店主の呟き

片手にシェイカー  心に花束  唇に火の酒  背中に人生を

August 2012



8月も、もう終わりですね。

フルーツが夏、秋、入り乱れております。
相変わらずのモヒート人気。通年やっていますので、こちらは継続。
パッションフルーツはそろそろ終わりにしようかと思っているので最後の入荷の予定。
パッションフルーツマルガリータ、夏を惜しんでどうぞ。

マンゴーはもうしばらく続けようかしら。フローズンやマンゴーベリーニ、マンゴーモヒートなど。

トマトは今は静岡の「アメーラトマト」
今年は酸味がたっている気がしますが、ブラッディマリーにするとやっぱり、うんまいです。

葡萄、こちらも継続

泡沫さんが作った葡萄シロップが美味しいので、葡萄のジントニックに忍ばせますと色と風味がアップ。

色々と応用も利きます。




そして梨。
グレープフルーツと合わせて、アニスを少々。さっぱりそして仄かな苦味と鼻腔をくすぐるアニス。

おススメです。

梨の果肉とグレープフルーツジュースをブレンダー(ミキサー)にかけて、それをシェイクするという二段工程。ただでさえ替えの少ないブレンダー、この時期によく出るフローズンカクテルと重なった時は、ソーマ君がアライグマに変身しますが、噛み付かないのでご安心を(笑)

あと、洋梨とかプラムとかを気まぐれで仕入れます。


そんな感じで9月もよろしくでやんす。





日曜日、鹿児島県サッカー選手権 天皇杯鹿児島県代表決定戦でした。

FC KAGOSHIMA 1−2 ヴォルカ鹿児島

台風による強風、桜島の火山灰、夏の日差しという鹿児島代表を決めるにふさわしい

「俺たちの鴨池陸上競技場」

同じ九州リーグに所属して、共にJリーグ入りを目指すクラブの戦い。
今季は、KSLカップ、リーグ戦とヴォルカの2戦2勝だが実力の拮抗する2クラブの試合は盛り上がります。

前半ヴォルカペースで試合が進んでいるように見えたが、34分、FCK田上選手兼監督の突破をペナルティーエリア内で倒してしまいPKを与える。それを谷口選手がきっちり決めてFCKが先制。しかしここでヴォルカも慌てることなく、じわじわと攻め立て、ヴォルカFW栗山選手がスルーパスからスピードで突破しDFを振り切り同点弾を決める。
後半に入り強風に悩ませられながらも一進一退。徐々にFCKがペースを握り攻め立てるが、ヴォルカのDF陣が踏ん張りゴールを許さない。ヴォルカも選手を次々と交代するが局面は大きく変わらないうちに、後半45分経過。

その先の幕切れを誰が予想したか・・・

AT3分に入ったところで、カウンターから(このあたりはあまり覚えていない。。。無我夢中でした)ヴォルカFW山田選手がボレーシュート!これが相手DFのハンドを誘いPKゲットー!

この時、ヴォルカ応援席(私も含めて)興奮度MAX!

PKを決めれば優勝。外せば延長戦だが選手の交代枠も使い切っているヴォルカはどうしても終わらせたいところ。両選手、関係者、サポーターが固唾を飲んで見守る中、山田選手が見事PKを決めたところで試合終了!

劇的な幕切れで優勝でした。

この日のスタンドの一体感はよかったですね。熱いコールで選手の背中を押していた、LAVAの皆様のおかげです。

そしてPKが決まり歓喜に沸くヴォルカの選手に対し、FCKの選手は崩れ落ちることなくすばやくセンターサークル付近に整列していたのが印象的。
それもそのはず、まだリーグ戦でのヴォルカとFCKとの対戦が(9月23日・島原)が一試合残っている。
首位のヴォルカと2位FCKとの勝ち点差は「1」なだけに、最終節の勝敗でひっくり返るのだ。
FCKもしっかり備えてくるだろう。

一方ヴォルカは、天皇杯の鹿児島県代表の座を手に入れたので、次は島根代表の米子北高校と対戦(9月2日。それに勝てば、J1浦和レッズとの戦い(9月8日)が待っている。
貴重なJ1チームとの試合を糧にリーグ戦に活かしてほしい。

まだまだ続くが、ヴォルカ鹿児島!優勝おめでとう!




