manosu299

店主の呟き

片手にシェイカー  心に花束  唇に火の酒  背中に人生を

本・雑誌・漫画

30 Sep

長月晦日

一昨日のニュースですが鹿児島ユナイテッドFC J2クラブライセンス不交付・・・

想定しておりましたが、現在3位の好成績にいるのに残念。

当初の指摘通りスタジアムや練習環境などまだまだ課題が多いようです。行政がもっと明確に協力を打ち出してくれればと思いますが、まだそれを動かすぐらいの存在では無いという事でしょう。悔しいけど。

まずはJ3でぶっちぎりの観客動員するぐらいのクラブにならなきゃね。

前を向いて行こー。おー。

そんなこんなで、あっという間に月末。9月はとぉ〜〜〜ってもお店がゆっくりです。
まぁ台風も来たし、祝日もあったんで営業日数も少なかったのですが、アレコレ計算をしていたらヒドイ有様。

おかげで本も読めちゃって、長かったけどとっても面白かったのがコレ。

チベット旅行記全5巻 河口慧海 





















仏教の原典を求めて当時、厳重に鎖国されていたチベットに単身入国する明治時代のお坊さんの旅行記です。

信じるものがある人はこんなに強いというのか、とにかく凄い。

日本でそれなりに身分のある僧侶だったにも関わらず、サンスクリット語から漢語に訳され日本語になった経典では本来の意味と違うのではないかと考え、元来の小乗仏教のチベット行きを決意。周りからは大反対されるが意志は堅く日本を発ち、ひとまず渡印。そこでチベット語を数年かけて学びます。

それからチベットを目指すのですがもちろん密入国の為、普通の道は通れないから危険極まりないヒマラヤ越え。吹雪の中で遭難したり、氷が浮かぶ河を渡ったり幾度も命の危機を迎える大冒険。骨まで届く寒さ、飢え、渇き、途中、肺病を患い吐血したり、氷河と太陽の光で目をやられたりするのですが、もうこれまでという時は座禅を組んでお経を唱え運命に身を任せるという荒業で乗り切るのです。

また強盗に遭遇すると惜し気もなくお金や食料を与え、自分は乞食をし、どんな苦境の中でも戒律、一日一食とか、殺生をしない(肉を食べない)ということは守るというストイックお坊さん。

もちろんチベットに入国してからも大変。日本人と分かると死刑になる(それを見つけた人には賞金が与えられる)中で、シナ人やチベット人と偽って大学で仏教を学びます。そして数々の疑惑をかわしながらもとより医術を習得していたこともあり法王の従医となり、とうとうダライ・ラマと謁見したりするのです。

大自然相手に生き延びたことも凄いけれども、人間相手にも機敏をきかせ、相手を洞察し最善の策をとり苦難を乗り越えてきたこともまた凄い。チベット語でチベットの法学者を簡単に論破しちゃうから、とっても頭も良かったのでしょう。

そして後半は自分が世話になった人が疑獄事件に巻き込まれるのを危険を顧みないで阻止しようと奔走。これも禅の修行から培われた、真の人間力、器の大きさ。

本人は淡々としているのですがかっこ良すぎます。

読み物としてもとってもスリリングな冒険譚でした。

慧海に勇気づけられて、10月も頑張っていきましょう!








7 Jan

宝くじ外れました。

年末年始の寄り戻しか昨夜はえらくゆっくりだったので、確定申告の準備がほぼ終わりかけた店主です。

そんな日はサクッと早じまいして、新年のご挨拶とか。




















今日のお昼は温泉に行ってほっこり。




















買い物など済ませて、同級生のお蕎麦屋さんで野菜天せいろ(大盛り)をズルズル。

帰宅して、押切蓮介の自伝漫画「猫背を伸ばして」を読む。



売れる前、学生時代の暗すぎる青春物語。
清野とおるとの話、面白いけどちょっと怖い。
良作。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今宵も天文館は歩いている人が少ない気がしますが。。。

