店主の呟き

片手にシェイカー  心に花束  唇に火の酒  背中に人生を

October 2013




















最近、山登り・山歩きが楽しい。

愉快な仲間とだったり、奥さんとだったり、独りだったり。
月曜日はさつま町・紫尾山、水曜日は郡山町の八重山。
まさかのダブルヘッダーでしたが、どちらもヘビーな山ではありません。帰って仕事が出来るぐらい。

道に迷ったり、尻もちをついたり、ヘビに驚いたり、それなりのハプニングがあるのも楽しみの一つ。

もちろん山頂の眺望やそこで食べるおにぎり、珈琲などは最高。仲間とカメラ片手にキャッキャ言ってたり、奥さんと黙々歩いたり(笑)ってのも。

以前は、仕事の前や休みの時に、「そんな疲れることして何が楽しいんだろう?」なんて思っていたけど、最近は「ちょっと汗かきにジョグってくる〜」とか「自転車乗ってくる〜」なんて考えるようになりました。(除く二日酔い時)

徐々にステップアップして、自転車で山とか、テント泊とかも挑戦してみたいです。

身近に色々と楽しいことはころがっているんですねぇ。

鹿児島の良さを今更ながら再発見しているところです。


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ローガン・デラックス12年

ブレンデッドスコッチ、「ホワイトホース」の上級品。旧ボトルのラベルにはしっかりと白い馬が載っています。
現在、このローガンデラックス12年は並行品でしか出回らないので、日本向けにホワイトホース12年という商品もあります。違いは分かりませんが、このローガンデラックス12年は、レギュラーのホワイトホースに比べラガヴァーリンを強めに使っているようで重厚な仕上がなようです。

「なようです。」といういうのは、弊店では現在取り扱いが無いボトルなのではっきりと思い出せません。



そんな取り扱いの無いボトルのローガンでは無く、こちらの老眼。


















「ローガンキョウ」

しばらく前から自覚はありました。
明らかに小さい文字が見えずらい。文庫本が辛い。LEDの読書灯が手放せない。離すとピントが合う。スマホの位置が遠い。。。



昨日、ぶらりと入った文具店で目に入った老眼鏡。周りを見渡し誰もいないことを確認をしてかけ、サンプルで置いてある小さい文字の書いた用紙を目にすると。。。

「あら!やだ!すっごいはっきり読めるよ!」

距離を離さないと読めない文字が、近くではっきり読めるのです。

ちょっとしたショックでもあったのですが、これは私にとって便利な道具であることは間違いありません。

猛烈に欲しくなり、早速作りました老眼鏡。

気に入ったデザインが無かったので、家にある伊達メガネにメガネ屋さんでレンズをいれてもらいました。

もともと視力は良いので早いかもと言われていました。

ヨガしたりジョグったり自転車に乗ったりしても、寄る年波には勝てません。。。。



41歳秋、老眼鏡デビューです。
(一応まだ+1.0です)




















昨日のこと。

前日の深酒もなんのその、パチリと目が覚めたので軽くジョグでもしようと思ったけれども、ちょいと右膝に違和感があったので自転車で汗を流す事に。

桜島初ライド。

フェリーで桜島に渡って走るというのは鹿児島市内の自転車乗りには定番のコースの様ですが、最近の桜島先輩の活発さで大丈夫かな?と思いつつ、まつを氏に貰った桜島フェリーの自転車乗船回数券を使って行ってきました。(まつをさんありがとー!)

自転車+大人1人=250円、15分で着く魅惑のアイランド桜島。これまた定番のフェリーで食べるうどん400円を食し挑みます。(比べると高いな。。。)

思いつきで南側へ回る方を選択してちょこっと走ったら道の駅があったので、水などを買っているとなにやら観光客達がザワザワとし始め写真を撮っています。

その先には桜島先輩がドッカン!高い噴煙を上げておりました。ヒャー。やっぱり近くで見ると迫力があります。

しかしまぁ進むしかないので走り始めると猛烈な砂嵐と身体に当る小石のような灰。視界も悪く「こりゃ大変な所に着ちゃったなぁ」と思いつつペダルを漕ぎ、10kmぐらいはしるとようやく砂嵐を抜けてきました。

ドライブインの様なところにに自転車を止め、顔を洗ってしばし休憩して再びライド。後は天気もよくてとっても快適でした。あの小さい島の中とは思えないほどの違いでしたが、左側に目を向けると桜島が雄大にそびえ立ち火山の麓を走っていることを実感します。

途中、かなり激しいアップダウンもありましたが、それを抜けるとなだらかな海岸線。藤野のアコウ群の下を走るのがとても気持ちがいい。車も少ないし信号も無いので市街地を走るのとは爽快感が違います。

実は間違えて垂水の方へ行って引き返すというハプニングがあったものの、独り気ままなライド。
足湯に入ってのんびりしたりそれもまた楽しいところです。

1周+@、43km、2時間14分

登りはゼイゼイ、下りはビビリのヘッポコ自転車乗りですが、上達したらタイムトライアルをしても楽しいかもなぁなんて思った帰りのフェリーでした。



桜島先輩ありがとー!また来まーす!



