がどうやってコントロールされているのか全くわからないんですよね。
("ロア"の最後に操演スタッフが見えるものの、足先以外の仕組みがマジで謎です)
チェス盤を模したステージ床のLEDによる床の錯覚効果も、
通常のライブステージと異なる「観客が演者を上から観る」ことに特化した演出で、
感心しつつ、レニー・クラヴィッツが登場し終わる頃に時計を見ると、
まだ始まってから5分も経っていなかったことに驚きます。恐ろしい密度です。
決して生で観たわけではないのですが、ライブ中継を通して
リアルタイムで観られたことに、なんだかすごく感動してしまいました。
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2015年02月07日
City of Angels pt.10
LA出張日記;6日目篇その2

サンタモニカ・ビーチにやってきました。2月でもガンガン水遊びをしています。

桟橋の上には"パシフィック・パーク"というこじんまりした遊園地があります。

足場を見ると、なかなかの木製で結構スリルがあります。

飛んできたオウムがわたしの頭の上にとまったところです。
(19ドルで買ったディッキーズのシャツが囚人服のようにも見えますね)

ビーチに広がる十字架はイラクで戦死した米兵を追悼するためのもので、
"アーリントン・ウエスト・メモリアル"と呼ばれる仮設墓地とのこと。

サンタモニカ・ビーチにやってきました。2月でもガンガン水遊びをしています。

桟橋の上には"パシフィック・パーク"というこじんまりした遊園地があります。

足場を見ると、なかなかの木製で結構スリルがあります。

飛んできたオウムがわたしの頭の上にとまったところです。
(19ドルで買ったディッキーズのシャツが囚人服のようにも見えますね)

ビーチに広がる十字架はイラクで戦死した米兵を追悼するためのもので、
"アーリントン・ウエスト・メモリアル"と呼ばれる仮設墓地とのこと。
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2015年02月06日
City of Angels pt.9
LA出張日記;6日目篇その1

今朝はオートミールに手を出してみました。

恒例の午前中散歩に出かけると、マジック・キャッスルを発見してしまいました。
ホテルの裏手くらいの勢いで、大変に近所でびっくりしました。
会員制のマジック・クラブ、奇術の殿堂でございます。

中高生の頃、少しだけプロ・マジシャンを志したことがあったわたしとしては、
建物の姿を眺めるだけでも相当感激してしまいました。

会員からの招待が必須らしいのですが、併設のマジック・キャッスル・ホテルに
宿泊すれば、非会員でも入館できるようです。いつか行ってみたいものです。

ハリウッド大通りにある"ゲイシャ・ハウス"というアメリカナイズド和食レストラン。
流石にオープンはしていませんでしたが、いい感じにインチキくさいです。

壁面はこんな感じ。大凡、"和の心"とかけ離れた文字が並んでいて最高です。

店内撮影禁止でしたが、"トイズ・アンド・コスチューム"もパトロールしました。
ウィッグのマネキンが全部ろくろ首になっていて気持ち悪くてよかったです。

ハリウッドは、コンビニにオスカー像が売ってるんですね。

そして6日目にしてやっと甘くない緑茶を入手しました。長かったです。

"お〜いお茶"と悩みましたが、せっかくなので見たことのない
"ティーズ・ティー"の緑茶にしてみました。味はしっかり無糖の緑茶です。

お昼からビーチの方をパトロールするようなので、一旦ホテルに戻ります。
ゴミ収集車がウルトラでかいです。奥に見えるのはユナイテッド・メソジスト教会。

今朝はオートミールに手を出してみました。

恒例の午前中散歩に出かけると、マジック・キャッスルを発見してしまいました。
ホテルの裏手くらいの勢いで、大変に近所でびっくりしました。
会員制のマジック・クラブ、奇術の殿堂でございます。

