2012年02月22日

My, Your Dancing Days

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SISTER JETの"17(SEVENTEEN)" PV作成に向けて皆さんから寄せられた、
「17歳の写真」を並べています。ほとんどはデジタルデータで頂きましたが、
現在17歳の方は勿論、かつての17歳の方の写真も含め、海を越え、山を越え、
時空すら越えて集まった枚数は、わたしの予想を遥かに超えたものでした。

(この画像は青木船長の写る写真が妙に多いですが、ご心配は無用です)

写真に写る皆さんとは、当然ながらお会いしたことはありませんが、
ただ被写体が「17歳である」という共通点だけなのに、卒業アルバムのような、
タイムカプセルを開けたような、この写真の向こうのユース・ストーリーを、
わたしは知らないはずなのに、知っているような気持ちになってしまいました。

恐らく今(高校教師および予備校講師を除いて)最も多くの"17歳"を眺めている
26歳の1人であると自負していますが、この不思議なタイムカプセル気分を
皆さんにも是非体験頂きたいなと思っています。

今週金曜日24日の21時から、動画配信サービス"ニコニコチャンネル"の
"felicityチャンネル"内で、SISTER JETの新しい番組が始まります。

"限りなくブルーに近い透明なJET ROCK RADIO"と題された不定期配信ですが、
初回となる今回は、この"17(SEVENTEEN)"のPVが先行公開される予定です。
あと大体40時間くらいでしょうか。最終調整をせっせと頑張ります。

ROCK%20JETS

彼らの公式サイトに貼られていたロゴがラフ・トレードのようで格好いいです。
"felicityチャンネル"のURLは、http://ch.nicovideo.jp/channel/felicityです。
視聴には登録が必要となりますが、登録費は無料です。ご期待下さいね。






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2012年02月21日

By Turns

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小学校の同級生である、上前津CLUB ZIONの落合くん(a.k.a.KIT)が、
昨晩から関東に来ているので、日中から夕方まで散歩がてら茶をしばきました。

12歳の小学校卒業以来、ほとんど連絡を取れずにいましたが、
22,3歳のころ偶然渋谷のライブハウスで再会後、連絡を取り合っています。

お互い知らないところにたくさん共通の友人がいたりすると、
わたしのふにゃふにゃした線と再び交わるような感覚があり、面白いです。

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そして先ほどからは杏窪彌のギタリスト、吉田くんが拙宅で何やら作業中です。
今宵もこれから長そうです。






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2012年02月20日

Family Living

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今日は朝から都内某所でPVの補助撮影がありました。2時間ほどで終了しました。
※このブログを定期的にご覧になっている方は、どこだかすぐわかるかもしれません。






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2012年02月19日

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pix by: jjedot

朝5時まで新宿MARZで開催されていた"beverly kills"でピョコピョコしていました。

中央線と京王線の人身事故のため、よもやの会場に到着できない恐れがありつつ、
どうにか1時に新宿駅にたどり着き、ちょっとダッシュをしたわたしです。
写真は5時前くらいの様子です。フラッシュの効果を含め、完全に覚醒しています。

2012.02.18(26:40-)@MARZ

1. ELVISS vs JXL - "A Little Less conversation"
2. The Go! Team - "T.O.R.N.A.D.O."
3. QUATTRO - "Last Dance"
4. thatta - "Tower of seller"
5. Psysalia Psysalis Psyche - "the United States of Psysalia"
6. The Detroit Cobras - "Last Nite"
7. 80Kidz - "Frankie"
8. The Sunshine Underground - "Put You in Your Place"

6EYES live set

2012.02.18(28:40-)@MARZ

9. 6EYES - "RETURN"
10. Rage Against The Machine - "Guerrilla Radio (Live)"
11. Creation - "Spinning Toe-Hold"
12. 佐東由梨 - "ロンリー・ガール"
13. Turntable Films - "Lazy Sunday"
14. 七尾旅人 - "Be Together"
15. The Byrds - "Ballad Of Easy Rider"

