「先制リーチ重視」
最近耳にタコが出来るほどよく聞く言葉だ。実際先制リーチは有利だと思う。
雀荘戦東南戦銀卓での1戦。ラス前の2着目、TOPとは6,400点差の第1ツモがなんと赤5筒!赤2枚になったどころか、テンパイです。これ以上速い先制リーチもなかんべぇ!と、普通リーチですよね。特に萬子の五五七八八の五八萬4枚持ちのカン六萬って、相手に五八萬が入らず、六六七という形からポロッと六がいかにもコボれそうな…
でも、ダマです!
な〜んでかっ、て?それは、これがピン雀鳴き祝儀ルールだからです。
2筒を切って一応テンパイに受けましたが、感性では、七萬切りのテンパイ崩しか?と思ったんですが…
そしたら、次巡3筒引いて絶好の3面張、すぐさま1筒ツモってるし…
ハネセンゴ逃し!
まあ、これは結果論です。ダブリーをしなかった理由は、赤2枚あって機動力を使えそうな手牌だったため。もちろんカン六萬でサクっと和了ってもいいんですが、その前に二五萬引いたら六九萬の絶好のリーチを打てるし、逆に九萬なら二五萬待ちリーチ。さらに四萬なら三六萬高めタンピンイーペイのテンパイが組めるし、四萬もチーできる…
えっ、チー?
52のテンパイ(そもそもダブリーしていればマンガンのテンパイ)を39に落とすの?
ええ。
実際、
八萬をポンして、39のテンパイに受けました!
この動きで、ラス目のリーチと、3着目の親リーを誘発してしまい、絶体絶命に陥りましたが、なんとかビジョン通りツモ和了を果たせました!ちなみにラス目のリーチの一発目に6索打ったんですが入り目…これ裏ドラ9索だったので入り目が逆だとハネ満放銃でした。まさに紙一重でした。
ところで、ダブリーでアガルのと、この和了を比較してみましょう。
ダブリー(ダブリー・タンヤオ・赤2)
8,000点のチップ2枚。実質収入 8,000+10,000=18,000…親ッパネと同じぐらいの収益
実際の和了(タンヤオ・赤2)
1,000・2,000のチップ2枚オール。実質収入 4,000+30,000=34,000…子の役満よりちょっと多いぐらいの収入
点棒的には1/2になるのですが、実質収入はほぼ倍近くになります。もちろんダブリーでツモ和了する可能性もありますが、これだけ「動かせる手牌」の場合は保留の方がチャンスが拡大すると思うのです、ツモ和了の…。
赤2枚以上ある時は、ツモ和了チャンス!出和了りたくない、ツモ和了たいのです。そのための工夫をしましょう。
鳴いてもOKなのです。パッと見た形が食いで「いい待ち」に発展させられる要素がある場合、リーチ保留するのも「ひとつの手」だと思います。今回はそれがたまたま1巡目だっただけで、それでもリーチ保留の方が実質収入が多くなる確率が高いと思うのです。
と◯◯き東北の言葉を盲信して、リーチを打って中途半端に勝ったり負けたりしてませんか?麻雀、ルールによって対応は変わります。
なんだかんだいって、手牌に赤がある太い奴が勝つだけのゲームだけどな!
赤が来ない奴は麻雀やめろ。向いてないから。