中高生の頃、少しだけプロ・マジシャンを志したことがあったわたしとしては、
建物の姿を眺めるだけでも相当感激してしまいました。

会員からの招待が必須らしいのですが、併設のマジック・キャッスル・ホテルに
宿泊すれば、非会員でも入館できるようです。いつか行ってみたいものです。

ハリウッド大通りにある"ゲイシャ・ハウス"というアメリカナイズド和食レストラン。
流石にオープンはしていませんでしたが、いい感じにインチキくさいです。

壁面はこんな感じ。大凡、"和の心"とかけ離れた文字が並んでいて最高です。

店内撮影禁止でしたが、"トイズ・アンド・コスチューム"もパトロールしました。
ウィッグのマネキンが全部ろくろ首になっていて気持ち悪くてよかったです。

ハリウッドは、コンビニにオスカー像が売ってるんですね。

そして6日目にしてやっと甘くない緑茶を入手しました。長かったです。

"お〜いお茶"と悩みましたが、せっかくなので見たことのない
"ティーズ・ティー"の緑茶にしてみました。味はしっかり無糖の緑茶です。

お昼からビーチの方をパトロールするようなので、一旦ホテルに戻ります。
ゴミ収集車がウルトラでかいです。奥に見えるのはユナイテッド・メソジスト教会。
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2015年02月05日
City of Angels pt.8
LA出張日記;5日目篇

いよいよ朝食のパターンも限界を迎え、サイケな雰囲気になって参りました。

本日はイーストウェスト・スタジオではなく、今回のエンジニアでもあり、
共同作業者でもあるジェイソン・ヒルのプライベートスタジオでの歌録りです。
写真は玄関の壁面に書かれたメッセージです。「靴は脱いで、猫に気をつけて」

庭では猫が寝ていました。郊外の丘の上は暖かくて気持ちがいいです。
Louis XIV - "God Killed The Queen"
ちなみにジェイソンがフロントマンを務めるルイ・ザ・フォーティーンスの
この曲は知る人ぞ知るVeni Vidi Viciousによる"Domino"の元ネタです。
0:40〜のベースラインや、0:49あたりの節回しにそれを感じられると思います。
彼に"Domino"を聞いてもらったら「本当だね!」と笑っていました。
Vicky Cryer - "Girls"
こちらはジェイソンが最近始めたヴィッキー・クライヤーというバンドです。
ベースはキラーズのマーク・ストーマー、ドラマーは2人いて、
1人はストロークスのジュリアン・カサブランカスのソロツアーで
サポートしていたアレックス・カラペティス、もう1人のドラマーは驚くことに
ミューズのドミニク・ハワードという、かなりのドリーム・チームでございます。
*2020年4月追記;そして今回のSuperflyによるLAレコーディングの
*もう1人の共同作業者兼、コンポーザーはジェットのクリス・セスターです。

*この日の作業後に一緒に写真を撮ってもらいました。嬉しかったです。
*10代の頃のわたしがロックンロールの衝撃を心から浴びたバンドって、
*たぶんジェットだった気がするんですよね。
Jet - "Are You Gonna Be My Girl"
*今回のドラムのレコーディング中、わたしはちょっと遠慮して
*コンソールルームのガラス越しに撮影していたのですが、
*もっと近くで撮って大丈夫だよ、と手招きして下さったのでした。お優しい!

夜食を買いにサブウェイへ行きました。アメリカのサブウェイは基本のサイズが
日本で言うフットロングらしく「6インチサイズでお願いします」と明言しないと、
思っていた倍のサイズが届いてしまうらしく、危ないところでした。

紙ナプキンには各メニューのカロリーと脂質が掲載されています。
中央やや下の方にはマクドナルドやバーガーキングとの対比も記載されており、
アメリカらしいというか、アグレッシブな感じです。

いよいよ朝食のパターンも限界を迎え、サイケな雰囲気になって参りました。

本日はイーストウェスト・スタジオではなく、今回のエンジニアでもあり、
共同作業者でもあるジェイソン・ヒルのプライベートスタジオでの歌録りです。
写真は玄関の壁面に書かれたメッセージです。「靴は脱いで、猫に気をつけて」

