あれから3年

10御嶽山登拝1

神変大菩薩により開山され、古来より信仰の御山として多くの人の心のよりどころとされてきた御嶽山。
甚大な被害をもたらした噴火災害から3年が過ぎました。

これまでは、遠くから噴煙立ち上る姿を遥拝し亡くなられた方々の廻向をしておりましたが、8月に噴火警戒レベルが1に引き下げられ、この度慰霊の登拝を行いました。

10御嶽山登拝6

この日は大災害が起きたことが想像できないような穏やかな日でした。
噴火の日もこのような天気だったといいます。

自然は、時に恵みを与え、時に我々では抗うことのできない存在になります。
畏怖の念をもって対峙しなければならないと改めて思います。

10御嶽山登拝2

登山道はきれいに整備されていましたが、九合目の避難小屋から先はいまだ規制され、その先にみえる無人の山小屋が静かに佇んでいました。

山頂に向かい法楽を上げたとき、近くにいた方も一緒に手を合わせていただけました。

58名の方が犠牲になり未だ5名の方が行方不明といいます。
すべての方がご自宅に戻り、御嶽山の神仏に抱かれ仏果増進されることを心よりご祈念申し上げます。
またご遺族におかれましては一日も早い心の安寧をお祈り申し上げます。

10御嶽山登拝3

仏のDNA

先月の28日は九月大祭でした。

9九月大祭3

朝方まで降り続いた雨は午後にはすっかり上がり、大般若の祈祷会には多くの方が参拝されました。

9九月大祭6


9九月大祭2

境内ではいつもご好評をいただいているわらび餅のご接待が行われました。
しかしこのわらび餅、残念ながら作り手の方が引退されるため今回が最後となってしまいました。昔ながらのワラビ粉だけで作ったやさしく懐かしい味がいただけなると思うと寂しいです。

9九月大祭1


法要後は恒例の犬山寂光院住職 松平實胤師のやすらぎ法話。
今回のお話は「お大師さんのおしえ」

9九月大祭5

真言宗を開いた弘法大師 空海。その教えの象徴は“曼荼羅”です。
曼荼羅は仏の世界を描いたもの。

曼荼羅の中には、中心に大きく描かれた仏さんがいれば、隅のほうに顔もわからないほど小さく描かれた仏さんもいます。
しかし奈良や鎌倉の大きな仏さまも道端にある小さなお地蔵さんにも同じ気持ちで手を合わせるように、それぞれが同じように尊いのです。

「お大師さんの教え=仏の世界=どんな存在でも等しく尊い」ということなのです。

9九月大祭7

命の本源については色々な学問が色々な答えを用意していますが、お大師さんの教えでは「本不生(ほんぷしょう)」という言葉で表されます。
生じることなく滅することもない大いなる命のことです。
これを「仏」と呼んでいます。

すなはち、どなたでも仏のDNAを持っており曼荼羅の一員なわけです。
その証拠に、誰でも一度は困っている人を見かけたときに手を差し伸べたり、辛い思いをしている人に対して心を痛めたりしたことがあるでしょう。
そのとっさに出る心が仏のDNAです。

普段からそれを自覚することは難しいかもしれませんが、月に何度かは手を合わせましょう。そうすることが自分の中にある「仏」との対話です。
すると、自然と「私が私が!」「オレがオレが!」がストンと抜けて心豊かに過ごせるようになるのです。

9九月大祭8


ご参拝の皆さま、ご奉仕いただいた皆さま、誠に有り難うございました。


10月の行事案内

10月の行事日程は以下のとおりです。

御縁日 1日(日) 縁日大護摩供 ※午前7時30分〜、午後2時〜
    28日(土) 縁日大護摩供 午前7時〜、午後2時〜
      ※朝護摩供後に朝がゆのご接待があります。

阿字観・月輪観
 8日(日)、28日(土) 午前10時〜
      初穂料500円以上
      ※初めての方はご説明等いたしますので、30分前にお越しください。

写経会 1日(日) 午前10時〜、15日(日) 午後2時〜
       初穂料1000円以上

仏画教室 14日(土)、21日(土) 午後2時〜
       参加料 1回 1500円 4回 5000円
 
大人の寺子屋 13日(水) 午後6時〜 法楽
            午後6時10分〜午後7時 写経  
             初穂料500円以上

どうぞお気軽にご参加下さい。

10行事案内

九月大祭 大般若祈祷会

9九月大祭案内1

今月28日の縁日は当山秋季大祭です。
大般若祈祷会を厳修いたします。

『大般若経』は、1300年前唐の玄奘三蔵によって中国語に翻訳された六百巻に及ぶ経典で703年頃日本に伝わったといわれ、当時宮中などで国家の安全を祈願し、転読の法会が盛んに行われていました。
その功徳は広大無辺と言われ、1300年以上たった現在でも諸寺院で大般若の祈祷会が厳修されております。
経典を高々と揚げ、流れ落ちる滝のように広げ転読し諸願成就を祈願します。