俺の夏の思い出、灰まみれの歓喜で終了。




ウイスキーが色々と入荷しております。


・ウイスキートレイル マッカラン1989 22年 43%
・カーンモア ボウモア1996 16年 46%
・カーンモア クライネリッシュ1995 16年 46%
・カーンモア ハイランドパーク1994 17年 46%
・BBR クライネリッシュ1997 14年 56.9%

・オクトモア 4.2 COMUS 61%

ここでちと豆知識

【ウイスキートレイル】【カーンモア】【BBR(ベリーブラザーズ&ラッド】というのはいわゆる、「ボトラー(瓶詰め業者)です。

”ボトラー”が手掛けたウイスキーを”ボトラー物・ボトラーズ・ボトル”とか呼んだりもします。


それに対して、「オフィシャル」(オフィシャル物・オフィシャルボトル)と呼ばれるものがあります。

「ボトラー」「オフィシャル」というのは、シングルモルトウイスキーの区分の一つなのですが、


ウイスキーの蒸留所名で売られているのが、いわゆる「オフィシャル」です。

例えば、ザ・マッカラン12年
macallan-12y

こちらです。見たことがあるかも知れません。

マッカラン蒸留所が蒸留して熟成・管理、瓶詰めを行う「マッカラン」です。オフィシャルのマッカランです。


それに対してこちら。
ウイスキートレイル マッカラン22年
069078_2

あまり見かけないかもしれません。

イギリスのスペシャリティ・ドリンク社って会社がマッカラン蒸留所から樽を購入して、独自に熟成・管理、瓶詰めを行い「ウイスキートレイル マッカラン」という名前を付けて販売するマッカランです。

生まれは同じですが、育ちが違うという感じ。里子に出されるとでもいいましょうか。

それはもちろん酒質にも違いがでる場合が多いです。

「ボトラー」は「オフィシャル」と差を付けるために、購入した樽を違う種類の樽(ワイン樽だったり、ラム樽だったり)に移したり、通常行う冷却ろ過を行わなかったり、樽から出したままの状態でボトリングしたり(通常は加水してアルコールを43度に調整する場合が多い)します。


一般的には、同じ熟成年数でもボトラーの方が値段が安い場合ご多く、独自のアレンジを加えているので面白みがあります。しかし「当り!」もあるし「ハズレ。。。」もあるのは「ボトラー」ならでは。(とはいえ、ボトラーでも歴史がある会社も多くあり一概には言えません)。このあたりも含めてウイスキー好きにとってボトラーはなくてはならない存在です。しかし「オフィシャル」の安定した味わい、供給も魅力の一つですね。「オフィシャル」があるから「ボトラー」も存在すると思います。



「ボトラー」「オフィシャル」
少しわかって頂けたでしょうか?


豆知識が長くなってしましました。


でもほら、ウイスキーが飲みたくなったでしょ。












私、40歳になりました!

昨夜も忙しく仕事が出来て、その後はオモロな友人たちと飲んで、バカ話をして最後は朝マック。

お昼は、泡沫さんとお鮨をつまんで、お祝いらしいものをしてもらったピチピチの40歳。



働く、休む、食べる、飲む、読む、観る、走る、聞く、etc・・・



なんだかんだで、一日一日があっという間だ。

30代は楽しかった。

40代も楽しくいこう。




泡沫さんにもらった誕プレ。
zielってところでオーダーで作ってもらったそうだ。
ヴォルカをイメージして黒と赤のサッカーボール柄だって。
私は幸せだよ。

ありがとう。






魔の巣は通常通り15日(水)のみ、お休みです。

よろしくでやんす。



(写真は先月のクルージングパーティーでの一コマ、ありがとうございましたっ!)



先日のお休み、熊本市現代美術館「篠山紀信展 写真力」を見てきました。

130点と展示点数も多く、壁一面が一点の写真といのもある大迫力。
ジョン・レノン、三島由紀夫、渥美清、山口百恵、美空ひばり、宮沢りえ、AKB48などなど、時代を象徴する人物や歌舞伎や相撲、ディズニー、そして東日本大震災で被災された方々の写真。

時代を飾った女優の美しさに溜息し、男女の肉体美に酔う。「シノラマ」と呼ばれるパノラマ写真では、その世界に迷い込んだような感覚に錯覚し、歌舞伎役者の決め顔に度肝を抜かれるのです。
なにせ作品数が多いのでそれぞれ感じた事が沢山あるのだが、私の拙い言葉では無理。

圧倒的な「写真力」の前では、言葉ではもっと大事なことを見失いそうです。

いや〜凄かった。面白かったし、胸が震えた。

そして東日本大震災で被災された方々の写真からは、その表情に表れる悲しさや生きる意味とか覚悟が、とても魅力的だった。

また、「ATOKATA」という写真集からの被災地の写真では、自然への畏怖、圧倒的な力で壊された被災地の様子、生活があった場所、ありえない世界が「写真力」で目の前に迫ります。