ジャンキー・XLによるプレスリーのリミックスから始め、
元気の良いセットにしましたが、前半後半とも結構とっ散らかっています。

1曲1曲の持つ力は勿論大変高いので、各所でハイライト的な上がりはあるのですが、
「あ、ここじゃなかったな」という、もう少し明方近くにかけた方が良かったのに、
とか、その逆、深夜にそれを持っていくべきだった、等、時期を逃す感じもあり、
もっと大きな流れのようなものを掴み損なっていたような気もしています。

前半のサンシャイン・アンダーグラウンドの後、何をかけるのか迷いました。
ライブの転換DJの場合、バンドの準備が出来次第、曲がフェードアウトされるため、
ギリギリ準備が終わらなかった場合、無音もまずいので次の曲を再生しますが、
直後に準備完了した場合、イントロが流れつつ、フェードアウトする形になります。

この場合、イントロですぐわかるパワーを持った曲をかけてしまうと、
「おっ、きましたね」という印象をフロアに与えた直後に音量が下がっていく、
これはやはり"肩すかし"感が否めず、これから始まるバンドの演奏に対して、
ややネガティヴな効果になってしまうと思っています。

6EYESの場合は、歴戦のライブバンドなので、全く杞憂だとは思っていたものの、
手元にはイントロが力強いものと、チル系の両極端しかなく、弱りました。

最終的に、強烈な曲の最たるものですが「ラジオ繋がり」ということもあり、
"ゲリラ・レディオ"のライブ版をスタンバイしておきました。

再生されていた"プット・ユー・イン・ユア・プレイス"が終わった瞬間、
"ゲリラ・レディオ"を挿入したCDJを再生させましたが、それと同時に、
6EYESのフロントマンであるツチヤさんのキーボードが高らかに鳴り響き、
彼らのライブが始まったというわけです。わたしは全速で音量を下げました。

文章だと判りにくいですが、要は、わたしが再生していた最後の曲の、
最後の音が鳴り終わった瞬間に、6EYESのライブが始まったということです。
やっぱり6EYESは、わたしにとってヒーローなのです。

5人編成となった6EYESは、ダーティで硬質なダンス・ガレージ性を残しつつ、
アシッド・ジャズの享楽性と洒脱さ、それから90年代風のフュージョン、
もしくはJ-POPという言葉が出来る少し前、所謂シティ・ポップを思わせる、
きらびやかかつアダルティな音像を、高い熱を伴って放ち続けました。

特にシティ・ポップ的な要素は、ツチヤさんのブログ記事に書かれていた、
「2011年はAORに出会えたことも大きい」という内容に合致しています。

※シティ・ポップは別名"和製AOR"とも呼ばれています。
※AORとは"アダルト・オリエンテッド・ロック"の略です。

流行は30年周期で1周すると言いますが、この風合いはやはり最先端を感じます。
とは言え、どう変遷しようとも間違いないのが6EYESです。
ライブは何度か見ていたのですが、昨晩初めてご挨拶できて嬉しかったです。

後半はクローズに向けてテンションを下げていきつつ、楽しげな形にしました。
最近入手した佐東由梨さんによる83年のシングル曲、"ロンリーガール"は、
何故だか激しく音飛びしてしまい、急遽次に用意していた曲を再生しましたが
物凄く良い歌詞なので、今後もちょくちょく再生させていきたいところです。



佐東由梨 - "ロンリー・ガール"

この独特のリズム感と、吐き捨てるような歌唱法が、タマらん感じです。






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2012年02月18日

Echoes Act2

果たして"ピンク・フロイド・ライヴ・アット・ポンペイ"の幻のフィルムは、
途中"ユージン、斧に気をつけろ"の前後で、かなりのガタツキがあったり、
"ノブルス"の締めとなるシンバル音が音飛びのため、無音で終わってしまったりと、
封切り作であれば相当の事故と言える状況でした。それでもこのフィルムは特別です。