当日は境内にてわらび餅のご接待や、法要後に犬山寂光院住職 松平實胤師によるご法話などもございます。
どなた様もお気軽にご参拝いただき、大般若のご利益をお受け下さい。

九月大祭 大般若祈祷会

10時〜  わらび餅のご接待、(境内にて)
14時〜  大般若祈祷会(本堂)
15時頃〜 やすらぎ法話 犬山寂光院 松平實胤師(本堂)

※阿字観・月輪観はお休みとさせていただきます。

9九月大祭案内2

9月の行事案内

9月の行事日程は以下のとおりです。

御縁日 1日(月) 縁日大護摩供 午前7時〜、午後2時〜
    28日(木)九月大祭 大般若祈祷会
              大護摩供 午前7時〜、午後2時〜
     朝護摩供後に朝がゆのご接待があります。

秋彼岸会 
 23日(土・祝) 午後2時〜 彼岸法要

九月大祭 大般若祈祷会 
 28日(木)
 午前10時〜 境内でのご接待
 午後2時〜 大般若祈祷会
 午後3時〜 やすらぎ法話 犬山寂光院 松平實胤師

阿字観・月輪観
 
10日(日) 午前10時〜
 初穂料500円以上  初めての方は30分前にお越しください
※28日は九月大祭のため、お休みさせていただきます。

写経会
 
1日(金) 午前10時〜、17日(日) 午後2時〜
 初穂料1000円以上

仏画教室 
 9日(土) 午後2時〜、23日(土・祝) 午後2時〜
 参加料 1回 1500円 4回 5000円

大人の寺子屋 13日(水) 午後6時〜 法楽
            午後6時10分〜午後7時 法話  
             初穂料500円以上


どなたさまもお気軽にご参拝下さい。


9行事案内

白山開山1300年登拝

東京では連続20日以上も降水が観測されているようですが、この地方もジメジメとしたはっきりしない天気が多く、夏らしいカラッとした日が少ないように感じます。

今年の白山登拝は、台風が日本列島をノロノロと縦断する中でした。

養老元年717年 “越の大徳”泰澄大師は東の林泉にて貴女の託宣を受け、白山禅頂に赴き本地十一面観音を感得されました。それから1300年、今年は開山記念の年です。

出発予定の日はちょうど台風の渦の中でした。
どしゃ降りの中、美濃馬場 長滝白山神社長瀧寺に参拝後、仕方なく麓の村で足止めです。
台風進路図と雨雲レーダー図とにらめっこをしながら過ごしました。

谷をいくつか渡る道なので雨の状況をみれば山はどんな状態か想像がつきますが、時折雨が小降りになると、ふと「行けるかな」という気持ちが起こります。しかし御山への畏怖の念を忘れてはいけません。
昔、先輩僧侶に「御山で学んだことは里で実践しなければならないので、いくら山中で厳しい行をしても、ちゃんと帰ってこなくてはダメだ」と言われたことを思い出しました。

8白山登拝4

翌日何とか雨は上がり、ルートを変え入峯。
台風一過の湿度の高い登拝路を行きますが、高度が上がるにつれ雲や霧が晴れヒンヤリした風が吹いてきます。

室堂へ到着すると台風の影響なのか、いつになく静かでした。

檜の香り漂う真新しい奥宮祈祷殿内で法楽をあげた後、泰澄大師が白山妙理大権現本地十一面観世音菩薩を感得した窟に向かいました。

8白山登拝1

幼い時から越知山にて久修練行し、そこから望む白山の高嶺を見て衆生利益の為に禅頂に臨むことを誓った泰澄大師。
36才の時、東の林泉にて観念すると貴女が現れ、自身の真の姿は禅頂にあると告げられました。その託宣に従い禅頂に攀じ登り、身心を調え手に印を結び口に真言を唱えると九頭竜王が現れ、それは仮の姿と指摘すると妙理菩薩の真の姿 十一面観音が現れた、とされます。
そして、御前峰の絶頂を妙理菩薩に譲り自らは左の弧峯 別山移った聖観音垂迹 小白山別山大行事、右の弧峯 大汝峰にて阿弥陀如来垂迹 太己貴を感見し白山を開山しました。

8白山登拝5

その後、泰澄大師は、越前、美濃、加賀に馬場を開創し、それぞれに祈りの道 禅定道を開きました。
爾来長きにわたり禅頂を求め多くの人々が参詣し、その広く深い懐は抖擻する行者の修行道場となりました。