庭では猫が寝ていました。郊外の丘の上は暖かくて気持ちがいいです。
Louis XIV - "God Killed The Queen"
ちなみにジェイソンがフロントマンを務めるルイ・ザ・フォーティーンスの
この曲は知る人ぞ知るVeni Vidi Viciousによる"Domino"の元ネタです。
0:40〜のベースラインや、0:49あたりの節回しにそれを感じられると思います。
彼に"Domino"を聞いてもらったら「本当だね!」と笑っていました。
Vicky Cryer - "Girls"
こちらはジェイソンが最近始めたヴィッキー・クライヤーというバンドです。
ベースはキラーズのマーク・ストーマー、ドラマーは2人いて、
1人はストロークスのジュリアン・カサブランカスのソロツアーで
サポートしていたアレックス・カラペティス、もう1人のドラマーは驚くことに
ミューズのドミニク・ハワードという、かなりのドリーム・チームでございます。
*2020年4月追記;そして今回のSuperflyによるLAレコーディングの
*もう1人の共同作業者兼、コンポーザーはジェットのクリス・セスターです。

*この日の作業後に一緒に写真を撮ってもらいました。嬉しかったです。
*10代の頃のわたしがロックンロールの衝撃を心から浴びたバンドって、
*たぶんジェットだった気がするんですよね。
Jet - "Are You Gonna Be My Girl"
*今回のドラムのレコーディング中、わたしはちょっと遠慮して
*コンソールルームのガラス越しに撮影していたのですが、
*もっと近くで撮って大丈夫だよ、と手招きして下さったのでした。お優しい!

夜食を買いにサブウェイへ行きました。アメリカのサブウェイは基本のサイズが
日本で言うフットロングらしく「6インチサイズでお願いします」と明言しないと、
思っていた倍のサイズが届いてしまうらしく、危ないところでした。

紙ナプキンには各メニューのカロリーと脂質が掲載されています。
中央やや下の方にはマクドナルドやバーガーキングとの対比も記載されており、
アメリカらしいというか、アグレッシブな感じです。
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2015年02月04日
City of Angels pt.7
LA出張日記;4日目篇

1月30日はミックス作業のため、オフでございます。
頑張って朝食がマンネリ化しないパターンを探っております。

ハリウッドの南側を東西に走るメルローズ・アベニューにやってきました。
ちょっと代官山的な雰囲気を感じる、静かなファッションストリートです。

アセンズでも見かけた犬様のお土産用の袋ベンダーを発見。
ペット・フレンドリー・エリアというだけあり、クリーンで素敵ですね。

と思った矢先の、その足下。持って帰ってもらうために配っとんのやぞ。

"ギャラリーL7"というビンテージ家具&照明店に入ります。

持ち帰る方法さえあれば、と思うことは多いです。

"グラティチュード"というスローフード・カフェで昼食。
メニューの名前が形容詞になっていて、"I am ○○"という注文をします。
"HAPPY"を発見したので、それにしましたら、

野菜ラップが登場。庭が巻いてあるんかというレベルの野菜密度でした。
ベジメニューながら味は濃いめで満足度高いです。おいしゅうございました。

様々な言語で説明されるゴミ箱。久しぶりに平仮名を見たような気持ちです。

"ヴァイン・パーティ・ストア"というお店に入ると、
その名前の通り、パーティ・グッズ専門店でした。量がすごいんです。

装飾が色別に分かれてまして、ハロウィンやイースター、
聖パトリック以外にも、バースデーパーティやその他いろいろ、
パーティが日常であることを改めて思わされる品揃えでした。

