カテゴリ: 本・雑誌・漫画
でっちあげ
教団X
Neverland Diner
ワックスかけ、映画と行ったと後でOWLで開催中の都築響一の「Neverland Diner 二度と行けないあの店で」刊行記念写真展へ。

鹿児島のネバダイが色々とあったけど、私の「あの店」〜ネバダイ〜は見つけられませんでした。
以後、私のネバダイエピソード(記憶補正が入っていると思うし、他の方から聞いたことが無いので幻かも・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
20数年に東千石町か照国町にあったラーメン店「南京亭」
当時の鹿児島では珍しい澄んだスープの醤油味の中華そば。
あっさりした味と場末感が好きでアルバイトの帰りに1人でよく行っていた。
メニューは中華そばと餃子とビールのみ(焼酎もあったかも)愛想の悪い大将が一人でやっており、カウンターには缶ピースと薬袋が無造作に置いてありテレビが流れていた。
ある夜、私がいつものようにアルバイトの帰りに行き、餃子と中華そばを注文。
先客はおらず、ぼーっとテレビを眺め(当然、当時スマホはない)出来上がるのを待っていた。
すると、その後1人の男性が来店し、餃子とビールを注文した。
すぐにビールが運ばれコポコポとグラスに注ぎ飲んでいると、程なくして餃子がその男性の元へと運ばれた。
それが目に入り、私は「あっ、俺の餃子・・・」
声には出さなかったが心の中で呟いた。しかし、それは表情に出ていたのだろう。
大将がぶっきらぼうに、「順番は変わるからねぇ!」と。
「はぁ・・・」と私。
しばらくして中華そばと餃子が私の元にも無事運ばれ(当たり前)食して、「何で怒られるの・・・」と少しもやっとして店を出た。
そんなお店、いつの間に無くなっていた。
自分が暫く行っていなかったのかもしれないし、その夜の出来事以外は、記憶が定かでは無い。。。
でもね。
今なら分かるよ!ビールは直ぐに飲みたいし、そこに餃子があるのは最高だということを!
たぶん私に出てくる中華そばと餃子のタイミングもよかったのだと思う。
そんな接客業や飲食業の面白さを知った店、体験だった。
あんな言い方は無いよなぁと思うけど。
また行きたいなぁ「南京亭」
ビールと餃子から始めたい。
でもあの缶ピースと薬の量だと色々と案じてしまう。

鹿児島のネバダイが色々とあったけど、私の「あの店」〜ネバダイ〜は見つけられませんでした。
以後、私のネバダイエピソード(記憶補正が入っていると思うし、他の方から聞いたことが無いので幻かも・・・)
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20数年に東千石町か照国町にあったラーメン店「南京亭」
当時の鹿児島では珍しい澄んだスープの醤油味の中華そば。
あっさりした味と場末感が好きでアルバイトの帰りに1人でよく行っていた。
メニューは中華そばと餃子とビールのみ(焼酎もあったかも)愛想の悪い大将が一人でやっており、カウンターには缶ピースと薬袋が無造作に置いてありテレビが流れていた。
ある夜、私がいつものようにアルバイトの帰りに行き、餃子と中華そばを注文。
先客はおらず、ぼーっとテレビを眺め(当然、当時スマホはない)出来上がるのを待っていた。
すると、その後1人の男性が来店し、餃子とビールを注文した。
すぐにビールが運ばれコポコポとグラスに注ぎ飲んでいると、程なくして餃子がその男性の元へと運ばれた。
それが目に入り、私は「あっ、俺の餃子・・・」
声には出さなかったが心の中で呟いた。しかし、それは表情に出ていたのだろう。
大将がぶっきらぼうに、「順番は変わるからねぇ!」と。
「はぁ・・・」と私。
しばらくして中華そばと餃子が私の元にも無事運ばれ(当たり前)食して、「何で怒られるの・・・」と少しもやっとして店を出た。
そんなお店、いつの間に無くなっていた。
自分が暫く行っていなかったのかもしれないし、その夜の出来事以外は、記憶が定かでは無い。。。
でもね。
今なら分かるよ!ビールは直ぐに飲みたいし、そこに餃子があるのは最高だということを!