開山から1300年のちょうどこの日にこの場所に参拝できたこと大変有り難かったです。
窟にて泰澄大師の御遺徳をしのび法要を修しました。


8白山登拝2

翌日、御来光を拝し、奥宮で法楽を上げ、霧の合間に覗く剣ヶ峰を遥拝し翠ヶ池に手を合わせ、

8白山登拝13


8白山登拝6


8白山登拝8

白山三所権現の一つ大汝峰の大汝社に参拝し、加賀禅定道を行きました。


8白山登拝7


8白山登拝12

往昔のころより多くの人々が白山権現に思いを寄せ歩まれた祈りの道。
一歩一歩にその思いを馳せ登拝いたしました。

8白山登拝15



8白山登拝9

加賀室跡、四塚山、天池室跡、美女坂を下り、檜新宮にて法楽を上げハライ谷口へ。
里に下り、加宝宮、加賀禅定道の拠点 笥笠中宮社にて法楽を上げ、この度の登拝の無事を感謝申し上げました。

8白山登拝11

当山の総本山である智積院や大本山成田山新勝寺など、全国には白山権現をお祀りする寺院が多くあります。
白山の利益は直接に恵みをもたらす麓の国々だけではなく、全国に広がり多くの人々の尊信をあつめました。
1300年、いやそれ以上の長きにわたって、白く気高い尊容は人々の心のよりどころとして、広く深い峯中は仏菩薩や神々の息吹に触れる曼荼羅道場として存在してきたのでしょう。
今年もその胎内に入り登拝修行できたことは大変有り難いことでした。

8白山登拝16

一つ心残りであったのが、台風の影響で参拝できなかった別山への参拝。
後日、まだほんのり筋肉痛が残る足で登拝してまいりました。

雨の中の入峯でしたが無事参拝することができ、白山三所権現にお参りすることができました。


8白山登拝14


南無白山三所権現
南無泰澄大師

施餓鬼法要

8月19日に施餓鬼法要を奉修いたします。
お揃いでご参拝され、ご先祖と共に有縁無縁の命に手を合わせご供養ください。

尚、菩提寺やお墓、お仏壇のない方で、ご先祖の供養をされたいという方もお受けいただけますのでお気軽にご参拝ください。

施餓鬼法要
8月19日(土)午前10時より
※粗飯のご接待があります

8施餓鬼

ご先祖のお迎え

残暑厳しき折、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

お盆に入りました。
ご家族ご親戚お揃いでご先祖をお迎えし、
命のつながりを感じながらお過ごしください。

また、「おしょろいさん」の受付けは15日午後4時頃からおこないます。
ご先祖をお送りした後、精霊棚のお飾りやお供えをお持ちください。


8お盆案内

日本の伝統にふれる

「おてらへいこう! 夏休みこども体験」が開催されました。
今年も元気いっぱいの子供たちがお寺に集まりました。

8おてらへいこう!10

中には中学生になった子も駆けつけてくれて、小さい子のお世話やお手伝いをしてくれました。
泣きべそをかいていた子も中学生になると頼もしくなります。

今回も朝のお勤めから始まり、朝がゆ、作務、日本舞踊、ほうろく灸、写仏などの体験をしました。

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日本舞踊体験では、西川流師範の方を講師にお迎えし、舞踊の所作や実践を教えていただきました。

はじめは先生の振りを見ながらおぼつかない様子で踊っていましたが、すぐにコツをつかみ最後にはなんと歌に合わせ、自分たちだけで踊ることができました。
子供の集中力と吸収の速さは流石です。

8おてらへいこう!4

また、舞踊の体験だけではなく、お辞儀の種類や仕方など、日ごろの生活や将来にも役立つことも教えていただきました。

こうした日本の伝統にふれることで、本当の意味での日本の素晴らしさに気づいてもらえるとありがたいです。

そして大人になったとき、その素晴らしさを次の世代に伝える人になってもらえると尚一層ありがたいです。

8おてらへいこう!5

参加してくれた皆さんありがとうございました。
まだまだ続く長い夏休み。
怪我の無いようたくさんの思い出を作ってください。
また来年、すこし成長した姿にお会いできることを楽しみにしています。


8おてらへいこう!2

8月の行事案内

8月の行事日程は以下のとおりです。

御縁日 
1日(火)、28日(月) 縁日大護摩供 午前7時〜、午後2時〜
     午前7時の大護摩供後に朝がゆのご接待があります。

お盆精霊送り 
15日(火) 午後4時頃〜

施餓鬼会 
19日(土) 午前10時〜

阿字観・月輪観
 28日(月) 午前10時〜
  初穂料500円以上
※初めての方はご説明等いたしますので、30分前にお越しください。
※13日(日)はお盆行事の為、お休みさせていただきます。

写経会 1日(火) 午前10時〜、20日(日) 午後2時〜
 初穂料1000円以上

仏画教室 12日(土)、26日(土) 午後2時〜
 参加料 1回 1500円 4回 5000円

8月の「大人の寺子屋」はお休みとさせていただきます。 

暑い日が続きますので、熱中症に気を付けてご参拝ください。


8案内



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