2007年10月05日

サウンド?orノイズ?

おととい3日と今日5日、立て続けに発表された騒音トラブルに関するニュースに注目しました。

一つは
公園の噴水で遊ぶ子供の声がうるさいとして、近くに住む女性が騒音差し止めの仮処分を申し立て、裁判所が噴水を使用してはならないとする決定を出したニュース

二つ目は
マンションの上の階に住む幼児の騒ぐ音がうるさく、精神的苦痛を受けたとして、都内の男性が、幼児の父親に240万円の損害賠償を求めた訴訟判決のニュース

どちらも騒音の発信源が「子供」というのが共通点ですが、なんとも難しい問題です。


うるさいのが子供であり、あまり静かな子供というのもかえって心配です。

そんなときいつも言われるのが「モラル」とか「親のしつけ」なんてことで

実際、マンションでの騒音裁判では「子供を叱るのは親の義務」と、裁判長は、慰謝料など36万円の支払いを命じました。

噴水の一件では、都の騒音条例の規制値をオーバーしていた事が理由で、子供たちの貴重な遊び場の目玉施設(噴水)の可動がストップされました。

子供が外で遊ばなくなったと言われる中、昔と変わらない子供たちの元気な声は、捉え方によっては風流ともとれ、失いたくない街の活気とサウンドでもあります。

ただ、十人十色の生活状況を伴う現代では、サウンドがノイズとして捉えられ、都としてもやりきれない結末だったのではないでしょうか。

マンションでの上下の騒音問題については、「親のしつけ」よりもっと大切なものがあります。

それは上下での近所付き合い

当たり前だとも思えますが、お隣だけではなく上下とも仲の良い人は果たしてどれだけいるか

ポイントは「知り合い」ではなく、「仲が良いか」であり

まあ、少なくとも知り合いでさえあれば、訴訟に至るケースは少ないと考えれば、知り合いになっている事だけでも大きなアドバンテージであると言えるのですが。

でもそれだけでは、毎日の積み重ねの結果、サウンドがノイズへと変わる可能性が高いと思われます。

僕が内覧会で遮音性の説明をするときはいつも最後にこう付け加えます。

「引っ越したらまず上下のお宅と交友を深めるのはノルマだと思ってやって下さい。『昨日はやかましかったなあ』と気軽に言える、そして言ってもらえる関係が作れれば最高ですね」

「親のしつけ」はモラルですが、親が「しつけ」に縛られて子供を必要以上に縛り付けてしまうのも、なるべくならやりたくないものですね。

「心地よいサウンド」というのは無理な話ですが、やかましくてもそれがいつも可愛がっている上階の子供の足音であれば、少なくともノイズにはならないでしょう。

サウンドがノイズに変わらない関係づくりが、快適なマンションライフの第一歩だと思います。


10/5公園の噴水遊びを騒音認定

10/3上階に住む幼児の足音は騒音



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