2006年07月

2006年07月29日

【管理組合クイズ 事例(40)】区分所有権の二重譲渡

次の内容は、中古マンションの売買のなかで起きた出来事です。薬師さんが、マンションの区分所有権を取得することが、可能であればYES、不可能であればNOでお答えください。

【事例(40)】
IT企業の経営者で、資産家でもある六本木さんは、水天宮マンションの区分所有権を数戸分持っていた。まとまった現金が、急に必要になった六本木さんは、その中の1室を、近隣の取引価格と比較しても、超格安価格である2,200万円で売りに出した。
賃貸用物件を探していた新井さんが、その物件を2,000万円で購入したいと申し出た。六本木さんは了解し、不動産売買契約を、ある日の夜に締結し、代金をその場で、現金で受けとった。
すると1時間後、六本木さんは、新井さんとの契約内容を、密かに嗅ぎつけた薬師さんから、2,100万円での購入を打診された。どうしても優良な賃貸物件が欲しい薬師さんに、しつこく口説き落とされた六本木さんは、売却を了承した。
その日の深夜に、六本木さんと売買契約を締結し、代金を支払った薬師さんは、翌朝、登記所が開くと同時に、その所有者の名義を、六本木さんから薬師さんに移転し、新井さんに先駆けて登記を得た。

続きを読む

2006年07月27日

【管理組合クイズ 事例(39)】盗品又は遺失物の回復

次の内容は、水天宮マンションに住む白河さんの、マンションライフのなかで起きた出来事です。事例における仲町さんの提案が、民法上の原則として、正しい場合にはYES、誤っている場合にはNOでお答えください。

【事例(39)】
水天宮マンションに住む白河さんは、駐輪場に置いていた息子の清澄くんの自転車を、何者かに盗まれてしまった。
 盗難から数日を経過したある日、その自転車を、同じマンション住む住吉さんの息子が乗り回していた。白河さんが、住吉さんに事情を尋ねると、近所のリサイクルショップ『訳有良品』から5,000円で買ったとの事である。
リサイクルショップに確認すると、自転車泥棒を特定することはできなかったが、住吉さんの話にはウソがないことが分かった。
事後処理に困った白河さんと住吉さんは、自治会長の仲町さんに解決策を相談した。
仲町さんは、
「お二人とも言いたいことはあると思いますが、そこはご近所同士です。白河さんが住吉さんに、買値の半額である2,500円をお支払いいただき、自転車を返してもらうという事でいかがですか。」
という提案をした。

続きを読む

2006年07月24日

理事長回顧録 「空巣被害」

最上階に住むSさんから、工事の申請用紙を受けました。
ご承知の通り、共用部が絡む工事には、管理組合の承認が必要なのです。
部位は、玄関のドアとその枠周りでした。
話を聞くと、空巣に入られたとのことです。オートロックは勿論のこと監視カメラもついていたのにも係わらず、白昼やられました。

続きを読む

2006年07月22日

【管理組合クイズ 事例(38)】使用人等の秘密保持義務

次の内容は、マンション管理組合の運営のなかで起きた出来事です。事例における、潮見主任の回答が、正しい場合にはYES、誤っている場合にはNOでお答えください。

【事例(38)】
水天宮マンション管理組合の理事長である浜町さんは、管理会社の潮見主任に、所属会社の個人情報の保護方針について質問した。
潮見主任は、
 「弊社は、小規模のマンション管理事業しか営んでいないので、持っている個人情報の数が、5,000人をはるかに下回り、個人情報保護法における個人情報取引業者には該当しません。従って、個人情報の保護に関しては、法令においては、なんら規制を受けませんが、企業モラルとしての守秘義務は遵守するつもりです。」
と答えた。

続きを読む

2006年07月21日

【管理組合クイズ 事例(37)】管理組合と業者の請負契約

次の内容は、マンション管理組合の運営のなかで起きた出来事です。この事例における、管理会社の潮見主任の回答が、正しい場合にはYES、誤っている場合にはNOでお答えください。

【事例(37)】
水天宮マンション管理組合の理事長である浜町さんは、マンション入り口の玄関扉の一部に、塗装のはがれがあるというクレームを住民から受け、管理会社から紹介された業者に、その部分の補修を依頼した。
 作業当日、携帯電話を片手に、友人と私用のおしゃべりをしながら仕事をしていた職人が、不注意から、玄関を通ろうとしていた住民の服を、ペンキで汚してしまった。
 対応に困った浜町さんが、紹介元である管理会社の潮見主任に連絡すると、
「そのケースでは、業務の発注元である、管理組合無過失責任になりますので、理事長がお詫びしたうえで、組合会計からクリーニング代などを、被害者の方にお支払いください。」と答えた。

