
昨年末にKindleを購入。
老眼に優しくて、軽くて超便利!!
で、年末から年始にかけて、
1915年に北海道で起こった日本で最悪の獣害事件「三毛別羆事件」の関連の本・漫画を電子書籍で立て続けに読みました。
まずはウィッシュリストに入れていた『羆嵐』をポチリ。
そして、それを読み終わるとその関連本がお勧めで出てきて、そのままポチリとAmzonの手の中で踊らされ。。。
北海道の開拓民の集落を羆(ヒグマ)が襲った事件。
大自然を切り開き入植した人々でしたが、その環境は過酷を極め、極寒の中わずか収穫で生活することを余儀なくされます。
そして、そこに現われた一頭の羆の圧倒的な暴力性の前になす術がなく食い殺され、小さな集落に残された人々は群れ、怯える事しかできない。
自然界では抗う力を持たないものは淘汰されるという、その摂理を改めて感じさせられ恐怖感、絶望感に胸がえぐられます。
羆の3回の襲撃、7名死亡3名重傷の大惨劇。
600人もの討伐隊員を結成しますが、1人のマタギが羆が射殺し事件は幕を閉じます。
人間も怖いがやっぱり自然が怖い。
その自然が牙を剥いた時に人間はあまりにも無力であるという事を思い知らされました。
このコロナ禍ですが、「自然の畏怖」も忘れないようにしたいところ。
もちろん打ち勝たねばなりませんが。