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髪型が変わりました

今週から兼続も景勝も大国実頼も三成も…髪型がなぜか急に変わりましたね。
実頼や三成は頭も剃っていて戦国武将らしくなった感じでしたが、兼続と景勝は垂らしていた前髪がなくなっただけ…。いつか剃るのかな…?

それはさておき本日の「女たちの上洛」は秀吉の「大名奥方上方招集令」のことだったみたいですね。一万石以上の大名の妻子の上洛を命じたのがこの命令。つまりは「人質」ということですね。

■利休切腹

さて、そんな奥方招集の合間に、大事件が一つ。今回の放送で千利休が切腹しました。千利休は言わずと知れた侘び茶の大成者で、秀吉のブレーンの一人として、天下統一までの道程において、諸大名との折衝などに活躍した人物です。

そんな利休がなぜ切腹させられるハメになってしまったのか?これには様々な説があります。

ドラマでは「政治に首を突っ込み続けたから」というのが大枠の理由として取り上げられていたようですが、当時の公家の日記などには、「京都大徳寺の山門に自らの木像を安置した」とか、「茶の湯道具を法外な値段で売買していた」などがより具体的な理由として語られているらしいことが書いてあります。

京都大徳寺は、秀吉以下諸大名はもちろん、皇族や公家も訪れるところで、山門に利休の木造を安置するということは利休の下を諸大名、皇族、公家などが通るということになるわけです。これに秀吉は「天狗になるなよ!利休!」と激怒。

さらに、利休は諸大名とも交流を深めて、新たな茶の湯道具を譲るといって、かなりの値段で売りさばいていたという話も秀吉の耳に入り、ついに利休は切腹となるわけです。

結局は天下統一を成して、政治体制を変えたい秀吉の方針に適応できなかった利休が、こうした秀吉に反するような行動をとり、処罰されたというのが今の一般的な説のようです。ある意味政治に首を突っ込み続けたからですかね。

ドラマでもセリフがあったかと想いますが、利休が秀吉に謝罪の念をもって頭をさげれば、切腹はなかったとも言われるなか、利休はそれを拒んで切腹したわけですから、彼は彼なりの意地を通したのだといえるでしょうか。


■菊姫上洛

サブタイトルは「女たちの上洛」ですから、菊姫についても軽く調べてみました。

菊姫については、夫婦生活の記録がなく、景勝とどういう生活を送っていたのかはわからないようです。ドラマ中でお船が子供を産むのを見て「私も母になりたい」と言っていたように、景勝と菊姫の間には子供ができませんでした。また、「殿は私を想うてくれない」的なことを言っていましたが、夫婦生活の記録がないとなると、それもあながち言い過ぎではないのかもしれません。

まあ、景勝は「ド」がつく無口だったと言われているようですので、その性格から誤解を受けていた可能性もなくはないですかねぇ…。

ちなみに記録では、菊姫は上洛後は国元に戻ることはなかったそうです。
(参考書籍:『上杉景勝のすべて』新人物往来社刊)


さて、次週は朝鮮出兵の命令が下される模様。上杉家にはどんな展開が待っているのかな?

次回もお楽しみです。


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