続きを読む

2006年07月20日

【管理組合クイズ 事例(36)】基幹事務の一括委託

次の内容は、マンション管理組合の運営に関連した出来事です。ブログに書かれているコメントが、正しい場合にはYES、誤っている場合にはNOでお答えください。

【事例(36)】
岩本くんは、水天宮マンションでのアルバイトがきっかけとなり、在籍する大学で「マン管組合研究会」というサークルを主宰し、マンション管理に関するブログを立ち上げた。
本日更新したブログには、次のようなコメントが書かれていた。
マンション管理適正化法に、マンションの管理事務についての定めがある。組合の会計の収入及び調定出納マンションの維持(専用部分を除く。)又は修繕に関する企画又は実施の調整3項目基幹事務とされている。また、法74条では、基幹事務すべてを一括して下請けに出してはならないとしている。委託契約を結んでいる管理会社に、一括委託基幹事務の丸投げ)の疑いがあれば、すぐ、専門家に調査をさせるべきである。』

続きを読む

2006年07月18日

【管理組合クイズ 事例(35)】適正化法88条証明書の携帯等

次の内容は、マンション管理組合の運営に関連した出来事です。岩本くんがブログに書いたコメントが、正しい場合にはYES、誤っている場合にはNOでお答えください。

【事例(35)】
岩本くんは、水天宮マンションでのアルバイトがきっかけとなり、在籍する大学で「マン管組合研究会」というサークルを主宰するようになった。
本日は、ブログによる2回目の情報発信の日である。ブログには、岩本くんが書いた、次のようなコメントがあった。
平成17年10〜12月に、マンション管理適正化法による「マンション管理業者への全国一斉立入検査」国土交通省によって実施された。是正指導を受けた項目のなかで、ワースト2だったのは、15社が該当した証明書の携帯等に関しての違反であった。この違反は、マンション管理会社がその従業員に、社員証明書携帯させていないもので、30万円以下罰金刑となる。管理組合として、一度、管理業者の従業員に、証明書提示を求める必要性を感じさせるような検査結果であった。』

続きを読む

2006年07月15日

理事長回顧録 「非常階段にフン」

暇な時間があるたびに共用部を歩き回り、各部署をチェックしていました。
そんなある日、最上階の非常階段に「フン」がありました。
見た感じ人のものですが、ティッシュなどはありませんでした。
管理人さんに報告をすると、「一昨日もあったんですよ。いたずらですかね。すぐに清掃します。」とのことでした。
住人がやったとは考えにくく、外部からの侵入者の可能性が高いと思いました。

続きを読む

2006年07月14日

【管理組合クイズ 事例(34)】建物劣化診断費用の会計項目

次の内容は、マンション管理組合の運営のなかでの出来事です。事例における森下さんの回答が、正しい場合にはYES、誤っている場合にはNOでお答えください。

【事例(34)】
水天宮マンション管理組合の副理事長である亀戸さんは、長期修繕計画の担当理事であるが、現在の長期修繕計画の妥当性を確認するために、建物の劣化診断が必要であると考えていた。しかし、亀戸さんは、建物の劣化診断に必要な経費を、どの会計項目から拠出させるかがわからなかった。そこで、亀戸さんは、会計担当理事の森下さんに、その件を相談した。
森下さんは、
「管理組合の財産状態に応じて、管理費修繕積立金のどちらからでも拠出できます。」
と回答した。

続きを読む

2006年07月13日

【管理組合クイズ 事例(33)】マンションの贈与契約

次の内容は、あるマンションライフで起きた出来事です。事例のなかで、六本木さんが池面さんに出している条件が、法的に認められる場合にはYES、認められない場合にはNOでお答えください。

【事例(33)】
IT企業の女性経営者で、資産家でもある六本木さんは、水天宮マンションの区分所有権の数戸分を持っていた。
日暮里のホストクラブで、№1ホストの池面さんに心を奪われた六本木さんは、札束攻勢で彼の心をつかみ、水天宮マンションの一室をプレゼントして愛人とした。
月日は流れ、池面さんに新しい交際相手が出現した。彼は無情にも、六本木さんとの愛人関係をなくしたいと申し出た。
六本木さんは、嘆き悲しんだが、すぐに資産家としてのそろばんをはじき、プレゼントしたマンションを返してもらうことを条件に、愛人契約解消することに同意した。

続きを読む