2018年05月15日

認知症の原因と予防


海馬の萎縮だけが認知症に原因ではない。先日の内科学会で名大の先生の最新の認知症研究の講演によると。
脳🧠は加齢変化に対抗する代償機能を持っている。ある神経ネットワークが低下すると、他のネットワークが増えて機能低下を代償しようとする。歳とともに機能低下した分、他のところのネットワークが増やすことをしているが、それでも、カバーし切れなくなると認知症が出現するらしい。

また、ネットワークにはハブがある。それは海馬ではなく、後部帯状回と楔状部らしいとのこと。

認知症予防は神経ネットワーク網をドンドン増やすこととハブとなる部分の変化を防ぐ事らしい。


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2017年01月01日

若々しく生きる

あけましておめでとうございます🎍
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100年時代の人生戦略という本を読んでいる。その中で書かれていることがとても興味深い。
平均寿命が延び長寿化時代になるが、老いて退職後の人生を生きるには人生が長過ぎて、十分な資金確保ができない。80代まで働けばいいのだが、手持ちの20-30代で身につけた知識とスキルで最後までいけない。そこで、提案されるのが、マルチステージの人生、生涯に二つ、三つのキャリアを持ち、移行の機会を増やす、その為に、人生いつでも、柔軟性を持ち、新しい知識を獲得し、新しい思考様式を模索し、新しい視点で世界を見るようにする必要がある。そうして移行を繰り返す結果、進化生物学で言う「幼形成熟」のように、大人になっても、思春期的特徴を持ち続け、柔軟性と適応力を維持し一定の行動パターンにはまり込まことを避ける。とあった。若々しくあるということは、こういう事だと思う。

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2016年10月20日

社会が学校に求めるもの

大阪府医師会の学校医総合講習会がありました。クリニックでは15歳以上しか診てないけど、学校医をしているので参加。スクールカウンセラーの先生のお話で、「児童生徒の抱える問題」という講演を聴きました。

印象的だったのは、「今社会が学校に求めるものは学力だけでは無く、人間力が求められており、特に異質な集団で交流する能力、自己と他者の相互関係に配慮できるコミュニケーション能力が重要視されている」と言われた事でした。
昔は学歴が能力を担保していたのに今は人間力が求められている時代だそうです。

でも、人間力なんて誰がそんな事教えられるのだろう、先生はとても忙しそうだし、生徒も色々求められてとても大変。一方で不登校やイジメの話しもありました。

風潮として やたら〇〇力と言われたり、他者を意識する能力ばかり求められていて、みんなシンドイのでは。🙄
ここは居直って、「一人でいて、孤独でいても良いじゃないか、どうせ自分の事しか知らないのに、どうどうと一人でいられる能力をつけろよ!」と言われた方が楽なのではと思ってしまいました。

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2016年09月11日

やっと試験終わり

東京で試験があり、計6時間で250問を解きました。吹田市民病院のN先生も受けに来ておられた。医者は皆んなよく勉強しはります。
私は以前東京マラソンに出て6時間走った時と同じぐらいシンドかった。寿命が縮んだかもしれない。これからは何事も無茶をせずに地道にやっていこう。😐

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2016年08月22日

高齢者の目標値

高齢者糖尿病の血糖コントロール目標は若者とは違う。2016年5月に日本老年医学会で発表されました。
認知機能障害や日常生活動作レベルや使っている薬によって、目標基準が違う。認知障害強かったり、ADL低下あればやや甘い基準でもOKという事。
数値に一喜一憂せず何事も個別的に総合的に判断したいものです。image


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2016年08月08日

いつまでたっても試験勉強?!