それにしても、このダンボール製の棺桶はかなりイケてます。
組み立てキットがあれば日本でも人気が出そうな気がしています。

夕方にホテルに戻ってきたら、まさかの清掃中で入れず。

ちなみにお部屋はこんな感じです。広々して最高です。
ツインルームを1人で使わせていただいてます。

*2020年4月追記;本出張はSuperflyのLAレコーディングのドキュメンタリーでした。
*上掲の写真は志帆さんに撮っていただいたものです。

1月30日はミックス作業のため、オフでございます。
頑張って朝食がマンネリ化しないパターンを探っております。

ハリウッドの南側を東西に走るメルローズ・アベニューにやってきました。
ちょっと代官山的な雰囲気を感じる、静かなファッションストリートです。

アセンズでも見かけた犬様のお土産用の袋ベンダーを発見。
ペット・フレンドリー・エリアというだけあり、クリーンで素敵ですね。

と思った矢先の、その足下。持って帰ってもらうために配っとんのやぞ。

"ギャラリーL7"というビンテージ家具&照明店に入ります。

持ち帰る方法さえあれば、と思うことは多いです。

"グラティチュード"というスローフード・カフェで昼食。
メニューの名前が形容詞になっていて、"I am ○○"という注文をします。
"HAPPY"を発見したので、それにしましたら、

野菜ラップが登場。庭が巻いてあるんかというレベルの野菜密度でした。
ベジメニューながら味は濃いめで満足度高いです。おいしゅうございました。

様々な言語で説明されるゴミ箱。久しぶりに平仮名を見たような気持ちです。

"ヴァイン・パーティ・ストア"というお店に入ると、
その名前の通り、パーティ・グッズ専門店でした。量がすごいんです。

装飾が色別に分かれてまして、ハロウィンやイースター、
聖パトリック以外にも、バースデーパーティやその他いろいろ、
パーティが日常であることを改めて思わされる品揃えでした。

それにしても、このダンボール製の棺桶はかなりイケてます。
組み立てキットがあれば日本でも人気が出そうな気がしています。

夕方にホテルに戻ってきたら、まさかの清掃中で入れず。

ちなみにお部屋はこんな感じです。広々して最高です。
ツインルームを1人で使わせていただいてます。

*2020年4月追記;本出張はSuperflyのLAレコーディングのドキュメンタリーでした。
*上掲の写真は志帆さんに撮っていただいたものです。
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2015年02月03日
City of Angels pt.6
LA出張日記;3日目篇その2

お昼はツイン・スライダーズのチキンサンドとチーズバーガーを食べました。
"スライダー"というのは一口サイズ、と呼ぶには少し大きいものの、
小さめのハンバーガーを指します。2個で1人前とのこと。写真は6人分です。

外観はこんな感じのビビッドな店舗です。美味しゅうございました。

それからアメーバ・ミュージックに行きました。
ハリウッド唯一のCDショップとのこと。

アメーバ・ミュージックは2階建てですが、フロアがめちゃくちゃに広いです。
写真に写っている範囲で全体の1/3くらいです。

日本版の紙ジャケリマスターが売ってました。インポートの文字。
そして日本で買うよりも高級なお値段がついております。

ビートルズのランプシェード。1つ48ドル。これはめちゃくちゃかわいいです。

店の奥にはステージがあり、
先週はここでベル・アンド・セバスチャンがライブをしたとのこと。

エヴァークリアの"ウェルカム・トゥ・ザ・ドラマ・クラブ"を1ドルでゲット。
勝手にカリフォルニアのバンドだと思ってましたが、オレゴンのバンドでした。
Everclear - "Santa Monica"
割と青春のバンドなんですが、1ドルと言われると、複雑な気持ちにもなります。
(ちなみに1ドルコーナーで4枚買うと1枚タダになります。もってけ泥棒状態)

この日の撮影も終え、リカーショップに寄りましたが、
32オンス缶をバラ売りはせず、6缶セットでしか売ってくれない模様。
たぶん1缶1リットル近くあるんですよね。そんなに飲めるかいな!