先週観たもの、読んだもの、走った距離とか

<映画>
・ダークマン(1990)【監督】サム・ライミ【主演】リーアム・ニーソン、ラリー・ドレイク
何度も観ている大好きな映画。大火傷で瀕死の重傷を負った科学者が自ら開発した人工皮膚を被り復讐に燃える。ダークマンは大火傷の手術で全身の神経を奪われたため痛みを全く感じない。またその為超人的な力も発揮し、時に感情を爆発させる。ちょっと悲しいヒーローダークマン。サム・ライミの出世作。

・THE JUON〜呪怨〜(2004)【監督】清水崇【制作総指揮】サム・ライミ他
図らずサム・ライミ繋がり。アメリカでの興行成績は良かったようですが、キャスト以外には日本版との違いがあまり感じなかった。いや結構怖かったし、驚かされたけど。
冒頭や途中、日本の”たたり”の概念を説明していたがそれが日米の違いかな。
ちなみに「死霊のはらわた」(1981)も今年リメイクされた。今回サム・ライミは監督でなくて製作・脚本で参加。楽しみー。

<本>

















・ウイスキー起源への旅
【著】三鍋昌春(図書館本・読了)
「ウイスキーの発祥の地はアイルランドで、それがスコットランドに伝わり」なんてことは、バーテンダーズマニュアルにも、NBAのカクテルブックにも載っており、バーテンダーなら常識みたいな薀蓄だが、「じゃあなんでアイルランドなの?」という疑問に答えている本などは無かった気がする。その疑問を筆者が実際にその地を旅しながら謎を解き、ある推論に達する。それにはビール、ワイン、キリスト教、その他、歴史的、地政学的な条件が絡み合いアイルランドでウイスキーは生まれた。著者のウイスキー愛に溢れた語り口、また推理小説を読むようなワクワク感もあり今までのウイスキー本とは一線を画す内容です。ウイスキー好きは読んで損はしませんよ!!

・知識ゼロからのローマ帝国入門 【著】阪本浩(図書館本・読了)
お酒関連の本を読んでいても、この時代の話になるとチンプンカンプン。どの皇帝がどうしたとか、どこが攻めてきてとか、知識ゼロ。絵と表が多くまさに入門書。その時代感をざっくり掴めた気がします。

<その他>
・UFC Fight Night 28【メイン】 グローヴァー・テイシェイラVSライアン・ベイダー (ひかりTV)
またしてもブラジル開催のUFC。メインは無敗のグローヴァー・テイシェイラが1R逆転KO勝ち。
セミでは日本人エースの岡見勇信がブラジルの強豪ホナウド・ジャカレイに衝撃の1RKO負け。打撃で圧倒されパウンドアウト、こんな負け方をする岡見にショックを受けた。これで二度目のタイトル挑戦が遠のいたのが、その後UFCから契約解除のニュースが。この敗戦はそれほど大きかったのだが、厳しすぎる。。。WSOFと新たに契約を結んだそうだが、また世界の頂点を目指して頑張って欲しい。

<RUN>
15.54Km
む〜ん。。。

ナショナル・ストーリー・プロジェクト【ポール・オースター編 柴田元幸 他 訳】

アメリカのラジオ番組の中で作家のポール・オースターが全米の視聴者から「本当の話」を募集して選んで、それを朗読する。
泣ける話、笑える話、嘘みたいな話、せつない話などなど、アメリカの生の声の物語。


その第二巻に収録されている「一味違うマティーニ」

シアトルの老舗ホテルローズヴェルト・ホテルのバーのマティーニに対して綴られた文章を読むと、酒飲みは必ずそのマティーに口にしたいと思うはずだし、バーテンダーならこういうマティーニを作りたいと思うはず。



























































「オラも、こういうマティーニを作りてぇ!」

(遅れてきた”あまちゃん”ブーム、やっと50話でございます。)

先週観たもの、読んだもの、走った距離とか。

<映画>
・生きてるものはいないのか(2012)【監督】石井岳龍【主演】染谷将太、高梨臨(ひかりTV)
染谷将太が出ているというだけで、なんの予備知識も無く鑑賞。登場人物の若者達のセリフ回しが妙にリアル、「なんだか面白いなぁ」と思って途中で監督名を検索してびっくり。「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 BURST CITY」の石井聰亙監督が改名したそうだ。ひゃ〜。戯曲が原作。不条理に人が次々と死んできます。死とか生とかその意味とか、最後まで観ても訳が分かりませんがラストの夕日は美しい。カツフミ役の飯田あさとに注目。