最後まで無事完走し、終演後は拍手喝采「よかった!よかった!」という、
フィルムへの賞賛とも、無事に終わった安堵ともとれる声が会場に響き渡りました。

ウォーターズがシンセをいじるシーンで、発せられた強烈な"ビィーン"という音響に、
シンクロするかのようなフィルムの歪みがスリリングでありながら、
最後の飛行をギリギリの状態で大空を舞う、プロペラ機のような美しさがありました。

それにしても30年の時を超えたそのフィルムは、夕焼けを物体化させたような、
沈むように鮮やかなオレンジ色でした。時折発生する、ジッターや埃やキズ、
それからコマ落ちの風合いが、完全にビンテージ・フィルムの持つ自然な劣化、
即ち"味"というやつでした。昨今はフィルム風に見せるデジタルエフェクトも多く、
わたしもいくつか使用していますが、本物の持つ雰囲気にはとても及びません。

今にも崩れ落ちそうなフィルムの風合いは、イタリア、ポンペイ遺跡のコロッセオで、
無人の中 行われたコンサート、という状況に、あまりにもぴったりでした。
ピンク・フロイドには全く詳しくないわたしですが、眼福・耳福というやつでした。

今日はこれから新宿に出かけて今年初のDJ当番です。朝までカマしてきます。
こうしたナイトウォークは何だか久しぶりなので、たのしみです。

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"beverly kills"
2012.2.18(土) @新宿MARZ|Open / Start 24:00
前売 1,500円 / 当日 2,000円(共に1ドリンク別)

◆Acts:
 6eyes
 世界的なバンド
 Buffalo'3

◆DJs:
 TOMO (STYLE BAND TOKYO)
 T. Maeji (Buffalo'3)
 manism
 MORO (NEW HOUSE / Full circle! / LEF!!CREW!!)

◆Food:
 mami's kitchen

◆タイムテーブル:
 24:00 - 24:30  DJ TOMO (30min)
 24:30 - 25:00  DJ MORO (30min)
 25:00 - 25:30 Buffalo'3 (30min)
 25:30 - 26:00  DJ mani (30min)
 26:00 - 26:30 6eyes (30min)
 26:30 - 27:00  DJ T.MAEJI (30min)
 27:00 - 27:30 世界的なバンド (30min)
 27:30 - 28:00  DJ MORO (30min)
 28:00 - 28:30  DJ TOMO (30min)
 28:30 - 29:00  DJ mani (30min)






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2012年02月17日

Echoes Act1

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今日は吉祥寺バウスシアターで開催されている新企画 "ザ・ロックエイジ"の
初回、"ピンク・フロイド「エコーズ」を聞く"と題された上映会に出かけました。

デヴィッド・エルフィックによる"クリスタル・ボイジャー"と、
エイドリアン・メイベンが監督した"ライブ・アット・ポンペイ"の二本立てです。

どちらもバウスシアター自慢の、音楽ライブ用の音響セッティングを使用し、
ボリュームを限界まで上げての爆音上映とのことです。
開場前の試写にも立ち会えましたが、建物がブルブル震えるようでした。

上映前には音楽ライター・評論家の大友博さんと、レーベル"boid"代表、
"爆音映画祭"の主宰でもある樋口泰人さんの公開対談もありました。
この対談の撮影及び編集が今回の任務であり、今は自宅で素材の取り込み中です。

30分ほどの対談は終始和やかながら、両氏のピンク・フロイド愛に満ちた、
映写までの道のりとシステム、それから映画内のティップス等が紹介されました。
ピンク・フロイド愛好家で満席の場内にも、なかなか濃ゆい空気が流れていました。

上映作品は、共に72年制作ですが、"ライブ・アット・ポンペイ"に関しては、
オリジナル・プリントが、我が国の某配給会社に送られて以来、その会社の倉庫に
誰も知らないまま30年以上も眠り続けていたらしく、2006年に奇跡的に出土。
英国権利元との交渉の末、何とか上映にこぎつけたそうです。