特殊なルートで無事に小さめのバドワイザーを入手できました。
ありがとうございます。ホテルで仕事します。

お昼はツイン・スライダーズのチキンサンドとチーズバーガーを食べました。
"スライダー"というのは一口サイズ、と呼ぶには少し大きいものの、
小さめのハンバーガーを指します。2個で1人前とのこと。写真は6人分です。

外観はこんな感じのビビッドな店舗です。美味しゅうございました。

それからアメーバ・ミュージックに行きました。
ハリウッド唯一のCDショップとのこと。

アメーバ・ミュージックは2階建てですが、フロアがめちゃくちゃに広いです。
写真に写っている範囲で全体の1/3くらいです。

日本版の紙ジャケリマスターが売ってました。インポートの文字。
そして日本で買うよりも高級なお値段がついております。

ビートルズのランプシェード。1つ48ドル。これはめちゃくちゃかわいいです。

店の奥にはステージがあり、
先週はここでベル・アンド・セバスチャンがライブをしたとのこと。

エヴァークリアの"ウェルカム・トゥ・ザ・ドラマ・クラブ"を1ドルでゲット。
勝手にカリフォルニアのバンドだと思ってましたが、オレゴンのバンドでした。
Everclear - "Santa Monica"
割と青春のバンドなんですが、1ドルと言われると、複雑な気持ちにもなります。
(ちなみに1ドルコーナーで4枚買うと1枚タダになります。もってけ泥棒状態)

この日の撮影も終え、リカーショップに寄りましたが、
32オンス缶をバラ売りはせず、6缶セットでしか売ってくれない模様。
たぶん1缶1リットル近くあるんですよね。そんなに飲めるかいな!

特殊なルートで無事に小さめのバドワイザーを入手できました。
ありがとうございます。ホテルで仕事します。
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2015年02月02日
City of Angels pt.5
LA出張日記;3日目篇その1

本日の朝食はこんな感じです。昨日のオムレツに対し本日はスクランブルエッグと、
卵のバリエーションが日替わりなのはナイスなのですが、野菜が食べたいの心です。

パンケーキはこんな感じでスイッチを押すと機械仕掛けで焼きたてが出てきます。

例によって集合時間は午後からなので、ハリウッド散歩をかまします。
こちらは"スターのおうちマップ"。5ドルだったので買ってしまいました。
昔○○が住んでいた跡地、みたいなのも多かったですが、
ベッカムさんちとアヴリルさんはご近所。など、いらないことが知れます。

色々な世界一が展示してあるであろう、ギネス・ワールド・レコード・ミュージアム、
入口にはロバート・パーシング・ワドローの実寸サイズの像が立っていました。
彼は「疑う余地のない医学的な記録がある中で、最も身長の高い人間」として、
ギネスブックに記載されています。死亡時の身長は272センチだったそうです。
(死後も身長は伸び続け、納棺時にはさらに2センチ伸びていたという話もあります)

とはいえ、なんとなくこうしたトンデモ記念館みたいなのが立ち並ぶ様子って、
意外と上野とか浅草とかに近いものも感じるなと思ってしまった次第です。
その後、道ゆくお姉さんに「こんにちは、あなたこれ持ってる?無料の心理テストなの」
と謎のパンフレットを貰ったので、あっこれは宗教の勧誘だな、と思い、
新興宗教「聞くだけ聞いて買わない教」のわたしはノコノコと付いて行きました。
聞くだけ聞いて買わない教の主な修練は、とにかく相手の話を否定せずに聞き、
最終的にきっちり断ることで、人々の様々な価値観を見つめつつ、
決して流されない精神性を養うことなのですが、(と書くと本当に宗教っぽいな)
ついにインターナショナル編に突入するのかと思った。
英語でしっかり"No"と言える男になるべく、
アメリカ発の自己啓発系・某新興宗教のビルを見学してきました。
「宗教の話?」と聞くと「宗教じゃなくて精神哲学の勉強よ」とお姉さんは言います。
すごくきれいなビルに連れられると、当然ながら皆さん優しいんですね。
まずは20分の映画を見てください。と、個室のシアターに入れられます。
係の人に国籍を伝えると、母国語の字幕がついた映画を見させられまして、