たぶん私に出てくる中華そばと餃子のタイミングもよかったのだと思う。
そんな接客業や飲食業の面白さを知った店、体験だった。
あんな言い方は無いよなぁと思うけど。
また行きたいなぁ「南京亭」
ビールと餃子から始めたい。
でもあの缶ピースと薬の量だと色々と案じてしまう。
すばらしき世界

昨日の定休日。劇場にて鑑賞
監督:西川美和 主演:役所広司 『すばらしき世界』
実在した男をモデルにした作品。
一度ドロップアウトした者に厳しい不寛容な社会。
手を差し伸べる人たちもいますが、立ちはだかる現実。
偏見、お金、就職。
「立ち直れないのは本人の努力不足なのか?」「自分は偏見を抱いていないか?」
色々と自問させられる良作でした。
役所広治の演技が凄かった〜
劇場の帰りに原作となった佐木隆三 の「身分帳」を購入。
表紙の「この世界は生きづらく、あたたかい」という文字とコスモスをみて、また感情が揺さぶられました。
でも自然が一番怖い説

昨年末にKindleを購入。
老眼に優しくて、軽くて超便利!!
で、年末から年始にかけて、
1915年に北海道で起こった日本で最悪の獣害事件「三毛別羆事件」の関連の本・漫画を電子書籍で立て続けに読みました。
まずはウィッシュリストに入れていた『羆嵐』をポチリ。
そして、それを読み終わるとその関連本がお勧めで出てきて、そのままポチリとAmzonの手の中で踊らされ。。。
北海道の開拓民の集落を羆(ヒグマ)が襲った事件。
大自然を切り開き入植した人々でしたが、その環境は過酷を極め、極寒の中わずか収穫で生活することを余儀なくされます。
そして、そこに現われた一頭の羆の圧倒的な暴力性の前になす術がなく食い殺され、小さな集落に残された人々は群れ、怯える事しかできない。
自然界では抗う力を持たないものは淘汰されるという、その摂理を改めて感じさせられ恐怖感、絶望感に胸がえぐられます。
羆の3回の襲撃、7名死亡3名重傷の大惨劇。
600人もの討伐隊員を結成しますが、1人のマタギが羆が射殺し事件は幕を閉じます。
人間も怖いがやっぱり自然が怖い。
その自然が牙を剥いた時に人間はあまりにも無力であるという事を思い知らされました。
このコロナ禍ですが、「自然の畏怖」も忘れないようにしたいところ。
もちろん打ち勝たねばなりませんが。
36歳
日曜日に開けてみたものの、やっぱりゆっくりだった昨夜の営業。
ふらっとお一人で入って来た男性、「こういうBarは初めてなんです」と若干キョロキョロしながらノンアルコールのドリンクを注文された。茶髪の細面、若い方かなぁ、でも丁寧な話し方だな、などと思いながら他にお客様はいなかったので、色々とお話した。
というより、初めは色々と質問された。
「何年やってるんですか?」とか「楽しいですか?」とかとか。まぁよく聞かれる事を。
「このお店は18年です。その前に10年修行して。仕事は楽しいですよ。お客さんの反応もダイレクトに返ってくるし、やりがいはあります。でもコロナの影響でめちゃくちゃ大変ですけどねー」と。
すると彼は、「自分は鳶職やってて36歳なんですけど、鳶の仕事って若いうちしか出来ないんですよ、現場は。だからある程度年齢が上がると、他の機械を使う職人になったり、独立して社長業をするかみたいに分かれるんですよ。」
あっ、思ったより年齢上だったと思っていたら、彼が続けた。
「こういうBarの仕事って、お客さんから”ありがとう”とか言われるからいいですよね。自分の仕事は、やって当然みたいに思われてるからそういう事は無くって。。。」と。
なるほど。そう感じるのかぁ。
と思いながら私は、「でも、このお酒とか、このカウンターとかを作っている人に直接感謝の言葉は言えないけど、こういう物が無いと私達の仕事も成り立たない訳で。。。」と返したけど、当たり前の話を世の中を知ったような感じで話してしまい、当然彼の心には響かず、やや沈黙。
そんな話をした自分を悔やんだ。
すると、彼が続けた。
「あと、実は自分はプロボクサーもやってて、大晦日の試合で負けちゃって。年齢の事もあるし、ランキングから外れると引退しなくちゃいけなくて。次、試合するかとかまた決めてなくて。。。」 と。
えーーー!