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ここ数ヶ月朝勉強している。移行措置で内科専門医試験が受けられるので、秋に東京まで行って受験予定。開業して10年(^ ^)日々の忙しさと医学の進歩の速さに追い付いていなかった事も多々ある。知識収集と整理には良い機会なのだが、この年齢で試験勉強はキツイ😥タフに試験勉強してきた人生だけど本当ツライです。

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2015年01月01日

認知機能検査


診察中、認知症が有るか否かは 日常生活を知っている家族からの情報があり、患者さんと会って直接話をして、身体診察をし乍ら色々と問いかけると大体は分かる。
ただ、書類を書いたり他の人に程度や状態を伝える時に、便宜的に認知症検査は必要である。だが、軽々しく認知機能検査を行うことにはいつもためらいがある。

子どもさんが久しぶりに会った親が忘れぽくなっているので一緒に来院され「今ここで検査して調べて下さい」と言われる事がある。「 検査が全てでは無いですよ」と説明しながら検査するのだが、初対面の人の認知機能の欠落した部分を調べる事を虚しく感じてしまう。

一応認知機能は正常とされている人も私自身もミスしたり忘れたりする。若い頃の学業成績だって合格ギリギリ程度だったりする。点数という量的なものの他に質的のもの把握する事が必要だと思う。認知症であろうと無かろうと、質的なもの=認知能力の特性、つまり記憶力や言語操作力や数操作力や空間認知力における得手不得手、その他考え方の傾向や性格傾向などを把握する事が大事だと思う。

認知症予防には今の認知能力の特性やさらには性格考え方傾向を知ることから始まるのではないだろうか🎬

吹田市 JR吹田駅前 内科 神経内科 循環器科 真野内科クリニック
2011-07-17-13-11-49


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2014年12月31日

二重見当識について

長く会社役員をしていた患者さん。10年前から認知症と診断されている。青年の頃は勤めながら、夜学に通い、真面目で仕事一筋会社一筋に人生送った方である。今でも「明日会議がある、会社に行って仕事をしている」と毎回しっかり言われる。デイケアに行っている事も、クリニックに来ている事も分かっているのに・・。『自分ー今ー此処』に関する質問は正答できるが、自分と自分を囲む現実状況の認知の障害がある。
「社会的存在としての自分はどうしたって手放したくない」そんな叫びが聞こえてくる。物静かかな方だけに、心にひびく。

吹田市 JR吹田駅前 内科 神経内科 循環器科 真野内科クリニック
2014-12-31-13-49-17


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2014年07月30日

老いと成熟3

今日ある本で見つけた言葉。
『測られる時間に人は老い、生きられる時間に人は熟す』

歳を重ねただけでは成熟や円熟はできないらしい。

『脳は老化しても「生きる目的」が認知機能を守る』というのもあった。

認知症の予防と簡単に言うけれど、個々の人生経験が関連していて、予防についてと軽々しく言えなくなってしまうのだ😓

吹田市 JR吹田駅前 内科 神経内科 循環器科 真野内科クリニック2010-06-20-10-55-17

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2014年07月23日

一人でも二人4


久しぶりに河合隼雄先生の 「心の処方箋」を読んだ。『一人でも二人、二人でも一人で生きるつもり』の章を読んでハッとした。

「二人でも一人で生きていくつもり」は私にもよくわかる。
二人で生きている人は、一人でも生きられる強さを前提に生きてゆくことが必要で、ある程度依存しつつも、無意識的に一人立ちの力を無くしたり、奪ったりしないよう自覚しないといけないのだと 。

「 一人でも二人」は、一人で楽しく生きている人は心の中にパートナーを持っているはずと書いてあった。パートナーは「内なる異性」の事もあるし、「母なるもの」「父なるもの」かもしれないし、 「もう一人の私」と表現されるかもしれない 。ともかく話し相手が要るのだと。

以前 ぬいぐるみの猫に餌をあげる認知症の患者さんが来られことがある。 付き添いの方は「ぬいぐるみを飼い猫の様に扱っているのです」とこぼした。本人は礼節もあり会話も充分できた。本人も『ぬいぐるみなのにねえ、餌は要らないはずなのにおかしいわねえ』と言い自分で解っているようだった。

今から思えば、ぬいぐるみの猫は一人暮らしの御婦人の「内なる話し相手」だったのかもしれないと思う。問題視する程のことでは無かったのに...
私自身が「一人でも二人で生きるつもり 」「内なる話し相手」そういう観点に欠けていたのだと思う。

吹田市 JR吹田駅前 内科 神経内科 循環器科 真野内科クリニック
2014-07-31-19-25-30

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