このシーンだけ妙にツボに入ってしまいました。かわいそうなギター。
映画の内容は「かつて貴方が受けたトラウマを乗り越えるために、
そのトラウマに近い体験を再度したとしても、それはかつて体験したものとは
全く違うものなんだから、気にしなくていいんだよ」という雰囲気の内容でした。
仰る通り。画のつくりはとてもしっかりしていて、流石ハリウッドだと思いました。
シアターの外に出ると、案内してくれた方とは別の女性がいて、
「どうだった?」と聞かれたので「面白かったです」と申し上げましたところ、
「今のはほんの序章で、ここから先がすばらしいの、この70ドルの本にね」
と始まりましたので「いやいや、本は買わないですよ」と伝えたところ、
「そうしたらDVDもあるのよ」と仰るんです。
「ん〜DVDもいらないよ〜」と伝えると、「あらやだ。人生を良くしたくないの?」
と仰るので、わたしは「うーん。良くしたいけど割と満足です」と答えたところ、
多分気のせいじゃないと思うのですが、突然、彼女の使う英単語が非常に難しくなり、
わたしが首をかしげることが多くなると「もっと英語喋れるようになりたいでしょ」
と言うんです。これは正直「あっうまいな!」って思っちゃいました。
「それは確かに喋れるようにはなりたい!」と言ったら、
さらに奥の面談室に連れて行かれ、今度は男性の担当者と話すことになります。
(この辺りからちょっと面倒くさくなり、
あと20分でホテルに戻らなくてはいけないことを伝えます)
英検3級試験の面接を思い出すような悩みとか希望とかの問答の末、
果たして子供用の英語教材を淡々と紹介され、「いま現金かカードは持ってる?」
と言うので、なかなか強引でございますね。と思いつつも、
「散歩のつもりだからどっちもホテルに置いて来ちゃった」と伝えると
「オーケー、ホテルまで行こう」と、まさかの提案。
「さすがにホテルに来られたら怖いわそれがトラウマになるわ」と伝えると
「わかった。じゃあ次は彼の意見を聞いてくれ」と言われて次のブースへ。
(これたぶん勧誘の常套手段なんですね。色んな人から同じこと言われる)
さらに、もの静かそうな男性が一番奥のブースにいて、ボスキャラ感があるんです。
この人にもしっかり断ることができれば、おそらく帰れそうだなと気合いを入れつつ、
彼からも別の英語教材を紹介されるのですが、その教材はもはや絵本というか、
1ページごとに"i want to bake a cake"とだけ書いてあるようなレベルで、
何だか逆に自分の英語力への自信をなくしてしまったわたしです。
こっちのコースはマジでヤバいよすぐにペラペラだよ。と言われるも、
本当にここでお金使う気ないんですよね。と伝えたら、驚くほどあっさり終了しました。
ところが、ここで何故かひとつ前のブースに戻らされ、
かつ担当者が二人になってまして、なかなかに面倒くさいです!
ここが「新興宗教聞くだけ聞いて買わない教」のつらいところ。
もしかするとこれは、ドラゴンクエストなどで時々発生する「はい」を選択しないと、
一生物語が進まないタイプの展開なのか?と焦りもしましたが、
「君には夢や目標がないのかい?」という話になったので、しばらく考えた末に
わたしには端的に表現できる具体的な夢とか目標は持っていません。
でもそれが不幸なことだとも全く思いません。と伝えると、ちょっと感心されました。
そして彼は「オーケーわかったそうしたらこのセットを250ドルでどうだい」と
別の教材10冊をドーンと出して来たので吹いてしまいました。先生!増えてます!
この辺りから、わたしもフレンドリーな気持ちになってしまい、遠慮がなくなり
「買わないよ〜そんなに重いの日本に持って帰るのいやだよ〜」と言うと、
「大丈夫だ郵送するから問題ない」と仰るので、
「そもそも高いよ〜いやだよ〜」と言うと、
「そうしたらこの一冊だけでも、バッグにはいるし20ドルでめちゃ安だよ」とのことで、
「値段の問題じゃないんだよ〜。もう行かなきゃ」と伝えたところ、ついに
「わかった。今日はどうもありがとう。会えてうれしかったよ」と無事放免。
「わたしもありがとう。時間を無駄にさせてごめんね」と伝え、出口まで送られます。
帰る間際に何故か無料のDVDをいただいてしまいまして、御礼を申し上げて脱出。
ちょっとだけ、わたしのレベルが上がったような気はしました。
基本的に怒られたりはせず、至って平和なやりとりで、相手も丁寧に話してくれるし、
ちゃんと聞いてくれることを思うと、これは英会話の訓練に良いのかもとも思いました。
最終的に自分の意見を言わないと無料にならない、というのも重要ですね。
オススメはしません。