30年以上も缶の中に入っていたせいで、フィルムの劣化は相当なもののため、
恐らく本日が国内最後の上映になるそうです。

さらに、全部で5リール(5本分のフィルムを連続で映写して1本の作品となる)
あるうちの2リール目のフィルムが縦に避けてしまっているため、
その部分は片側だけのパーフォレーション(映写機に引っ掛けるフィルム横の穴)で、
無理矢理上映してしまうそうです。車で言うところの片輪走行です。

当初は2リール目がダメになってしまった場合は3リール目から再開予定でしたが、
映写の都合上、5リール分を1本に繋いでしまっているため、2リールでフィルムが
千切れた場合、そこでジ・エンド。上映会もおしまいになるそうです。
何というスリル。関係者各位も「たのむぞーたのむぞー」と祈りを捧げていました。

この内容を1行に省略したものが、上記の写真、チラシの注意書きというわけです。

件の"ライブ・アット・ポンペイ"の上映は、本日これから21時頃の予定なので、
これは体験するしかありますまい。取り込みが終わり次第、パトロールしてきます。






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2012年02月16日

Marching March

昨日今日と、3月に開催される行事2つのフライヤーを作りました。

まずは3月16日の金曜日、thattaがお送りする酔っぱらいパーティ"GJ!!!"があります。
今回は新宿Rolling StoneのDJチームと共謀し、21時から朝までカマされる模様。

その翌週には、まさかの海外、ニュージーランドツアーを控えている彼らの
壮行会さながら、妙に重厚な共演陣も含め、要チェックです。

gj

"GJ!!!"
2012.3.16(金) @新宿JAM|Open / Start 21:00
前売/当日2,000円 (1ドリンク +500円 / 飲み放題 +1,500円)

◆Acts:
 thatta
 Veni Vidi Vicious
 KAORUCHAN × a
 birds melt sky
 The Mammals
 and more...

◆DJs from Rolling Stone:
 佐々木健治
 遠藤孝行
 渋谷リュウ
 KAORU
 KEIGO

◆food:
 さきみ亭 1周年

詳細はthattaのウェブサイトをご覧下さい。

GJ!!!の2日後、18日の日曜日に開催されるのは、現在ヨーロッパ各地を絶賛観光旅行中、
優雅でありながら、妙に硬質な文体の旅日記ブログによって、昨今わたしを苛つかせる、
中川雄策が率いるLed Nakedと、THE Roll & McCartneyによる2マンライブです。

revolution

[Led Naked x THE Roll & McCartney 2 MEN GIG] "Revolution #1"
2012.3.18(日) @下北沢DaisyBar|Open 18:00 / Start 18:30
前売 2,000円 / 当日2,500円 (共に1ドリンク別)

◆Acts:
 Led Naked
 THE Roll & McCartney
 J.O.E (openinng act)

詳細はLed Nakedのウェブサイトをご覧下さい。






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2012年02月15日

In The Guitar Rock Tearoom

DAIZAWA RECORDSの10周年を記念するコンピレーションアルバムが
来月4月11日に発売されます。光栄なことに、わたしが装丁を担当しています。

まだ中身のデザインはこれからですが、ジャケットは決定しました。
最初はロゴだけのものでしたが、タイトルも入れることとなり、
いくつかのカラーや字体で試したところ、こちらが採用となりました。

何だか喫茶店の看板みたいにも見えますね、と思っていたところ、
代表コメントの末尾、署名が"DAIZAWA RECORDS マスター"となっていて、
偶然の一致を感じた次第です。

そういうわけで、まずは遠藤代表のコメントを以下に転載します。

 2000年にスタートした代沢レコード。いろんな歴史と思い出が詰まってます。
 今もバリバリと活動しているバンド、鮮烈な印象を残して散って行ったバンド、
 そしてフィールドを変えて活動しているバンド、
 
 代沢の10年を振り返ろうと思ってたら、ありゃりゃ、12年目になっちゃって、
 随分しまりないんですが、そんなのも僕たちらしいかなと思って、
 初めてのレーベルコンピをリリースします。

 既発曲全て、名曲と自負しています。
 なんだか、あれですね。思い入れの強い曲ばかり選んでいると、
 日記を公開してるような気持ちにもなってきます。音楽は記憶にくっつきますね。