9月17日までやっていますので、行くべし!
(美術館で大迫力の写真を見るのがおススメですが、店に写真集もありますので、見たい方はお声賭けください)



そんな熊本で撮った写真。
いろんなところに行ったけど、あんまり撮って無いです。。。

















照国神社の横の公園(探勝園)に立つ、

【第二次世界大戦敵味方戦亡者慰霊碑】

朝鮮戦争で亡くなった敵味方の供養碑を高野山に造った、
島津義弘の精神を汲んでの供養碑。

昭和28年に当時鹿児島市長の勝目清氏が造りました。






その裏に、悪人顔の猫が2匹が仲よく寝そべっておりました。




近くに住んでいながら、何も知らないなぁと実感しました。



お昼に、ソムリエ協会南九州支部分科会セミナーに行ってきました。

今年2月にマディラ島を訪れたソムリエ協会南九州支部長の大園さんが講師を勤め、多くの現地の写真をスライドショーで見ながら、ワイナリーや島の様子の話を伺いました。

ポルトガル領のマディラ島

ヨーロッパのリゾート地としても知られるこの島は、アフリカ大陸に近く気候も温暖。緑が生い茂る島は自然が豊かで(バナナやパッションフルーツも生え、鹿児島の島々にどことなく似ているそうです)、シーフード料理もとても美味しそうでした。伝統工業の刺繍も美しく、なるほど”大西洋の真珠”と言われるにふさわしい島です。

そして独特の加熱処理を行うマディラワインは複雑で強い香りと深いコクをもち、なんとも魅力的なワイン。

セミナー終了後は試飲でマディラを堪能したのでした。



「あ〜行ってみたいな、マディラ島」



そんな気分になったとても有意義なセミナー。講師の大園さん、ソムリエ協会の皆様方ありがとうございました。



*マディラワインと”げたんは” これが見事なマリアージュ!





起きて軽くジョグって、城山の展望台から桜島を眺める。手前には自衛艦が2隻浮かぶ錦江湾。

「この暑い時期、灰が舞う中に走れるか?!」と思っていたけど、城山の遊歩道を走るのは意外と快適。
木陰だし、アスファルトじゃないから灰が舞い上がらないということを発見しました。とは言えかなり長い間サボっていたからかなりバテバテっす。

またボチボチ続けていこうと思います。


台風到来の昨日は、定休日。

映画の日だったんで、2本観賞。

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まずは近所の天文館シネマパラダイスにて「裏切りのサーカス」

ジョン・ル・カレ原作、トーマス・アルフレッドソン監督、ゲーリー・オールドマン主演の、007やM:iみたいな派手なアクションを一切排除した、ハードボイルドなスパイ映画です。
実話を基にした、スパイ小説の金字塔を原作にしたこの映画は伏線が多く、「2度見たくなる」という噂どおりでした。だって【サーカス】と呼ばれる英国諜報員は本名とニックネームの二つがあって混乱するし、突如回想シーンが挟み込まれるのでストーリーを追うのに必死でした。(観賞前に公式サイトの相関図を見ておくことをおすすめ)
しかしだからといって面白くないわけではなく、淡々と緊張感を保ちつつ進む展開はある意味とても刺激的、そしてあの時代の世界観を充分に堪能できるのでした。

ん〜もう一回みるかも。その後、一緒に観た泡沫さんとアレコレ話をしたり、原作小説をチラチラ立ち読みをしても分からないところもありましたし。
*あの二人が映った古い写真の意味とか・・・


その後続けてもう一本、またもや英国を舞台にしたラブストーリー、「ジェーン・エア」を見る予定だったけど、がらっと気分を変えたくて「ヘルター・スケルター」を観に、ミッテ10へGO!

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岡崎京子原作、蜷川実花監督、沢尻エリカ主演 

映画化されたことは知っていたけど、観る予定は全くなかった。でも意外と(!)楽しめました。最初は、これはエリカ様のPVかしらと思うほどだったけど(衣装もクルクル変わるし、フルヌード、濡れ場もドーン!)、共演の寺島しのぶや桃井かおり、窪塚洋介がいい味だしておりました。

「美しさ」と「若さ」のくだりは、この映画のテーマでもあり名セリフだし、リリコの苦悩も痛くて美しかった。

しかし劇場で極彩色の蜷川ワールドを見続け、ストロボフラッシュ全開はオジサンにはちと辛かったっす(”ポケモンショック”になっちゃうかと・・・)




映画が終わって外に出ると、結構な雨風。
そして中央駅近くの魚料理屋さんで美味しい刺身とビールと日本酒を堪能した休日でした。




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