よろしくお願いします。





















【新入荷】
スペイン産プレミアムリキュール 「リコール43」
柑橘、バニラが薫り心地よい。トニック割やホットでも美味。





28 Jul

初めてのツール・ド・フランス

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オランダ・ユトレヒトを出発して全21ステージ3週間に渡って、にわかファンの私を楽しませてくれたツール・ド・フランス2015が日曜日の最終ステージのパリ・シャンゼリゼのゴールで終わった。

総距離3344kmの長い長いステージは、これだけでも中継を見る価値はあると思う美しいフランスの景色、山々や海岸線、農村地帯、シャンゼリゼの歴史ある街並みなどを走る。
そこは急坂が続く山頂までの登りや、時速100キロ近くで降る危険なダウンヒル、過酷な石畳なども含まれ、雨も風もあるし、アスファルトが溶けるぐらいの日照りの日もある。

そして毎日起こる落車やマシントラブル。骨折しても痛みを堪え走る選手やいるし、もちろんリタイヤを余儀なくされることも。偶発的な事故も多い中、自分を信じ、仲間を信じて、もしかしたら神様を信じ、ペダルをこぎ続ける選手たちは最高にかっこいい。知らないこともたくさんあって、毎日「へー!」だの「わー!」だの「スゲー!!」だの言ってた。そして最終ステージ、総合優勝の栄誉あるマイヨジョーヌに袖を通すクリス・フルームがチームの仲間たちと肩を組み横並びでゴール姿は感動した。もちろん各ステージ・各選手、チームにそれぞれ物語があり、映像には映らないプロトン(集団)の中でも光や影が交錯している。

レースを見る前に予習でプロロードレーサーの土井雪広選手(現チーム右京)が書いた『敗北のない競技:僕の見たサイクルロードレース』を読んだ。自身が体験した欧州ロードレースの実態、日本との違い、ロードレースについて回る薬物問題や金銭の話、また想像しただけでも吐きたくなるパワートレーニングの話など、選手の葛藤・苦悩などが赤裸々に綴られていた。

今まで知らない世界だったけど、サイクルロードレースの世界はとても奥深い。

ツール・ド・フランスがオリンピック、サッカーW杯と並んで3大スポーツイベントといわれるのも納得でした。


いつか現地で観たいなぁ。







ランス・アームストロング。薬物問題。これもかなり面白かった。



2 Jul

じこまん完結



















7月です。

気が付けば、あれよあれよと今年も折り返し地点に来ちゃいました。

先日本屋に行ったら、私が買ったもののあまり乗らなかったロードバイクに再び乗り始めた(といいつつ、6月はほとんど乗ってない。。。)モチベーションを与えた漫画の3巻が出てました。

『じこまん〜自己漫〜』3巻 玉井雪雄 著


寂しいですがこれにて完結。

今回もじこまん流グルメライドやダイエット、そして1日で207kmのコースを走る獲得総標高4572m、気温差もある過酷なアメリカのローカルレース・デスライド参戦体験、またちょっぴり感動した娘への自転車指南など中年ローディーにはグッとくる内容が盛りだくさん。はたして玉井はデスライドを完走出来たのか?!終わりが近づくと読み終えるのが惜しかったです。

また冒頭にあった”じこまん”の定義に妙に納得。

子供のころは、親や大人に褒められて(評価されて)気持ちよくなって、サッカーでも勉強でも何でもその事が好きになったりするけど、大人になるとなかなかそういう評価されない。だったら大人は自分で自分を褒めて(評価して)気持ち良くなっちゃおう!そういう大人の生き方、それが「じ・こ・ま・ん」という訳だそうです。

人生も折り返し地点は過ぎたので、自転車に限らず「じこまん」精神で楽しんでいきたいです。

でも事故ったりして他人に迷惑はかけないようにしなきゃね。








14 Mar

今日はホワイトデー(本文と一切関係なし)