 そして期待の新人の新曲も。次の代沢の10年を引っ張ってくれそうな、
 そんな気がするニューカマーも参加してくれて、嬉しいです。
 
 全曲気に入ってもらえたらこれ以上の幸せはありません。
 一曲でも気になった曲があれば、このコンピを出した甲斐あったなぁと思います。
 よろしくお願いいたします。

 DAIZAWA RECORDS マスター 遠藤幸一


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V.A. - "代沢時代 〜Decade of Daizawa Days〜"|2012年4月11日発売
UKDZ-0121|DAIZAWA RECORDS / UK PROJECT|1,365円(税込)

◆収録曲(曲順未定/※は未発表音源)
 石毛 輝 - "K.E" ※
 伊藤 文暁 - "Darjeeling" ※
 きのこ帝国 - "WHIRLPOOL" ※
 paionia - "何もできない"
 your gold, my pink - "青い春"
 Veni Vidi Vicious - "Good Days"
 THE NOVEMBERS - "永遠の複製"
 PILLS EMPIRE - "Demophobia"
 the telephones - "electric girl"
 LOST IN TIME - "希望"
 CONDOR44 - "Ru's rock"
 VOLA & THE ORIENTAL MACHINE - "Mexico Pub"
 BAZRA - "凡凡"
 KAREN - "Marine"
 Syrup16g - "Reborn"
 SPARTA LOCALS - "NEW HERO"
 椿屋四重奏 - "幻惑"

錚々たる新旧インディロックバンドの並びっぷりを見るにつけ、
DAIZAWA RECORDSの10年(+2年)がいかに濃厚だったかということです。

ジャケットとチラシを作ったばかりの"paionia"に、
ビデオが公開されたばかりの"your gold, my pink"をはじめ、
"Veni Vidi Vicious"や"PILLS EMPIRE"等、わたしにも縁のある、
そしてその縁を自慢出来るバンドがたくさん収録されています。

皆さんの思い出の曲、若しくはこれからの思い出になるはずの曲が、
17曲も入って1,365円というスーパープライスです。贈答用にもどうぞ。






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2012年02月14日

Pater, Mater

昨日のエントリにも少し関連しそうな話;

写真を撮る人や音楽を作る人、絵を描く人や服を作る人、ビデオを作る人など
所謂(この単語で表すのには抵抗がありますが)"クリエイター"と呼ばれるの人々には、
自分で作ったものを"お母さん的に愛する人"と"お父さん的に愛する人"がいます。

ここで述べる"お母さん"とか"お父さん"というのは、
完全にわたしの個人的なイメージなのですが、その違いを以下に記します。

"お母さん的に愛する人"というのは、自分の作ったものを、自分の子供さながらに、
もの凄く愛している人です。自分で作ったものを見たり聞いたり触ったりしながら、
「いや〜こりゃ最高。みんなもそう思うでしょ!」と、心の底から思える人です。

わたしはこういう人が、羨ましいです。いやみではなく、芸術家というのは、
きっとそうあるべきだと思います。自ら出した作品は、最高であるべきだからです。

ただそれは、日本人的な感覚から言うと"手前味噌"とも言えます。

さらに言えば「最高最高」と言っているのは本人のみで、
その「作品」に内実が伴わない場合を見かけるのは、切ないことでもあります。

そういう感覚からか、わたしは"お父さん的な愛し方"しかできなかったりします。

"お父さん的な愛し方"というのは、特に自分から"最高最高"とは言いません。
父親は(わたしの父親だけなのかもしませんが)基本的に息子をあんまり褒めません。

とは言え、別に"出来損ないが"とも思っていないのです。
"まあ、そう悪かない"という程度の、ちょっとドライだけど、愛はあります。

そんな中、息子(自分の作ったもの)が他者から褒められると、
"お父さん"的には謙遜しつつもやっぱり嬉しい、みたいな感覚があります。

これは昨日のエントリに書いた"恥ずかしくも嬉しい状態"を構成する一要素です。

この辺りも、わたしが自分で作ったものを「作品」と呼ぶのに
抵抗を覚える要因かもしれませんが、皆さんはいかがでしょうか。






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2012年02月13日

Primo Promo

先日制作したチラシを、納品先から何枚か持っていきなよという話になり、
貰っちゃっていいんですか?と聞くと「うん、マニくんの作品だからね」
と言われ、何だかくすぐったくも嬉しい気持ちになってしまったわたしです。