大晦日って、あの「井岡一翔VS田中恒成」の世界タイトルマッチのあった大会。
4階級王者、3階級王者日本人同士の激アツの対決だったあのリング!
私が家で鍋を食べながらみていた大田区総合体育館のリングに、目の前の彼は立っていたのだった。
中野ウルフ(鹿児島・橋口ジム) 36歳 日本フライ級15位 6勝(2KO)8敗4分
29歳でボクシングを始め30歳で遅咲きのプロデビューするも6連敗の苦労人
そこから盛り返しランクインして、日本タイトルマッチが決定するも、その矢先に左目の網膜剝離が診断されタイトルマッチはキャンセルに。
そして5度の手術を受けて復帰した2020年の大晦日の試合で判定負けを喫してしまった。
プロボクサーは37歳を迎えるとライセンスを剥奪されるが、ランカーに入っていれば猶予されるという仕組みがある。
そして、彼は今年の2月に37歳を迎える。
私が学生時代にボクシングをやっていた縁で彼の所属する橋口ジムは、一度だけお店で大会に協賛したこともあったけど、試合は見に行かなかった。
(その鹿児島アリーナでの試合に彼は勝った)
それからまた色々とお話しをした。
ボクシングを始めたきっかけとか。
後楽園ホールのこと。
応援が力になること。
2月に試合を組んでもらえるかもしれないけど、まだ続けるか決めかねていること。
そして、左目が見えにくくなっていること。
人生の大きな岐路に立っているであろう彼に、「頑張って」とか「挑戦して」とか、簡単な言葉はかけられなかった。
ただお店に置いていた、去年私が読んで一番胸が熱くなった一八〇秒の熱量という、まさに中野選手と同じような境遇の引退間近のボクサーのドキュメンタリー本を無理やりプレゼントした。
そして彼のinstgramをフォローした(笑)
お店を開けていたら、フラッとこういう出会いというか、縁があるから、やっぱり楽しい。
ふらっとお一人で入って来た男性、「こういうBarは初めてなんです」と若干キョロキョロしながらノンアルコールのドリンクを注文された。茶髪の細面、若い方かなぁ、でも丁寧な話し方だな、などと思いながら他にお客様はいなかったので、色々とお話した。
というより、初めは色々と質問された。
「何年やってるんですか?」とか「楽しいですか?」とかとか。まぁよく聞かれる事を。
「このお店は18年です。その前に10年修行して。仕事は楽しいですよ。お客さんの反応もダイレクトに返ってくるし、やりがいはあります。でもコロナの影響でめちゃくちゃ大変ですけどねー」と。
すると彼は、「自分は鳶職やってて36歳なんですけど、鳶の仕事って若いうちしか出来ないんですよ、現場は。だからある程度年齢が上がると、他の機械を使う職人になったり、独立して社長業をするかみたいに分かれるんですよ。」
あっ、思ったより年齢上だったと思っていたら、彼が続けた。
「こういうBarの仕事って、お客さんから”ありがとう”とか言われるからいいですよね。自分の仕事は、やって当然みたいに思われてるからそういう事は無くって。。。」と。
なるほど。そう感じるのかぁ。
と思いながら私は、「でも、このお酒とか、このカウンターとかを作っている人に直接感謝の言葉は言えないけど、こういう物が無いと私達の仕事も成り立たない訳で。。。」と返したけど、当たり前の話を世の中を知ったような感じで話してしまい、当然彼の心には響かず、やや沈黙。
そんな話をした自分を悔やんだ。
すると、彼が続けた。
「あと、実は自分はプロボクサーもやってて、大晦日の試合で負けちゃって。年齢の事もあるし、ランキングから外れると引退しなくちゃいけなくて。次、試合するかとかまた決めてなくて。。。」 と。
えーーー!