ようやく暖かくなってきた感じですね。 先日知り合いの古本さんで何気に買った業田良家「詩人ケン」が素晴らしすぎて、繰り返し繰り返し読んでいる店主です。モヒカン兄ちゃんのケン(と、その妻ルル)の発する言葉の力、その生きた言葉が染み入ります。あぁケンかっこいい!
それとfacebook等ではお知らせしてありますが、永らくお休みしておりました泡沫さんが営業再開しております!古本の販売・買い取りも致しておりますのでよろしくお願いいたします。よい出会いの架け橋になればと。。。



昨日入荷しました!


















グレンドロナック 1995 18年 オロロソ シェリー パンチョン


シングルカスクのグレンドロナック
東京の二つの酒屋さん”リカーズ ハセガワ”と”信濃屋”と、鹿児島の”酒のキンコー”のトリプルネーム。3店で選んだ貴重な一樽。

しっかりシェリー、レーズンやカカオ、オレンジの風味が絡み合いウマウマです。



















お酒のことならキンコー♪


















詩人ケン (幻冬舎文庫) [文庫]


















「詩人ケン」を「市民ケーン」トートバックに入れて。


















「市民ケーン」スウェットを着よう。*実際最近、この組み合わせは多い。




24 Feb

「竹鶴25年」と「ウイスキー奇譚集」





















人気の竹鶴ピュアモルト

日本の至福の逸品、25年の長期熟成品が入荷してます。

”じっとり”としたベルギーの怪奇短編集との相性はいかに。





ジャン レイ
白水社
1989-12




10 Dec

「うわさの遠近法」

師走も10日過ぎました。

飲食業界では「1年で一番忙しい月」であるはずですが、平日はノンビリした日が続いております。

一昔前はバーも12月は平日も大賑わいで、バーテンダーも体力勝負!みたいな感じもあった気もしますが、今はそんなこともないみたいですねぇ。。。少なくとも弊店では。

そんな時はお店で本も読めちゃいます。

結構古い本ですが、先日読了。




うわさの遠近法 (講談社学術文庫)
うわさの遠近法 (講談社学術文庫) [文庫]

明治から昭和の揺れ動く近代日本に流布した数々の噂・デマ・迷信の数々を、筆者が膨大な資料を駆使して紐解きます。人々の恐れや不安、欲望から生まれるその”うわさ”は庶民の心を映し出す鏡でもあるわけですが、時に凄惨な事件を引き起こす。特に戦中・戦後、または関東大震災後などはそれらがきっかけで、人々は理性を失っていく事が多く恐ろしい。また「へ〜そんな噂があったのか」とかいろんなエピソードが出てきて面白いし、噂を通じて近代日本史を振り返るので、知らなかったことも多く、とっても勉強になりました。

今も毎日Twitter等では色んな噂が流布されいる訳で、惑わされず脊髄反射的に反応せずに、物事をいろいろな面から見ないといけないと改めて思ったわけです。

歴史から学ぶことも多いんですね。

とりあえず、日曜日は選挙に行こう。
23 Oct

イミテーションウイスキー



















NHK朝ドラ「マッサン」、人気みたいですね。
ドラマを見てウイスキーを飲んでみたくなったというお客様もいらっしゃって嬉しい店主です。

「マッサン」はご存知ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝とその妻リタがモデルの物語。

NHKによると原作はなくオリジナル脚本らしいですが、森瑤子の「望郷」とか川又一栄「ヒゲのウヰスキー誕生す」などがそれに近いかと。

そして、より史実に近いと思われる「ヒゲの〜」では盛んに当時の日本で作られていたイミテーションウイスキーが出てきます。イミテーションウイスキーとは、ウイスキー原酒をほとんどいれず(0%でもOK)カラメルや添加物で味や色を付けた模造品。

