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休日、ガーデンズシネマにて「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を鑑賞

スペインのカタルーニャ地方の三ツ星レストラ ン。なんだか変わった料理を出して世界中の食通から大絶賛。料理に”エスプーマ”や”液体窒素”などを取り入れて、カクテルの世界にも影響を与える。テレビや雑誌で存在は知っていた(【エル・ブジ】だと思っていたら、スペイン語の発音ではそうなのね)そのレストランのドキュメンタリー映画の予告をみて、「これは見なきゃ!」と決めていたのだ。


エル・ブリは一年のうち半分は休業して、メニュー開発にあたる。
その開発から完成までの一年をドキュメンタリーは追う。

この映画を見るまでの私の印象は、「このシェフはとても科学に精通していて、全て理論ずくしで調理をして、それを前衛的に盛り付ける」と思っていたのだが、実際は違った。


以下、ちょいとネタバレ。

ガーデンズシネマで、6/8(金)まで上映です。


もちろん科学的な調理法も用いるのだが、メニュー開発はひたすら実験の繰り返し。キノコからオイルを抽出するために、焼いてみたり、真空にしてみたり、生 だったり。。。それをキノコの種類を変えて行い、味を見るという作業を繰り返す、感覚に頼ったアナログな方法でデータを集めていく。そのデータの中で結果 のいいものを振り分けて組み合わせる。

シェフ フェラン・アドリアノの言葉 「創造は日々の経験の繰り返し」を体現していく。


そして「意外性」や「驚き」といったものを感じる料理を作り上げるのだ。

このドキュメンタリー映画の映像は常に淡々としているのだが、研究室のなかでもがく姿や、新人スタッフたちの初々しさ、初めて新しいメニューを提供する時の 緊張感やキッチンの中のピリピリした感じが生々しく伝わってきました。またドキュメンタリーならではのちょっとしたハプニングもあり、面白かったです ねー。


そして、エンドロールにその年の作品とも言える数々の料理の写真が荘厳なガムランの音と共に映し出される。

それは美しく、意外性に富み、添えられたネーミングも相まって否応なしに想像力をかきたてられるのでした。

圧巻です。

それを観て、「クリエイティブとは真似をしないこと!」 という、既成概念を打ち破る氏の言葉がとても重く感じられましたのでした。


いい刺激ももらいましたー!