大晦日って、あの「井岡一翔VS田中恒成」の世界タイトルマッチのあった大会。
4階級王者、3階級王者日本人同士の激アツの対決だったあのリング!
私が家で鍋を食べながらみていた大田区総合体育館のリングに、目の前の彼は立っていたのだった。
中野ウルフ(鹿児島・橋口ジム) 36歳 日本フライ級15位 6勝(2KO)8敗4分
29歳でボクシングを始め30歳で遅咲きのプロデビューするも6連敗の苦労人
そこから盛り返しランクインして、日本タイトルマッチが決定するも、その矢先に左目の網膜剝離が診断されタイトルマッチはキャンセルに。
そして5度の手術を受けて復帰した2020年の大晦日の試合で判定負けを喫してしまった。
プロボクサーは37歳を迎えるとライセンスを剥奪されるが、ランカーに入っていれば猶予されるという仕組みがある。
そして、彼は今年の2月に37歳を迎える。
私が学生時代にボクシングをやっていた縁で彼の所属する橋口ジムは、一度だけお店で大会に協賛したこともあったけど、試合は見に行かなかった。
(その鹿児島アリーナでの試合に彼は勝った)
それからまた色々とお話しをした。
ボクシングを始めたきっかけとか。
後楽園ホールのこと。
応援が力になること。
2月に試合を組んでもらえるかもしれないけど、まだ続けるか決めかねていること。
そして、左目が見えにくくなっていること。
人生の大きな岐路に立っているであろう彼に、「頑張って」とか「挑戦して」とか、簡単な言葉はかけられなかった。
ただお店に置いていた、去年私が読んで一番胸が熱くなった一八〇秒の熱量という、まさに中野選手と同じような境遇の引退間近のボクサーのドキュメンタリー本を無理やりプレゼントした。
そして彼のinstgramをフォローした(笑)
お店を開けていたら、フラッとこういう出会いというか、縁があるから、やっぱり楽しい。
黒船に乗ってペリーが日本に持ち込んだウイスキーは?
amazonで買ったから分からないけど、ビジネス書コーナーにあるのかな?
切り口の少し違うウイスキー本。
広告戦略、ジャパニーズウイスキーの変遷が面白い。
飲んで愉しい、ビジネスにも効くジャパニーズウィスキーで12月を乗り切ろう!
シルバーウィーク
22日(火 •祝)がお休み。
それ以外は営業します。(が、早仕舞いはあるかも)
残り9ヶ月、年齢による引退勧告目前の36歳B級ボクサーの挑戦を追ったノンフィクション。
愚直な生き方とファイトスタイル。
関わるすべての人間が取り憑かれたように奇跡のその挑戦に巻き込まれていく様に胸が熱くなって、思わずシャドーボクシングをしちゃった昨夜の営業中。
始まった。
「ディス ・イズ・ザ・デイ」津村記久子
あるシーズンのサッカー2部リーグ(J2)の最終節の“その日”【This is the day】
架空の22クラブの22人の物語
開幕戦、乱打戦を制した鹿児島ユナイテッドFCは今節、どの様な“その日”を迎えるんだろうなぁ。