本日の朝食はこんな感じです。昨日のオムレツに対し本日はスクランブルエッグと、
卵のバリエーションが日替わりなのはナイスなのですが、野菜が食べたいの心です。

パンケーキはこんな感じでスイッチを押すと機械仕掛けで焼きたてが出てきます。

例によって集合時間は午後からなので、ハリウッド散歩をかまします。
こちらは"スターのおうちマップ"。5ドルだったので買ってしまいました。
昔○○が住んでいた跡地、みたいなのも多かったですが、
ベッカムさんちとアヴリルさんはご近所。など、いらないことが知れます。

色々な世界一が展示してあるであろう、ギネス・ワールド・レコード・ミュージアム、
入口にはロバート・パーシング・ワドローの実寸サイズの像が立っていました。
彼は「疑う余地のない医学的な記録がある中で、最も身長の高い人間」として、
ギネスブックに記載されています。死亡時の身長は272センチだったそうです。
(死後も身長は伸び続け、納棺時にはさらに2センチ伸びていたという話もあります)

とはいえ、なんとなくこうしたトンデモ記念館みたいなのが立ち並ぶ様子って、
意外と上野とか浅草とかに近いものも感じるなと思ってしまった次第です。
その後、道ゆくお姉さんに「こんにちは、あなたこれ持ってる?無料の心理テストなの」
と謎のパンフレットを貰ったので、あっこれは宗教の勧誘だな、と思い、
新興宗教「聞くだけ聞いて買わない教」のわたしはノコノコと付いて行きました。
聞くだけ聞いて買わない教の主な修練は、とにかく相手の話を否定せずに聞き、
最終的にきっちり断ることで、人々の様々な価値観を見つめつつ、
決して流されない精神性を養うことなのですが、(と書くと本当に宗教っぽいな)
ついにインターナショナル編に突入するのかと思った。
英語でしっかり"No"と言える男になるべく、
アメリカ発の自己啓発系・某新興宗教のビルを見学してきました。
「宗教の話?」と聞くと「宗教じゃなくて精神哲学の勉強よ」とお姉さんは言います。
すごくきれいなビルに連れられると、当然ながら皆さん優しいんですね。
まずは20分の映画を見てください。と、個室のシアターに入れられます。
係の人に国籍を伝えると、母国語の字幕がついた映画を見させられまして、

