sanadamaru03

日曜日はでかけていたので録画して、昨日見ました。大河ドラマ『真田丸』第3回。
今回は真田家の領地がある信濃小県郡の国衆が初登場していましたね。
 
室賀正武(演:西村雅彦さん)、出浦昌相(演:寺島進さん)のほか、7〜8人の国衆が登場し、「織田家につく」という昌幸と議論していました。

国衆というのは大名とは違いますから、主従関係があるわけではありません。端的にいえば相互の関係性は"同盟関係"です。ですから、ドラマ中でも、たしか出浦が「真田どのが我らの代表のようにふるまってるのは納得できぬ。」と言ってましたよね。

とまあ、そんなわけでこういう一大事においてはなかなか意見は合いません。結局、室賀・出浦らが反発。国衆の方向性はまとまりませんでした。しかもその後、室賀と出浦は、上杉景勝への密使として信幸が向かわせられると、これを襲って書状を奪い、昌幸を出し抜こうとします。

ところが…、これは昌幸の策略でした。実は出浦が昌幸に同心して動いていたのです(でも、信幸は策略のことを知らされていなかった)。
室賀はまんまと策にはまり、昌幸の思惑通りに行動することになってしまうのです。


■信幸もはめられる

…と、まさに真田昌幸の智謀が冴え渡る!という回だったのですが、私の印象に残ったのはむしろ信幸さんの心情でございます。

それが策略とはつゆ知らず、「大事な役目」と意気込んで上杉領に向かうも、途中で密書は奪われた挙句、同行した佐助(演:藤井隆)も斬られてしまった信幸。信幸からすれば「大事な役目」を全うできなかったわけで、これはさぞかしショックだったものと思います。

自分を責めているところへ、さらに追い打ちをかけるように、昌幸からは「実は策略じゃ」と真相を明かされました。そりゃ呆然としますよね。

信幸は策略のことを知り、「それなら私にも教えておいてくださいよ」と不満を口にしますが、昌幸は「お前は芝居ができんからな。敵を欺くにはまず味方からよ」とどこ吹く風です。しかも佐助もしれっと無傷で再登場。策略のことも知っていた風。

真面目な信幸ですから、疎外感を感じたのではないでしょうか。
父は策謀の男なのは信幸も知っているところ。その父が「お前は策には使えん。」と言っているようなものです。父に見捨てられて悲しいと同時に、策だとまったく気づけない自分自身にも腹が立つやら情けないやら。「本当に私なんかで真田の跡継ぎが務まるのか」というように思ったかもしれません。

なんとも言えぬ感情が、その後のシーンでの信幸の「一人にしておいてくれ」というセリフに現れていた気がします。

ともあれ、今週のラストシーンでは、父から「真田の跡取りはお前だ」という言葉をかけられ、立ち直っていました。先日も書きましたが、信幸のいいところはこの「真面目さ」。
信幸はのちに江戸幕府下で信州松代の領主となって、真田の家を守り続けましたが、江戸という平和な時代には策謀は不要。領国の経営が第一となる時代においては、信幸の実直さ、真面目さはむしろ生き残りの条件となったのではないでしょうか。


■一族における立ち位置が同じ昌幸の弟・信尹と信幸の弟・信繁

一方で、弟の信繁。彼はどうでしょうか。

この頃の信繁については、史料があまり残っていないようなので、その頃の信繁をどう描くのかなーと思っていたのですが、全体のストーリーとしては"主役だけど戦国の世においては「兄を支える。自身は脇役」という考えを持っている人"という描き方のようですね。今回初登場した昌幸の弟・信尹も同じ境遇で同じ考えのようでした。

戦国時代は「長男が家督を継ぐ」というような考え方はまだ確立されていなかったものの、この時期の真田家においては信幸が家督を継ぐ人であり、信繁はあくまで次男坊。これまでのドラマのなかでも、信幸からは「俺には家を守る責務がある」という発言もありましたが、信繁は、どこかまだ脳天気な感じのキャラクターのようでした。でも、彼は彼なりに自分の”真田家での役割"を考えていたのかもしれません。





今回は登場人物の内面が見られた気がしたので、普通に感想を書いてみました。

次回はいよいよ織田信長公とご対面のようです。しばらくアレだな。昌幸から目が離せねえな。
次回もお楽しみです。


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