わたしが日々作っている、チラシやビデオやCDジャケット等を指して、
それらを自分で「作品」と呼んだことが、わたしの場合ほとんどありません。
自分で自分の作ったものを「作品」と呼ぶのが、何だか恥ずかしいからです。

わたしは「この程度で作品とは片腹痛いわ」と思っているわけではなく、
他所から呼ばれる分には、恥ずかしながら、喜ばしく思っています。

職業は何ですか?と聞かれて「映像作家です」と答えたこともありません。
恥ずかしいからです。そういう時は「ビデオを作ってます」と答えています。

ただ「ビデオを作ってます」と言われても、仕事のイメージがし難いだろうな、
とは思っています。「映像作家」の方が、わかりやすそうです。でも違うのです。
「映像作家」というのは、何と言うか、あまりにも響きがカッコ良すぎるのです。

さて、わたしが日々作っているPVというのは「プロモーション・ビデオ」の略です。
「プロモーション」とは「販売促進」という意味です。

極論ですが「販売促進」には「作品」や「作家」を必要としないように思っています。

いくら映画的な演出に優れたCMや、衝撃的な内容のCMであっても、
肝心の商品が売れなければ、それは「プロモーション」として失敗です。

いずれにせよ、演出やデザインが必要なので、作品性が全くないわけではありません。
しかしながら「販売促進」に、行き過ぎた作品性は、時として邪魔になります。

誰が言ったか「給料を貰っておいて、芸術を語るな」という言葉があります。
これも極端な意見ではありますが、正しいことのように思っています。

「仕事である以上、自分の我侭だけを優先することはできない」という意味です。

音楽プロモーションビデオには、必ず、作曲者と演奏者が存在します。
ビデオの依頼者は、そうしたミュージシャン、もしくは彼らが所属するレーベルです。

制作は基本的にわたしが主導しますが、主役は音楽であり、ミュージシャンです。
故に最終的に優先されるのは彼らの要望であるべきだと思っています。

彼らが「このカットはNGでお願いします」と言った場合、そこは差し替えます。
入れ替えた後の前後のシーンの兼ね合いを見ながら再構成することになります。

それは時折「前の方がいいのにな」という感傷をわたしに与えることもあります。

勿論、自己満足のレベルを越えた「前の方がいい」という場合は説明をします。
それでも、やはりNGで、となる場合は往々にしてあります。

これはネガティブに聞こえると思いますが、依頼者の要望に応えながら、
両方の最大公約数を見つけることを、わたしは大きな喜びとしています。
それがわたしの仕事であり、それを仕事にできるということは幸福なことです。

NGとなったシーンを差し替えることで、最終的に前より良くなった、
とわたし自身が感じることも、また往々にしてあるのです。

依頼されて制作する音楽のプロモーションビデオと、1人でゼロから生み出す絵画の
大きな違いは、この「最大公約数」を模索する、という点にあります。

納品時には「かつてNGとなり譲った箇所」に関する切なさは、ほぼ霧消しています。

それは、その「最大公約数」を得るまでにわたしと各位の遣り取りによって、
込められたであろう「念」のようなものが、我々にしか気づかないかもしれませんが、
力強く宿っているからです。それは作品性と言ってもいいのかもしれません。

それでもわたしは、そうして出来たビデオを「わたしの作品」とは呼びません。
仮に「作品」と呼ぶならば「わたしたちの作品」と呼ぶべきでしょう。

いちいち声高に「わたしたちの作品です」と言うのも何だか気持ち悪いので、
あくまでも、その都度コッソリ思っています。






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