本物のウイスキーを知らない当時の日本人にはスモーキーフレーバー強く値段が高いウイスキーは売れず、大量生産可能で安いイミテーションが主流だったようです。
しかし、職人気質で頑固な政孝はこれを嫌い本物のウイスキーを売ろうと苦心します。当時のサントリーや山楽(オーシャン)などが造っていたこのイミテーションとの戦いと、原酒を数年、あるいは数十年寝かせる(資金難に陥りがち)というウイスキー・ビジネスの難しさが「ヒゲの〜」ではリアルに描かれていてとても面白いです。

リタさんとの関係もですが、この辺りをドラマでどう扱うか楽しみですね。



そして、こういった事情や戦争などを乗り越えて、今では日本の各メーカーが本場スコットランドに負けないウイスキーを造り、日本人も本物のウイスキーを気軽に楽しめるようになっています。



そういうことを考えながらチビリと飲るのもいいでしょうね。






16 Sep

道のりは長い(いろんな意味で)

「四十路を超えた男に残された最後の生きる力”じこまん”」

四十路男の♡を鷲掴みにした玉井雪雄の自転車マンガ「じこまん〜自己漫〜」に思いっきり影響を受けて、行ってきました、霧島ライド。「100キロ走るぞ!」と意気込んで出たものの、雨と膝の痛みで80キロぐらいで断念。日帰りライドを諦めて無理せず一泊。二日間で150キロぐらいかな。目的達成できなかったけど、あちこち寄り道をして、それはそれで気ままで楽しい小旅行となりました。

反省点もいろいろと見つかったので、いつかリベンジ!

そしていつかえびの高原ヒルクライム







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9 Aug

心のオアシスと最近読んだ本



















鹿児島は台風の影響もさ
ほどなかったですね。今日の午後は、最近再開したジョグで久しぶりに10km。
風が強かったけど気持ち良かった〜

これぐらいコンスタントに走れればいいのでしょうけど、色々と言い訳してサボっちゃいますね。

最近、読んだ本。



70歳に差し掛かるところから自転車に乗り始めた伊藤先生、気が付けば6台所有。仲間、数人と房州や北海道旅行に出かけたりするまでも。もちろんロードバイクなどではなく、マウンテンバイクや折りたたみ自転車などで、無理せずに旅館に泊まり、美味しいものを食べ、温泉に入り、天気が悪くなったり予定通りに行かないときは、電車やバスを使う。テント泊などの本格的なチャリダーではなく、歳相応(とも思えないけど)の旅。

すっごく楽しそう。生き生きとしており、ユーモアも散りばめられております。

仲間を”大久保君”、”会田君”と呼び合うも皆、還暦過ぎ。にやにやしてしまいますね。

もちろん安全重視でヘルメット着用でバックミラーも付けてる様子。でも、転んで救急車に乗って、頭をホッチキスで縫ったことも。でも止められない。自転車の魅力にはまり、喜寿でも乗り続けているそうです。

やっぱり健康は大事。そしてセカンドライフはこうありたいと思うのでした。

そしてセカンドライフはいつから始めるべきなのか?


セネカやサルトルの言葉を引用しながらのペシミズムな人生論。
そして中島節ともいえそうな現在の哲学(研究者)者批判が痛快。

いきなり第一章が「あなたはまもなく死んでしまう」

そうです。そうなのです。そのことからは絶対に逃れることは出来ないのです。

みんな忘れてしまっているけど、それを意識することから始まるんだなぁ。


色々と考えるお年頃です。





正体
バー魔の巣の店主。

酒とは?カクテルとは?サービスとは?
美味しいとは?自分とは?
将来とは?(じつと手を見る)

女性とは?


日々考え続けるトリコ仕掛けの明け暮れ。

好きなもの(順不同)


スコッチ、バー巡り、カクテル、読書、昼ビール、イタリアン、寿司、猫、映画、漫画、夜ビール、家でゴロゴロ、格闘技、妻、柚子こしょう・・・
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