・この子の七つのお祝いに(1982)【監督】増村保造【主演】根津甚八、岸田今日子、岩下志麻、杉浦直樹、辺見マリ、村井国夫(ひかりTV)
横溝正史原作と思い込んでいたけど、横溝正史ミステリ大賞の受賞作品で原作は斉藤澪氏。よって金田一耕助も出てきません。豪華俳優陣の熱のこもった色気のある演技がこの映画の格をぐっとぐっと押し上げてます。特に岸田今日子は凄すぎます。昭和のトラウマ映画と冠されるのも納得。好き。

<本>
・嘘みたいなほんとうの話[日本版 ナショナル ストーリー プロジェクト]【選】高橋源一郎・内田樹(読了)
タイトル通り、嘘みたいな本当の話を一般の人から公募して二人が選ぶというもの。元々はアメリカのラジオ番組。実に面白い。ありえないだろうという話、どこにでもある様な話から、死にかけた話などなど、。そして巻末の内田樹と柴田元幸の対談を読むと、「日本版」と銘打っているように本家アメリカ版との違いから日本人の気質を感じられます。今度はアメリカ版を読んでみよう。

・歩くからはじめる42.195km内山式「知的」フルマラソン完走術【著】内山雅博(図書館本・斜め読み読了)
「モチベーションがあがるかなぁ」と思って手にとりました。入門書としてはいいみたい。しかし降灰対策なんてないよなぁ・・・

・股関節スローストレッチ
【著】藤本陽平(図書館本・斜め読み読了)
股関節が硬くてヨガも苦労してます。いろんなストレッチが出てきますが、”四股”が簡単で続けられそうなので時々やってます。

・つい誰かに話したくなる調味料裏ワザ使い【著】白野浩子(図書館本・斜め読み読了)
あんまり話したくなるような裏ワザはなかったなぁ。。。


<その他> 
・ 「パラサイト〜みんな寄生されているかも?〜」 (鹿児島県立博物館)
・む展 (鹿児島市立美術館)

<RUN>
20.38km
もっとがんばれ!

2日(水)
9日(水)
15日(火)
23日(水)
30日(水)

*通常水曜日定休ですが、15日(火)にお休みし16日(水)は営業いたします。

よろしくお願いいたします。



















昨夜、友人の和食店が開店した。

「料理処 おく屋」

同い年でよく一緒に飲んだりしている飲み友達。

料理人としてのスタートは早い方ではなかったかもしれないけど、修行を重ねこの日を迎えた。

開店の日と私の定休日が重なったので、お店が混まないうちにと早い時間にお祝いがてら食事(&飲み)に独りでブラリ。真新しい暖簾をくぐりカウンターにつく。どうやら私が一番乗りだったようで、「縁起が悪いね〜」なんて冗談を言いながら、気持ち良いおしぼりで手を拭きまずはビール。お通しをつまみつつ、おひたしを注文。しっかりと出汁を含んだ春菊が美味い。

他の料理はおまかせで。

沢山の花とお祝いの品が並ぶ店内を見渡すとカウンターの上に、「寿し おく屋」と書かれた古いチラシの様なものが額に入って飾ってあった。住所は大口市。

この新しい店も”おく屋”。関係を尋ねると、友人の母親が昔、大口で”おく屋”という寿司屋を営んでいたそうだ。

「へ〜それはいい名前をつけたね〜」と友人のいい話にちょいと見直す(笑)

そうこうして、これまた新鮮なお刺身をつまんでいたら、次のお客さんが入ってきた。

友人が私に紹介する。

「今話をしていた、母です」

お母様は私に「お世話になってます〜。今日は何か手伝おうかっていったら、『いいから』っていうの。だからお客さんで来たのよ」と

「お店の名前も決まってから言うからびっくりして、でも嬉しくて」             

と美味しそうにビールを口に運ぶ姿を見て私も嬉しくなった。

なんかいい開店に立ち会えたなぁ。

料理も、もちろん美味しかったし、調理場も表もいい人材が集まり彼の脇を固めていた。

そして自分がお店を開店した時も思いだし少し背筋が伸びました。日本酒飲み過ぎちゃったけど。。。


ダイマル!おめでとう!そしてありがとう!また行くね〜


















「料理処 おく屋」

鹿児島市西千石町 12−13 1F

先週は読了なし(読みかけ2冊)、映画も観ないで、走ってもないです。

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