このシーンだけ妙にツボに入ってしまいました。かわいそうなギター。
映画の内容は「かつて貴方が受けたトラウマを乗り越えるために、
そのトラウマに近い体験を再度したとしても、それはかつて体験したものとは
全く違うものなんだから、気にしなくていいんだよ」という雰囲気の内容でした。
仰る通り。画のつくりはとてもしっかりしていて、流石ハリウッドだと思いました。
シアターの外に出ると、案内してくれた方とは別の女性がいて、
「どうだった?」と聞かれたので「面白かったです」と申し上げましたところ、
「今のはほんの序章で、ここから先がすばらしいの、この70ドルの本にね」
と始まりましたので「いやいや、本は買わないですよ」と伝えたところ、
「そうしたらDVDもあるのよ」と仰るんです。
「ん〜DVDもいらないよ〜」と伝えると、「あらやだ。人生を良くしたくないの?」
と仰るので、わたしは「うーん。良くしたいけど割と満足です」と答えたところ、
多分気のせいじゃないと思うのですが、突然、彼女の使う英単語が非常に難しくなり、
わたしが首をかしげることが多くなると「もっと英語喋れるようになりたいでしょ」
と言うんです。これは正直「あっうまいな!」って思っちゃいました。
「それは確かに喋れるようにはなりたい!」と言ったら、
さらに奥の面談室に連れて行かれ、今度は男性の担当者と話すことになります。
(この辺りからちょっと面倒くさくなり、
あと20分でホテルに戻らなくてはいけないことを伝えます)
英検3級試験の面接を思い出すような悩みとか希望とかの問答の末、
果たして子供用の英語教材を淡々と紹介され、「いま現金かカードは持ってる?」
と言うので、なかなか強引でございますね。と思いつつも、
「散歩のつもりだからどっちもホテルに置いて来ちゃった」と伝えると
「オーケー、ホテルまで行こう」と、まさかの提案。
「さすがにホテルに来られたら怖いわそれがトラウマになるわ」と伝えると
「わかった。じゃあ次は彼の意見を聞いてくれ」と言われて次のブースへ。
(これたぶん勧誘の常套手段なんですね。色んな人から同じこと言われる)
さらに、もの静かそうな男性が一番奥のブースにいて、ボスキャラ感があるんです。
この人にもしっかり断ることができれば、おそらく帰れそうだなと気合いを入れつつ、
彼からも別の英語教材を紹介されるのですが、その教材はもはや絵本というか、
1ページごとに"i want to bake a cake"とだけ書いてあるようなレベルで、
何だか逆に自分の英語力への自信をなくしてしまったわたしです。
こっちのコースはマジでヤバいよすぐにペラペラだよ。と言われるも、
本当にここでお金使う気ないんですよね。と伝えたら、驚くほどあっさり終了しました。
ところが、ここで何故かひとつ前のブースに戻らされ、
かつ担当者が二人になってまして、なかなかに面倒くさいです!
ここが「新興宗教聞くだけ聞いて買わない教」のつらいところ。
もしかするとこれは、ドラゴンクエストなどで時々発生する「はい」を選択しないと、
一生物語が進まないタイプの展開なのか?と焦りもしましたが、
「君には夢や目標がないのかい?」という話になったので、しばらく考えた末に
わたしには端的に表現できる具体的な夢とか目標は持っていません。
でもそれが不幸なことだとも全く思いません。と伝えると、ちょっと感心されました。
そして彼は「オーケーわかったそうしたらこのセットを250ドルでどうだい」と
別の教材10冊をドーンと出して来たので吹いてしまいました。先生!増えてます!
この辺りから、わたしもフレンドリーな気持ちになってしまい、遠慮がなくなり
「買わないよ〜そんなに重いの日本に持って帰るのいやだよ〜」と言うと、
「大丈夫だ郵送するから問題ない」と仰るので、
「そもそも高いよ〜いやだよ〜」と言うと、
「そうしたらこの一冊だけでも、バッグにはいるし20ドルでめちゃ安だよ」とのことで、
「値段の問題じゃないんだよ〜。もう行かなきゃ」と伝えたところ、ついに
「わかった。今日はどうもありがとう。会えてうれしかったよ」と無事放免。
「わたしもありがとう。時間を無駄にさせてごめんね」と伝え、出口まで送られます。
帰る間際に何故か無料のDVDをいただいてしまいまして、御礼を申し上げて脱出。
ちょっとだけ、わたしのレベルが上がったような気はしました。
基本的に怒られたりはせず、至って平和なやりとりで、相手も丁寧に話してくれるし、
ちゃんと聞いてくれることを思うと、これは英会話の訓練に良いのかもとも思いました。
最終的に自分の意見を言わないと無料にならない、というのも重要ですね。
オススメはしません。
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